2013-07-03

【ゲームグッズ】サモンナイト5 攻略本レビュー

サモンナイト5の攻略本が出そろいましたので、比較しながらレビューしてみます。

表紙
ファミ通の攻略本 レーベル 電撃の攻略本
1600円(税別) 価格 1600円(税別)
A5・415ページ サイズ・ページ数 B5・191ページ

メインキャラは各キャラ1ページ

表情差分も多少あり

ネジャとロギンズが載っている

キャラクター紹介

メインキャラは各キャラ1ページ

表情差分も多少あり

大人エルストと大人ギフトが載っている

割いているページ数が多く、データも一元化されていて必要なデータを捜しやすい

補足的な情報量はこちらのほうが多い

システム

発売時期が遅いため、最近の特典レシピなどの情報が掲載

キャラクターの一言コメントがあったりして面白い

メインストーリーのフラグのみ掲載

マップはスクリーンショット表示なので距離が分かりにくい

敵のデータが洗練されていて読みやすい

戦略アドバイスが充実

シナリオ

サブキャラとの会話のフラグについても掲載

マップはグリッド表示なので見やすい

敵のデータが読みづらいが、移動距離とタイプの記載がある

ブレイブクリア達成に関するアドバイスがない

キャラごとにクラス、武器、スキルのデータがまとまっていて見やすい。ただ並びがゲームの並びと違うのでイラッと来る

戦闘アニメーションのスクリーンショットを掲載

データ

フォルスとアルカがまとめて乗っているなどやや乱暴

クラス、武器、スキルの情報が切り離されているため、いちいち参照するのが面倒

世界観の解説

サモンナイト5カフェのリポート

オープニングムービーダイジェスト

シリーズの歴史

設定資料

ラフ設定画

イメージボード

※いずれも予約特典の設定資料集と重複

ファミ通らしいおしゃれなデザインと、豊富なページ数に裏打ちされた情報量の多さがよい。

世界観解説も驚きの充実ぶりで、特に理由がなければこちらをオススメしたい。

公式小説がないのだけが残念。

総括

良くも悪くもファミ通の物よりは対象年齢が低そう。設定資料も予約特典があればいいし。

字が大きいこと、マップが見やすいこと、キャライラストの載ったしおりが付いてくるなど、全くダメというわけではないが、価格が同じなのでちょっと勧めづらい。

あと個人的にはB5の本は保管場所に困るので辞めてほしい。


2013-06-21

【アニメグッズ】記憶補完のモノグラフ レビュー

唐突に、1年半前に購入し、1ヶ月前に読み終わったこの本のレビューを。
シュタゲアニメの解説本です。

TVAnime STEINS;GATE OFFICIAL GUIDEBOOK 記憶補完のモノグラフ

発行:角川書店
価格:1600円(税別)

続きを読む(ネタバレ注意) »


2013-05-09

【アニメグッズ】ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ レビュー

最近創刊された文春ジブリ文庫の記念すべき1冊目のレビューです。ただし眠いのでごく簡単に。

ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ

レーベル:文春ジブリ文庫
価格:670円

レビュー

公式サイトによると、

1984年公開の映画『風の谷のナウシカ』は戦後のカルチャー史の中でも異彩を放つ作品だ。当時の制作現場の様子を伝える貴重なインタビューに加え、映画の魅力を立花隆、内田樹、満島ひかりら豪華執筆陣が読み解くジブリの教科書シリーズ第1弾! 

