2018-12-27
2008年からしている毎年恒例の年間ゲームレビューも10周年です。うっかりカウントを間違えていたせいで、今日から始めないと終わりそうにないので、1日前倒しで始めます。全4回です。例によって、プレイ開始が早いものから順に並べています。
今年のレビュー対象は17本ですが、昨年から今年にかけてプレイしたゲーム2本(ディスガイア5、ゼノブレ2)については、昨年のレビューを更新しています。
総評は大体以下の通りです。あと☆は★半分の意味。
★★★★★★以上…神。人生でベスト10に入るくらいのゲーム。
★★★★★…傑作。ハードごと購入してでもプレイする価値のある作品。
★★★★…名作。ハードを持っているならぜひプレイすべき作品。または傑作だが人を選びそうな作品。
★★★…良作。何か波長が合うところがあれば十分プレイする選択肢に入る作品。
★★…凡作。特筆すべき事がない作品。もしくは全体的には良作レベルだが、致命的な問題点がある作品。
★…駄作。とても人には勧められない作品。
よく考えたら、星の欠片の物語以降VRゲームをプレイしていないですね。やりたいゲームがないわけではないのですが、それ以外のゲームが忙しくてそっちに手を伸ばす余裕が…。狼と香辛料VRは絶対プレイします!あ、来月半ばまでクラウドファンディングやってますから、ファンの方はぜひ支援しましょう。yukkun20もわずかながら協力させて頂きました。
2018-11-17
Ⅲいつプレイ出来るかな…
英雄伝説 閃の軌跡II:改-The Erebonian Civil War-
ストーリー
帝国宰相ギリアス・オズボーンの暗殺に端を発した貴族連合によるクーデターは、いつしか帝国全土を巻き込む内乱に発展していた。そんな中、貴族連合の手に落ちたトールズ士官学院から仲間たちの助けで脱出したリィン・シュバルツァーは、帝国北端のユミル山脈で目覚める。故郷まで帰り着いたリィンだったが、自分を逃がしてくれたⅦ組の仲間たちは行方が分からなくなっていた。折しも故郷も貴族連合の襲撃を受け、リィンの妹エリゼと、その親友で帝国皇女アルフィンが拐かされてしまう。リィンは仲間達と合流し、妹たちを助け出すため、旅立つのだった―
ということで、軌跡シリーズの最新作です。前作閃の軌跡Ⅰがクライマックスで終わってしまったため、今回は純粋な続編になっています。一応作中でも前作ストーリーを振り返ることは可能ですが、可能なら前作だけでもプレイしておいてほしいですね。
今回もストーリーは秀逸の一言です。というか、前回のエンドがどん底だったわけで、そこから這い上がるストーリーが面白くないわけがない。前半はⅦ組の仲間たちとの合流、後半は他の学院の生徒たちを集めながら帝国の各地を周り、虐げられている人々を解放していく展開で、前作で仲良くなった各地の人々と再会していく旅は本当に面白かったです。
ただ、今回ストーリーを手放しで褒められるかというとそういうわけでもなく、いくつか気になったことがあります。まず(これは軌跡シリーズ全体の問題なのですが)、作中で倒せるのはいわゆる表向きのボスで、全てを裏から操っている黒幕には全く手が届きません。ストーリーの展開的にもそうなんですが、実力的にも黒幕は主人公達よりはるかに高い位置にいるので、カタルシスがいまいち得られにくい展開になっています。ラスダンではそういった黒幕達が勢揃いして、バトルタワー形式(いわゆる階層ごとにボスがいるダンジョン)になってるんですが、じゃあ途中の黒幕達をどうやって突破するのかと言えば、味方サイドの超人達がピンチで颯爽と登場して敵を引き受けてくれるわけです。…熱い展開ではありますが、それを4連続でやるのはどうなんだよ。それに中ボスを倒せない主人公達がラスボスを倒しちゃう展開には若干引っかかるものを感じました。
あと内乱なのに、いまいち緊迫感がないのが気になります。これは人死にが少ないからですね。敵も味方も死なないですし、特に敵のボス達は基本的に手を抜いています。またお互い相手の実力を認めて敬意を払っている節があるので、なんとなく戦争というよりスポーツみたいになっちゃってるんですよね。特に○○○との決着に主人公が執着するのはわからなくはないんですけど、彼は基本的にテロリスト(で実際人も殺している)なのであんまり正々堂々の果たし合いに拘るのはどうなのかなぁ。
今回もストーリーは結構中途半端に終わります。前作ほどではなく、話は一区切り尽きましたが、さらなる謎も大量に撒かれてしまいました。Ⅲがどういう展開になるのか楽しみです。
システム
フィールドの美しさは前作と変わらず。今回は学院を離れたので、仲間たちもちゃんと私服になっていたのは良かったです。
前作は仲間はほぼ全員制服でしたが、私服になった今作は並んでいるだけで華やか。
前作でも言いましたが、声優も豪華だしイベントの質も高いので、パートボイスなのは残念です。特に同じイベントの中で声のあるキャラとないキャラがあるのは頂けません(というか主人公だけ声がないパートすらあるのはどうにかならんのか)。せめてメインだけでもフルボイスにしてほしかったですね。声優陣も非常にレベルが高かったのでもったいない。
今回からショートカットキーでデータベースにアクセス出来る機能は廃止されました。データベースの量が増えましたからこれはしかたないですね。しかし人物図鑑やモンスター図鑑、レシピ、釣り、書籍集めなど相変わらずコンプリート要素が満載なので、そういうのをちまちま集めるのが好きなyukkun20のような人にはたまらない仕様ですね。データベースが更新された時に即そのページにアクセス出来るようになってたらなおよし。
データベースが埋まっていくことに得も言われぬ快感を感じる…
サブイベントの網羅率も評価に影響するのでついついやりこんでしまいます
またいつでもセーブは本当にすばらしいです。長丁場のRPGだからこそこういうのは大事にしてほしいです。
あいかわらず会話ログ機能自体がないのは残念です。高速スキップモードでうっかり大事な会話を飛ばした救済のためにもこれは何とかしてほしい…。
