2020-03-09
昨日からプレイはじめました。現在5時間ほどプレイし、第1章をクリアしたところです。
幻影異聞録#FE Encore
FEと芸能活動をどうマッチさせているんだ…と前情報なしなら絶対地雷判定して購入しなかったと思うのですが、WiiU版があまりに好評だったので興味が湧き、プレイすることにしました。最近のyukkun20はアトラスにお世話になりっぱなしです。
ここのところプレイしているゲームが、風花雪月、軌跡、P5R、十三機兵防衛圏と重厚長大のシナリオが用意されている作品ばかりだったのですが、それに比べるとシナリオ展開が早いですね。これはこれでさくさく進んでいい感じです。まさかプロローグで発生した謎の事件の被害者で、ヒロインの戦う理由に直結するキャラが、第1章で敵として登場し、章の終わりには仲間に戻ってきたのにはちょっとびっくりしました。とはいえ展開が早いと言っても、ポイントは押さえた構成になっていて、シナリオが雑だと感じることはありませんね。この辺りはさすが。一応主人公達が芸能活動に精を出す理由もちゃんとつけられていて安心しました。キャラクターのプロフィール画面が芸能事務所のプロフィールっぽく作られていたりして、雰囲気を大事にしているのが伝わってきます。
キャラは…すごくキャラデザがいいですよね。toi8さんか…ディスガイアのゲストイラストでお名前は存じていましたけど、よく覚えておこう。

主人公の幼馴染みでアイドルを目指すつばさちゃん。どう転んでもメインヒロイン。
ただ残念ながら、時代のせいなのか開発力のせいなのか、3Dモデルがそのかわいさを十分表現できていません。

※上と同じキャラです。
あと戦闘時にはミラージュって言う、FE世界に準拠したデザインのキャラと融合して戦うんですけど、その時の衣装がファンタジックなので、やっぱり現代社会では違和感があるんだよなぁ。まあこれは好みの問題だし、世界設定上やむを得ない気がしますが。あ、でもチキたんは3Dモデルもかわいいお。

渋谷109(作中では106)の違和感よw
バトルはペルソナに似た感じのコマンドバトルです。敵も味方も高火力で、やられる前に敵の弱点を突いて全滅させるのが基本です。つまりいつものアトラスゲー。まともにやり合うと戦闘のたびに回復が必要になるバランスです。とはいえ最初はひたすら弱点を突くだけですが、仲間が追撃をしてくれるようになると、その追撃が弱点を突くとさらに別のキャラが追撃をしてくれたりもするので、その組み合わせを模索していくのが面白そうですね。
あとはシステムですけど、これも時代のせいなのか、それとも今プレイしているのが、UIを極限まで煮詰めたP5Rだからなのか、微妙にもっさりしているのが気になるところです。特にフィールドでの移動速度が遅いのと、メッセージをオートにした場合の台詞と台詞の継ぎ目が少し長いのと、セーブロードがわずかに長いのが気になってます。とはいえ不便とかいうレベルでは全然ないです。
総じて明るい雰囲気の現代RPGになっているので、P4GとかP5Rが好きならこちらも楽しめると思います。それからトロコンマニア向けにお知らせしますが、一応ゲーム内にトロフィーが用意されています。ただし3周しないとコンプできないのであしからず。
そしてyukkun20はプレイ前に自分で予測したとおり、少年少女達ではなく、彼らを導く事務所社長のお姉様(年齢不詳)にはまってしまうのだった。だって仕方ないじゃん!CV小清水姉さんなんだぞ!