とのこと。中身は、

  • ナウシカ誕生までの様子を伝える、鈴木敏夫氏、宮﨑駿氏、高畑勲氏らのインタビュー
  • スタッフ達による制作現場の様子についてのコメント
  • 椎名誠など著名な文学者たちによるナウシカの作品背景の読み解き

の3部構成です。まだ途中までしか読んでいないのですが、どの文章も非常に読み応えがあり、これで670円は安い(描き下ろしがほとんどですが、一部過去の原稿の再録もあります)。特に宮崎駿監督のインタビューは面白かったです。腐海の由来とか、ナウシカが風使いになった理由とか。他にもエヴァの庵野さん(ナウシカには原画で参加)が巨神兵のシーンを担当することになった経緯なんかもなかなか笑えました。
内容については公式サイトで立ち読みが出来るので、興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょうか。

なんでこの本買ったかですが、ボクはナウシカが好きだからです。それだけです。このサイトでもいつか特設ページを作りたいと思っています。例によって用語集だろうけど。あとナウシカ(特に漫画版)を読んだことがない人は死ぬ前に一度は読んでおくべきですよ。今なら全7巻のセットが3000円しないし。


2013-02-27

【アニメグッズ】吉崎観音ワールド レビュー

以前お話ししたとおり最近はペルソナ4のアニメにはまってるんですけど、5巻から後がいっつもレンタル中なのはなんでなんだー!もう2週間くらい毎日通っているのに…仕方なく最近はじょしらくを見ています。これはこれで面白いんだけど…

吉崎観音ワールド 吉崎観音のまんが作品完全網羅!

著者:吉崎観音
価格:1500円

感想

タイトル通り、「ケロロ軍曹」でおなじみの漫画家「吉崎観音(よしざきみね)」先生の作品集です。ケロロ軍曹、アーケードゲーマーふぶき、DQM+などの有名作品はもちろん、オトメディウスなどのゲーム作品、使徒XXなどのコラボ作品まで網羅しています。
その他、単行本未収録の「ケロロ軍曹のガンプラ最前線レポウト」(ケロロ軍曹がガンプラ紹介と称して好き勝手やる1ページマンガ)「2021version2012」(ケロロ軍曹と同時期に連載用に考案された短編「2021」のリメイク版)「ゲーム軍曹の野望」(ケロロ軍曹がゲームを題材に好き勝手やる4コママンガ)などが収録されており、吉崎ファンなら買いです。
ただ、作品を全て紹介しているわけではない、吉崎先生の魅力的なカラーイラストの収録数が非常に少ない、などいろいろ残念なところもあります。データベース本ならもう少し情報を充実させて欲しい。というか128ページはいかにも少なすぎる。


2013-01-30

【ゲームグッズ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン プレミアムファンブック レビュー

P4Gは現在2週目の終盤です。残すトロフィーはマーガレット撃破のみになりました。今週中には終われそう。今日はそんな名作ゲームのファンブックのレビューです。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン プレミアムファンブック

発行:アスキー・メディアワークス
価格:1900円(税別)

  1. イラストギャラリー
    広報イラストや店舗特典グッズのイラストなど。本のサイズが大きく、イラストもページ一杯に配置されているので見応えがある。
  2. アニメーションギャラリー
    全27本のアニメーションにつき、あらすじとスクリーンショットが2~3枚ずつ。
  3. キャラクター編
    キャラクター(対応するコミュがあるキャラ+α)の紹介。
    それぞれのキャラクターにつき、メインイラスト、キャラクターの性格を現す作中のエピソード、コスチューム紹介、ペルソナ紹介、コミュイベント紹介など盛りだくさん。デザインに気を遣っているペルソナらしく、各ページのデザインも秀逸で、読んでいるだけで楽しい。コミュイベントは、ランクアップイベントはもちろん夜コミュなどもきっちり内容が書かれていて、見逃したイベントの補完も安心。
    ほかにもコラム的な企画として、プラモデル紹介、マリーのポエム集などもあり。休日誘いイベントの扱いが軽かったのは残念。
  4. タウンガイド編
    作中に登場する場所やそこに現れる人物(モブ含む)の紹介。辰巳ポートアイランドやスキー場などのレアポイントも網羅。
  5. バラエティ編
    武器のグラフィック全集、マーガレット対策、ユング心理学の基礎、ファンイラストなど。
    全体を通じて、重要なネタバレ(マリー関係と欲望コミュ関係とラスボス関係)は袋とじになっているので安心です。