また今回はギャラリーがありますが、スチル絵を見直せないのは残念です。しかし1週で基本的に一人しか見られない絆イベント(いわゆるデートイベント)も、特定のフラグさえ立てておけばイベント自体を見ていなくても見られるようになったのは超朗報です。
今作も高速スキップモードがあります。これはイベント&フィールド移動を2倍速で、戦闘は4倍速で進められるという代物。2周目の高速プレイに非常に役立ち、プラチナも楽々でした。
その他、ストーリーの展開に合わせてタイトル画面が変わったり、各地へのショートカットが充実して徒歩で歩き回らなくても良くなったりと、快適なプレイのためにいろいろ気を使ってくれている感じがしました。
前作は鉄道で移動していましたが、今作は飛行船で各地に楽々アクセス出来ます。
キャラクター
PCキャラは全部で18人。うち11人は中盤までに揃い基本的に離脱しません。残りの7人はストーリーの展開に合わせて加入・離脱し、最終ダンジョンでのみ全員が揃います。といっても前作で各キャラクターについては十分に描かれ、今作では前作ではあまり触れられなかったキャラにスポットが当てられているので、人数が多すぎて散漫になっているという印象は受けませんでした。ただしこのゲームは同じパーティに入っているキャラクター同士は絆が強化され戦力も上がるので、メンバーが揃った中盤以降はどうしてもメンバーが固定されがちでしたね。ただ、経験値補正がきちんとしているので、しばらく使っていないキャラをいきなり前線に入れても基本的に困ることはありませんでした。
前作から引き続き、今作も委員長ことエマと、サラ教官の2人を狙ってプレイしました。てっきりリィンはよくいる朴念仁キャラだと思っていたのですが、絆イベントは自分から告白したり、特定のキャラとハグしたりキスしたりと結構男の子らしいところも見せてくれて安心しました。最後の絆イベントでは明確に恋人関係になれるキャラも数人います。
1周目のヒロイン・サラ教官。大人の女性らしく、大きな責任を負ってしまったリィンを受け止めてくれました。
2周目のヒロイン・エマ。彼女はその立ち位置的にリィンの真のパートナーという気がする。
なお彼女の飼い猫の方がヒロイン力が高いという説も(笑)
そしてモブキャラたちも前作の設定を引き継いでいるので、前作でモブキャラにも話しかけまくっているほど、仲間に入ってくれた時の喜びもひとしおです。今回も台詞が定期的に変わりますので、こまめに話しかけるのが楽しい。またその中の数人には意外な展開が用意されていて、本当に一人一人のキャラが立っていると感じました。
バトル
シンボルエンカウント制。不意打ちを取るにはやや手間がかかりますが、前作と大差ないので慣れていれば問題ないです。オートバトルはなくなりましたが、今回は1周目ノーマルでも割と戦闘バランスがシビアなのと、高速スキップモードがあるのであまり気になりませんでしたね。フィールドも広めで敵の密度も薄いので、戦闘を避けるのも容易でした。
今回戦闘画面もマス目状のフィールドではなく普通のフィールドになりましたが、基本は変わっていません。行動順が回ってきた順番に、「移動」「攻撃」「アーツ」「道具」などのコマンドを選択して戦います。選んだコマンドによって次の行動順が回ってくるまでの時間も変わる、変則的なコマンド制+ターン制です。
戦闘に参加出来るのは4人。2人ずつペアを組んで戦います。
攻撃には、威力が低く射程も狭いが連発しやすい「通常攻撃」、威力が高く射程もほぼ無制限だが発動まで時間がかかり、回復しにくいEPを消費する「アーツ」(テイルズでいうと術)、威力が高く即時発動するがCPを消費する「クラフト」、CPを全消費するが極めて威力が高く、ターンに関係なく割り込んで使用できる「Sクラフト」を使い分けて戦います。その他敵の弱点を突くことで「追撃」したり、追撃によって貯まったポイントを消費することで「ラッシュ」「バースト」などの連係攻撃を繰り出すこともできます。今作ではさらに、HP/EP/CPを回復し、3ターン連続で攻撃出来る「オーバーライズ」が使えるようになりました。
必殺技は前作を引き継いでいますが、カットインは新規書き下ろし。
こちらはオーバーライズ。カットインは必殺技の使い回しですが。
今回のクオーツシステムは前作とほぼ同じです。前作のようにメンバーの入れ替わりが激しくないため、クォーツがしょっちゅう外されてしまうという問題はなくなりました。
戦闘バランス的には、さらに下がりました。味方が出来ることが増えれば増えるほどダメージ量がインフレしていくので、1周目の終盤から苦戦することはほぼなくなりました。特にロストアーツが猛威を振るい、ボスは全てそれだけで片付けられます。そして周囲のサポートが欠かせないとはいえ、ロストアーツ以上の火力を連発出来る主人公の強さは特筆すべきものがありました。
総評
いつも通り、王道ファンタジーのお手本のような作品で、文句なしの名作です。ストーリー、バトル、キャラクターというRPG3大要素(あくまで私見です)にほとんど不満がなく、それでいてそれらがシステム的にもうまく結合されていて、ファルコムの底力を改めて感じましたね。
トロコンの難易度は、割と楽だった前作に比べてももう少し楽になりました。もちろん軌跡シリーズらしく、期間限定要素満載なのですが、攻略本などできちんとチェックしながらプレイすれば、取得が難しいトロフィーはないと思います。前回は戦闘回数1000回が作業だ…と言いましたが、今回から600回で良くなったのでさらに○。つっても結局1300回くらい戦闘したけど。
次回作「閃の軌跡Ⅲ」は、来年1月の新作ラッシュを乗り切ったらプレイする予定です。
前作が面白かったのならプレイしないという選択肢はないです
2018-09-10
JRPGをプレイする楽しさを教えてくれます。
英雄伝説 閃の軌跡 I:改 -Thors Military Academy 1204-
ストーリー
