2018-11-30

【Webコミック】星界の紋章 第30話 レビュー

予想通り更新来ましたね。

星界の紋章 第30話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

今回もいきなりペネージュさん…あ?ペネージュさんですよね?なんかおっさんのような風格が…

さて、フトゥーネの快進撃で敵軍は大混乱。トライフ提督もご満悦です。

敵もただやられるわけにはいかず、予備選力を投入して挽回を図りますが、ペネージュさんは優雅にあしらいます。
ペネージュさんの台詞が原作より若干部下に(そして読者に)親切なセリフ回しになってますね(笑)

敵主力も難なく突破し、あとは美味しい(つまり巡察艦に比べると脆弱な)獲物を美味しくいただくだけ。ペネージュさんは部下に攻撃目標を指示すると、自身は敵陣の奥深くにいる謎の時空泡に狙いを定めます。

時空泡の中身は予備選力と予想するペネージュさん。予想が当たりそうでこの嬉しそうな顔です。

まあ外れたんですが(普通に輸送艦でした)。最後の「わよっ」が可愛い。

しかし今回のクファディスさん、

と反省した次のページで

完全に迎合している(笑)

あとこのシーンなんですが、原作では砲弾を自爆させたことになってますけど、ここでは弾頭機能を緊急停止させたことになってますね。なんで変えちゃったんでしょうか。そもそも0.01光速(時速1080万km)の速度で砲弾が直撃したら、ただの質量弾だったとしても耐えられる船殻があるとは思えないのですが…まあそれを言えば、自爆にしろ機能緊急停止にしろ、1秒で3000km飛ぶ砲弾を着弾前に処理するとか、時空泡はどんだけでかいんだよって話なんですが。まあ演出ってことですね。

というわけで、この戦争初の大規模会戦スファグノーフ門沖海戦は、星界軍の圧倒的勝利に終わりました。戦力差(約7:3)を考えれば当然ですが、やはり作戦がきっちりはまった感がありましたね。

一方その頃。殿下たちは…えーと、何やってたんだっけ。そうそう、反帝国クラスビュール戦線の面々と一緒にアジトへ向かってるんでしたね。だって忘れても仕方ないでしょ!最後に見たの半年前ですよ!!(逆ギレ
しかしジントも言ってますが、死ぬほど乗り心地悪そうな乗り物ッスね。

さて、マルカたちはラフィールたちを人質に使おうと思っていたのですが、さすがに帝国がいきなり独立を認めてくれるはずもないので、とりあえず宇宙船をもらうというささやかな目標に切り替えたようです。

アーヴを人質にとって帝国を脅迫するという大それた犯罪計画を立てながら、一応最終目標が合法かどうかの事前調査もしてるマルカたん。その帝国法にはアーヴに対する略取誘拐・監禁・脅迫は犯罪で、もれなくアーヴの地獄行きだと書いてなかったのでしょうか。

しかし別荘に近づいたところで人類統合体の兵士に誰何されてしまいました。まだラフィールの正体がばれたわけではないようですが、これはなかなかのピンチ。おや、ラフィールのようすが…

今回の殿下

3話振りに企画復活!

ちょっとだけ気がかりだったことが解決してご満悦の殿下。

盛り上がる議論に即水を差す殿下。何度も言いますが彼女は現在人質です。

ジントがひそひそ話をしていることにご立腹の殿下。原作では「疑わしそうに眉をひそめ」てただけだったのに、こっちでは完全にキレてらっしゃる。

MK5の殿下(MAJIでKAISENする5秒前)。

と、これまでの殿下分不足を取り戻すかのような大活躍でしたね。そして次回、ついにラフィール無双が始まる…(予告は現実の展開と異なる場合があります

 

※画像は第30話より引用


2018-10-17

【Webコミック】星界の紋章 第29話 レビュー

コミックス第6巻が12月発売予定ですよ!

