2015-06-28
遅くなりましたがブレセカの公式攻略本のレビューです。ごくわずかなブレイブリーデフォルトのネタバレがあります。
[関連記事]【ゲーム】ブレイブリーセカンド レビュー | Y.A.S.
ブレイブリーセカンド エンドレイヤー 公式コンプリートガイド
レーベル:スクウェア・エニックスの公式ガイドブックシリーズ
価格:1836円
続きを読む(ネタバレ注意) »
レビュー
- システム
システムの基本的な解説。
ゲーム中で確認出来ることはもちろん、ダメージ量、命中率、魔法の回復量、行動順の決定方法、状態異常の成功率・解消率などの計算方法が網羅されており、とりあえず困ることはないレベル。
「お役立ち情報Q&A」というコーナーに「Q:戦闘しないで楽にお金を稼ぐ方法ってない?」という質問があり、それに対する答えがカプカプメーカーということになってますが、このゲームは戦闘して金を稼いだ方が遥かに楽ですよ。
- ジョブ
- ジョブデータ
全30ジョブそれぞれについて、「基本能力やアビリティについての解説」「習得アビリティ一覧」「戦闘指南」を掲載。各2ページとまあまあのボリューム。そのジョブを装備している時におすすめのアビリティも5つほど掲載されています。無難な内容が多いですが。
全員のジョブ装備時の姿が掲載されているのもうれしい。
- アビリティデータ
魔法や特殊技のデータ。一応スクリーンショットが掲載されてますが、1枚しかないためあまり参考にはならず。せめて2枚、欲を言えば3枚はほしいところ。
- パーティ編成指南
その名の通り。実は密かに一番期待していたコンテンツの一つなのだが、3例しか掲載されてなくてガッカリ。
ブレセカはジョブやアビリティの組み合わせが面白いゲームなので、公式らしい深いパーティや思いっきりネタに走ったパーティなど色々見たかった。
- ジョブアビリティ活用術
複数のアビリティの組み合わせの解説。こっちはまあまあのボリュームだが、ピーキーなものは少ない。
- ストーリー
フローチャートとマップ。
フローチャートはサブシナリオも織り込んでいるし、デザイン的にも読みやすい。
マップもそこそこ。ただしダンジョンのギミックに関する解説がかなり乏しい。特に浮遊城はかなりややこしいのにこれだと全然分かりません。もっともブレセカのダンジョンでそれほど複雑なものはないですし、エンカウントもカット出来ますから、この程度でいいといえばいいのですが。
またボス解説もあまり内容が深くない。特に難易度の高い隠しボスについての解説が手抜きすぎるのでしょんぼり。「あらゆる攻撃が即死級の威力」なのに、対策法が「毎ターンしっかりと回復すること」ってなんだそれは。死んだら回復出来ませんよー
- データ
「装備品」「アイテム」「必殺技」「敵」「敵アビリティ」「チュートリアルクエスト」「称号」「イベントビューワー」についてのデータ。
特に注目したいのは「イベントビューワー」。コンプリートまではかなりの苦行ですが、そのために必要なデータはきちんと収められています。収集率の表示がないため、攻略サイトでも網羅出来ているところは見かけませんでしたので、さすが公式というべきか。
- スタッフインタビュー
浅野P、髙橋Pのインタビュー。
ブレセカの魅力はシナリオなので、プロデューサーのインタビューには期待していたのですが、これまたちょっと期待外れでした。
「今作の世界は前作のどの世界なのか」「体験版のマグノリアと今作のマグノリアの関係は」「リングアベルはなにをしているのか」「前作のアスタリスクと今作のアスタリスクの関係は」など知りたいことがほとんどスルーされ、当たり障りのない内容ばかりでがっかり。シナリオライターさんでもあるのに…
あと、「今作は(前作のFtSに当たる)2.5は作らない」というのは信じていいんですよね?
- その他
プロローグとして、ブレイブリーデフォルトのあらすじ、今作の登場人物のごく簡単な紹介もありました。
というわけで、攻略本としては問題のない内容です。が、攻略情報はネットで簡単に手に入る今日日、攻略本にはやはり独自の付加価値を求めたいところ(あくまで私見です)。そういう意味ではちょっと不満の残る出来でした。設定資料集買えってことかしらね。
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2015-05-26
TOZのファミ通攻略本です。公式攻略本のレビューもあわせてどうぞ。
[関連記事]【ゲームグッズ】テイルズ オブ ゼスティリア 公式コンプリートガイド レビュー | Y.A.S.
