2022-08-06

【コミック】信長の忍び19レビュー

「ライブアライブ」始めました。とりあえず原始編クリア。わかりやすいがやや唐突なストーリー、派手でお約束のリアクション、ノーヒント理不尽な隠し要素とその先のバランスブレイカー、これぞレトロRPGのたしなみというものです。とりあえずコーラのビン(隠しアイテム)を手に入れられたので満足。

さて、今年も無事一年ぶりの新刊が出ました。久々に森可成登場。

信長の忍び19

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:600円(税別)

あらすじ

千鳥は伊賀国に攻め込む信長の二男・信雄に同行するが、知略に富む伊賀の忍者集団により完膚なきまでにたたきのめされ撤退する。信長は伊賀討伐の必要性を強く感じるが、現時点では放置するしかなかった。その頃、10年にわたって頑強に抵抗していた石山本願寺の内部でも動きがあった。信長への降伏を考える教主・顕如と、徹底抗戦を主張するその息子・教如の対立が激化。顕如は息子と絶縁し、本願寺を出て信長に降伏する。顕如も単独では信長に抗しきれず、4ヶ月後に本願寺を退出、ここに石山本願寺との長い戦は幕を閉じた。しかし、石山本願寺攻めを命じられながら目立った成果を上げられなかった織田家の重臣・佐久間信盛は織田家から追放されてしまう。重臣ですら容赦なく切り捨てるその姿を見た光秀の心中は―

感想

今回は第一次天正伊賀の乱はもちろん、有岡城の荒木氏や石山本願寺など、これまで信長を苦しめた敵との戦いに決着がつきました。なんだかんだ身内には甘いのに、失敗をした家臣には容赦ないという信長の暗黒面も存分に出ている回でしたけど、これまで信長がいろんな人に裏切られ続けてきたことを考えると、少しその気持ちも分かるんですよね。そんな中、帰蝶(信長の妻)や千鳥がきちんと精神面をフォローしているおかげでどうにかなっていますけど、そのあおりをもろに受けている光秀が心配すぎます。

それでいて顕如はあれだけのことをしたのに、降伏したことで信長と結構いい関係になったりしてそのあたりはなかなか謎ですね。それだけ教主としての手腕が優れていて、各地の一向宗をまとめるには必要不可欠だと思われたんでしょうか。

無念さとか!!

教如「降伏を考えた…ですと?信長が許そうが許すまいが降伏などありえません!!」

  「十年の戦いで死んでいった門徒たちの事を考えてください!!」

顕如「今ごろ極楽浄土で幸せに包まれているはずです」

教如「宗派の教えに従えばそうなりますけど!!」


2022-05-08

【コミック】ケロロ軍曹32 レビュー

ゼノブレDEですが、現在第9章です。全17章なので折り返しですね。一応サブクエストとか全部回収しながらプレイしていますけど、これ最終的にどこまでやろうかな…やりこもうと思えばいくらでもできるんですけど、2回目(Wii版をプレイしているため)だからいい加減切り上げて「つながる未来」へ移行したい季もするし。

さて、先日出たケロロ軍曹コミックスの感想です。ところで七不思議編はどうなったの?もう2年以上進捗ないけど…

ケロロ軍曹 32

著者:吉崎観音
レーベル:角川コミックス・エース
価格:640円(税別)