というわけで、ファンブックとしてはこれまたかなりよい作りでした。P4Gを楽しめたならぜひ読むべきです。あえて言えば、おまけ要素(「マリーの部屋」とか)の紹介があってもよかったかも。


2013-01-06

【ゲームグッズ】TACTICS OGRE LOVER’S VOICE タクティクスオウガ 運命の輪 ファンブック レビュー

なんで今さら1年半前の本をレビューなのだという声が聞こえてくるような気がしますが、仕方ないだろ昨日読み終わったんだから。TOファンブックのレビューです。B5版224ページ。

TACTICS OGRE LOVER’S VOICE タクティクスオウガ 運命の輪 ファンブック

  1. コラボレーションイラスト
    総勢11名の作家によるコラボイラスト。このサイト的に言えば、シュタゲのキャラデザhuke氏、狼と香辛料の絵師文倉十氏あたりがポイントでしょうか。
    huke氏は「タコに追われながらたこ焼きを食べるデネブ」と「ニバスと愉快な仲間たち」、文倉氏は「バルマムッサでヴァイスと決別するデニム(Lルート)」と「ゼノビアご一行」のイラストでした。
  2. ストーリープレイバック
    この本のメインと言ってもいいコンテンツ。書くルートごとに、あらすじ、主要登場人物の動き、勢力図、簡単な登場人物紹介(基本的に固有名ありのキャラはほぼ全て網羅)はもちろん、戦闘中に条件を満たすと見られる戦闘会話を全文掲載。(ちっ、個人的にメモを取っていたのに…)
    これを読むだけでメインストーリーを理解できるので、すっかり記憶から抜け落ちていたあんな場面やこんな場面が懐かしく甦ります。
  3. キャラクターガイド
    登場人物(固有名ありのキャラ)についての人物紹介。簡単な人物紹介のほかに、仲間になるキャラについては負傷、死亡、除名、離脱時などの一言コメントも記載。
    デニム、カチュア、ヴァイスについてはそれぞれ2ページ、仲間キャラのうち主要な人物は1/2ページ、その他の仲間は1/4ページ、敵キャラのうち主要な人物は1/3ページ、その他の敵は1/8~1/16ページずつとなっています。
  4. ラバーズボイス
    業界関係者やファンからのコメントもありますが、なんといってもファンからの質問に開発者チームが答えるコーナーがすばらしい。「カノープスの方についているモフモフは自分の毛を集めて作った飾り」「ハボリムとオズマは政略結婚」「Lルートでシスティーナはケガしたか死んだかしている」「デニムとヴァイスはジーンズのデニムとリーバイスに由来」など、裏話満載です。
  5. 設定用語集
    人物、地名、ウォーレンレポートニュースなどの用語集。テイルズのようなネタではなく割と真面目。
  6. スペシャル
    松野泰己×宮部みゆき×米沢穂信の特別鼎談、オリジナル版の企画概要書、コラム(「若きセリエがヴァレリア解放戦線を指揮できた理由を考察してみる」「タインマウスの丘で殺戮王グアチャロと出会うわけは?」など独自研究が豊富)など。