星界の紋章 第29話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

満を持してペネージュさんの登場です。いきなりカラーページを蹂躙中。

さて、スファグノーフ門へ進撃してきたトライフ艦隊。その艦隊の偵察部隊を務める偵察分艦隊「フトゥーネ」の司令官は、アーヴ貴族の中でも名門中の名門、スポール一族の当主ペネージュさんでした。

いい顔してるなぁ。頭環も軍用とは思えない精緻な作りで描かれているのが彼女らしいですね。あと眉が太いのも迫力があっていいです。

そして彼女の忠実な部下である先任参謀クファディス百翔長。星界一の苦労人です。今回もペネージュさんの紹介が長すぎたせいで名前を正式に紹介してもらえてない(涙)
アニメではちょっと線の細そうな青年に描かれてましたが、こっちでは軍人らしい体格になってますね。

フトゥーネは、艦隊司令部の指示を受けて、敵中枢への斬り込みを計ります。旗艦が先頭に立って殴り込みとは。

小説ではいまいちピンチだというのを感じませんでしたが、漫画で描かれると相当ピンチですねこれ。というか巡察艦の単艦時空泡に機雷が5秒に1発突っ込んでくるって詰んでません?紋章の頃は結構巡察艦って無敵っぽく描かれているような気がします。ゴースロスも突撃艦10隻相手にほぼ互角でしたけど、戦旗での戦闘描写を見ていると、いくら何でもそれはないような気がする。

名台詞ktkr。一生に一度は言ってみたいですね。

そしてクファディスさんの背中の哀愁と言ったら。

えーと、相変わらずyukkun20の読解力が低くてなにをしているかいまいちなのですが、赤丸が星界軍の機雷、青丸が敵艦ってことでOK?

しかし米村先生、原作では二行で終わった戦闘シーンを8ページに引き延ばして描くとは、よっぽど蹂躙戦が描きたかったんですね。いいぞもっとやって!

敵艦や機雷をなぎ払いながら進撃する「フトゥーネ」。戦いは激しさを増しますが、肝心の司令官は…

この余裕である。まあこの時点での戦術は極めて単純だから司令官が一々指示する必要はないし、格闘戦は彼女ではなく艦長の仕事なので、「退屈」という気持ちは分からなくはないのです。でも艦長がミスったら即死なわけで、やっぱりわからん。

今回の殿下

前回に引き続き殿下の出番がない…だと…(ちなみに次回もなさそう

しかたない、今回はアニメでも(確か)姿が描かれていなかった、ヘールビュルシュ艦長のお姿でも。

うむ。アシンメトリーな髪型が素敵ですね。

いやちょっと待て。これだけだと女性だと断言することはできないような…(前回と同じオチ

※画像は第29話より引用


2018-09-25

【コミック】放課後さいころ倶楽部12 レビュー

閃の軌跡Ⅳが9/22に届いたのですが、どうやら発売日は今日だったらしく、ものすごいフライングだったようですね…ヤマト運輸のせいですごめんなさいっていうメールがファルコムから来てました。しまった…こんな事ならブログのネタにするんだった。

それはそうと、

祝!放課後さいころ倶楽部アニメ化決定!

いやはや待ちに待ちましたよ!やっぱりみんなボードゲーム好きなんじゃん!まだ放送日もキャストも未定ですが、これは視聴決定です。みんなもこの機会にコミックス読みましょうね!

放課後さいころ倶楽部12

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第12巻です。ついにアニメ化決定とか、1巻からこのマンガをレビューしてきた自分としても言葉に表せないくらい感動しています。女の子の可愛さがキモのマンガなので、ぜひ作画のいいところにアニメ化してほしいですね。

今巻の前半はエミー(表紙に大きく描かれている少女)がドイツに帰郷し、再会した幼馴染みたちとボードゲームを通じて交流する話でした。yukkun20にも子供の頃ボードゲームが好きな友人がいて、よく一緒に遊んでいたのを思い出します。もう20年位会ってないけど元気にしてるんですかね…。それはそうと、悪い仲間と付き合うようになってぐれたと思われていた幼馴染みのアンナ(表紙中央の少女)が、実はボードゲームサークルに入っていたというのは笑いました。派手な不良っぽい仲間の「ビールとボードゲームはドイツ人の嗜みだからな」という台詞がかっこよすぎる。

後半は今度はカンナ(11巻の表紙の少女)に心を寄せる、妄想癖のあるクラスメート男子を中心にしたエピソードでした。好きな子の前で挙動不審になってしまう彼の姿にはなにか感じるものが…まあカンナには名前すら覚えられていなかったんですけど。しかし今回新しいキャラがバンバン登場し、もともとの主人公達の影がさらに薄くなっていったのはちょっと悲しい…

今回は5話構成で、取り上げられているゲームは4つです。全体的に少人数でプレイするダイスゲームが多かったですね。「ナイアガラ」はyukkun20もいつかプレイしたいと思っているゲームの一つです。