あらすじ

今回も七不思議編はおやすみで、短編が15話収録されています。

  • カセットテープにデータを入れていた時代を知らない者は去れ!「侵略はカチンとはめ込むだけ!…の巻」
  • 閉鎖花って初めて知りました「山ケロロであります!…の巻」
  • 地球の危機をセリフ1つで解決する冬樹氏の活躍が光る「もらえ! 地球正月!!…の巻」
  • 最近の若い子ってアンゴルモアの大王とか知ってるのか「おとせ! タマ!…の巻」
  • 「俺たちが今までやってきたのは会議じゃない。フリートークだ」ついに気づいたか…「兄ちゃんにまかせろ!…の巻」
  • コンテナは地面に置いても固定しなければ不動産扱いにはならないですよ「男の夢の箱!…の巻」
  • 無人販売所に感じる微妙な怖さをうまく描いた「無人侵略大作戦!…の巻」
  • 宇宙JAFって会費いくらなんだろ…「今日は侵略日和だね!…の巻」
  • 結局最初モアちゃんが食べていたアイスは何だったのか…「当たりが出たら地球侵略!!…の巻」
  • もうエテコンでいいのでうちの部屋にも置いてほしい…暑い…「夏を破壊せよ!!…の巻」
  • いつの間にかSNSが普通に存在している時間軸になっていたのか…「ワクワク! 未確認飛行物体中泊!…の巻」
  • おしゃれ眼帯は厨二病パワー強いよね「闇ヲ翔ケル中学二年生…の巻」
  • 目の前で知的生命体が丸呑みにされたのに微妙に冬樹のリアクションが薄いのが気になる「謎の宇宙人を宇宙人と追え!!…の巻」
  • ケロロ軍曹にどういう勝算があったのか気になる「天の石…の巻」
  • つーかケロロもSNSやってるのかよ「大雪侵略警報発令!…の巻」

感想

今回も新ケロロの出番はなく日向家を中心としてエピソードが多かったですね。帯に「地球を誰より楽しむ宇宙人!!」とありますが、バイクにトレッキング、コンテナハウス、車中泊と確かに満喫してるわ。ガンプラだけじゃなくあらゆる趣味に手を出すケロロのバイタリティはうらやましいですね。ただ侵略はしろよw

あと最近出番が減りがちなモアちゃんのが結構目立っていたのもうれしいところでした。

一番面白かったのは「無人侵略大作戦!…の巻」でした。yukkun20も無人販売所はなんとなく使いづらい(無人レジも苦手ですが、今のうちに慣れておかないと将来困りそうなのでできるだけ使うようにしています)のでケロロとギロロの取り乱しっぷりには同情してしまいました。


2021-08-15

【コミック】信長の忍び18レビュー

一年ぶりの新刊が出ました。光秀の闇がどんどん深く…

信長の忍び18

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:600円(税別)

あらすじ

村上水軍を鉄甲船で破った織田軍は、いよいよ荒木討伐に力を入れるが、堅城と名高い有岡城を落とすことは出来ず撤退する。しかしもはや織田軍の優位は動かず、本拠安土城も完成した信長は、石山本願寺と有岡城の包囲を続けながら、両軍への援軍を送ろうとする毛利軍は秀吉たちに防がせ、盤石の体制を整える。しかしその頃、うつけとして知られる信長の二男・信雄は、独断で伊賀に侵攻するも丸山城を失って撤退。ここに歴史上類を見ない、大名と忍びの全面戦争「天正伊賀の乱」が幕を開けた。千鳥を超える猛者の集う伊賀忍軍に、織田軍はどう立ち向かうのか。そしてかつての仲間や師と戦う千鳥の命運は―?

感想

今回は竹中半兵衛最後の計略が見所でしたね。計略の結果は明らかにされませんでしたが(多分次巻収録)ですが、この人の先見の明は本当にすごいと思います。この人34歳という若さで亡くなってるのに、有能エピソードが多すぎる。あと黒田官兵衛伝で官兵衛と千鳥の絡みがなかったせいか、こっちでは千鳥が官兵衛のことを「目薬の人」扱いしかしてないのは笑った。

そういえば黒田官兵衛伝では、半兵衛が計略を自身の主君である秀吉にすら内緒にしていた理由が明確には描かれておらず、秀吉が「拙者が口が軽いから信用出来なかったのか…」と推測していましたが、その推測が正しかったことが明らかになってしまいましたねw