テイルズ オブ ゼスティリア 公式コンプリートガイド
レーベル:ファミ通の攻略本
価格:2268円(Kindle版は1800円)
レビュー
- システム
基礎知識編と戦闘知識編の2部構成。
基礎知識編についてはスキル融合の逆引きが掲載されているなどの細かい差違はあるものの、ほぼ公式版と同じ情報量。マスクデータ含めかなりシステムについて踏み込んだ情報が掲載されている。
戦闘知識編については、具体的な戦術解説などは公式版に詳しい。こちらはほとんどその手の情報が無い。
- キャラクター
プロフィールではなく、能力値、サポートタレント、術技などの説明。こちらも基本情報量は公式版とほぼ同じだが、戦術やコンボに関する情報がかなり少ない。術技発動時のセリフが掲載されているのはありがたい仕様で、個人的にはこちらの方が有用。
- ストーリー
フローチャートとマップ。
フローチャートについては、第1部~第4部という、ゲーム中には登場しないセクションに分類している公式版よりも、シナリオのあらすじに沿う形でまとめているこちらの方が読みやすい。またディスカバリーやロングチャットの発生時期の情報も進行チャート上に一元化されているのもよい。コンプリート癖のある人にはこちらの方をお勧め。
マップも今回は力が入っており、公式にも負けない出来。ただ公式版はページインデックスが付いているので、検索性ではかなり勝っている。
- サブイベント
サブエピソードについての解説。
発生時期でまとめられていた公式本に比べ、こちらは繋がりのあるサブイベントを一括して掲載する方式。どちらが良いかは好みの問題だと思うが、これを見て初めて関連性に気づいたイベントもあったので、個人的にはこちらの方が好き。DLCのアラガミ連戦については公式本の方が充実。
またトロフィーについては、公式本よりさらに詳しい獲得方法や具体的な手順が掲載されており、公式のお株を奪う出来。特に「アイテムアツマッター」の獲得条件がアイテムを513種以上入手することであること、ライブラリの閲覧回数が増えるタイミングなどについて明らかになったのは朗報。
- データ
エネミー、アイテム、ディスカバリー、チャット、戦闘後会話、DLC衣装、についてのデータ集。
公式版の特筆すべき点として挙げた、「ビジュアルアイテムについては全て写真が掲載されている」「エネミーデータにはエネミーブックに掲載されているパーティキャラのコメントも全文掲載されている(ので、簡易モンスター対策も兼ねている)」「ショートチャットと戦闘後会話は全文掲載」についてはこちらも同じ。しかし「同行者会話は全文掲載」「レコードデータについてはキャラクターコメントの全文と変化条件を掲載」などは公式版のみなので、こちらの方が劣っている。
- エクストラ
世界設定、キャラクター紹介(設定画、ステータスイラスト、チャットイラスト、秘奥義カットイン)、イラストギャラリー、チャットカットイン、エンドロール挿入画、アニメ絵コンテ、イメージボード、人名・用語事典。
イラストや設定画などはおおむね公式本よりも大きく掲載されている。また世界設定の考察の深さは相変わらずだし、これを読まないとわからない裏設定などもばしばし掲載されているので、今後発売されるであろう設定資料集を買うのでなければ、こちらをおすすめ。しかしスタッフ・キャストインタビューは公式本にしかなく、こちらもそこにしかない情報が含まれているので、善し悪し。
というわけで、こちらも非常に満足度の高い攻略本でした。特にファミ通おなじみの世界設定考察と用語集は相変わらずの出来で、それだけでも買う価値はあります。しかしスタッフは、設定資料集に多くを委ねなければいけないことは恥ずかしく思うべき。本来ゲームの中だけで完結すべきことなんですから。
公式本とは甲乙付けがたい出来ですので、何を重視するかによって購入する方を決めればよいと思います。個人的にはファミ通版の方が好みですが、ページ数は大差ないのに、使っている紙のせいでファミ通版の方がかなり分厚くなっているのは残念。
2015-02-24
TOZの公式攻略本です。今回ファミ通版は出るのでしょうか?