一生ついていきます(初対面
2019-12-31
2020/12/28更新:狼と香辛料、十三機兵防衛圏、閃の軌跡Ⅳのレビューを更新しました。
十三機兵防衛圏のペーパークラフト制作はじめました(詳しくはTwitterで)。年末年始で完成させようと思って始めたけど、これどう考えても無理だわ。多分毎日1時間やっても1ヶ月以上かかる。
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プラットフォーム |
PlayStation®4, Nintendo Switch™, Steam®, DMM GAMES |
メーカー |
コーエーテクモゲームス |
ジャンル |
錬金術RPG |
公式 |
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜 |
プレイ時間 |
52時間(R.11) |
レビュー |
【ゲーム】ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★☆ |
昨年完結した不思議シリーズに変わる新たなアトリエ。正直なところそろそろアトリエシリーズも息切れかな…と思ってましたが、今年のネルケ、そしてこのライザは魅力を見直すには十分でした。ストーリーのわくわく感、強力なアイテム錬成のハードルの低下、グラフィックの異常な強化など。太ももキャラゲーか…と思った事前の評価を完全に覆してくれましたね。逆にキャラクターをもう少し掘り下げてくれても良かったくらい。次回作も買います。クラウディアは俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
PlayStation®4 / PlayStation®Vita / Nintendo Switch™ |
メーカー |
5pb. |
ジャンル |
ビジュアルノベル |
公式 |
狼と香辛料VR | Spicy Tails |
プレイ時間 |
1時間(R1.11~R2.9) |
レビュー |
【ゲーム】狼と香辛料VR レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★☆ |
人気ラノベ「狼と香辛料」をモチーフにしたVRアニメ。今作はロレンスになって、賢狼ホロがわがまま言ったりすねたりうだうだしたりおねだりしたりスリスリしたりするのを至近距離でおはようからお休みまで見つめるソフトになっています。グラフィックも前作(昨日紹介した「Project LUX」)よりも強化されています。シアターモードで自らホロとイチャイチャも出来て死角なし。小清水姉さんのファンにもお勧め。OQのコントローラー(電池式)の充電が切れてずいぶん長い間中断してましたが、エネループを導入し、本体を取り出しやすいところに置いたことでようやくクリアできました。ホロは俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
PlayStation®4 |
メーカー |
アトラス |
ジャンル |
ドラマチックアドベンチャー |
公式 |
『十三機兵防衛圏』公式サイト |
プレイ時間 |
98時間(R1.11~R2.3) |
レビュー |
【ゲーム】十三機兵防衛圏 レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★★★+★ |
満を持して登場したアトラス×ヴァニラウェア最新作。発売前から期待していましたが、正直期待した以上の出来。美しいグラフィック、派手で楽しい戦闘、そして何より思いっきり引き込まれるシナリオ。13人の群像劇を進めるうちに、世界を取り巻く大きな謎が解き明かされ、世界を守るために13人(+α)が立ち上がっていくその流れは見事でした。シナリオブックも出て、深い考察をする楽しみもあります。プレイ日記を付けてますが、プレイ予定のある人は絶対読まない方がいいです。新鮮な気持ちでプレイしてください。yukkun20の中ではシュタゲに並ぶADV。奈津乃は俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
PlayStation®4 |
メーカー |
日本ファルコム |
ジャンル |
ストーリーRPG |
公式 |
英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA- | 公式サイト – Falcom |
プレイ時間 |
157時間(R1.12~R2.5) |
レビュー |
【ゲーム】英雄伝説 閃の軌跡IV ~THE END OF SAGA~ レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★★ |
4部作となった閃の軌跡シリーズの最終作。前作の最後ではちゃめちゃなことになりましたけど、そこからの復活劇が面白くないわけない。またもラストがとんでもないことになってしまったのでどうしようかと思いましたが、無事トゥルーエンドでこれまでの苦労がすべて報われる展開になってくれたので大満足。戦闘の難易度はⅢに比べると上がりましたが、慣れると敵を瞬殺できるようになるのも気持ちいい。空の軌跡を始めてから6年。軌跡シリーズも折り返し地点ということで、これからの展開にも大いに期待します。ティオとエマとサラ先生は俺の嫁。 |
総評
ハード別(マルチのものはyukkun20がプレイしたハードでカウント)
- PS4…10本
- PSV…1本
- PSVR…1本
- NSW…2本
- その他…2本
ジャンル別(ジャンルはyukkun20の独自分類によります)
- RPG…6本
- SRPG…2本
- DRPG…1本
- ADV…4本
- ACT…1本
- SLG…1本
- クイズ…1本
MVG
- ネルケと伝説の錬金術士たち
- テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER
- 十三機兵防衛圏
今年はPS4大活躍でしたね。でもNSWがだめってことではなく、上半期はゼノブレ2(イーラ)、後半はFE専用機になっていたのが原因ですね。そして3DSはなく、PSVもおそらくこれが最後のプレイになるでしょう。これまで上質のソフトを供給してくれた2つの携帯機に感謝したいです。
MVGですが、最高得点を付けたのはTOV-Rなのですが、ベタ移植をMVGにするのはどうかと思ったので、個人的に最もはまったネルケを挙げておきました。経営シミュレーションは本当に久しぶりだったのですが、この手のゲームは単純作業なのにはまった時のパワーがすごいですね。
2位はTOV-Rです。ゲーム性の高さもさることながら、シナリオもキャラも明るく、プレイ日記のつけがいのある作品でした。来年はいよいよTOARISEの発売ですが、こちらも期待していいんですよね?
3位は十三機兵防衛圏にしておきました。これが1位でもいいんですが、まだプレイ中盤で、最終的な評価が固まったわけではないのでこの位置にしておきます。しかしヴァニラウェアの開発力は化け物か。
次点はFEです。やはりSRPGは自分の基本だと再認識させられましたね。来年はブリガンダインも出ますが、ここは20周年を迎えるサモンナイトの新作に期待…してもいいよな。まじで。
ゲームプレイ予定リスト
- 2018/09 トトリのアトリエDX [PS4] 検討中
- 2018/09 メルルのアトリエDX [PS4] 検討中
- 2019/08 東京クロノス [PSVR] 検討中
- 2019/09 ドラゴンクエストXIS [NSW] 検討中
