2013-07-28

【アニメ】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語 レビュー

2週間前にテレビ版を見て、勢いで購入してしまった劇場版のレビューです。

【アニメ】魔法少女まどか☆マギカ レビュー | Y.A.S.

作品の性質上ネタバレをしない方がよいと思うので、レビューでは重要なネタバレをしないようにしていますが、そういうの嫌いな人は回れ右。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語

価格:11550円(税別)※完全生産限定版[Blu-ray]

あらすじ

テレビアニメ版を2本の映画に再構成した劇場版。
テレビアニメが1クール(12話)と短めだった事もあり、尺を削った総集編というよりは、新カットなどを加えた完全版という感じです。正直テレビシリーズ見てなくても全く問題ないレベル。前編は第8話(「あたしって、ほんとバカ」まで)、後編は第12話までです。

完全生産限定版には、オリジナルサントラと特製ブックレットが付いています。無意味にでかくなってないのは好印象。Amazonなら1万切っているのもよいですね。

感想

ストーリーはテレビシリーズをほぼそのままなぞっているので、特に新たな感想はありません。でも一気に見ると魔法少女達の人生の重みをより感じますねぇ。僕はマミさん派でしたけど、通して見ると、さやかも杏子もほむほむも、みんな一生懸命生きてるんだよなぁ。それが嬉しくもあり悲しくもあり。色々衝撃的なストーリーなので、レンタルでもいいので一生のうちに一度は視聴してみる事をオススメします。

BD版としては、個人的にはオーディオコメンタリーが良かったと思います。アニメのオーディオコメンタリーは軽い感じのものが多いんですけど(※僕は軽い感じの物も好きですよ?ペルソナ4とか)、今回は中の人たちがかなり真面目にキャラの魅力やストーリーポイント、演じる上で気をつけたことなどを語っていて、非常に聴き応えがありました。特に斎藤千和さんと水橋かおりさんはベテラン(このメンバーの中では)だけあって話も深いわ。アニメのオーディオコメンタリーも聞きたくなるのが困る。BD-BOXでないのかなぁ。

追加シーンだと、魔法少女達の変身シーンがきっちり描かれていたのが印象的でした。テレビシリーズなんて魔法少女とは思えないくらい変身がぞんざいだったからなぁ。安易なお色気に走らなかったのも好印象です。

10/26には、劇場版第3弾「[新編]叛逆の物語」が公開予定です。これは見に行くしかないな!


2013-07-27

ROBOTICS;NOTES 公式設定資料集 Childhood Dreams レビュー

このサイトではおなじみ、「なんで今さらその本のレビューなんだよ」シリーズです。

ROBOTICS;NOTES 公式設定資料集 Childhood Dreams

レーベル:アスキー・メディアワークス
価格:2300円(税別)

レビュー

  • CHAPTER1 Visual

これまでに公開されたイラスト集。
全18枚と枚数は多くはないが、収録サイズが大きく見やすい。

  • CHAPTER2 Description
    • World Guidance

世界観についての説明。「西暦2019年の世界と日本」「ポケコンとアプリケーション」「キルバラッド ON-LINE」など。
ここに限らないが、電撃の本とは思えないほどデザインが洗練されているのが特徴。スクリーンショットなどもふんだんに使用されており非常にわかりやすい。「種子島ロケーションガイド」では作中に登場する背景画と共に、モデルとなった実在する場所の写真もちらほら。

    • Story Guidance

各章につき2ページ(最終章のみ3ページ)を割いて、あらすじを紹介。あらすじはかなりボリュームがあり、文章も練られていて読みやすい。10枚以上のスクリーンショット、キーワード解説、その日にロボ部の面々が何をしていたのかのタイムテーブルなどもあり、ストーリーの復習に最適。

    • Character Guidance

各キャラにつき2ページ(サブキャラは1~1/2ページ)を割いて、プロフィール、設定画、ラフ画などを掲載。その他キャラクターを特色づけるキーワードについての解説もあり、意外と文章量も多い。ただ作中に出てくる以上の情報はない。

  • CHAPTER3 Game Data
    • シナリオフラグ一覧

シナリオのフラグとなるツイぽと攻略フローの紹介。君島レポートが隠されている場所もここに掲載。

    • ツイぽエピソードガイド

作中に登場するツイぽの内容の紹介。全文が載っているわけではなく概要のみ。

    • TIPS LIST 辞典

作中に登場するTIPS Dictionaryの内容の紹介。こちらは全文掲載。

    • イベントCGリスト

作中に登場する全CG。収録サイズはかなり小さいが、差分も全て別個に収録されている。

    • ムービーリスト

作中に登場するムービーをスクリーンショット付で紹介(各キャラのエンディングクレジットは未収録)。
トゥルーエンディングムービーですら6枚しかスクリーンショットがないのに、綯の水着シーンに16枚用意しているところはさすが。