テイルズ オブ ゼスティリア 公式コンプリートガイド
レーベル:バンダイナムコゲームスブックス
価格:2200円
レビュー
- システム
冒険編と戦闘編の2部構成で、いずれもマスクデータ含めかなりシステムについて踏み込んだ情報が掲載されている。
冒険編ではスキルのつく確率の計算式やサポートタレントの熟練度上昇の仕組みなどあやふやなシステムの説明や、理想のスキルがついた装備品の作り方などのテクニック、
戦闘編ではダメージ計算や回避確率、のけぞり時間算定式などバトルを極めたい人にも十分な情報が掲載されている。また戦闘テクニックについてもかなり高度な連携まで収録されており、初級者から上級者まで幅広く使えると思う。
- キャラクター
プロフィールではなく、能力値、サポートタレント、術技などの説明。戦術やコンボに関する情報も充実している。隠し秘奥義「アルティメットエレメンツ」の発動条件も掲載。
あえて言えば術技発動時のセリフがほしかった。
- ストーリー
フローチャートとマップ。
フローチャートについては可もなく不可もなくといったところ。個人的にはサブエピソードの情報も同じページに掲載して欲しかった。(2015-02-25追記:すいません、普通に掲載されていました)とはいえサブエピソードの数は大して多くなく、発生時期も集中しているので、あまり問題では無いと思う。
マップは公式だけあってかなり見やすい上に、モンスター、宝箱、ノルミン、石碑、ディスカバリーなどの情報が一元化されているので非常に使いやすい。ボス対策もそこそこ力が入っていて役に立つ。
- サブイベント
サブエピソードについての解説。情報自体はあまり多くないが、過不足なく仕上がっている。DLCのアラガミ連戦についても細かいデータがあるのはありがたい。
- データ
アイテム、称号、料理、ショップ、ディスカバリー、石碑、エネミー、チャット、戦闘後会話、同行者会話、レコード、トロフィーについてのデータ集。
特筆すべき点として、「ビジュアルアイテムについては全て写真が掲載されている」「エネミーデータにはエネミーブックに掲載されているパーティキャラのコメントも全文掲載されている(ので、簡易モンスター対策も兼ねている)」「ショートチャットと戦闘後会話と同行者会話は全文掲載」「レコードデータについてはキャラクターコメントの全文と変化条件を掲載」など。
これ以上無いほどの充実ぶり。バンナムの本気を見た。
- エクストラ
用語集、イラストギャラリー(設定画、ステータスイラスト、チャットイラスト、秘奥義カットイン、チャットカットイン)、声優インタビュー(PCキャラ8人)、開発者インタビュー(馬場P&長谷D、山本シナリオライター)。
イラストギャラリーはおよそ必要なイラストは掲載されていると思う。ネタバレがありそうなのでインタビューは読んでないが、これだけシナリオで叩かれているのにシナリオライターのインタビューが掲載されているのは潔いと思う。(Amazonでは大炎上だったが)
その他、大型DLCであるアリーシャエピソードについても、本編同様の攻略が掲載されている。
というわけで、非常に満足度の高い攻略本でした。特にバトルシステムが難しく、うまく立ち回れないことに悩んでいる方には朗報だと思います。普通の攻略サイトに載っていない情報も多く、ネットで情報収集派の方も十分買う意義はあるのではないかと。
でもきっと「こんなに攻略本に力入れる余裕があるなら、ゲーム本編に力入れろよ!」とかネットでは言われてるんだろうなぁ(勝手な妄想
2015-01-21
昨年No.1ゲームに(僕の中で)輝いた絶対絶望少女の公式設定資料集。携帯機用ゲームのくせに320ページとかすごすぎ。
絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode 絶対絶望の公式設定資料集
レーベル:ファミ通の攻略本
価格:2700円
レビュー
近くの本屋になかなか入荷しなかったのですが、「今日なかったら諦めてネットで買おう」と思った日に運良く購入できました。
気になる内容はこんな感じ。
- イラストギャラリー
ゲーム雑誌や特典アイテムなどのために描かれたイラストの紹介。004ページのモノクマって何で魚くわえてるんだっけ…
え?1枚目のイラストが気になる?そんなゲスなあなたは表紙裏をどうぞ。
- キャラクター
登場するキャラクターの紹介。ページ数はキャラクターによって差があるが、内容はほぼ共通。
ゲームではじっくり見えなかった蛇太郎の素顔とかモナカの背中とかモノクマカットインとかなめ回すように見ればいいと思うよ!