ゼムリア大陸における二大国の一つ、エレボニア帝国では、伝統的な政治体制を守ろうとする「貴族派」と、平民出身の宰相オズボーンを中心とする「革新派」の対立が次第に高まりつつあった。そんな中、いずれの派閥にも属さない帝国皇子・オリヴァルトは、帝都近郊にある伝統的な士官学校「トールズ士官学校」において、才能ある若者達を集めた特科クラス「Ⅶ組」を立ち上げる。
自らの出自を知らないまま、シュヴァルツァー男爵家の養子として育てられた青年・リィンは、この春、トールズ士官学院の門をくぐり、Ⅶ組に所属することになる。大貴族の子女、大企業の跡取り、外国からの留学生など、個性的な面々が集められたⅦ組の生徒は、特別なカリキュラムを通じ、時に対立し、時に協力しながら学生生活を送っていく。しかし、帝国のうねりは、否応なく彼らを飲み込もうとしていた…
ということで、軌跡シリーズの最新作です。リベール王国を舞台にした空の軌跡3部作、クロスベル自治州を舞台とした零/碧の軌跡に続くシリーズになっています。舞台は一新されていますが、時系列的には零/碧の軌跡とほぼ同じ時期が描かれており、事件もリンクしていますので、そちらもプレイしておくと二倍楽しめると思います。
今回もストーリーが良かったですねぇ。リィンたちは士官学校の学生として、月の前半は学校内で授業を受けたり青春イベントをこなしたり、生徒会のお手伝いをしながら過ごします。後半は特別実習という名目で帝国の各地を巡り、そこで住民達からの依頼をこなしながら、帝国が直面している問題を観察し、時には介入して解決をしていくことになります。全体的に明るいトーンで話は進みますが、緊迫感のある場面ももちろんあり、バランスが非常に良く取れていたと思います。また、帝国各地をめぐる旅は、本当に架空世界を旅行しているような気分になる演出が随所に盛り込まれていて良かったです。思うにリベールもクロスベルも基本は徒歩移動だったのですが、今回は鉄道で移動するのでスケールの広さを感じますね。
仲間との関係を深める絆イベント。ボイスがなくて残念。
ストーリーは、かなり中途半端なところで終わります。まさか最後に主人公が叫んでエンディングとか予想もしませんでした。かなり大量の伏線も張り巡らされたままになっていますので、Ⅱは絶対プレイすべきですね。今回もラスボスの正体には驚かされっぱなしでしたけど、でも多分今回のラスボスはシリーズ通じてのラスボスじゃないんでしょう。そういう意味ではカタルシスは得られにくいかもしれません(もっとも、それが欠点にならないほどストーリーが練ってありますが)正体を隠しているキャラ、正体は明らかになっているものの目的を隠しているキャラも結構いそうなので、この先が楽しみです。
システム
今回からフィールドがドットではなくポリゴンになりました。キャラクターのモデリングも可愛いですし、シリーズおなじみの緻密な背景は健在でした。
アニメ調の表現も残しつつリアルな表情も描くいいバランス。
今回からパートボイスになってしまったのは残念なところ。しかも同じイベントの中で声のあるキャラとないキャラがあるのは頂けません(というか主人公だけ声がないパートすらあるのはどうにかならんのか)。せめてメインだけでもフルボイスにしてほしかったですね。声優陣も非常にレベルが高かったのでもったいない。
前作でも言いましたが、フィールドでもショートカットキーで、必要なデータベース(クエスト一覧、モンスター図鑑、人物図鑑、料理レシピ、釣り図鑑、書籍など)にアクセスできるところや、いつでもセーブができる仕様は本当にいいですね。セーブポイントを限定する仕様に何か意味があるのかと最近は思うようになってきました。
手伝いをしたり、課題を上手にこなすことでAPを集め、学生としてのレベルを上げていくシリーズおなじみのシステム。
あいかわらず会話ログ機能自体がないのは残念。また今回はギャラリーもないため、作中の印象的なスチル絵を見直せなくなったのも残念でした。
あと特筆すべき点として、高速スキップモードがあります。これはイベント&フィールド移動を2倍速で、戦闘は4倍速で進められるという代物。2周目の高速プレイに非常に役立ち、プラチナも楽々でした。
その他、ストーリーの展開に合わせてタイトル画面が変わったり、各地へのショートカットが充実して徒歩で歩き回らなくても良くなったりと細かい点まで気を使っている感じがしました。
タイトル画面。進行に合わせて登場するキャラクターや服装が変化する。
キャラクター
PCキャラは全部で13人。うち2人は中盤で加入、2人はゲスト加入です。さらに特別実習中はクラスが班分けでバラバラになるので、基本的には4~7人パーティとなります。主人公だけは固定ですが、その他のメンバーは上手い具合にローテーションしていくので、1周目はいろんなキャラを使いやすくなっています。これだけキャラクターがいるのに、それぞれの見せ場がきちんと心得られていて、どのキャラクターも非常に心に残る感じになっていました。
彼らは士官学院のクラスメートなので、最初はお互い面識がなく、また貴族と平民の対立などの影響もあったりして、関係は円満とは言えません。リィンはクラスの重心として、人間関係を取り持ち、時にはなだめ、時には煽りながら、自然とクラスの中心になっていく姿がじっくりと描かれていて、見ていて気持ちのいい主人公でしたね。彼も出生の秘密があるみたいなんですけど、それはⅡ以降ということで。
プレイ前はツンデレで中の人がほっちゃんのアリサが気に入ってましたが、実際にプレイしてみると、エマがよかったですね。委員長!お下げ!眼鏡!結局1周目はエマエンドでした。そして2周目はサラ教官エンドだったという…P5をプレイしても好きなキャラが千早とべっきぃなので、yukkun20はお姉さん風のキャラと、女教師キャラに弱いみたいです。でもまだ恋人関係になった!というレベルではなかったので、こちらもⅡ以降に期待。
後夜祭イベントでちょっと良い感じに。
相変わらずモブキャラたちのセリフもしっかりしていて、それぞれにドラマ性を感じます。というかもうモブキャラじゃなくてサブキャラといっても過言ではないのでは。1章の間に3~4回台詞が変わるので、そのたびに話しかけてしまいました。各PCにも、モブの中にライバルや因縁のあるキャラがいたりして、よくありがちな「主人公を中心とした人間関係しか見えない」ということもありませんでした。