  • CHAPTER4 EXTRA
    • プロダクト・マテリアル

キャラの3Dモデルや、服飾設定資料、ガンヴァレルの設定画など。

    • 志倉千代丸(企画・原作)×松原達也(プロデューサー)インタビュー

王道を少し外した物作りを目指していた理由や、やや失敗に終わったプロモーションの話など、色々面白い話が聞けます。
次回作も期待ですね!

次回作は青空が出てくるかどうかすらあやしいくらい、サスペンス色が濃い内容になりそうです。…多角的な視点で描くものになる予定です。

※143ページより引用

    • 梶岡俊彦(ディレクター)×林直孝(シナリオ)インタビュー

各キャラの立ち位置の決め方や、3Dモーションの作り方、そしてお姉ちゃん(みさ希の中の人)がすごいという話。

    • SIDE PHASE 地図と雨とマカロン

シナリオ林氏の書き下ろし小説。主役は澤田という珍しい話です。人知れず戦う彼のバックボーンが少しだけ分かります。

    • 真相を解き明かす21の問と解

作中では明らかにならなかった謎についての林氏によるQ&A。2ページだけですけどある意味この本のメインコンテンツ。
TAGIRINGERの正体、瑞榎の死の真相、最終決戦後のみさ希の処遇など。まぁあいまいにぼかされっぱなしのものも多いんですけど、非常に興味深く読みました。

    • 公式年表

この世界線における2000年~2019年(本編開始前)までの年表。

  • その他

君島レポート全文も掲載されています。
またカバーを外すと、ゲジ姉から届いた文字化けメールを解読した結果が書かれているのでお見逃しなく。

レビュー

設定資料集として収録すべきものをきちんと収録しており、デザイン的にも読みやすく、描き下ろし小説や物語の謎解明などコアなファン向けの企画もあり、と個人的には満足出来る内容でした。シュタゲといいこのシリーズの資料は出来がいいですね。
ゲームを楽しめた方には安心してオススメ出来る内容でした。


2013-07-22

【小説】一つの大陸の物語 レビュー

「アリソン」「リリアとトレイズ」「メグとセロン」シリーズの完結編が登場ですよ-。

※過去シリーズの感想はこちらから→メグとセロン | Y.A.S.

一つの大陸の物語<上><下> ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~

著者:時雨沢恵一
レーベル:電撃文庫
価格:570円(上巻)、630円(下巻)

 

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2013-07-20

ナディアな人々 更新(番外編 A.D.2005・新東京)

ナディアな人々を更新しました。伊藤ナディアの年齢設定ちゃんとあったんですね。すっかり忘れてました。

ナディアな人々:番外編 A.D.1996・新宿

これで、ひとまず去年の4月から続けてきた「ナディアな人々」の定期更新も終わりにしたいと思います。

改めてテレビ版から番外編まで通して見て、やっぱりこの作品は素晴らしいという思いを新たにする事が出来ました。この間の「心で選ぶ名作アニメ」でも触れましたけど、僕の中ではこれからも永遠のNo.1アニメであり続けると思います。

それでは、また次回の再放送でお会いしましょう。

しかし来週からどうするかな…毎週更新するネタが決まっているのは、ネタ探しをしなくていいのである意味楽なのですが。星界アニメのコーナーを立ち上げる事も考えたのですが、榊ガンパレと並行してやるにはやや辛いかな…


2013-07-19

【ゲーム】ディスガイアD2 レビュー

プラチナトロフィー獲得しました。プレイ時間はゲーム内の時計で70時間ほど。今作はほとんどリセットは必要なかったので、実際のプレイ時間に近いのではないかと思います。