- キャラのイラスト
- 基本データ(身長、体重、誕生日、口癖等)
- 声優さんからのショートコメント
- 本人や関連するアイテムの設定画
- 小高総監督とキャラデザの小松崎氏のコメント
- 表情パターン
- 本人の関連キーワード解説
- 風貌や装いのポイント解説
- 3Dモデルパターン
- 他の主要キャラからの一言コメント
その他メインキャラや要救助民たちのラフデザイン画も収録。デザイン画は初期のものも含むので、キャラの変遷とかがわかって面白いです。こまるもデザインが二転三転してますけど、今のキャラに落ち着いてくれて良かった。
- マテリアル
キャラクター以外の設定資料がメイン。
- イベントカット
作中に登場する全てのスチル絵の紹介。ホント絶望的なカットが多いですね。
- 3Dムービー絵コンテ
作中に登場する3Dモデルと使用したムービーの内いくつかの絵コンテを掲載。
絵コンテの言子が実物よりかわいい件について。あとジェノも。
- 2.5Dムービーカット
お仕置きシーンでおなじみの2.5Dムービーのカット。カットと言ってもかなり密度は濃く、またクリエイターコメントもあるため読み応えあり。
- アニメーションコンテ
アニメーションムービーの絵コンテも大量掲載(30ページ以上)。
そういえば僕最初のファミレスのシーンで出てくるレジのお姉さん、初めて見た時はジェノの変装だと思い込んでました。
- アニメーション設定画
アニメーションムービー用に作成されたキャラクターの設定画。
- アニメスタッフインタビュー
岸監督、比嘉P、アミサキキャラデザ、廣瀬デザインの4名のインタビュー。
希望の戦士ロボにそれぞれモチーフがあるというのは全然気づかなかった。
- 希望の戦士ロボ設定
希望の戦士ロボノ3Dモデルとイラスト、設定画、デザイナーコメント。あ、ビッグバンモノクマもあります(設定はぞんざいですが)。
- SDイラスト
カクレキッズに登場する希望の戦士や、スキルセット画面に登場するこまる・腐川などのSDイラスト紹介。
- マップデザイン
各地のイメージボードや設定画など。これにもスタッフコメントが。
言子がこまるの拷問(?)に使ったあの触手マシーン、モデルはねずみの女王ですよね。
- オブジェクトデザイン
モノモノマシーンやミチビキUFOなどのギミック、日記帳や挑戦状などのアイテムの設定画など。
- エクストラ
- ゲーム攻略情報
設定資料集に攻略本がひっついているのは新しいと思う。しかもマップはもちろん、コレクションアイテムのリスト、コレクションアイテムを読むと表示されるテキスト(要するにスクラップノートや本、殺すリストなどの内容)、モノックマンの解法など、普通に攻略本として使えるレベルです。
あえて言えば、本を拾った時の腐川とこまるの掛け合いが面白かったので、それも収録して欲しかったかも。
- 制作スタッフインタビュー
寺澤P、小高総監督、佐々木D、丸谷マネージャー、河野プランナー、河原リーダーのインタビュー。
ストーリー上の謎にも触れていますが、結構ぼかしている部分も多い。3をプレイしろってことか!