- 2019/10 ペルソナ5 ザ・ロイヤル [PS4] 購入済み
- 2019/11 ポケットモンスター ソード/シールド [NSW] 検討中
- 2019/12 新サクラ大戦 [PS4] 検討中
- 2020/01 幻影異聞録#FE Encore [NSW] 購入予定
- 2020/春 ブリガンダイン ルーナジア戦記 [NSW] 購入予定
- 2020/春 星の欠片の物語。[PSVR] 購入予定
- 2020/夏 創の軌跡[PS4] 購入予定
- 2020 テイルズ オブ アライズ [PS4] 購入予定
- 2020 ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション [NSW] 検討中
- 2020 ブレイブリーデフォルト2[NSW] 検討中
- 未定 ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 [PS4] 購入予定
- 未定 ANONYMOUS;CODE [PS4] 購入予定
- 未定 GRANDIA HD Collection [NSW/PC] 検討中
2019-12-30
2020/12/28更新:風花雪月のレビューを更新しました。
アニメ「ワールドトリガー」の見直しはじめました。新シリーズ早く見たいですねー。
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プラットフォーム |
Nintendo Switch™ |
メーカー |
任天堂 |
ジャンル |
シミュレーションロールプレイングゲーム |
公式 |
ファイアーエムブレム 風花雪月|Nintendo Switch|任天堂 |
プレイ時間 |
375時間(R1.7~R2.5) |
レビュー |
【ゲーム】Fire Emblem 風花雪月 レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★★ |
SRPGの雄、ファイアーエムブレムシリーズの最新作。シミュレーションパートは安定の出来ですが、ADVパートでのキャラ育成が楽しい!育成の自由度も非常に広いため、好きなキャラを鍛えるもよし、強そうなキャラをつまみ食いするもよし、明らかに前衛向けのキャラで魔法を撃つもよし、これぞSRPGの醍醐味!という感じ。メインストーリーが4ルートあり、それぞれがきちんと完結していますが、全てプレイすると世界の背景みたいなものがうっすら見えてくる出来になっているのでついつい全部プレイしたくなりますね。結局がっつり1年にわたってプレイし、プレイ時間は驚愕の375時間。これは2位のゼノブレ2(264時間)に大差を付けてぶっちぎりの一位です。4周すると共通ルートが冗長になるのが玉に瑕か。ベルナデッタは俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
PlayStation®VR, Steam®VR, Occlus |
メーカー |
Spicy Tails |
ジャンル |
VRアニメーション |
公式 |
VRアニメーション「Project LUX」 | Spicy Tailes |
プレイ時間 |
2時間(R1.9) |
レビュー |
【ゲーム】Project LUX レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★☆ |
「狼と香辛料」で知られる支倉凍砂氏が代表を務める「Spicy Tails」の手がけるVRアニメーション第1弾。ゲームというくくりですが、あまり能動的な部分はなく、ジャンル名の通りVRアニメを見ているような感じです。ストーリーも支倉先生らしい出来で、VRを使った叙述トリックに最後は驚かされます。そしてなによりルクスがかわいいのなんのって。もっといちゃいちゃしたかった!ルクスは俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
PlayStation®Vita |
メーカー |
エクスペリエンス |
ジャンル |
本格ファンタジー・ダンジョンRPG |
公式 |
Home | 蒼き翼のシュバリエ |
プレイ時間 |
46時間(R1.9~10) |
レビュー |
【ゲーム】蒼き翼のシュバリエ レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★☆ |
デモンゲイズシリーズで知られるエクスペリエンスの新作DRPG。「円卓の生徒」のリメイクなんですけど、yukkun20はそっちはプレイしていないので新鮮な気持ちで楽しめました。システム自体は旧作と大きく変わっていませんが、現在でも古さは感じさせず、未知のダンジョンを開拓していき、未発見のアイテムを発掘していくDRPGの楽しさを十分楽しめます。キャラの育成の自由度も高いので、ハーレムパーティも余裕(そこかよ)。マァリンは俺の嫁。 |
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プラットフォーム |
Nintendo Switch™ |
メーカー |
任天堂 |
ジャンル |
アクションアドベンチャーゲーム |
公式 |
ゼルダの伝説 夢をみる島|Nintendo Switch|任天堂 |
プレイ時間 |
16時間(R1.9) |
レビュー |
【ゲーム】ゼルダの伝説 夢をみる島 レビュー | Y.A.S. |
総評 |
★★★ |
25年以上前のGB用ゲームソフトのリメイク。システム自体はGB時代とほぼ変わらず、グラフィックを向上させただけなのに、これほど面白いとは。ゼルダシリーズの底知れぬ実力を感じます。ボリュームもほぼ水増しされていないのでプレイ時間は短めですが、小粒の名作といって差し支えないでしょう。過去作をプレイした人にもプレイしていない人にも等しくおすすめ。マリンは俺の嫁。 |
風花雪月は未だにほぼ毎日プレイしているくらい面白いです。現在3周目ですが、最後の4周目だけ最高難易度でプレイしようと思い、それを目指して現在女性キャラを集中して育成中です。
蒼き翼のシュバリエも面白かった。やっぱり年1~2回はDRPGをプレイしたい。世界樹の迷宮も完結した今、来年のDRPG業界が心配ですが…ガレ地下頼むよまじで。
2019-12-28
毎年恒例の年間ゲームレビューも12回目を迎えました。今年も全4回です。例によって、プレイ開始が早いものから順に並べています。
今年のレビュー対象は16本ですが、昨年から今年にかけてプレイしたゲーム2本(シュタゲエリート、黄金の国イーラ)については、昨年のレビューを更新してます。体験版(十三機兵防衛圏プロローグ)とゲーム性の薄い作品(KH:VR)は対象外。
総評は大体以下の通りです。あと☆は★半分の意味。
- ★★★★★★以上…神。人生でベスト10に入るくらいのゲーム。
- ★★★★★…傑作。ハードごと購入してでもプレイする価値のある作品。
- ★★★★…名作。ハードを持っているならぜひプレイすべき作品。または傑作だが人を選びそうな作品。
- ★★★…良作。何か波長が合うところがあれば十分プレイする選択肢に入る作品。
- ★★…凡作。特筆すべき事がない作品。もしくは全体的には良作レベルだが、致命的な問題点がある作品。
- ★…駄作。とても人には勧められない作品。
今年は限定版を買いすぎました…みんなあのでかい箱どこにしまってるんですかね。yukkun20はああいうの捨てられない正確なので、どんどん部屋が狭くなっていくんですよ。
2019-12-08
いつの間にかトロフィーランク20&獲得トロフィー3000になってました!