良かった点

  • 育成システムの大幅な改良
    ディスガイアと言えばやりこみ、やりこみと言えばディスガイアですが、キャラ育成を極めようとしたり、プラチナトロフィーを狙ったりすると、かなりの時間がかかるのが難点でした。
    しかし今回は「チート屋があるのでイノセント集めをしなくていい」「悪魔道場で装備適性を上げられる」「修羅ボーナスでステータスが上がるので、転生や聖水集めをしなくても良い」「アイテムのレアリティが256種から3種に減り、またレアリティを変更する事も可能になったので、アイテム集めが楽になった」「デールを簡単に入手出来るので、アイテム海が身近になった」「アイテムのレベル上げに関する運要素がなくなった」など、非常に楽になりました。
    また「魔ビリティーのコピー」などで育成の幅も広がり、キャラ間の格差は減ったので、好きなキャラを好きなように育てる事が可能です。
  • 斜め投げが正式に採用された
  • スタートボタンでターン送りが簡単にできるようになった
  • ジオシンボル同士をぶつけて破壊出来るようになった(無敵のジオシンボルにいらいらしないですむ)
  • 盗賊ではなくても盗みの最高確率が99%になったので、盗賊を育てる必要が無くなった
  • 議会で否決された時も、金で解決が出来るようになった(金は終盤ものすごく余るので非常に使いやすい)
  • 基本おバカなノリながらも、ほろりと来るストーリーは健在

改善してほしい点

  • 通常攻撃の範囲にゲートキーパーを含む複数の敵がいる場合、デフォルトのターゲットがゲートキーパーになっていない
    アイテム海をどんどん進んでいる時に地味にイラッと来ます。なんで4でやってたことを削ったのやら。
  • 移動タイプが陸上か空中かでかなり使い勝手が違うが、人型空中キャラの選択肢が狭すぎる。せめて装備する事で移動タイプを変更出来るアクセサリーか議題がほしい
  • メインストーリーがやや地味。敵キャラもはっちゃけたキャラが少ない感じ。キャプテンゴードンやアクターレのようなキャラがほしかったところ。
  • 新キャラのランサローテの影がいくら何でも薄すぎる。ビジュアルも汎用キャラの色違いだし…

という感じでした。

単に手間が省けて嬉しいというよりは、無意味なリセットの回数が減ったのがうれしいですね。あっという間にレベルが9999まで上がったり、ステータスの桁が目に見えて増えていったりといった、育成の楽しさに直結する部分はそのままに、面倒な部分を削ぎ落としましたという感じ。

コンプまで70時間程度なので、普通のRPG並の努力でプラチナまでたどり着けます。本気でやりこみを目指す方のためには、先日のアップデートで羅刹モードと超魔王バールが追加されました(くわしくは公式サイトで)。これまでステータスの上限が9999万9999だったのが9億9999万9999になったし、アイテムのレベル上限も300から999になったし、超魔王バールは非常識なステータスにずるすぎる魔ビリティーを備えているしで、いくらでもやり込めるようになりました。

そんなわけで、ディスガイアのファンの方にはもちろん、これまでプレイした事がない方にも、安心してオススメ出来るSRPGでした。良作。


2013-07-16

【コミック】銀の匙 Vol.8 レビュー

今回は限定版ではなく通常版を購入しました。ホルスタイン部のタオルとかどこで使えばいいというのか。こういうバカ企画は個人的には好きなのですが。

銀の匙 Vol.8

著者:荒川弘
レーベル:少年サンデーコミックス
価格:419円(税別)

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2013-07-14

Y.A.S.は日本一ソフトウェアを応援しています その2

7/11の投稿の続きです。

Y.A.S.は日本一ソフトウェアを応援しています | Y.A.S.

  • 第3位 「魔界戦記ディスガイア2」

1があまりに面白かったので勢いで購入。こっちもやり込み要素満載でしたが、1と2をほぼ連続してやったことでディスガイアに疲れてしまい、3はスルーしてしまったのは今となってはいい思い出です。
バッドエンドの後味の悪さは一番。その分トゥルーの良さが光ります。それにしてもこの檜山、ノリノリである。

  • 第2位 「魔界戦記ディスガイア4」

いつの間にかドット絵でなくなったことに時代の流れを感じつつ、再び自分をディスガイアの世界に戻らせてくれた良作。システムを取捨選択しながらも、どんどん改良されているのがよく分かります。プラチナトロフィー獲得への道という特設ページも作らせていただきました。
ただ個人的にはお気に入りのキャラクターがいなかったのが残念。

2014年1月には「魔界戦記ディスガイア4 Return」がPSVitaで発売予定のようなので、今から始める人はもう半年待ったほうがいいかも。
参考:「魔界戦記ディスガイア4 Return(仮)」や「クリミナルガールズ INVITATION(仮)」が発表された日本一ソフトウェア20周年イベント – 4Gamer.net