今回題材になっているゲームは、

白紙を表現に見立て、その上でシロクマの駒を動かしながら鉛筆で氷に穴を空け、釣竿を垂らして魚を釣り上げていくという、アクション性もあるボードゲーム「カヤナック」。有名なハバ社のゲームで、ルールもさほど難しくなく、釣り上げる楽しさもあるので、子供とのプレイによさそうですね。

プレイヤーそれぞれがカップの中で5つのサイコロを振り、自分ので目だけをもとに、全てのカップの中にどの目が何個以上あるのかを順番に宣言していくダイスゲーム「ブラフ」。次のプレイヤーは前のプレイヤーが宣言した「目」か「個数」を大きくして宣言するか、もしくはそれ以上大きくできないと判断した時は「チャレンジ」を宣告します。誰かがチャレンジを宣言した時点でサイコロの目をオープンにし、その前のプレイヤーの宣言が条件を満たしていればチャレンジの宣告者が、満たしていなければその前のプレイヤーがダイスを失います。全て失うと負けというゲームで、プレイは簡単ですが他人の心理を読み合うタイプのゲームに仕上がってますね。頭いい人とやりたい。

滝に向かって流れる川をカヌーで上り下りしながら、川岸にある宝石を集めるボードゲーム「ナイアガラ」。特筆すべきはパッケージという立体を利用してボードを組み立てられるようになっており、その高低差で滝を表現しているという美しさです。それぞれのプレイヤーには同じ手札(数字が書かれており、その目に応じてカヌーを移動出来る)が与えられているので、そのプレイする順番や動きが勝敗を分ける戦略性のあるゲームになっています。

フィールド上で騎士の駒を動かしながら、町や都市を建設したり、他のプレイヤーの町を破壊したりしつつ、爵位を上げていく速さを競うボードゲーム「バロニィ」。このゲームは逆に手番で出来る行動の選択肢が広く、分かった人同士でプレイすると面白そうな雰囲気を感じました。このマンガに出てくるゲームは有名どころが多いので、yukkun20も大体名前くらいは知っているのがほとんどですが、このゲームのことは全然知りませんでしたね。

の4つでした。公式サイトに試し読みもありますので、興味をお持ちの方はぜひ。


2018-09-02

【コミック】信長の忍び14 レビュー

現在プレイしている「閃の軌跡」「戦ヴァル4」「進め!キノピオ隊長」がいずれも来週中に終わりそう。さて次は何をすべきか。今月はシュタゲも発売ですし、星界も最優先で読まないといけませんからちょっと自重すべきかも。

さて、アニメ第3期が好評放送中のこのコミックスの最新巻です。森可成様…(´;ω;`)ブワッ

信長の忍び14

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:617円(税別)

あらすじ

光秀の丹波攻めは、波多野の裏切りなどもあり失敗に終わった。信長からの処罰を恐れる光秀だったが、意外にもお咎めなしの裁定が下り光秀は安堵する。織田軍の次の目標は石山本願寺。雑賀衆の反撃でまたも光秀の立てこもる天王寺砦がピンチに陥るが、信長自らの出撃で危機を脱した。しかし、毛利に落ち延びた「あの男」の頼みで、ついに毛利が織田家に牙を剥く展開に…!

感想

今回はとにかく光秀にスポットが当てられていましたね。光秀って言うと本能寺の変以外のエピソードがあまり知られてないですけど、丹波攻めに失敗したり、ピンチのところを信長自らに救われたり、奥さんが早死にしたりと結構波瀾万丈な人生送ってたんですね。しかしここまでいろんな事がありながら、最期がアレというのはホント日本史のミステリーです。

でも本能寺の変につながりそうなエピソードが挟まれてました。

伝わらず/恐怖

秀吉「塙殿(※大軍を率いながらあっさり敗北し、光秀が追い詰められる原因となった織田家の武将)の処罰は敗戦の責任もあるが…それほど光秀殿を危険に晒したのが許せなかったのでござろうな 少々…光秀殿がうらやましいでござる」
光秀「塙殿の一族が追放…?」
光秀(それは…ちょっと…厳しすぎないか…?)
光秀(塙殿は…長年信長様に尽くしてきたのにな…仮に…私が失敗しても…一族が追放されるのか…?熙子(※光秀の妻)や…子供たちが…路頭に迷う…)
光秀(いやだ それだけは絶対にいやだ)

※75、76ページより引用

この時は熙子の言葉もあって闇落ちはしませんでしたけど、本能寺の変まであと数年なんですよね。命を救われたのに謀反とか、やっぱり色々あったんでしょうね。


2018-08-15

【Webコミック】星界の紋章 第28話 レビュー

3ヶ月ぶりに星界の紋章が更新されました!

