2026-04-05
【ゲーム】HUNDRED LINE -最終防衛学園- レビュー
101本のエンディングを全て見た達成感よ。(※本日予定していた春アニメの概観は明日以降に変更になりました)
HUNDRED LINE -最終防衛学園-
| プラットフォーム | Nintendo Switch™/Steam® | ![]() |
| ジャンル | “極限”と“絶望”のADV | |
| 価格 | 通常版…7,700円(税込) デジタルデラックスエディション…9,900円(税込) |
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| 公式 | 『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』好評発売中 | |
| プレイ時間 | 1周目:180時間(エンディングコンプリート) |
ストーリー
- 「東京団地」で平凡な日常を過ごしていた主人公・澄野拓海。家族や幼馴染と穏やかな日々を送っていたが、突然街に現れた怪物たちに追われる身となってしまう。異能の力「我駆力」に目覚めた拓海は、敵を退けるも意識を失い、気がついたときには、「最終防衛学園」という施設にいた。そこに集められた、同じ境遇の少年少女達に、司令官を名乗る謎の生物「SIREI」は、100日間の間、この学園を怪物―「侵校生」から守らなければ、人類は滅亡すると告げる。自分の命と、団地に残してきた愛する者たちを人質に取られ、拓海たちは否応なく戦いに巻き込まれていくのだった…
- ということで、ダンガンロンパシリーズで知られる小高氏と、極限脱出シリーズで知られる打越氏のタッグで生み出された、サバイバルもののADVです。ADVと言えばルート分岐ですが、本作は100種類ものエンディングがあり、ルートによって様々な物語を楽しむことが出来ます。
- …というのが売りだったはずなのに、普通に進めていくとストーリーが全く分岐しないまま1周目の100日間が終わっちゃったんですよね。ははーん、これは2周目に入らないと分岐ポイントが見えないシュタゲ形式だな…と思いながらエンディングを迎えると…
- 何とタイトルがHUNDRED LINE 2に代わり、2周目が始まります。要するにループものだったわけですね。これは全然知らなかったので驚きました。ループものであり、パラレルワールドものであるとかもうyukkun20の好物すぎて…
- 100種類のルートも決して数合わせということもなく、どのルートもしっかり作り込んであって、単なる差分じゃねーか…と思ったルートはほとんどありませんでした(全くないとは言わない)。本当にルートによって全然違うテイストで、このボリュームのADVをゲーム1本分の値段で楽しめるのはすごくお得感があると思います。ADVで180時間とか大概ですよ。普通はボイス飛ばさなくても大体30~40時間が関の山ですからね。
- 他にも連続殺人鬼が現れたり、ルート間を行き来したり、デスゲームが始まったり、推理ゲームが始まったり、ハーレムものだったり、主人公が交代したり、と本当にめちゃくちゃな振れ幅でしたね。しかしながら、物語の本筋に絡むルート(真相解明編やSF編など)は、上手に伏線を回収していて、全て読み終わったときの満足感は半端なかったです。
- いくつか未回収になった伏線もあるのですが、DLCが出ることが示唆されてますね…4/24で1周年なので、そこらで何か発表あるかな?
システム
- ゲームはマップやフィールドを移動しながら会話劇で進めていく日常パートと、侵校生との戦闘を行う戦闘パートに分かれています。
- 日常パートでは、仲間たちとの会話でストーリーが進む他に、戦闘ユニットの性能を強化したり、仲間にプレゼントを贈って仲良くなったりといったことも出来ます。特に戦闘が有利になるアイテムをしっかり作り込んでおくと進めやすくなるのですが、そのためには素材が必要で、そのためには校外で素材集めをしないといけない…と、結構忙しいですね。100周プレイしていても、本当にやることが何もなくなってしまうのは最後の数周くらいではなかったかと。
- 戦闘パートについては後述。
キャラクター
- いつもどおり濃い面々が登場します。時には共闘し、時にはケンカし、時には恋愛し、ルートによっては殺し合ったり裏切られたりしたりもするわけですが、どのキャラクターにもいいところがあり、1周目であまりいい印象を持てなくても、2周目には愛を注げるようになったキャラが大勢います。
- 一番好きなのはくららかな…
いつもなぜかトマトのかぶり物をかぶっている、大財閥「大鈴木家」のご令嬢なのですが、カレー作りが得意だったり、友情に厚かったり、人間関係をかき回したと思ったらうまくまとめ直したりと大活躍でしたね。何よりトマトヘッドが表情豊かに変化するのが面白い。あれどういう技術なんだ?