- クリエイターメッセージ
制作に関わったスタッフたちのショートメッセージ。
「モノクマがいろんな髪型にされちゃうジェノのアレ。じつはジェノが『1』で死んだ男子の敵討ちをしている設定」というコメントに全俺が泣いた。
- コラム
チョッキンフィーバーのカット集や、フェイク企画として公開された「だんろん部!」の紹介などもよかったんですけど、なんといってもチャプターの最後で見られる白夜様のご褒美コメントが網羅されているのはおいしいですね。「ペットボトルのフタの方がまだ使い勝手がある…」「この俺さまが謝っているんだ…許せよ。」「俺達の未来にテイクオフ」など、名言率高し。
というわけで、分厚いだけあって内容が濃い資料集でした。これで2700円は正直安い。プレイした方は是非ご購入を。
2015-01-06
まったく進んでいないのにTOWRUのファンズバイブルが先に出ちゃった…
テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア ファンズバイブル
レーベル:ファミ通の攻略本
価格:2100円
レビュー
TOWRUの公式設定集的な位置づけにある書籍です。気になる中身は以下の通り。
- イラストギャラリー
キービジュアルやゲーム中に登場するスチル絵のギャラリー。有料DLC配信されたイベントのご褒美スチル絵も掲載されているのはさすがにどうかと思うのですが…まぁ僕はDLCを購入していないので助かりましたが、迷っていたにもかかわらずネタばらしされ、これで購入する気が完全になくなる人も多いのでは。
- Character
登場するキャラクター(PCのみ)の紹介。各キャラ2ページずつ。
- キャラのイラスト(秘奥義カットインと共通)
- 基本データ(身長、体重、一人称、参入時期等)
- 表情集
- 能力グラフ
- 主な術技(術技名のみで特に詳しい説明はない)
- 秘奥義カットイン+発動セリフ
- 戦闘時ボイス(29パターン)
- 初登場作品における各キャラクターの位置づけの説明
- 他のキャラが会話形式で行う当該キャラの紹介
- Favorite
いわゆる企画ページ。
- プロフィール比較
各キャラの身長、体重、年齢の比較。これまでのファンズバイブルに掲載されたものをほぼ踏襲。
- 戦闘能力分析
各キャラのパラメータ7種の比較。体裁はプロフィール比較と同じ。
- 好感度会話ピックアップ
50組の好感度会話について、好感度1~3まで全て掲載。
組み合わせは全部で44*7/2=154組存在するので、およそ3分の1。ゲーム中で全部聞くのはかなり困難なので、できれば全部掲載して欲しかったところ。
- 設定資料
テルンとナハトの設定画、ダオスの秘奥義カットイン、レーヴァリア文字の設定、背景画ギャラリー、OPムービーの絵コンテなど。
全体として悪くはない出来だと思いますが、そろそろファンズバイブル自体ネタがマンネリ気味になっているのは否めないところ。
また通常の設定資料集と違って深い話(特にスタッフインタビューやスタッフによる解説)がないのは、ファミ通の本にしては残念。今作はファミ通の攻略本が存在せず、バンナムの攻略本もクオリティが低いため(今時「続きは実際にゲームをやって確認してね!」はないでしょ)ファンズバイブルへの期待は大きかったのですが、肩すかしな感じだったかも。
2015-01-01
2015年もよろしくお願い致します。昨年立てた目標を読み返していたら全然達成出来てなくてワロタ
さて、久々の「なんで今さらそのレビューを…」シリーズです。何でかというと大掃除していたら「読んだのでレビュー書く用」棚でほこりをかぶっているのを発見したから。なお購入したのは2013年5月である。
STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム 公式資料集
レーベル:アスキー・メディアワークス
価格:2160円
レビュー
2013年に発売された「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」の公式設定資料集です。「ラボメンの物語全11篇を読み解く一冊!」というアオリが帯には書かれています。
気になる内容は以下の通り。
- COUNTDOWN DRAMA
ゲーム発売に先駆けて公式サイトで公開されたカウントダウンボイスをテキストに書き下ろしたもの。なつい。
オープニングムービーのスクリーンショットも兼ねていて構成がおしゃれさんです。
- STORY