バトル
シンボルエンカウント制。不意打ちを取るにはやや手間がかかりますが、慣れればなんと言うことはないです。オートバトルはなくなりましたが、今回は1周目ノーマルでも割と戦闘バランスがシビアなのと、高速スキップモードがあるのであまり気になりませんでしたね。フィールドも広めで敵の密度も薄いので、戦闘を避けるのも容易でした。
今回戦闘画面もマス目状のフィールドではなく普通のフィールドになりましたが、基本は変わっていません。行動順が回ってきた順番に、「移動」「攻撃」「アーツ」「アイテム」などのコマンドを選択して戦います。選んだコマンドによって次の行動順が回ってくるまでの時間も変わる、変則的なコマンド制+ターン制です。
攻撃には、威力が低く射程も狭いが連発しやすい「通常攻撃」、威力が高く射程もほぼ無制限だが発動まで時間がかかり、回復しにくいEPを消費する「アーツ」(テイルズでいうと術)、威力が高く即時発動するがCPを消費する「クラフト」、CPを全消費するが極めて威力が高く、ターンに関係なく割り込んで使用できる「Sクラフト」を使い分けて戦います。特にアーツは発動までに時間がかかり、その間に敵が動いてしまったり、あるいは詠唱をキャンセルする技を使われたりといいアクセントになっています。その他敵の弱点を突くことで「追撃」したり、追撃によって貯まったポイントを消費することで「ラッシュ」「バースト」などの連係攻撃を繰り出すこともできます。
リィンのSクラフト。刀使いがかっこよく刀を使えるゲームはいいゲーム。
こちらはラッシュ。カットインが使い回しなのは気にしない方向で。
今回はクオーツシステムが変わり、術を覚えるクォーツと、ステータスを上げるクォーツが完全に分離されました。一応キャラクターはステータスが偏ってくるので得意な戦術は決まってきますが、クォーツの選択である程度育成の自由度は確保されています。この辺りは前作とほぼ同じですね。ただ、メンバーの入れ替わりが多く、そのたびにレアクォーツが外されてしまうのには困りました。レアクォーツが貴重な1周目はともかく、2周目以降ほとんどのキャラはレアクォーツで固めることになるので、再加入の度に着け直さないといけないのがかなり手間です。せめて自動取り外しをON/OFF出来るようにしてほしかったところ。
戦闘バランス的には、過去作に比べると低めです。敵も強くなりましたが、それよりも味方のインフレの方が強いので相対的に敵が弱くなりました。特に今作はこれまでと状態異常の扱いが代わり、ボスなどにも通りやすくなっています。時に遅延(敵のターンが回ってくる速度を下げる)が非常に強く、大抵のボスにも通る上に、リィンが初期に取得するクラフトが範囲攻撃でなおかつ強い遅延がかかるという強力な技なので、基本的に遅延ゲーでしたね。
総評
いつも通り、がっつりした王道ファンタジーを楽しみたいなら文句なしに進められる作品です。ストーリー、バトル、キャラクターというRPG3大要素(あくまで私見です)にほとんど不満がなく、それでいてそれらがシステム的にもうまく結合されていて、全てのJRPGのお手本になるような作品でした。過去作で気になったバトルシステムの古さも概ね解消され、本当に隙のない作品になったと思います。
トロコンの難易度は、これまでのシリーズと比べても蒼Evoに並んで楽でした。もちろん閃の軌跡らしく、期間限定要素満載なのですが、攻略本などできちんとチェックしながらプレイすれば、取得が難しいトロフィーはないと思います。戦闘回数1000回が作業になる位かな…
次回作「閃の軌跡Ⅱ:改」も旅行から帰ったらプレイするつもりです。
JRPG好き、学園物好き、世界設定濃いめが好きなどの皆様にお勧めです
2018-07-01
2回目だけど2回とも同じところで泣いた。(レビューがPSP版のコピペになってるところがありますが仕様です)
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄
プラットフォーム
PlayStation®4, PlayStation®Vita
ジャンル
AVG+S・RPG
価格
アクアプラスリミテッドボックス … 29,800円(税抜)
プレミアムエディション … 9,800円(税抜)
通常版 … 6,800円(税抜)
ダウンロード版 … 6,000円(税抜)
公式
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 PS4®/PS Vita
プレイ時間
1周目:47時間(プラチナ)
ストーリー
ある大地震のあった日。ヤマユラの集落に住む獣人の少女エルルゥは、近くの森に倒れていた男性を保護する。過去の記憶を全て失ったその男に、エルルゥの祖母トゥスクルは「ハクオロ」と名づける。エルルゥの献身的な介護によりハクオロはめざましい回復を遂げ、その恩返しとして様々な知識を村に提供した。しかし村が急に豊かになったことにより、国の皇に目を付けられ弾圧が始まる。それに反発したトゥスクルが殺害されたことを機に、集落全体に反乱の気運が高まり、ハクオロは否応なくその渦に巻き込まれていく―
さすがに名作と言われるだけのことはあり、ストーリーが面白いです。このシリーズではいつものことですが、戦闘と戦闘の間のアドベンチャーパートが極めて長く、ボイスを聞いていると1~2時間くらいずっとイベント、というのもよくある話なんですが、それが全然苦にならないレベルのおもしろさです。
エルルゥとアルルゥの可愛さは異常。
話は終始シリアス展開で、もちろんコメディタッチのシーンも数多くありますが、基本的に戦乱状態なので緊迫感のあるシーンが多いです。人もバンバン死にますし。終盤の大きな展開は、PSP版をプレイした時には意味がわかりにくかったのですが、「偽りの仮面」「二人の白皇」をプレイした後だと理解も深まり、より面白かったです。シリーズ未プレイの方はこの作品からプレイしてほしいですが、yukkun20のように「偽りの仮面」から入った方もこの作品はプレイする価値がありますよ。