名将なのに

竹中久作(半兵衛の弟)「松寿丸殿(官兵衛の息子) あなたは美濃国の竹中家領地に匿います…これは私と兄上と矢足(半兵衛の側近)だけの秘密です」

松寿丸「主君の秀吉様は?」

半兵衛「殿に言ったら刹那で広まります!!」

※24ページより引用

あと武田家衰退の原因が、上杉家の内乱に端を発する北条との同盟破綻にあったのは知りませんでした。北条と武田はなんだかんだで仲良しというイメージがありましたけど…


ゲームプレイ予定リスト

  • 2021/04 狼と香辛料VR2 [OQ] 購入予定
  • 2021/09 デモンゲイズ エクストラ [PS4/NSW] 検討中
  • 2021/09 テイルズ オブ アライズ [PS4] 予約済み ※8/18体験版配信
  • 2021/09 黎の軌跡 [PS4] 予約済み
  • 2021/11 ポケットモンスター BDSP [NSW] 購入予定
  • 2021/秋 ANONYMOUS;CODE [PS4] 購入予定
  • 2021 Relayer [PS4] 検討中
  • 2022/01 ポケットモンスター アルセウス [NSW] 検討中
  • 2022 Project TRIANGLE STRATEGY [NSW] 検討中
  • 未定 星の欠片の物語。[PSVR] 購入予定
  • 未定 STEINS;GATE 0 ELITE [未定] 購入予定

2021-07-31

【コミック】放課後さいころ倶楽部19 レビュー

今日も戦場のフーガの続報無かった…。おかげでポケモンUMがめっちゃ進んだわ。あとルルアの攻略本も購入したので、明日の夕方までに戦場のフーガがPSNに復活しなかったら、ルルア始めます(多分)。

さて、いよいよ1巻から続けてきたこのコミックスのレビューも最終回です。

放課後さいころ倶楽部19

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:693円(税込)

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2021-04-29

【Webコミック】星界の紋章 第41話 レビュー

ついに最終回です。第1回から欠かさず楽しませていただきました。米村先生、森岡先生、ありがとうございました。

星界の紋章 第41話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

表紙からこのイラストは反則でしょうよ…。戦旗Ⅰでラフィールの艦に乗り込むことになる5人の先出しです。キャラデザは原作ではなくアニメ版準拠ですね(サムソンの顔に傷があるのはアニメ版だけ)。早くこのエクエクが歌を歌うところを見てみたいものです。

さて、ラフィールとジントが帝都にたどり着いてから3年が経ちました。この3年、帝国と敵国との間には大きな衝突はなく、お互い力を蓄えてきたわけですが、冷戦時代もそろそろ終わりそうです。

スポール准提督は昇進し、前線から離れることになりました。本人は不満そうですが、この耐えがたい上司から解放されると一人微笑む先任参謀が一人…

短い…夢だったね……w

士族に叙され、念願の船を手に入れた(ような感じの)クラスビュール戦線の面々、強制収容所に送られたカイトと文通するエントリュア、クリューヴ王家の支援で新しい事業を始めたセールナイたち―3年の間に時代も動き、人々の営みも少しだけ変わりました。

無事主計修技館を卒業し、正規の軍人となったジントは、出撃前に前フェブダーシュ男爵スルーフを訪ねます。叙爵と叙任にお祝いを言われたジントは、自分が突撃艦「バースロイル」に配属されたことを告げます。

ジントが艦に着くと、そこには艦長―ラフィールが待っていました。3年ぶりの再開を二人は喜びます。他の人達に自分たちの特別な関係がばれないよう、ラフィールのことを「艦長」と呼ぶジントに、ラフィールは高々とこう宣言したのでした。

今回は原作で言えば紋章Ⅲのpp.245~260でした。他媒体のコミカライズなんて、必要ないところはバンバン省かれて中身がスカスカになっているものも多い中、原作小説の魅力を余すところなく描いてくださったことには本当に感謝しかないです。これもWeb連載という形だから取り得たことなのでしょう。

星界は挿絵が少ないタイプの小説なので想像力で補完しなければならない部分も多く、yukkun20のように想像力が貧困な人間はアニメでの描写に頼らざるを得ないところも多かったのですが、米村先生の新しい解釈や、アニメでも描かれなかった部分の表現などが追加されたことで、さらに星界ワールドの奥行きが広がったのではないかと思います。

この令和の時代に星界の新しい作品が読めたことを感謝して、また戦旗Ⅰのコミカライズが始まることを祈って、この作品のレビューも終わりにしたいと思います。これまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。米村先生の次回作にご期待しています!