11編に物語についてそれぞれ2ページを割き、その内容を説明しています(「三世因果の~」のみ4ページ)。これまでの公式設定資料集とは違い脚注などはないのですが、小さなフォントでぎっしりとあらすじが書かれているので、一読するだけでストーリーが十分思い返せます。ストーリー中に出てきた印象的なスチル絵もしっかり掲載されていて読みやすい。
- MAIL LIST
作中に登場する全送受信メールのリスト。ただし受信日時、宛先、タイトルのみのリストで本文は記載されていないため、資料的価値は低い。
- TIPS LIST
作中に登場するTIPS LISTのリスト。作中の説明をほぼそのまま掲載していると思われるのでこちらも資料的価値は低い。
- CHARACTER LIST
立ち絵のある登場キャラクター全員の立ち絵及び表情差分を掲載。オカリンと紅莉栖の爬虫人間や鈴羽のシャ・ノワールなどのコスチュームも掲載。珍しいところでは4℃のサングラスを外した表情も…(どうでもいい
最後に簡単なキャラクター相関図も。
- EVENT GRAPHICS
スチル絵の一覧。掲載サイズはあまり大きくないが、細かい差分についても全て収録されているのは○。鈴羽のデート衣装こんなに可愛かったっけ。
- BACKGROUND GRAPHICS
作中に登場した背景グラフィック(シュタゲ本編には登場しなかった、新規書き下ろしのもののみ)。
- WORLD DOCUMENT
シュタゲ本編に関する基礎知識・基礎用語の解説。「タイムトラベル12番目の理論」「ダイバージェンス」「アトラクタフィールド」など。
本編をプレイした人間にとって特に目新しい情報は無し。
- STORYLINE
シュタゲ本編のあらすじ。あらすじと言っても4ページが割かれ、個別ルートについてもしっかり解説があるので本編を忘れていた人にはちょうど良い内容。当然ネタバレなので本編やってない人は読まない方が吉(そんな人がフェノグラムをプレイしているのかは疑問ですが
- CHARACTER PERSONAL DATA
メインキャラクター(ラボメン8人+天王寺、綯、中鉢、4℃)のアトラクタフィールドα・βにおける基本データ。
誕生日、年齢、身長、体重、血液型、スリーサイズ(綯のはないからな!)、趣味、嗜好など。
4℃の本名が「鈴木功夫」になってますけど、これ初出どこでしたっけ?
- DIVERGENCE DIAGRAM
シュタゲ本編、だーりん、フェノグラムに登場した世界線のダイアグラム。
「三世因果のアブダクション」の世界線にアトラクタフィールドε、だーりん及び「雨鈴鈴曲のスクレイパー」「桃色幻都のシャ・ノワール」「絢爛仮想のファムファタール」の世界線にアトラクタフィールドδという名前が付けられているのは初出のはず。
- CREATOR INTERVIEW
松原P、梶岡D、林シナリオ総監修の同時インタビュー。
- REPORT OF ANARYSIS
シナリオの設定についての解説。松原P、梶岡D、林シナリオ総監修氏のコメントが掲載されており、内容はかなり深い。
「走査線上のジキルで登場する萌郁はラウンダーか」「アルパカ司令のCVは誰か」「ダルの@ちゃんねるトリップの意味は」「昏睡励起のクァンタムで萌郁が最後に書いたFBへのDメールはどうなったのか」「ストーリータイトルに込められた意味は(これのみ編集部の独自考察)」など、興味深い話も多かったです。シュタゲ関係の公式資料集一番の楽しみ。
- Cast COMMENTARY
主要キャストのコメント。「宮野×今井」「てらそま×山本」のほか、ラボメン6人の中の人の計8編。
意外とみんなまじめに答えています。その中でも小林ゆうさんは本当きちんとしてるんですよね。お芝居始めるとあんなに破天荒なのに。
感想
公式資料集としては十分な出来だと思います。このエントリを書くために改めて読み返してみましたが、またプレイさせたくなる魅力がありますね。電子書籍版も出ているようなので、「資料集?デカくて場所とるからいやだ」な方も是非。
しかしやっぱりシュタゲは面白いです。新作小説の企画がぽしゃってしまったのは返す返すも残念ですが、また何かの形で復活してくれるのを楽しみにしたいと思います。
2014-09-08
PQの2周目を無事クリアしました!P3編はP4とくらべてちょっと暗めでしたけど、その分泣かせるエピソードもおおくておもしろかったなぁ。30時間ほどかかりましたが。
そして公式設定資料集をゲットしたのでそのレビューでも。
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 公式設定資料集
レーベル:ATLUS×ファミ通
価格:1900円
レビュー
- 公式イラスト集