世界観の都合上独特な用語も多いですが、用語事典も充実しているためわかりにくいことはありませんでした。ただし用語集はストーリーの進行によって更新されるのですが、更新されると前の文章が読めなくなるのは×。
システム
全体としてはADVで、合間合間にSRPG方式の戦闘が挟まれるという、SRPGではオーソドックスなシステムです。
ADVパートの方は特筆すべきシステムはなく、一本道です。多少イベントの発生する順序が変わるくらいで、分岐などはありません(ひとつだけ順番を間違えると消滅するイベントがありますが)。エンディングもひとつだけです。
移動先によって発生するイベントの順序が異なる。
バックログ、既読スキップ、オートモード など、基本のシステムもきちんとしています(ただバックログは全画面ではなくメッセージウィンドウに表示されるタイプ。個人的には画面演出ごと巻き戻るバックシーンの方が好み)。クリア特典としてシーン回想がありますが、すべてのイベントを回想出来るわけではないことは注意。
イベントはフルボイス(PSP版のままだと思います)ですし、戦闘中もばんばんしゃべります。声優さんは有名どころばかりですね。主人公の小山力也さん、エルルゥ役の柚木さんはもちろんすばらしかったですし、アルルゥ役の沢城さんもよくぞここまで少女の演技をこなしているなぁと感心しきりでした。その他あまり存じ上げない声優さんもいらっしゃいましたが、皆さんすばらしい演技で、とても音声スキップは使えませんでした。
PSP版のクリア特典だった「スタッフルーム」がなくなっちゃったのが残念。これも時代か…。
キャラクター
キャラクターデザインは時代を感じますが、プレイ意欲がそがれるほどではないです。一応ステータス画面用の立ち絵のみ書き下ろされていますが、こっちのデザインに全部直してくれれば良かった…とはいいますまい。ちなみにステータス画面用といっても、実際にはBPを割り振る画面でしか表示されないのでちょっともったいない。
2枚上のスクショにあるエルルゥの立ち絵と比較してみては。
男性キャラも女性キャラもしっかり性格が立っていて、突拍子もない行動をするキャラもおらず、かといって意外な一面がないわけでもなく、自然に物語に入り込めました。あまり尖ったキャラはおらず、最近の極端な味付けのキャラに閉口している人には古き良きキャラゲーとして愛して頂けると思います。しかし改めて見るとウルトリィさんは情が深い女性ですねぇ。PSP版の時にはあまり感じませんでしたけど。あのときの少女が続編でああなったとは感慨深い。
普段冷静沈着で大人な女性の涙はグッときますよ
キャラクターの人間関係がしっかり描かれているからこそ、最終戦後のイベントは泣いた泣いた。でもあそこまでやったんなら、エピローグは寸止めにしなくても良かったんじゃないかなぁ!うたわれは寸止めエンドが多すぎるよ!
戦闘
PCキャラは全部で15(3人はゲストキャラ)。出撃人数は最大で11人なので全員を出撃させることは出来ません。今作は出撃していなくてもマップクリアで経験値が平等に入る仕様ですが、その他に戦闘中の行動により入る経験値や、出撃により手に入るBPを使用してステータスを強化することが出来るため、使いたいキャラは毎回出撃させるのがよいと思います。
BPは火力、物理防御、術防御の3つに振ることができますが、基本的には火力極振りで問題無いと思います。中盤以降は雑魚は一撃で倒せるようになり楽出来ます。トロコンのため戦闘演習をしているとBPが貯まりすぎてヌルゲーになってしまうのが残念ですが、あと2作と違ってBPを振らないと地獄らしいです。
戦闘はスクエア制、アクティブターン制のSRPGです。
特徴的なシステムとして「連撃」があります。これはタイミング良くボタンを押すことで単発攻撃が多段攻撃となり、ダメージを底上げすることができるシステムです。戦闘に一定の緊張感を持たせてくれますが、自動成功ボタンもあるので、アクションが苦手な方でも問題ないです。タイミングよくボタンを押しても気力が上がるだけでダメージが割り増しになるわけではないので、必要性は下がっているかも。
隠し会心もなくなって残念。
難易度は普通と高難度が選べます(プレイ中の変更も可能)。高難度でプレイしましたが、一応ノーデス縛りでクリアしました。火力に振ると装甲が紙すぎて、ボスに後衛が狙われると即死することもあるのでそこは要注意。ただターンを巻き戻すことも出来るので、ノーデスの難易度自体も高くはないです。
戦闘画面はあと2作同様、3Dマップにリファインされました。ただしマップの高低差がない、全キャラ錬技は1種類しかない、防御や回避が出来ない、特性の種類が少ない、広範囲攻撃がほとんど無いなど、システム的にはどちらかというとPSP版に近く、他の2作同様の高度な戦闘を期待するとがっかりするかもしれません(yukkun20のことですが)。なんせ回復役が1人しかいないくらいだし。
マップはPSP版と同様。いかにも落ちそうな吊り橋w
そのせいか、他の2作のキャラをDLCで加入させることも出来るのですが、その戦闘力はかなりデチューンされています。
四神変転も不撓不屈も天地共鳴も天地反照もなーい!
ちなみに30そこそこのレベルでクリア出来ますが、80以上の敵が登場するフリーバトルもあるので(トロコンとは無関係)、戦闘マニアも安心。
総評
2年半前にプレイしたPSP版と全く同じストーリーですが、やはりエンディングは泣いてしまいましたね…。「二人の白皇」と同じと言えばそれまでなんですが(というかあっちの方がこちらのオマージュなんですね)、やっぱりあの演出は卑怯だよー(涙
PSP版はあまりに戦闘は大味で、今作も決して緻密な戦闘というわけではないのですが、だいぶ改善されたと思います。個人的には「二人の白皇」ベースにしてもらいたかったですが、リメイクにそこまで言うのも酷かな。すでにPSP版をプレイした方はあえてプレイしなくてもいいかもしれませんが、未プレイなら絶対プレイすべき名作です。英雄譚好き、独特な世界設定好き、ケモナーなどはプレイして損はないですよ!