今回の殿下

原作にはない、ロマンチックな台詞と表情の殿下。

3年ぶりに会ったのに、他人行儀な呼び方をされてむくれるラフィール。本来ならラフィールがジントのなれなれしい呼び方をたしなめるところだと思いますが、この僅かなやりとりからも、ラフィールが新造艦を前に少し浮き足立っていること、そしてジントとの再開を心待ちにしていたことが分かりますね。

ジントの「会いたかったよ」という言葉を聞いて満足げな殿下。

そして初登場時(↓)と同じセリフできちんと物語を締めくくった殿下。彼女がこの先幸せになりますように。森岡先生お願いします…

※画像は第41話より引用(最後の画像のみ第1巻より引用)


2021-04-22

【Webコミック】星界の紋章 第40話 レビュー

いよいよ次回は最終回ですよ!

星界の紋章 第40話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

ジントは軍令本部で、現状についての説明を受けます。敵軍は帝国のイリーシュ王国を分断し、ジントの故郷であるハイド伯国も、第二の故郷であるヴォーラーシュ伯国も、分断の向こう側へ隔てられてしまいました。しかしその事にあまりショックを受けていない自分自身に、ジントはショックを受けます。

一方、翔士修技生(※士官候補生のこと)だったラフィールは、これで訓練期間を終えたことになり、アブリアルの長老である上皇たちにより、正式な翔士(※士官のこと)をして任命されるかどうかの審査を受けます。いくつか問題点は指摘されたものの、ラフィールは無事列翼翔士への叙任を受けました。

上皇会議来ましたね。個人的にはここは登場人物が誰なのかテロップがあった方が良かったと思うのですが…。40回は全体的に展開が早いので、若干説明不足な感じがあります。というわけで僭越ながら代わりに。

左からウェスコー王家のラムローニュ(女性)、バルグゼーデ王家のドゥスーム(男性)、ラスィース王家のドゥガス、スキール王家のラミューニュ(女性)

スュルグゼーデ王家のドゥラーズ(男性)、バルケー王家のドゥセーフ(男性)、イリーシュ王家のラモーズ(女性)、クリューヴ王家のラメーム(女性)の8人ですね。ドゥスームとラミューニュは性別が逆っぽいビジュアルですけど、アーヴだから全然ありです。

このシーンもyukkun20は結構好きなんですけど、アニメ版では省略されてしまいましたからね。作画コストが高い(この8人は基本的に今回以外には出てこない)のに、きちんと描いてくださった米村先生には大感謝です。小説だと、口調に引きずられて脳内ビジュアルがお年寄りに寄りがちなので、こうやってはっきりビジュアル化してくださったのはありがたいですね。

さて、慌ただしい日々が終わり、ラフィールとジントはこれからの生活に思いを馳せます。ジントが正式な軍人になるのは3年後。ラフィールは突撃艦長として、ジントはその部下の書記として、3年後に会うことを約束します。このシーンいいよなぁ。ラクファカールに着いた時は素っ気なく見えた殿下がこの誘いだもんなー。これもう愛の告白ですよね。

今回は原作で言えば紋章Ⅲのpp.225~244でした。次回はいよいよエピローグ。二人の約束はどうなったのでしょうか。

今回の殿下

大事なことを知らなかったことを指摘されて落ち込む殿下。

世にも珍しい冷や汗殿下。殿下が上皇会議で自分たちのことを冷や汗流しながらかばってくれたと聞いたら、一番いい椅子を奪われた葬儀屋の溜飲も下がるんじゃないですかねぇ(笑)

ジントに対する告白の返事を待つ殿下。恋する乙女の瞳だー!

そしてこのうれしそうな顔よ。この直前のカットも爽やかな感じでいいんですけど、こぼれる笑みを我慢出来ない感じのこのカットを推したいです。

※画像は第40話より引用


2021-04-15

【Webコミック】星界の紋章 第39-2話 レビュー

単行本は完結しましたが、連載の延長戦を楽しみましょう!