星界の紋章 第28話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

出撃を命じられたトライフ艦隊は、スファグノーフ門(現在ラフィール達がいる惑星を含む星系に通じる門)のすぐ近くで終結しつつあります。これだけ示威しながら進撃すればどうせ敵も逃げるでしょ…と思いきや、敵軍は粘っている様子。

ここトライフの台詞が削られちゃってますけど、「だが、疑いながら戦うのは趣味ではないぞ」という台詞を入れないと、ちょっと変ですね。カヒュールは、トライフが戦闘を望んでいるかどうかを尋ねているわけではなく、戦闘を望んでいるのに敵が撤退しないことに怒りを感じているのはなぜか、ということを暗に尋ねているので、これだと答えになってないんですよね。余白もあるのでこの台詞は入れてほしかったところ。

参謀は、一応罠とかの可能性もありますけど、多分死守命令が出ているからじゃないかなと冷静に分析。目の前の艦隊は陽動部隊と思われますが、ここは圧倒的な兵力で蹂躙したいところです。

もう少し申し訳なさそうな顔しろよ(笑 ちなみに原作だとトライフは指揮杖まで抜いちゃってるので、余計恥ずかしかったでしょう。

とりあえずオーソドックスな陣形で正面からぶつかることにします。この配置図分かりやすいですね。平面宇宙での戦闘は基本的には二次元空間で行われるので、配置図も二次元的に作ればよく、コミカライズやアニメ化にも優しいですね。

なぜ原作にない「時空波」って言葉を造り出したし。というか時空が波打っているわけではないのに時空波は変では?

しかし相変わらず戦闘シーンが分かりづらいですね。今回平面宇宙図のアイコンが解説されたことで多少ましになりましたけど、このマンガの艦船は、「突撃艦」「戦列艦」「巡察艦」「機雷」と言われて、ぱっと思いつくような形状をしていないのが一番問題なんですよね。それ自体が米村先生の魅力でもあるので難しいところではあるのですが、アニメ版はその辺もう少し分かりやすかったのでよかったのです。とはいえ動きがないマンガで艦隊戦を描くのが難しいのは重々承知しています。

といっても今回は前座前座。次回、いよいよあの方の登場です!

今回の殿下

1カットも殿下の出番がない…だと…

仕方ない。今回は台詞のある女性キャラをピックアップして…

このコマしかない…だと…

いやちょっと待て。一人称が「わたくし」なので勝手に女性だと思い込んでいましたが、原作だとシュリール百翔長の性別については明言されていないような…

※画像は第28話より引用


2018-06-02

【コミック】ケロロ軍曹29 レビュー

ケロロ軍曹の最新巻買ってきました。連載20周年おめでとうございます!アニメマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

ケロロ軍曹 29

著者:吉崎観音
レーベル:角川コミックス・エース
価格:580円

あらすじ

いつも13話くらい収録ですが、今回は2話だけです!(連載時の数話が1話にまとめられているので、量的にはいつも通り)。1話(分量的にも1話)が日常回、残りの1話(実質10数話)が大長編の7不思議編の続きになっています。

  • 20年越しの伏線を今さら回収?そして最近のナッチー弱体化が気になる「ニワニワニワウラニワニワニワ!…の巻」
  • 前回ギロロのことかませっぽいって言ってごめんなさい。でもやっぱりかませだった「冬樹の世界7不思議 イースター島の神々編…の巻」

の2本でした。

感想

7不思議編が始まって2年経ち、ようやく7不思議の内2不思議が終わりました。前回敵の前にかっこよく立ちはだかったギロロが、いつものようなかませっぷりを見せることもなく、使命と友情に殉じた(死んでないよ)姿は「おお…久々にかっこいいギロロだ」と思わせるに十分でした。が、最終的にはのび太ばりの顔面めり込みパンチで○○○にやられちゃいましたし、敵ボスの正体を考えるとこれやっぱりかませ以外の何者でもないような…強く生きてください。