うたわれるもの斬
プラットフォーム |
PlayStation®4 |
 |
ジャンル |
連撃アクション |
価格 |
【プレミアムエディション】10,800円
【通常版】7,800円
【ダウンロード版】7,000円(いずれも税別) |
公式 |
うたわれるもの斬 PS4® |
プレイ時間 |
1周目:25時間(プラチナ)
※プレイ時間のデータが残らないので推定です |
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スプラッシュ画面はこんな感じ。
ストーリー
- 「うたわれるもの 偽りの仮面」と同じなので省略!(え
- yukkun20が初めてプレイしたうたわれシリーズ「二人の白皇」が無双系アクションになって帰ってきました!完全新作ストーリーだと思い込んでいてアクション苦手なのに購入したyukkun20ですが、きちんとプラチナまでプレイしましたよ。
- ストーリーは「偽りの仮面」のダイジェスト版になっています。「二人の白皇」ではADVパートとSRPGパートを繰り返して進行しましたが、SRPGパートがアクションパートに入れ替わっていると思っていただければ。とはいえダイジェストすぎていきなりこれをプレイするのはおすすめしません。各キャラの登場シーンなどもバッサリオミットされているので、あくまで「二人の白皇」を一度プレイした方向けでしょう。

大体のシーンはナレーションで終了。
- 「二人の白皇」のADVパートはいわゆるバストアップ絵を使った紙芝居でした。今回はキャラが3Dモデル化されていますが、紙芝居は相変わらずです。ただし、最終話だけキャラがガンガン動き回る異常に高いクオリティで描かれていてびっくりしました。全編このクオリティで描かれていたら大分評価が上がったのになぁ。