星界の紋章 第39-2話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

ラフィールの父ドゥビュースは、戻ってきた娘を「忘れじの広間」での散策に誘います。

あれ、ここにある英雄芳名碑って石版状じゃなかったっけ…と思って原作を読み返してみたら、「石柱」って書かれてましたね。なんでそんな勘違いを…と思って調べてみたら、アニメ版では石版として描かれていたからか。戦旗Vでもずっと「石柱」って書かれているのに、yukkun20の脳内ビジュアルは石版のままだったんですよね。思い込みって恐ろしい。

ドゥビュースは娘に、彼女の遺伝子提供者であるレクシュの思い出を語って聞かせます。そして、彼女の想い出としてラフィールを作ったのだと。それを聞いたラフィールは腹を立てますが、ドゥビュースはその怒りを穏やかに受け止めます。ところでこのコマに「星霜」っていう言葉が出てきますが、「星霧」の誤字ですね。コミックス版でも間違ってましたけど。

このシーン、ドゥビュースがラフィールに色々な称号を付けて呼んでいるのが面白いですね。彼が詩的な人で、そして感傷に浸っていることがよく分かります。

それはさておきこのシーン、レクシュの名前のスペルが違う…気がする。最初のLが抜けてるし、姓称号(ウェフ)と個人名(プラキア)が同じ綴りになってるんじゃないかな。ちなみに正しい綴りは「紋章ハンドブック」や「紋章読本」に掲載されてます。

そしてドゥビュースは、自分が育てた宝を彼女に仕上げてほしくて、ラフィールをゴースロスに配属したこと、そして同年代の地上人の友人を持てるよう、ジントがゴースロスに乗るよう推薦したことを明かします。ラフィールは、自分が父の大きな愛に包まれていたことを知ります。そしてもちろん、遺伝子提供者であるレクシュの愛も―

ラフィールはレクシュと別れて初めて、彼女のために涙を流したのでした。

ラフィールは最後にレクシュと別れる時にお説教されていますから、きっとその事が心の中に引っかかっていたでしょう。だからこそレクシュの最後の言葉に、ラフィールは本当の意味で救われたのだと思います。

今回は原作で言えば紋章Ⅲのpp.217~224でした。次回はいよいよエピローグ前の最後のシーンです。

今回の殿下

ジントと親しくなったことをからかわれて赤面する殿下。謁見の広間でからかわれた時はそんなでもなかったのに、かわいいなぁもう( ´_ゝ`)σ)Д`)ツンツン

レクシュの死を悼む殿下。コメントなしで。

※画像は第39-2話より引用


2021-04-13

【コミック】放課後さいころ倶楽部18 レビュー

ライザのアトリエ2を再開しました。とりあえず「ケルドラ城」はクリア。ケルドラ城にも過去のストーリーがあったんですけど、この出来事が起きた時代が全然推測出来ないので年表に組み込みづらいな…もう一つのDLCダンジョンをクリアしたらどうにかなるのか。

放課後さいころ倶楽部18

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:693円(税込)

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2021-04-12

【コミック】星界の紋章⑧ レビュー

Web連載も14日に更新予定のようですので、連載派の人はそちらを。あと2話半で完結ですよ。

星界の紋章⑧

著者:米村孝一郎
レーベル:フレックスコミックス
価格:700円

あらすじ

無事星界軍に救出されたジントとラフィールは、現地軍の司令官スポール准提督に歓待?される。そしてそれは、二人の旅の終わりも意味していた。当初の目的地である帝都ラクファカールに送り届けられた二人は、皇帝ラマージュに謁見することになる。ジントは、ラフィールは、旅の終わりと別れに何を思うのだろうか―

感想

今回は原作小説で言うと第3巻の3分の2以降の部分でした。コミックス刊行時には連載が完結していなかったので、もしかするとエピローグは流されるのでは…といらぬ心配をしてしまいましたが(特にエントリュアのエピローグ)、小説のエピソードを余すところなく掲載してくださって感謝しかありません。