という感じで、非常にいい出来でした。
あえて文句があるとすれば、

  • カーテンコール、死者の迷宮についての言及がほとんどない
  • キャラクターガイドの人物紹介がやや薄い

というところでしょうか。まだAmazonにもあるみたいなので、ファンの方はぜひどうぞ。


2012-12-12

テイルズ オブ エクシリア2 公式コンプリートガイド レビュー


TOX2の公式攻略本を購入しました。既におなじみになったシリーズですね。862ページで1995円です。内容を簡単に紹介。

  1. システム(60ページ)
    借金返済、クエスト、親密度、ネコ派遣、特注、オーブ、戦闘、リンク、骸殻などの紹介。細かい計算式なども載っていてボリュームがありますが、デザインも洗練されていて読みやすかったです。
    個人的に気になったのは、エル、ユリウス、ビズリーにも親密度が設定されていて、それに応じてアイテムが手に入るという点です。攻略サイトでこれに触れていたところはなかったはずなので、さすが公式と思いました。
  2. キャラクター(178ページ)
    各キャラのステータス、サポート、特性、術技データなど。
    術技は1~2枚のスクリーンショットと共に、威力や依存ステータス、カウントによる変化など細かいデータも充実。1キャラ15ページ程度。その他共鳴術技やスキルデータもある。
  3. メインチャプター(222ページ)
    メインチャプターのフローチャートと関連のマップ。発生するロングチャット、選択肢と選択時の効果、クエスト、出現モンスターなど必要な情報が一元化されているので読みやすい。マップも十分見やすい。
  4. キャラクターエピソード(60ページ)
    キャラクターエピソードがキャラクターごとにまとめられています。個人的にはメインチャプターと一本化してくれていた方がありがたかったんですけど、キャラクターエピソードは発生タイミングをずらせるのでやむを得ないのか。
  5. クエスト(84ページ)
    イベントクエスト、ギガントモンスター攻略、ネコ派遣、闘技場・隠しダンジョン攻略など。
    ギガントモンスターが1体につき1ページ割かれて攻略法が丁寧に説明されていたり、全ネコの画像が載っていたりとこれまたイイ感じ。
  6. データ(178ページ)
    アイテム、ショップ、特注、モンスター、チャット、戦闘後会話、称号・トロフィーのデータ。
    衣装はDLCも含め全て画像付で掲載されている。 モンスターの使用する術技のデータがないのだけが残念。
  7. エクストラ(82ページ)
    用語集(ファミ通攻略本と違って至って真面目なもの)、イラストギャラリー(設定画、ラフイラスト、秘奥義カットインなどを含む)、ロングインタビュー(馬場P&穴吹D、バトルチーム、シナリオチーム、近藤隆氏&伊勢茉莉也氏)、声優メッセージ、索引

というわけで、公式らしく非常に濃度の高い1冊になっていますのでオススメできます。紙も薄く丈夫なものを使っているので読みやすい点もグッド。
ただし、戦闘時のボイスの書き起こしが収録されていないという大問題が…個人的にはかなり重要視しているところだったので、これは残念でした。


2012-11-27

ナディア トレカ レビュー

今日は縮小更新です。

「ふしぎの海のナディア トレーディングカード BOX」を購入したので簡易レビュー。

  • 1パック9枚入り、1BOX12パック入り
  • 全102種だが、1BOXではコンプリートできない
  • 過去に発売されたナディアのトレカ(カードマスターシリーズ)の再販ではない
  • ノーマルカード78種。1BOXではコンプできなかった。画集にも載っていないような珍しいイラストも多い。とはいえ初出のものはない模様。
  • SPカード15種。2パックに1枚の割合で封入。実際6枚入っていたが、1組ダブりがあった。せめてBOX内ではダブらないようにして欲しいのだが…イラスト加工自体はノーマルカードと同じだが、金色で縁取りと「THE SECRET OF BLUE WATER」の文字の刻印がしてある。
  • SPカード9種。4パックに1枚の割合で封入。実際3枚入っていた。表面は軽く反射する素材、裏面はざらっとした紙質。
  • トレカはバインダーに9枚ずつ収めることを考えて、9枚ごとにスタイルを統一してあるものが多いが、その辺りの配慮は全くない。特に複数枚を繋げて1枚の絵になるものもあるのに、バインダーに番号順に収めると絵が切れるという仕様は最悪。
  • 12/14に第2弾が出ます。(→ムービック

ということで、ちょっと残念な出来でした。安い商品ではないし、それほど多く生産されているわけでもなさそうなのでトレーディングする相手を探すのも大変ですし、せめて2BOXくらいでコンプできる仕様にしてほしいなぁ。