ファミ通や店舗特典などで使用されたイラストを大判で収録。見たことのないイラストも多い。
- キャラクター
登場するキャラ25人それぞれについて、4ページ(NPCは2ページ)を割いて、SDイラスト、ラフ画、表情集、キャラクター関連キーワードなどを収録。他のキャラからの一口コメントもある。
大体マリーのコメントが辛口一直線(「青シャツ、ださい」「赤ベスト、暑苦しい」「暑いのにニット帽とか、ヘン」など)キーワードは原作ネタなども拾っているので、P3やP4未プレイの人にもいかも(情報量は少ないけど)。
- クリエイション
- アートワーク…ペルソナやシャドウのボス数体のラフ画・設定画やスタッフコメントなど。
- ラビリンス…ヤソガミコウコウや迷宮の3Dモデル。いつも見ている景色も違う角度から見ると別の印象に。
- サブペルソナ…全てのサブペルソナ(DLC含む)のステータスイラストとカットインイラスト。ほとんどのペルソナは両方とも同じ(光の当たり加減が違うだけ)だが、中には全く違うポーズのペルソナも。
- スペシャルアート…キャラクターのSD化が完成するまでのラフ画など。キャラデザの副島氏のインタビューあり。
- インタビュー…金田D、木戸シナリオライター、前田チーフデザイナーのロングインタビュー
- アニメーション
オープニングや劇中などで流れるムービーのスクリーンショットや原画、絵コンテなど。ゲームにはムービーシアターがないのでこれはうれしい。P3、P4キャラが初登場する時のカッコイイポーズも完全収録。
- コラム
- 7人のナビの特徴を教えてくれる「探索に彩りを!7人のナビボイス」
- ごーこんきっさの最後に表示されるウェディングイラストを完全収録し、各キャラのリアクションも掲載した「赤い糸は誰の手に?運命の相手大公開」
- P3編とP4編で対になっているイベントの概略を紹介する「そのとき、何hが!?迷宮イベントダイジェスト」
- 稲羽郷土展第三夜で発生する、最も低いレベルのキャラがこぼす愚痴を紹介した「たまには活躍させて!最低レベルメンバーの苦悩」
- 毎度おなじみ「ココロに響け!マリーのポエム」
という感じで、内容は充実していました。PQファンにはお勧めしたい一品です。携帯ゲーム機の資料集で280ページを越えているのは珍しいのではないでしょうか(ダンロンとかには負けますが…)スタッフインタビューもかなり突っ込んだ質問がされていて、読んでいて面白かったです。
2014-07-04
ペルソナQの攻略本です、設定資料集発売決定の告知もありましたよ。
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 公式パーフェクトガイド
レーベル:ATLUS×ファミ通
価格:1600円
レビュー
- キャラクター
メインキャラクター達のイラストと簡単な説明。
補足的な情報は無く説明もかなり簡略、菜々子が含まれていないなどやや残念な出来。
- システム
システム解説。最速攻略本よりもさらに細かく、マスクデータも含め充実。
クリティカルの攻撃倍率(約1.38倍)、総攻撃の発生確率(ブースト3人で約4割、4人で約7割、5人で10割)、スキル「蛇ニラミ」は迷宮ナビ、戦闘ナビのどちらに習得させても効果がある、などの情報が役立ちました。欲しいと思っていたスキルカード抽出逆引きリストもありがたい。
- 迷宮攻略
迷宮の仕掛けの解き方がメインだが、それとは別に強力なペルソナの合成方法とQRコードが掲載されている。
おすすめペルソナは、攻略本にありがちな、ほどほどの強さのではなく、隠しボスをワンターンキル出来る、14連鎖をかませるなど本気すぎるラインナップ。ナビ用や補助用のペルソナ情報も充実している上に、QRコードを使えば即使用可能という手軽さもいい感じ。
仕掛けについては最速本よりもかなり細かく手順が載っているので、わかりやすい。
- データ
サブペルソナ、敵、スキル、アイテムのデータ。
敵の属性防御耐性も10%刻みで数値化されているのでよい。ただしスキルの攻撃倍率や命中率などの細かいデータが無く、ゲーム上のテキストで手に入る以上の情報が無いのは×。ただ最速本にはなかった「継承可能かどうか」については掲載されている。
- 地図帳
大きなマップと迷宮で発生するイベントに関する情報を3.とは別に掲載。
分けたのはいい(仕掛けとイベントを同じページに載せると情報量が多すぎて読みづらい)のだが、なぜページをこんなに離したのかよくわからん。
という感じで、全体的には満足出来る内容でした(というより他に選択肢ないけど)。
…が、+αのおまけ要素がなかったのは残念。スタッフかキャストのインタビューor設定資料集orシナリオ解説があればもっと評価は上がったはず。