しかしイースター島のモアイは冬樹の七不思議の中でも特に不思議度が高いような気がします。あれだけいろんなものが残っているのに、どうやって、またなんのために作られたのかほとんど分からないとかまさにミステリー。なぜいわゆる世界の七不思議に含まれていないのか疑問です。

そして唯一の日常回は、割と初期のノリに近い、ケロロたちのヘッポコ侵略対夏美のドタバタ劇でした。しかし夏美があの程度で涙を流して逃げ回るとは…。昔はケロロの首と胴が離れるくらいのお仕置きをしたこともあったのに、やはり少し大人になったということなのか。


2018-05-23

【Webコミック】星界の紋章 第27話 レビュー

9月まで更新ないのかと思ったわ…Ivanさんありがとうございます。

星界の紋章 第27話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

反帝国クラスビュール戦線の面々と共に宿を離れたラフィールたちは、メンバーの一人である葬儀屋の家にやってきました。

といっても、「アーヴを人質に取った」と思っている反帝国戦線の面々に対し、ラフィールとジントにはさらさら人質になったつもりはない様子。まあ本気で戦うとラフィール一人で全員まとめて輪切りに出来るくらい戦力差があるからしゃーない。

ジントは、反帝国であるマルカたちが、なぜ帝国の敵国である人類統合体に協力していないのか疑問を抱きます。マルカによると、彼らは独立がしたいので、独立を明確に否定する人類統合体とは相容れないと答えます。

結局、食肉を運搬する冷凍車に乗って、市外へ脱出することに決まりました。作戦決行は3時間後。寝ているところをたたき起こされた殿下は、二度寝に入ります。

今回のシーンはストーリー的にはあまり重要でないシーンだったのでもしかすると端折られるかも…と思っていましたが、ほぼ原作通り、省略なく描いてくださいましたね。ストーリー的は重要でなくとも、森岡節を堪能できるポイントではありますので、これはGJというしか。

しかし今回葬儀屋は本当ひどい目に遭ってますね。殿下には歯牙にもかけられていませんが、それでもめげずにツッコミを入れ続けるところが彼の魅力ですね。基本的にボケ要員の方が充実しているこの世界でがんばって生きてほしいです。

次回はついにペネージュさんの蹂躙戦ですね。そして葬儀屋以上に苦労人の「彼」が初登場です。

今回の殿下

前回はむさいおっさんのツーショットでページを埋められてしまったので、今回は殿下成分多めでお願いします!

 

ひとまず一番座り心地のよさそうな椅子に座る殿下(人質)の図。これが生まれながらの王女の風格というものか…!(ちなみにこの後のシーンでジントもさりげなくよさげな椅子に座っているところも笑える)

奇妙な生き物(=葬儀屋)の研究者のような表情。

カラーページじゃないのに色の話をされてよく分からない顔をする殿下。(ミンの髭は赤と黄色に染められているという設定)

葬儀屋に「絶望的な表情」をさせてしまった殿下。

まあ今回だけ見ると、殿下がかなりヤバイ人みたいですけど、元々マルカたちはラフィールとジントを誘拐しようと武装して乱入したわけですから、こうなったのも自業自得ですよね。殿下は悪くない。


※画像は第27話より引用


2018-04-22

【コミック】ダンジョン飯 6 レビュー

碧の軌跡、1周目クリアしました!今回もストーリー秀逸だったなぁ。敵は「世界平和のために多少の犠牲はやむなし」みたいな感じなんですが、主人公達の言い分が「誰かを犠牲にして得た平和なんて間違ってる!」みたいな説得力のないもの(だって平和にならなかったらそれ以上の犠牲が出るでしょうに)ではなく、人間の尊厳や政治のあり方などの正論だったのはとても良かった。2周目終わってプラチナ取ったらまた感想書きます。閃の軌跡いつになるかな…

ダンジョン飯 6

著者:九井諒子
レーベル:ビームコミックス
価格:670円

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2018-04-03

【コミック】放課後さいころ倶楽部11 レビュー

表紙を見て「新キャラ登場!?」と思ってしまったのは自分だけではないはず。

放課後さいころ倶楽部11

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第11巻です。大分長期連載になってきましたね。やっぱりボードゲーム好きが日本にはたくさんいるんだなぁとちょっと安心しました。yukkun20の周りにはいないけど。今回はカンナ(表紙の少女)の恋物語がメインで、あとは久々にミドリのプライベートにスポットが当たった話でした。カンナのショートカットもかわいいよ?可愛いけど、個人的にはこれまでの三つ編みお下げ眼鏡の方が…(おい