立ち絵のアクションパターンと表情差分がもう少し多ければ
システム

コミカルシーンも多めです。
- アクションパート
- PC4人でパーティを組み、大量に湧く敵をなぎ倒すタイプのアクションゲームです。
- 「偽りの仮面」のメインストーリーをなぞるストーリーモード「戦記」の他に、ストーリーモードの戦闘を構成し直した「戦闘回想」、いわゆるフリーバトル「自由任務」、キャラが一人で戦う「闘技場」などのモードがあります。
- キャラは、手に入る経験値によるレベルアップ、セン(お金)による装備品の強化、BPによるパラメーターの強化で強くすることが出来ます。このあたりもオーソドックスな作り。
キャラクター
- 参戦キャラは12人。DLCでさらに2人追加できます。マロロやウコンなど、本編ではゲストだったキャラも思いっきり動かせるのはうれしいですね。他のキャラとの掛け合いも楽しい。
- キャラクターそれぞれも「偽りの仮面」での特色がよく出ています。難易度自体はそれほど高いわけではないので、好きなキャラを使ってあげればいいと思います。ただしトロコンのことを考えると、ウルサラが群を抜いて強い(最終的には火力のウルサラであと3人は囮になる)ので、使うかどうかはともかくパーティには入れるべきです。
戦闘
- アクションバトルです。通常技、ループ技、気力を消費して攻撃や回復を行う連撃、気力を全消費した状態で繰り出す必殺奥義などを駆使して敵をなぎ倒します。
- 戦闘難易度は変更できませんが、全体として難易度は低めで、ストーリーモードクリアならアクションが苦手な人でも余裕だと思います。ただしフリーバトルの終盤になると攻撃が全く通らなくなり、ウルサラ(あとオウギ)の固定ダメージ頼りになってしまうのが難点。同じ理由で、陣形も追加ダメージを発生させる「風ノ陣」一択になってしまったのが残念。バランスはもう少し考えてもらいたいです。まあyukkun20はウルサラが好きなので問題ないですけど。
- 動きはキビキビしていますし、キャラクターらしい動きも十分で、どのキャラも操作していて楽しかったです。yukkun20はループ攻撃が強いウルサラと、通常技の突進力が高いクオンが使いやすかったですね。あとは気力の高いハクと、個人的な趣味でネコネを投入し、普段はクオン、ボス戦はウルサラを操作していることが多かったです。
総評
- 無双系のゲームはテイルズのツインブレイブ以来2作目ですけど、やはり個人的には合わなかったです。かっこよく動かそうとか、敵の攻撃をギリギリ避けて攻めよう、みたいな感じにならず、最終的にはパラメーター上げて連打で殴れになってしまうからでしょうか。完全新作ストーリーと誤解していなければ購入していなかったと思います。
- とはいえ、面白いかどうかで言えば面白かったです。yukkun20みたいなアクションほとんどプレイしていない人間でもとっつきやすい間口の広さでした。大本のストーリーも名作なので、それをいじらずそのまま使っていたのも正解でしたね。とはいえストーリーが中途半端なところで終わるという元の作品の問題点もそのまま承継しているので、これが売れていれば続編出るかも知れませんね。