2012-11-19

TOX2 最速攻略本 レビュー


TOX2のVジャンプ攻略本「テイルズ オブ エクシリア 2 運命を切り拓く書」買いました。最近Vジャンプの最速攻略本も頑張っていたのでちょっと期待していましたが…

  1. キャラクター
    各キャラの術技、戦術など。概ねアローサルオーブのエレメント・コア2000程度で覚えられる術技・スキルまで(大体中盤辺りまで)。共鳴術技も各キャラ2つ程度。
  2. システム
    取説より詳し目のシステム説明。高度な内容ではないがわかりやすい。
  3. ストーリー
    11章までのストーリー解説。選択肢による好感度の変化やキャラクターエピソードについても載っていて、基本的な情報は足りている感じ。
  4. マップ
    マップの繋がりはかなりわかりやすいが、正史世界と分史世界を同じマップに落とし込んでいるためやや読みづらい。また分史世界は訪れるタイミングによって宝箱の配置が換わるが、情報が足りていないところがある。エレメンタル・コアや素材ポイントは掲載されていない。
  5. クエスト
    赤文字で表示される重要クエストのみ。
  6. データ
    概ね11章までのアイテム、チャット、スキル、ネコなどのデータ。
  7. 特典
    • 近藤隆・伊勢茉莉也インタビュー
    • 代永翼・沢城みゆきインタビュー
    • TOCE、TODA、TOKで使えるスペシャルシリアルコード
    • インタビューはどっちも実質1ページ弱。声優さんの写真がかなり大きい(みゆきちは今回ちょっと写真写りに問題が…)。

というわけで、ネットで手に入る以上の情報はなかったなぁという感じです。特典に価値が見いだせる人は買いだと思いますけど、そうでなければ攻略サイトで十分なんじゃないでしょうか。既に絶版になってるっぽいし。12/1には公式攻略本が出るし。


2012-10-02

ジャイアニズム Vol.3 レビュー


ジャイアニズムVol.3でロボノの特集が80ページも組まれているのでレビュー。既にVol.5が発売されている雑誌である上に、先日ロボノの公式設定資料集も発売されたのに何を今更という感じですが。

なお、ドラマCDが付録ですが、そのレビューはこちら

『Robotics;Notes』徹底解剖(フルカラー8ページ)

ロボノの基礎知識。ごく序盤のあらすじ、ポケコンの機能説明、キャラクター紹介、キャラクター相関図、キーワード解説。概ねPHASE01に出てくる情報がほとんどで、ネタバレ度は低い。

企画・原作 志倉千代丸インタビュー(フルカラー2ページ)

企画・原作・制作総指揮を務めた志倉氏のインタビュー。
「(現実の)JAXAはロボットを研究しているが巨大ロボットではない」「友情というのがテーマの一つ」「今までADVに手を出さなかった人たちにも、興味を持ってもらえる可能性が増えると思って(3D演出を導入した)」「ゲーム中の”ARタグによる君島レポート探し”みたいな宝探しイベントが、本当で種子島で出来たらとても楽しそう」など。

プロデューサー 松原達也、シナリオ 林直孝インタビュー(フルカラー6ページ)

同じくロングインタビュー。
「過去の科学ADVシリーズに登場したメガネっ娘はみんな可哀想な役回りだった(ので)今回は、かわいいヒロインにメガネをかけさせた」「(昴は)社内では”影のヒロイン”と呼ばれ(ている)」「『Steins;Gate』を作っている時から、志倉は”次の作品にも綯を出す”と決めていた」 「(現実では)大型ロボットが動かせる出力のワイヤレス電源を採用した場合、飛ばす電磁波が人に当たったら死にます」など。

キャラクターデザイン 福田知則、グラフィック監修 松尾ゆきひろインタビュー(フルカラー2ページ)

同じく。福田氏は本作がデビュー作とのこと。
「(ミスター・プレアデスの服装デザインは)林さんから「残念なコスプレをしているキャラを描いてください」って言われた」「フラウは”都会から引っ越してきたちょっと高飛車なキャラ”という設定でデザイン」など。

いざ『ROBOTICS;NOTES』の舞台へ! ”Let’s go to 種子島!”(フルカラー6ページ)

物語の舞台・種子島で実際にゲームで登場するスポットを紹介。フラウの自宅や伊禮商店など意外な建物も。種子島宇宙センターにも潜入し、所長のショートインタビューも掲載されています。

様々なメディアに”拡散”する『ROBOTICS;NOTES』の世界!