  • 第1位 「魔界戦記ディスガイア」

当然というか予想どおりというか、1位は初代ディスガイアでした。

僕も順位を付けるとすればやっぱりこれが一番かな…。どれくらい好きだったかというと、ゲーム中のシナリオ・セリフを全て書き写して手元に持っていたくらい。まぁPCのクラッシュで全部吹っ飛んだんですけどね…この限定版を手に入れるために、秋葉原のゲーム屋を何件もはしごしたのを今でも覚えています。10年くらい前のことです。

特にストーリーが素晴らしかったですね。練武の洞窟、アイテム界、タワーなど、ディスガイアを特色づけるシステムが既に完成されていることにも驚き。

というわけで、日本一のゲームベスト30でした。

なお個人的には、

初代>D2>4>グリムグリモア>2>ラ・ピュセル>ファントム・ブレイブ>絶対ヒーロー

かな。絶対ヒーローでも良作の域には十分達していると思います。SRPGが好きだったり、俺強ぇがしたかったり、ステータスが億になっているのを観たかったりする人は、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。


2013-07-13

ナディアな人々 更新(番外編 A.D.1996・新宿)

ナディアな人々を更新しました。お酒飲んでるからこの時20歳だとすると、初彼が17歳で、初恋が15歳か…そんなもんかな?

ナディアな人々:番外編 A.D.1996・新宿

次回で、去年の4月から続けてきた定期更新もお終いです。最後までどうぞよろしく。


2013-07-11

Y.A.S.は日本一ソフトウェアを応援しています

うーん、最近エスカ&ロジーのアトリエが面白すぎる上に、発売待ちのゲームもない状態なのでいまいち更新するネタがないですね…小説の積ん読がまた増えていたのでこちらもなんとかしたいんですが。ボツコニアン2はいつから積んでるんだよ。

それはさておき今日はこちらの紹介。

電撃 – “日本一ソフトウェア全タイトル総選挙”の結果を発表!! 次なる『5』の展開も新川社長がこっそりコメント【電撃日本一】

日本一ソフトウェアのゲームについて、ユーザーの人気投票で1位を決めようという企画ですね。

僕がプレイしたことのあるゲームはこんな感じでした。

  • 21位「グリムグリモア」
    時間移動をモチーフにしたダークファンタジー。ゲームは一風変わったリアルタイムシミュレーションみたいな感じで、結構好きだったなぁ。ストーリーも何度も「今」をやり直すことで、少しずつ未来を変えていったり、分からなかった謎が解き明かされたりと面白かった。個人的にはもっと評価高いゲームです。
  • 18位「ラ・ピュセル 光の聖女伝説」
    日本一の路線を決めたとも言える、やりこみSRPG。システムはまだまだ荒削りなところがありますが、キャラクターに勢いがあって好きだったなぁ。主人公のプリエは今でも好きなキャラの一人なので、ディスガイア4で参戦したのは嬉しかったです。D2でもDLC参戦しそうですね。
  • 12位「絶対ヒーロー改造計画」
    これまた日本一らしいバカ満載なストーリーが面白かったです。が、なぜか最後までクリア出来ていないといういわくの一品でもある…なんでプレイ中断したのかもう忘れたけど。しかしこれは順位高すぎるのでは。
  • 7位「ファントム・ブレイブ」
    マス目がないという珍しいタイプのSRPG。敵を場外に落とすと倒せたり、味方がアイテムにコンファインして戦ったりといろいろ面白いシステムが満載でした。ストーリーが切なくて泣けるんですよね…ただちょっと暗かったりもするので好き嫌いはあるかも。
  • 4位「ディスガイアD2」
    やり込み要素はそのままに、初心者にも取っつきやすくなったシステムはすばらしいのひとこと。トロフィーコンプはもちろん、最強アイテム作成、パラメーターカンストなどが合理的な範囲の努力で可能になったことや、チート屋という公式チートの存在などで、これまで苦痛を伴いがちだった部分もだいぶ楽になりました。ラハール・エトナ・フロンの3人漫才も相変わらず。

あーベスト3を書くヒマがない。明日7/11に続く。


2013-07-08

【アニメ】yukkun20が心で選ぶ名作アニメ

とりあえず今日は更新しないといけないネタもないので、コメント欄でIvan様が話を振ってくださった、「心で選ぶ名作アニメ」の話をしようと思います。ちなみに現段階での「心」であり、その時々によって入れ替わることもあるのでそこら辺はご了承ください。

ちなみにベスト4+次点という内容になっています。

続きを読む(ネタバレ注意) »