この後のオシュトルとのシーンは最高。
- 最終戦の演出もより感動できるようになってましたし、タタリウンカミやヴライの圧倒的な存在感など、3Dになったからこそ分かるようになった部分も多く、リメイクでありながらきちんと作り込んでいる場所も随所に見られました。

戦場にこんなの来たらそりゃ勝てんわ。
- そんなわけで、うたわれファンならプレイして損はない作品だと思います。
- トロコンもあまり難しくはありませんが、本編クリアしたあとで稼ぎステージを2時間ほどひたすら回さなければならないのがちょっと辛かったです。
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2019-10-28
SRPGの楽しさの根幹について考えさせられる作品。

ラングリッサーⅠ&Ⅱ
プラットフォーム |
PlayStation®4/Nintendo Switch™ |
 |
ジャンル |
戦術型シミュレーションRPG |
価格 |
6,800円(通常版)
9,800円(限定版)
16,800円(豪華限定版) |
公式 |
ラングリッサーI&II 公式サイト |
プレイ時間 |
1周目:35時間(Ⅰ)/54時間(Ⅱ)
プラチナ:89時間 |
続きを読む(ネタバレ注意) »
ストーリー

スプラッシュ画面はこんな感じ
- はるか古より、手にした者に無限の力を与えるという聖剣ラングリッサー。大陸に戦乱の嵐が吹き荒れるこの時代、争いのない世界のために聖剣を求める者は後を絶たない。そしてまた、聖剣の力に魅せられた時の皇帝が動き始める―
- ということで、90年代に人気を博したSRPGのリメイク版です。ⅠとⅡ、2本分のゲームが収録されていますが、ストーリー的には聖剣と、その対になる魔剣をめぐる主人公たちと帝国、そして闇の勢力との三つ巴の戦いが描かれています。
- 90年代という性質上仕方ないのですが、ストーリーは結構淡泊です。ADVパートとSLGパートを繰り返すオーソドックスなスタイルなのですが、ADVパートが非常に短く、キャラごとの掘り下げもほぼありません。またADVパートも会話が洗練されていないというか…尺が短いのに「よし、準備ができ次第やつらを追うぞ!」「準備が出来ました!」「よし、やつらを追うぞ!」みたいな台詞回しがそこかしこに…
- ただ、面白くないかと言われるとそういうことはありません。Ⅰは8ルート、Ⅱは13ルートに分岐しますが、光輝の末裔として帝国を滅ぼす王道ストーリーあり、帝国と和解してかつての仲間と戦う話あり、闇と手を組んで人類を滅ぼす話ありと振れ幅がかなり大きく、先が気になるところも結構多かったです。人類絶滅エンド(文字通り)が本当に描かれるゲームは初めて見た。他方で、ルート差分があまりにわずかすぎて、「このルートは水増しにしかなってないんじゃ…」と思うところもありました。両方ともルートをもう半分くらい減らしてもいいはず。