今回は前半のスポール准提督の印象が圧倒的ですね。実質半話しか出てないのにこの存在感は何だ(笑)スポールとの会見シーンは殿下の表情もころころ変わって魅力的なんですけど、やはりスポールさんの大人の魅力もいいものです。後半も見所満載でしたが、そちらは連載のレビュー時に触れようと思います。

そういえば「軌道アルネー」という誤植も「軌道塔アルネージュ」になおされていましたね。

表紙は軍服姿のジントとラフィール(ジントの階級章が赤なのは設定ミスのような…階級章の色は小説中には出てきませんが、マスターガイドブックに掲載されているからで公式設定のはず。はっ、もしやこれはラフィールの軍衣でコスプレを楽しんでいるジントという設定!?(アーヴの地獄送り))、裏表紙はバースロイル艦長服をまとったラフィールの見返り姿、口絵イラストは宇宙空間を翔ぶラフィールとジントです。そしてカバー裏は…このイラストはもしかするとあのシーンなのか…。ラフィールが皇帝の頭環を戴き、それを満足げに見つめる年老いた…ああああダメだこのイラストめっちゃ素晴らしいんですけど、ハッピーエンド派のyukkun20には直視出来ません…っ!

それはさておき、米村先生、素晴らしいマンガを足かけ9年にわたって連載し、完結まで導いてくださり、ありがとうございました。ビジュアル化してくださったことで、さらに深く星界の世界を堪能出来ました。そして原作の森岡先生、巻頭コメントで「俺にとっては超絶無類に面白いけれども、他人様にはどうなんだだろう?」と自問しながら小説を書いていたとおっしゃってましたが、yukkun20にとっても超絶無類に面白い小説でした。この物語を令和のこの時代にもう一度楽しめたこと、お二人の先生方に感謝したいと思います。ところでエクリュアたんの活躍戦旗はいつ始まるの?


2021-04-07

【Webコミック】星界の紋章 第39話 レビュー

コミックス最終巻の発売が迫っていますが、ここに来て更新来ましたねー。

星界の紋章 第39話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

スポール准提督に回収されたラフィールとジントは、ようやく当初の目的地である帝都に到着します。そしてそれは、ラフィールとの別れが近づいていることを意味していました。

初めて紋章Ⅲを読んだ時は、帝都がこの称号を失う日を目の当たりにするとは思いませんでした。今となってはこの短い文章も心に染みますね…

帝都に到着したのも束の間、ラフィールとジントは皇帝陛下の要請で帝宮に向かうことになります。

そういえばアーヴの赤ちゃんのビジュアルってあまり登場してませんね。断章「誕生」で見たことはありますけど、これは貴重なカットです。ところで、子供の世話をしているアーヴの服が軍衣っぽいけど、育児園って軍事施設なんですかね。それともスペースルックって大体みんなこんな感じになるんでしょうか。

謁見の広間では、ラフィールの祖母ラマージュ皇帝、父ドゥビュース、弟ドゥヒールが待っていました。そしてラフィールを無事に連れ帰ったことについて、ジントに深い感謝を言い表します。

あら弟殿下かわいい。アニメ版でも美少年でしたが、米村版はさらにかわいく感じますね。この子があんなひねた青年になるなんて…(ひねたわけではない

まあジントは仕方ない。なんせ目の前に居るのは人類宇宙の中でも最上位のVIPたちですからね。ぶっちゃけ貴族社会で育ったわけでもないのにジントは立派だったと思いますよ。

というわけで、今回は個人的に好きな場面の一つ、ジントの謁見シーンでした。原作で言うと、紋章Ⅲのpp.204~217ですね。原作の残りページはあと43ページ。話数的にはあと2回分ですけど、コミックス発売に間に合うのかな?もしかすると来週怒濤の更新があるかも知れませんね。期待しています。

今回の殿下

ジントに帝都を褒められてまんざらではない顔の殿下。もっとジントの心を読んであげて!

うっかり失言でジントを傷つけてしまったことをちょっぴり(多分)後悔している殿下。

※画像は第39話より引用