- それから狂死香も好きですね。(ひどい名前だな)
まあジャンプ好きという意味で。DBから呪術廻戦までカバー範囲が広すぎるぜ。でもくららも狂死香もシリアスルートでは死にがち。
- あとは大体どのルートでも心強い味方になってくれるつばさかな。メカニックとして優秀すぎて、彼女がいなかったらほとんどのグッドエンドにはほぼたどり着けなかった感がある。それでいて元気で素直でいい子です。
戦闘
- 戦闘パートはSRPGになっています。1回の戦闘は複数(2~4)のフェーズに別れていて、それぞれのフェーズで勝利条件を満たすことで次のフェーズに進み、最終フェーズの勝利条件を満たすとバトルクリアとなります。バトルは味方と敵のターンが交互に来るターン制ですが、味方のターン開始時に与えられるAPは自陣共通で、例えばAP7なら、7人のキャラを1回ずつ動かすこともできますし、1人を7回動かすこともできます。ただし2回目以降は移動力が1になるなどの重いペナルティがあるので、強いキャラだけ動かせば勝てるというわけではありません。
- 設定上、主人公たちは戦闘で死亡しても蘇生マシーンで復活出来ることになっています。なのでHPが0になるとキャラは本当に死亡して戦線を離脱しますが、次のフェーズになると何事もなかったように復活します。各キャラはそれぞれ、通常のスキルとは桁違いの威力と範囲を誇る必殺技を持っており、戦闘時に溜まるVOLTAGEというゲージを消費することで発動出来るのですが、瀕死になるとゲージを消費することなく発動出来ます(決死必殺)。ただし本人は死ぬ。そんなわけで、バンバン瀕死にしてバンバン必殺をかましていくのがある意味正しいゲームプレイです。「必殺技」って本人が必殺なのかよ。
- バトルに勝利すると勝利評価が出て、ユニットの性能を強化したり戦闘時に使用するアイテムを作るためのバトルポイントが手に入るのですが、決死必殺を使っているとポイントが減るどころか増えます。
- 敵の部隊長と呼ばれる中ボスも、分身、催眠、飛行、時間戻しと様々な能力を持っていて、バトルごとに違う味の戦いを楽しめました。
- そんなわけで、普通のSRPGとは違うゲーム性でした。まあyukkun20はいつも通り瀕死禁止プレイをしていたのですが、それもそれでかなり緊張感があって面白かったです。
総評
- yukkun20の性格からして、全ルートをプレイしなければ気が済まず、プレイ時間がかなり長くなることは分かっていたので、yukkun20の趣味ではなかったときのリスクが高く、手を出すかどうか迷ったのですが、プレイしてよかったです。
- 100周もしていると、どのキャラがどんなキャラなのか色々な角度で見ることができます。ルートによっては本当にひどい立ち回りをするキャラもいるのですが、それでも別のルートでは本当の友情を築いて背中を預けて戦うことができる、そんな風にプレイヤーにも思わせてくれるのは、やはりキャラがしっかり魅力的な立ち方をしているからだと思います。ただルートによってややキャラが崩壊しているキャラがいたのはちょっとだけ残念。
- またダンロンでのモノクマ的ポジションの「SIREI」ですが、モノクマの焼き直しにはなっておらず、時に心強い味方に、時に冷酷無情な敵に、時にコメディリリーフもこなしつつ、八面六臂の大活躍でした。大塚芳忠ボイスがいい味なんだこれが。でも行動原理がきちんとしていて、都合のいい舞台装置として扱われている感じがなかったのもよかったです。
- ループものの宿命として、同じストーリーや戦闘を繰り返させられるのが苦痛、というのがあると思いますが、ストーリーはどのルートも全然違いますし、同じような戦闘や探索はスキップすることができるので、周回も苦にならなかったです。ちゃんとチャートもあるのでどこまでプレイしたか忘れることもないですし。
- ということで非常に長丁場でしたが、決して後悔しないADVでした。ADV好きや、ダンガンロンパ好きならぜひプレイしてください。ちなみにyukkun20は、全ルートの各時間帯で何があったのかを表にしてメモしていましたが、これを見て貰うだけでもボリュームが半端ないことが分かると思います。
- ということでよい防衛ライフを。特防隊は世界一、永久不滅の無敵部隊!
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