エンディングでエピローグが入るのはいいゲーム
システム
- 戦闘以外の部分は割とオーソドックスなADVになっていいます。全編フルボイスで、演技も良かったです。時折印象的なスチル絵も挿入されます。しかしキャラの立ち絵、もう一回り大きくてもよくないですか?
- ストーリー分岐はチャート貸されているのでわかりやすいです。しかしルート分岐条件は、一度そこを通過しないと分かりません。また読んだだけではよく分からない条件もあり、発売後しばらくは攻略サイトが少なかったこともあり、結構心配しながらプレイしてました。今は↓のサイトが非常に充実しているのでその不安はなくなってます。
- ただ、チャートは現在進行しているところしか見られない、過去には戻れるが未来には戻れない、最終マップをクリアすると1章からやり直しになる(最終マップを途中でリタイアし、ルート分岐点に戻ることで事実上続けてプレイできますが)など、周回前提なのにめんどくさい仕様になっています。
キャラクター
- 敵味方とも魅力的なキャラがそろっています。またルート分岐で敵味方が完全に入れ替わったりするので、敵だと思っていたキャラが味方になると意外な姿を見せたりして面白かったです。例えばⅡには悪の帝国の宰相を務めている闇魔道士という、「こいつ絶対黒幕だろ!」というキャラがいて、実際正史ルートではそんな感じで終わるんですが、帝国と協力するルートに進むと、そのキャラも世界平和について真剣に考えていることがわかり、力による統一に何の対案も示さず抵抗するだけの光輝の末裔の方がうっとうしくなってくるのは良くあること。

時々入る凪良氏のスチル絵が雰囲気を盛り上げてくれます
バトル
- 2Dマップでのスクエア制のSRPGです。高低差やユニットの向き、ZOCなどの概念はなく、SRPG界で言えばFEタイプです。
- 特徴的なシステムとして、キャラにはHPとMPが設定されていますが、HPはそのキャラの体力ではなく、そのキャラの率いる小隊の人数という扱いになっています。そのため互角のユニット同士が戦闘する場合でも、体力に差があると、戦闘前の体力の少ない方のキャラの方がダメージが大きくなります。またどんなに強力なキャラでも戦闘を繰り返していると次第にHPが削られてしまうので、それなりに戦略性もあります。

戦闘時にはちびキャラ同士の簡易アニメが入ります(省略可)
- また、主役級のキャラは、自分の直接率いる小隊の他に、雇った傭兵(モブキャラ)の率いる小隊をいくつか率いることになります。傭兵小隊もマップ上は一つの独立したユニットとして扱われて、個別に行動させることも可能ですが、面倒なら主役級キャラに追随するように自動で動かすことも可能です。傭兵キャラは主役級キャラの近くにいないと著しく戦闘力が落ちるという特徴がありますが、ほとんどのキャラは隣接マスにしか攻撃が出来ないため、ZOCはないものの、隘路を使って敵を封じ込めるなども可能です。

中央の赤髪のキャラが主役級キャラ。その周囲の剣士4人が傭兵。王子の部下なのに傭兵なのは気にするな。
- 敵も傭兵小隊を使いますが、敵味方ともに、主役級キャラのHPが0になると、傭兵小隊は全滅します。なので主役級キャラを集中攻撃して敵を素早く倒すか、傭兵小隊から狙って経験値を稼ぐかというジレンマもあります。
- ただ、序盤をすぎると非常に退屈になります。理由はいくつかあります。
- 獲得経験値は敵とのレベル差で定まるが、敵のレベルは味方レベルにかかわらず固定なので、2周目以降ほとんど経験値が入らなくなる
- キャラクターはSPというポイントを消費することでクラスチェンジし、パラメーター上昇、新たな傭兵の雇用、パラメーターを上げる称号獲得などのメリットが得られるが、SPはレベルアップで獲得するしかない(あとは各マップで最も敵を倒したキャラにMVPとして1~5ポイント入るだけ)ため、後半になるとクラスチェンジもほとんど出来なくなる
- ⅠとⅡのシステムが全く同じ