特典アニメの感想はこちらをどうぞ。
2018-06-27
アトリエシリーズはまだ頑張れると思う!
リディー&スールのアトリエ~不思議な絵画の錬金術士~
プラットフォーム
PlayStation®4, PlayStation®Vita, Nintendo Switch™, Steam®
ジャンル
錬金術再生RPG
価格
【PS4】
通常版 希望小売価格 7,300円
ダウンロード版 販売価格 7,300円
プレミアムボックス 希望小売価格 10,300円
アトリエ20周年ボックス 希望小売価格 25,600円
ほか
公式
リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜
プレイ時間
1周目:91時間(プラチナ)
ストーリー
アダレット王国の首都メルヴェイユに建つ、一軒の小さなアトリエ。そこには双子の錬金術士の少女が、「国一番のアトリエ」を目指して日々仕事に励んでいた。ある日地下室から聞こえる不思議な声に導かれた二人は、その絵の中の世界に引き込まれてしまう。そこには見たこともない素材が転がっており、双子はそれを使って自分たちの錬金術のレベルを上げようとするのだが―
ソフィー、フィリスと続いてきた不思議シリーズ3部作の最終作です。定期的に行われるランクアップ試験をこなしてアトリエランクを上げつつストーリーを進めていく形式ですが、今作はソフィーと同様時間制限がありませんので全体としてはのんびりしています。
今回はシリーズ最終作なので、過去作で回収されなかった伏線がかなり回収されていて良かったです(特にプラフタ回り)。前作はキャライベントが後半に集中していましたが、今回は全体にバランス良く配置されていてこちらの方が良かったと思います。このシリーズは全部そうなんですが、サブイベントの充実は本当半端ないんですよね。
しかし、今回はメインストーリーが本当に残念な出来でした。特に物語の根幹をなす「アトリエランク制度」がすごく引っかかります。(ここから愚痴長文)
そもそもアトリエランク制度は、アダレット王国が、腕の良い錬金術士を集めて、錬金術で国を発展させるために始めた制度です。ところが中盤で、王国がファルギオルというモンスターに襲われます。ファルギオルは過去にも王国を襲ったことがあり、その時国は滅亡寸前まで追い込まれましたが、一人の優秀な錬金術士によりどうにか封印することが出来ました。アトリエランク制度は、ファルギオル復活に備えて錬金術師を集めるのが真の目的だったのです!
…詐欺じゃん!ちなみに復活したファルギオルに立ち向かうために集まったのは全員双子の関係者です。明らかに戦力が足りていないので、後方で指揮を執るミレイユさん(この国の王女)が作戦を考えてくれるんですが、その作戦が「別働隊が足止めしている間に主力部隊が総攻撃をかける」というもの(僕が端折っているわけではなく、ほんとうにこのまんま)。
…作戦でもなんでもないじゃん!案の定全員まとめてボコられます。そこでようやく一行は対策が必要だと考え、かつてファルギオルを封印した錬金術士(の残留思念)に相談します。その子は人間不信になっていて、双子達の頼みも最初はあしらうのですが、双子達が友だちになろうと言葉をかけると、やがて心を開いてくれるようになります。ちなみにこの子がメインストーリーに絡むのはこの時だけで、これ以降最終章までサブイベントも全くない状態で放置されます(ちなみに最終章のサブイベントも、ある問題の解決するための方法を聞きに行くというもの)。
…友だちじゃないじゃん!利用してるだけじゃん!とにかく彼女の協力でファルギオルをぶちのめしました。するとミレイユさんは「アトリエランク制度の目的も果たしたし、制度を廃止するという話が出ている」と言い出します。
…本当に詐欺じゃん!国家の公認を得ようと考えて移住してきた錬金術士を用が済んだとばかりに放り出す最悪の政策です。結局ミレイユさんは最終的に制度存続に回り、アトリエランク制度は維持されます。しかしその理由が「これを目標に頑張っている錬金術師がいる」という非常に感情的な理由。アトリエランク制度は国家予算が投入されている(ランクに応じた資金援助がある)のに、それでいいのか。
それで、結局双子は国で初めて最高ランクに登りつめるんですけど、正直双子の錬金術の能力の高さについてのエピソードも少なく、作中には明らかに彼女たちより能力の高い錬金術士が登場する(彼女たちの師匠、その師匠のライバル、そのライバルの師匠、その師匠の師匠、その師匠の同僚など)ので、余計ご都合主義な感じが否めません(一応彼らはアトリエランク制度に興味が無くなったみたいな感じで脱落していますが)。
ネージュ(ファルギオルを封印した錬金術士)は犠牲になったのだ…友だちという口先だけの約束の犠牲にな…
フィリスのアトリエも、幼い少女が荒野を旅するという世界設定に馴染めませんでしたが、今回もやっぱりストーリーに馴染みきれませんでしたね。マリーやエリーみたいに、落ちこぼれなら落ちこぼれっぽいストーリー立てにすればいいし、黄昏シリーズみたいに世界を救うのなら、基礎能力は高く設定すべきだと思うんですよね。
システム
アトリエと言えば調合。今作は前作、前々作の正統進化で、良くなったと思います。強力な特性(少なくともやりこみボス以外と互角に渡り合える程度)の入手難易度も低く、強力なアイテムも作りやすくなりました。量販店も復活しましたし、一度に複数個錬成することも比較的容易に出来るようになりました。アイテムを全部作っていれば、ほとんど錬金レベルもカンスト出来るのも手軽で良かったです。
