2020-09-17
【ゲーム】狼と香辛料VR レビュー
クラウドファンディングに参加して良かったです。
狼と香辛料VR
プラットフォーム | Oculus Quest ほか | ![]() |
ジャンル | VRアニメーション | |
価格 | 1,490円(税込) | |
公式 | Oculus Riftの「狼と香辛料VR」 | Oculus | |
プレイ時間 | 1周目:1時間 |
ストーリー
- 行商の旅を続けるホロとロレンスは、旅の途中で雨に降られ、近くにある水車小屋に駆け込む。「あなた」はふたりが雨宿をしている間、その会話に耳を傾けるのだが―
- 小説「狼と香辛料」で知られる支倉凍砂氏が率いるサークル「Spicy Tails」が制作したVRゲームです。以前プレイした「Project LUX」と同じサークルですね。今回はホロとロレンスの会話を聞くだけですが、会話の内容も雑談というかホロとロレンスのイチャイチャに近いので、ストーリー性は希薄です。
システム
- 今回はほぼ純粋なVRアニメで、ストーリーにプレイヤーが介入する余地はありません。
- 全3話構成で、全部視聴しても20分くらいでしょうか。とはいえグラフィックは美しく、特に中盤でたき火に火が付いてからは幻想的な空気が醸し出されていて、世界に入り込むには十分でした。
- ストーリーをクリアすると、「ふれあい」モードが解放されます。文字通りホロとコミュニケーションを取ることが出来るモードです。OQだとVR空間に片手が現れて、それでホロを触ったりなでたりすることが出来ます。最初はツンケンしている彼女も、ご機嫌を取ってあげると次第に心を許してくれるようになり、短いながらも楽しめました。
- プレイヤーは視線をオブジェクトに向けたり、ホロをなでたりできるだけなので、思い通りにホロを動かせるわけではありません。しかしそもそもホロはプレイヤー(というかロレンス)の言うことを素直に聞いてくれるキャラではないので、むしろ親和性がありましたね。
- ふれあいモードはいくつかの達成目標が用意されています。多分一番はまるのは「ホロのイジワル」だと思います(自分もはまった)。これはパンを食べているホロにちょっかいを出すと達成できます。
キャラクター
- 画面上に登場するキャラは、ホロとロレンスだけです。ロレンスは視界に入らないので、実質ホロの一人芝居です。
- 個人的には、ホロの外見は15~16歳くらいのイメージだったんですが、明らかに10歳くらいの外観で、イメージが結構覆されました。いや、支倉先生が決めた以上これがオフィシャルなんでしょうけど、このアプリのイメージボード(一番上の画像)と比べても幼いような…いやいいぞもっとやれ。
- あとProject LUXに比べて、キャラのモデリング(遠くに髪の毛)が大分改善されています。というかもうこれでいいよ。このかわいさなら何時間でもイチャイチャできるよ。
- 言うまでもなく原作者が直接シナリオを書いているので、ホロもロレンスもまんまイメージ通りの台詞を喋ってくれて、原作ファンでも安心です(というかこれも原作の一つだよな)。
戦闘
- ないよ。
総評
- 狼と香辛料ファンなら絶対満足できる作品だと思います。モデリングも可愛いし、これがオフィシャルで出るとはいい時代になりました。というかホロを愛していて良かった。
- ただ物語性がほぼなかったのが残念。ごく短くてもいいので、このクオリティで起承転結のある話が見てみたかったですね。そこは2に期待。
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