半分近くのマップでMVPを取らせないと主人公のクラスコンプリートは難しい
- この状態で、ⅠとⅡ合わせて150ステージ以上をプレイするのは本当に辛かったです。プレイ時間90時間というのは、最近プレイしたゲームだと「ネルケのアトリエ」が近いですが、プレイ期間はネルケは1ヶ月なのにこれは半年ですからね…正直トロコンがなければⅠの途中で投げていたと思います。
- 結局SRPGの最大の敵は飽きなんですよ。飽きないように、キャラクターの成長が頻繁に起こるようにしたり(FEとか)、クラスチェンジを頻繁にしたり(TOとか)、マップギミックに趣向を凝らしたり(戦ヴァルとか)、ADVパートの配分を増やしたり(SNとか)しないとダメなんです。このゲームはそのどれも出来ていない。
- だったら彼我戦力差を強くして、2周目以降が消化試合にでもなってればいいんですが、前述した傭兵小隊は成長しないので、主役級キャラの戦力差が敵味方で開いても、傭兵の差はそれほどなんですよね…数で言うと傭兵ユニットの方が多いので、結局傭兵同士のがっぷり四つの戦いを見守らないといけない…これも痛かったです。
総評
- ⅠもⅡも1周目はかなり面白かったので、ゲームシステムとボリュームがうまくかみ合っていなかったのが敗因のような気がしますね…しかもそのあとに出たFE風花雪月がSRPGとしては異色の面白さなので完全に日陰者になってしまいました。傭兵ユニットとか、見るべき所もあったのですが残念な出来でしたね。今年プレイしたゲームの中では最下位ですかね…
- あと書くところがなかったのでここに書きます。メインストーリーは章立てになっていて、それぞれの章であらすじを読むことが出来るんですけど、あらすじの作者の日本語表現がどうにもこうにも気持ち悪すぎてすごく気になります(特にⅡ)。これ自分だけでしょうか。
禁断の地ヴェルゼリア。古の時代、この世界を闇に閉ざそうとした魔族が封じられたとされる土地である。その地下にある闇の神殿ではまがまがしい石像に囲まれ、松明の光に照らされた巨大な祭壇が、不気味に浮かび上がっていた。その祭壇には一振りの大剣と、左右にリアナに良く似た二人の少女が立ちつくしている。そして祭壇の前に立つ黒衣をまとった男の口から発せられる詠唱は、魔剣の復活が近いことを告げていた。
(ⅡGルート16章より)
光輝の末裔が現在拠点としているツインキャッスル……。その城は守りやすく攻め難い。まさに戦国の城と言えた。このツインキャッスルは、その昔ラングリッサーを手に入れるという野望にとりつかれた古の王が治めていた双塔の城であった。
交戦に意を決した光輝の軍勢。シェリーは内部への侵入者をここで防ぐため、兵を布陣して待ち構えていた。
(同20章より)
なんで無生物ばかり主語にしたがるの?そのせいで修飾語の数が無駄に多くなってるんですけど?「一振りの大剣」に対応する述語がない!「立ちつくしている」っていう必要ある?立っているでよくない?「リアナに良く似た二人の少女」ってあるけど、「リアナと、彼女によく似たもう一人の少女」が正しいのでは?「治めていた双塔の城であった」って過去形を2つ重ねるのは止めれ。「交戦に意を決した」って「交戦を決意した」でよくない?「内部への侵入者」って外部への侵入者がいるか!「ここ」ってどこ?城門?玄関ホール?
エグベルトから和解についての話し合いを持ちかけられた一行は、無事に帝都へとたどり着くことが出来た。
しかし、話し合いの場所であるレイガルド城で目にしたものは、ボーゼルの裏切りに遭い、すでに事切れた皇帝ベルンハルトと、危機に陥っていた帝国軍であった。
(同Dルート14章より)
一行が城で目にした時にはベルンハルトは普通に生きてましたし、話もしてます。そこにボーゼルが突然現れてベルンハルトを暗殺したので完全に嘘予告になってます。
…と一事が万事気になります。まあ本筋とは関係ないのですが。え?お前も誤字脱字多いだろうって?それを言うなよ。
※使用している画像は,いずれもPS4のスクリーンショット機能を利用してゲーム画面を撮影したものです。
(c)extreme (c)Chara-ani Corporation 2019
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ドールもうすぐですか あのロボットを動かせるシステム どうにか今後のゼノシリーズ…