2014-06-17
PQの最速攻略本のレビューです。まさかのファミ通。なおコンプリートガイドは7/4発売予定です。
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 公式ガイド~ザ★前夜祭~
価格:1500円
レーベル:アトラス×ファミ通
レビュー
序章から3章までの攻略本です。薄いけど大きめのサイズなので読みやすくはありますね。
- キャラクターズ
登場キャラクターほぼ全員の紹介。1キャラにつき2ページで、1ページはキャラクターイラストが一面にあしらわれ、もう1ページにはキャラとメインペルソナの簡単な紹介、キャラの名台詞や名場面のスクリーンショットなどが掲載されています。情報量はあまり多くないですけど、ページ構成にセンスを感じます。
- システム
迷宮探索のポイントや、パーティの組み方、各キャラの基本的な戦闘性能など。
「逃走成功確率は『速』依存」「戦闘勝利時のペルソナ出現確率は、ブースト人数*10+10%」「イケニエと成長対象のペルソナのアルカナをそろえるとEXPにボーナス」など結構知らなかった(かつ重要な)情報が多めです。
- ヒント アンド ティップス
本体とも言える迷宮攻略関係のページ。マップはもちろん、シャドウの耐性や弱点、事前にしておこうべき準備やおすすめのメンバー構成、発生するイベントなど必要なデータは網羅されています。シャドウ関係の情報には時々誤植があるのは気になりますが…
その他、校内探索の発生時期や依頼のデータなども掲載。
- データ
Lv39までのサブペルソナ、その覚えるスキル、第3章までに入手出来る装備品やアイテムのデータ。あえて言うなら、サブペルソナデータのスキル欄は、情報支援系スキルとそれ以外で区別した表記にして欲しかったかも。
- その他
探索用のスキルを詰め込んだサブペルソナ「フォルトゥナ」が入手出来るQRコード同封。ただし主人公のLvが27必要なのと、呼び出しに¥がかかるので注意。
というわけで、最速本としては非常に出来がよく、コンプリートガイドが出るまでのつなぎとしては十分信頼出来る内容でした。ナイスアトラス。
これでスタッフかキャストのインタビューが付いていれば本当に言うことなかったです。まぁそこまで求めるのは無理というものか。
PQですが、第3階層の探索に入り、あっさり全滅しました。ファントムメイジいろいろやばすぎ。
スキル承継ってなにを優先したらいいのかなぁ。幅広い属性に対応させると火力が下がるし、火力を優先すると弱点が突きにくいし…ガンガン弱点を突いてガンガン総攻撃してガンガン新しいペルソナを入手してキャラを鍛えた方がいいんだろうか。
2014-05-20
先日購入したWA2の攻略本を買ってきました。なお昔のゲームなので中古なのはしょうがない。
ワイルドアームズ2ndイグニッション コンプリートガイド
価格:1300円
レーベル:ファミ通の攻略本
レビュー
分厚いことで有名なWAシリーズの攻略本ですけど、その中では比較的薄めです(370ページ)。
攻略本がゲーム本体に気を遣っていた時代の本なので、
- ダンジョン攻略は割と謎解きが重要になるが、謎解きについてのアドバイスはほとんどない
言い訳:「自分の頭を使って謎を乗り越えてみぃ。その方が確実に味わい深いプレイを楽しめるぞ」
- マップで入手出来るアイテムの一覧はあるが、そのマップのどこで入手出来るかの情報がない
言い訳:「そのうちお主らは「トレジャーコール」(※隠されたアイテムを発見するスキル)を手に入れるはずだからのぅ」
- イベントについてあえて詳細をぼかしているところがある
言い訳:「『冷たい選択をすると、手に入らないものがある』ということだけは、注意しておく」
などなど。
といっても駄目な攻略本というわけではなく、
- ダンジョン攻略のヒントは別のページにまとめて掲載してある(そこでも漠然としたヒントだけなので、自分で考えて謎を解く楽しみが残せる)
- 個性的なモンスターの全てについてかなり大きめの3Dモデルが掲載されている
- 各パーティキャラについての短編小説がある
- スタッフインタビューがかなり充実
- マリアベルたんのコラムがある
など、見るべきところも十分あります。他に選択肢がないというのもありますが、とりあえずWA2をプレイするなら持ってて損はないと思います。
WA3、4、Fの攻略本はアーメンガードネタがあるから読んでいるだけでもおもしろいんですけどね…
ドールもうすぐですか あのロボットを動かせるシステム どうにか今後のゼノシリーズ…