今回は6話構成と少し多めで、取り上げられているゲームは4つです。全体的にパーティ向きの、ライトに楽しめるゲームが多かったですね。ルールも比較的単純なので、読んでいても分かりやすかったです。ドデリドだけは知りませんでしたけど、これ頭使いそう。

今回題材になっているゲームは、

様々な色と形が描かれた木製タイルの手札を場に出していき、繋げた枚数で得点を競う「クゥワークル」。パネルは最高で6枚までしか繋げられないのですが、6枚目をつなげると多量のボーナスポイントが入るので、パネルを繋げることに夢中になりすぎるとそのボーナスを他人に奪われてしまいます。そのジレンマがいい味出してますね。見た目も綺麗ですしルールも分かりやすいので、子供とプレイするのにいいかも。子供いないけど。


六角形のタイルを敷き詰めたフィールド上で自分のペンギン駒を動かしながら魚を集め、崩れていく足場に封じ込められないように動き回る「それはオレの魚だ!」。これタイトルインパクトありますよねー。正直ダサい気もするけど、原題が「Hey.That’s my Fish!」だからしょうがない。

しかし好きな人が誰かを勘違いしているネタ、もう少し引っ張るかと思ったけどあっさり解決しちゃいましたね。ここからドロドロの三角関係が始まると思ったのに(最低

←の状態で設置した棒の束から、中央のリングを落とさないように、ダイスの目が出た色の棒を1本ずつ抜いていく「スティッキー」。

しかしなんでイメチェンしちゃったのかなぁ。この作品に出てくる女の子は皆かわいいので、少しくらい尖った特徴がある方が絶対いいと思います!おさげいいよね。


山札から引いたカードを場にある3つの山に重ねながら、より多数を占める「動物の種類」「動物の色」「該当無し」などに設定されたコードを間違えずに宣言するというカードゲーム「ドデリド」。

コードの種類が微妙に多くて、実際にプレイするとうっかりミスを誘発しそうな微妙なラインになっている感じがします。これプレイしてみたい。

の4つでした。公式サイトに試し読みもありますので、興味をお持ちの方はぜひ。


2018-04-01

【コミック】信長の忍び13 レビュー

久々にリディスルのアトリエ再開しました。DLCもルーシャ&イルメリア加入を購入しました。2人とも好きなキャラなので戦闘に参加できるのは朗報。というか主人公の師匠やライバルが戦闘に参加できないという元々の仕様に問題が…

さて、今年4月からアニメ第3期が始まるこのコミックスの最新巻です。

信長の忍び13

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:617円(税別)

あらすじ

ついに織田家と武田家の存亡をかけた「長篠の戦い」が勃発。そんな中、千鳥は武田家の凄腕のくのいち・千代女に絡まれ苦戦するも、助蔵の愛の力?でどうにか勝利。織田軍も武田家をくだし、天下統一に大きく前進した。次の目的地は西日本。総大将に任命された光秀だったが、その先には暗雲が…?

感想

今回も濃いかったですね。長篠の戦いと言えば、鉄砲の3段撃ちがあまりにも有名ですけど、重野説ではそこには触れず、普通に鉄砲と弾薬の火力で武田軍を圧倒したように描かれていましたね。最近の研究では3段撃ちの存在も疑問視されていますし、それを反映させた内容だったのだと思います。

また鳶ヶ須山砦の攻防や、武田四名臣の死など、戦いの影に隠れがちなエピソードもしっかり拾ってあったのでとても勉強になりました。山県様ここで死んでたんですね。

疑惑が確信に

\ざわざわ/\そんな…山県様が…/

真田昌輝(兵に動揺が!!鎮めねば!!)

真田信綱「うろたえるなー!!山県殿は死んではおらん!!」

真田昌輝(さすが兄者!!)

真田正綱「みんなの心の中に生き続けるのだ!!」

\うわああ やっぱり死んだんだー/

※50ページより引用

しかし長篠の戦いは、重野先生の別のまんが「真田魂」でも結構尺を取って描いてるのに、内容がほとんどかぶってないんですよね…さすがです。しかしどちらの作品でも釣閑斎が奸臣として生き生きしすぎな件について。