関連作品の紹介。先日ファミ通文庫から昴のスピンオフ小説が出ましたね。

“科学アドベンチャーシリーズ”を科学する!

  • 二足歩行の巨大ロボットは作れるのか(未来ロボット技術研究センター・fuRo所長古田貴之氏インタビュー)
    「鉄腕アトムを最初に作ったのは天馬博士であって、お茶の水博士はアトムを参考にウランちゃんを作っただけですよ!」「歩行には重心が高い方が有利」「(ロボットを動かす電力を)ワイヤレスで照射したら、ビーム兵器やレーザー兵器レベルの出力」「(ガンダムは)一歩歩いただけでコンクリートの道路であっても耐えられずに足が沈みます」など、興味深いお話が聞けます。
  • タイムマシンを作ることは出来るのか(大阪教育大学教授福江純氏インタビュー)
    「理論上は未来へ飛ぶタイムマシンが作れることはわかってい(るが)過去へ飛ぶタイムマシンが作れるかという点については、学者の中でも意見が分かれています」「(ニュートリノが光速を越えたというニュースについては)きっと測定でどこか間違っていると最初から思っていた」「特異点については(現在の)物理学や数学では説明できない」「”情報を過去に送る”という点については、物質を送るよりは実現の可能性は高い」
    いつもワームホールによるタイムマシン理論を聞く度に思うんですけど、加速したワームホールの入り口は確かに経過時間が周囲の時空にくらべて少なくなるけれど、それって人間が加速した場合と同じように周りの時空との時差が生じるだけのような気がして、なんでタイムトラベルが出来るようになるのか理解できません。誰か教えて。

5pb.Games×GigasDrop. 7人のプロデューサーに聞く!(フルカラー23ページ)

5pb.に所属する6人のプロデューサーと、そこから独立したGigasDrop.のプロデューサーのインタビュー。現在5pb.のDivision5(志倉氏がプロデューサー)が科学ADVシリーズを開発、GigasDrop.が「変移空間のオクテット」を開発しているとのこと。オクテットはやはり賛否両論だったらしい。科学ADVシリーズに関係する志倉氏のインタビューのみ言及します。
「僕はゲーム業界の人間の中でも、ADVの可能性を掘り起こしたいと非常に強く思っている」「(シュタゲは)敢えて伏線は全部回収せず、10%くらいはユーザーさんの解釈に委ねるようにすることで、ネット上で内容について議論してくれることを期待していた」「タイムマシンが使えるなら、PS2を中学生の頃の自分に渡して、自分が発明したことにしたい」「今後の(シュタゲの)小説版や劇場版では、アナザーストーリーやアナザーエピソードという形で『STEINS;GATE』に新たな物語を書き加えていきます」

COMIC特別読切!『ROBOTICS;NOTES』愛理の物語プレストーリー

東京に行ったロボ部のショートストーリー。特にコメントすることはない。

このほかにもプロダクションI.G.やココロコネクトの特集もあります。というかこれだけいい紙を使ったフルカラー284ページの雑誌にドラマCDが付いてが1500円って結構すごいと思う。
非常に読み応えがあり、シュタゲ・ロボノに対する理解もしっかり深まる内容でした。ドラマCDだけでもお値段分の価値はありますし、まだAmazonにも在庫があるようですから、ぜひお手にとって見て下さい。Vol.5の日本一ソフトウェア特集も気になる。