製作個数を増やせるルビナイトは非常に重宝
今回は戦闘難易度が高くて、途中でアイテムか装備を作り込まないと攻略が難しくなっています。ただ今回はスールとフィリスが強すぎて、ある程度強力なアイテムと武器を準備すれば隠しボスもほとんど倒せるので、ちょっとバランス悪かったかも。せっかくDLCキャラを2人追加したのにうまく使いこなせませんでした(これはyukkun20の責任です)
フィールドでは時間の概念がありますが、これはちょっとうっとうしかったです。時間はアトリエで自由に進めることが出来ますが、出先では時間を調節する手段がありません。特定の時間しか出現しないモンスター、採取出来ない素材、開いていない店などがあるのに、一々時間を調整するのは煩雑で、没入感より面倒くささが先に立ちました。時間制限がないのに、時間の概念をこんな不自由な形で残す意味はないと思うんだけどなぁ。
あと、街のグラフィックがダメダメ。キャラモデリングの等身が高いので、それに合わせて建物とかも構築されているんですが、街の住民の数がそれに見合う人数いないので、ものすごく人口が少ない感じがします。しかもモブキャラの会話内容が非常に適当なのも気になりました。この程度ならモブキャラに会話させなくていいから、もっと適当にキャラを並べておけばいいと思うよ。このあたりテイルズは上手だと思う。
一国の首都の目抜き通りがこの有様。
それから細かい部分で気になったことが。
相変わらずマップが使いにくい。前作は全体マップの情報が足りずに使いにくい!と愚痴を言いましたが、まさか全体マップを廃止する対策を取るとは。逆転の発想過ぎる。天気が悪い日は視界も狭くなるので最悪です。
マップは相変わらず広いのに、ワープポイントが少なくて面倒くさいです。特にこのゲームはザコ敵もこちらを発見すると襲いかかってくるのですが、これを回避するシステムがないので、よそ見しながら適当に歩くわけにも行かず…
ただ、前作で気になった、レシピ獲得が作業だという欠点はだいぶ解消されていました。
とはいえ、ソフィーの時から評価の高い図鑑のコメントの充実ぶりや、豊富なキャストインタビュー、声優達の熱演など見るべきところもたくさんあります。終盤で調合の自由度が解放されてからは調合も面白く、最後はうたわれそっちのけでこればっかりプレイしていました。そういう意味でシステム的には決して悪くないです。
おなじみ中の人コメント。尺もかなり長いです。
キャラクター
PCキャラは全部で6人+2人(DLC)。今作は全員パーティに入れることが出来、そのうち6人を戦闘メンバーにします。戦闘メンバーは前衛と後衛のペア3組を作る形式で、その組み合わせにより戦術が大きく変わるので、そこを工夫するのが面白かったですね。…といっても、その面白さがわかるのは終盤に調合がガンガン出来るようになってからなのですが。アトリエシリーズはいつも思うのですが、チュートリアルをもっと充実させた方がいいと思うんですよね。全然説明がなかったり、ごく簡単な説明しかないシステムが多すぎる。
今回のお気に入りキャラはやはりルーシャです。彼女はアトリエシリーズではよく見かける、「ちょっとおしゃまな主人公のライバルポジション」のキャラです。yukkun20はいつもこのポジションにいるキャラを推すことが多いですが、今作も例に漏れず。ルーシャはかまってちゃんなところとややポンコツなところが見ていて楽しかったですし、それでいて双子のことを従姉として見守っているというギャップが良かったですね。でもやはりこのポジションにいるキャラの中ではウィルベルさんが最高!(個人的な意見です
スライドショーには JavaScript が必要です。
前作・前々作キャラも多数登場しますが、リアーネさんだけはシスコンがかなり重症化してましたね(前作は「妹が好きなんですね」というレベルでしたが、今作は完全に病気)。どうしてこうなった。
目が ヤ バ イ
戦闘
シンボルエンカウント制です。敵の動きは鈍いのですが、視界が悪かったり足下が見づらいことも多く、意図しない戦闘に巻き込まれることが少々ありました。
せめてホーリーボトルかエンカウントキャンセルがあれば…
戦闘はオーソドックスなコマンドタイプ。今作は装備の比重が上がりましたので、錬金術士でないキャラにも活躍の機会があります。
最終的には、前衛にスール、後衛にフィリスを置き、それぞれ↓のアクセを持たせて、
他のキャラで↓のアイテムを順番に投げ、
最後にスールが↓のアイテムを投げると、フィリスが8連続追撃を繰り出してどんな敵でも葬ってくれます。(難易度NORMAL。ただしトロコンに関係ない一部の強力なボスは除く)
総評
今回もシステムは良作でしたけど、メインストーリーの出来の悪さがかなり足を引っ張りました。最近はいつもプレミアムボックスを購入していますけど、次回作はちょっと考えます。え、次回作はお祭りゲー?だったらやっぱり買うか…
とはいえ、3部作の集大成になっているので、前2作をプレイした方には問題なくおすすめ出来ます。いきなりここから入っても大丈夫ですけど、やはりソフィーのアトリエからプレイしてもらいたいですね。
2018-06-23
P3はやっぱり重めの曲が多かったですね。そしてついにプラチナ50個達成!
ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト
ストーリー
エリザベスこと自称エリPにより、ベルベットルームに集められた特別課外活動部の面々。エリザベスは、この世界は夢のような世界だといい、妹とのバトルに勝利するため、この「宴」をダンスで盛り上げてほしいと頼んでくるのだが―
せめてエンディングでは収拾を付けるべきだったような
今作はP4Dと異なり、明確なメインストーリーはありません。一応ベルベットの姉妹喧嘩に付き合わされているという体ではありますが、勝負の行方について詳しく語られることなく、ひたすらフリーモードでダンスを披露する形式になっています。
コミュはフルボイス
代わりに、各キャラとのコミュイベントが8つずつ用意されています。P3でいうと最終決戦当たりの時間軸をベースにしているらしく、キャラの関係は良好で、P3ではあまり見られなかったキャラクターたちの親しげな掛け合いが見られるところはいいと思います。時間軸の都合上、荒垣さんとコロマルがハブられてしまったのは残念ですが…
原作では絡みが少なかったキャラの会話も美味しい
システム
フリーモードは全25曲。やはりやや少なめです(yukkun20は気にならないレベルですが)。もちろんP3で人気のある曲はほぼ含まれています。P3は全体的に重めの曲が多いですが、P4のアレンジ曲なども含めることでバランスが取られていました。本作の新曲”Our Moment””Moonlight Serendipity”もP3らしい雰囲気の曲で良かったです。yukkun20お気に入りの「全ての人の魂の詩」も聞き逃せません。
VIDEO
この曲のみHARDでもフルコンボ達成
フリーモードは難易度をEASY/NORMAL/HARD/ALL NIGHTから選択可能です。個人的にはP4Dより難易度の幅が広がっていました。一応サポート無しに全曲HARDでBRILLIANTを取りましたが、P4Dを先にプレイしていなかったら無理だったかも。
EASY…初見でもほぼKING CRAZYが取れる
NORMAL…EASYと大差ないレベルからP4DのHARDに近いレベルまで様々
HARD…途中で打ち切られることは少ないが、BRILLIANT以上を取るのは結構苦労する
ALL NIGHT…クリア出来る気がしない
といっても、難易度を低下させるカスタムが豊富にあり、クリア(そしてトロコン)だけなら初心者や音ゲー苦手でも全く問題ないです。あとはやり込みの域ですので、音ゲーになじみがないと言うだけで敬遠する必要はなさそうです。
フリーダンスでは、キャラの衣装やアクセサリーを変更することができます。衣装バリエーションもそこそこありますし、DLCも豊富に用意されているので、気に入る衣装は見つかるでしょう。ランダム選択機能もあるので、運任せで決めてもOK。
水着、ハイレグアーマーなど原作に出てきた服装はすべて収録
COMMUでは、主人公と各キャラとの会話イベントを楽しめます。といっても1対1ばかりではなく、他のキャラが会話に加わることもあり、仲間同士の関係が良好なのがよく分かります。P3では仲間たちの絆が深まるのはかなり終盤で、深まったと想ったら衝撃展開で全員不安定になってしまうので、このような機会は貴重。PQでP3キャラの仲の良さに感動した諸兄はぜひプレイを。若干P5とのコラボもあります。
彼女の正体は…?
あと人間関係が深まると、各キャラの私室を探索することができます。エリザベスが隠したカードを探すのが目的。難易度は低く、おまけ要素という感じが強いですけど、P3ではキャラの私生活はほとんど描かれないので新鮮に感じました。一応PSVRに対応していますが、自分が動いていないのに視界が動き回ると結構視覚への負担がでかいですね。これが3D酔いか。
アイギスの私室(PSVR版)。私室…?
あと、キャラクターの着せ替えを堪能出来るCOLLECTIONモードもあります。こっちもPSVRに対応していて、キャラの動きを至近距離で眺めることもできます。アイギスのロボらしからぬ動きも堪能しましょう。
アイギスさんカッコイー!
ただ、P4Dではあった、各曲のライナーノートがなくなったのは非常に残念。
キャラクター
PCとして選択出来るのは、特別捜査隊の8人+エリザベス+隠しキャラ2人の11人。さらにDLCで6人追加することが可能です。
今回もダンスモーションの出来が非常にいいです。各キャラごとの動きのバリエーションが豊富というか、例えばゆかりは手足を柔らかく動かす女の子らしいダンス、風花はパントマイムを取り込んだり手の曲げ伸ばしを意識したりするダンス、明彦だと得意のボクシングを取り込んだスタイルなど、P4の各キャラとも異なるモーションで、見ていて飽きません。
今回は菜々子のような異常に可愛いキャラはいませんでしたが、個人的には風花を押しておきたいですね。アイギスも可愛いんですが。のとまみはもっと評価されるべき。
VIDEO
バトル
中央から周辺に向けて飛んでくるノートに合わせて、ボタンをリズムよく押すというアクションゲームです。使うボタンは△○×↑←↓の6ボタンにR/Lスティック(またはR1/L1)。
ノートはシングル、同時押し、長押し、スクラッチの4種類があり、タイミングによってPERFECT、GREAT、GOOD、MISSの4段階で評価されます。GOOD以上で評価が上がり、MISSで評価が低下します。評価が一定以上で曲を終えるとクリア、途中で評価が下がりすぎると中断されて失敗となります。曲を終えても評価が低いと失敗です。
「ノートが飛んできていないボタンを押しても減点されない」「GOOD評価が取れるタイミングはかなり広い」というあたりで難易度は抑えられています。
ただ、長押しの音が鳴るタイミングが打鍵時とずれている曲がある、というけっこうな問題点が未だに改善されていないのは残念。
曲には、P4Dと同じようなダンス風、OPムービー風、MV風などいろいろなパターンがあります。個人的にはダンス風が見ていて面白いので、そちらの割合を増やしてほしかったところ。
ミュージックビデオ風。プレイしてると目がチカチカするのは内緒。
ゲームで登場した懐かしい風景が、最新の3Dモデルで見られるのは嬉しかったですね。
総評
プレイ体験はP4Dと同じなので、すべてプレイするつもりでなければ、好きなキャラが登場する作品をプレイすればいいと思います。とはいえ、P4Dとはキャラクターイベントの毛色がだいぶ違うので、飽きることはありませんでした。このままP5Dもプレイしたいです。
プレイに慣れたのか、メインストーリーがなかったからなのか、一応P4D同様、全曲HARD以下ですべてBRILLIANT評価を達成しましたが、プレイ時間は20時間ほどでした。フルプライスのゲームでこれはちょっと薄めかも。もっとも、いくらでもプレイ出来ますので音ゲー好きなら問題無いのかもしれません。ALL NIGHTは相当歯ごたえありそうですし。
他方、ストーリーや楽曲はあくまでP3あってのものなので、P3を知らない人がこのゲームから入るのはおすすめしません。あくまでペルソナシリーズファン向けのアイテムだと思います。他方、P3のキャライベントの薄さに涙した方には決して後悔させない作品でした。もっと早くプレイすべきだったか。
PSVRモードはおまけの域は出ませんが、それなりに楽しめました。ただしPSVRでフリーモードをプレイする場合、ゲーム画面を小さめにしておかないと、首をひたすら左右に振ることになり地獄見ますよ。
懐かしいタイトルもありましたけど、yukkun20には刺さらなかったな。モノリス…