2018-03-05
【ゲーム】魔界戦記ディスガイア5 レビュー
やっぱりディスガイアシリーズは名作。
魔界戦記ディスガイア5
プラットフォーム | Nintendo Switch | |
ジャンル | 史上最凶のシミュレーションRPG | |
価格 | パッケージ版/DL版 6,800円(税別) | |
公式 | 魔界戦記ディスガイア5(Nintendo Switch版)|日本一ソフトウェア | |
プレイ時間 | 1周目:約48時間 プラチナ:+39時間 |
ストーリー
- 漆黒の宇宙に数々の魔界が点在する世界。突如現れた魔帝ヴォイドダークを名乗る悪魔は、ロスト軍を率いて周辺の魔界への侵略を開始、瞬く間に大多数の魔界を支配下に置いた。そんなヴォイドダークに単身戦いを挑む一人の悪魔「キリア」。彼はある日ロストに襲われていたセラフィーヌと名乗る女性を助ける。彼女もヴォイドダークに戦いを挑むものとして、キリアを半ば強引に仲間に加え、共に打倒魔帝を目指す。―というストーリーです。いつも通り過去作とはストーリー上の繋がりはないので、このシリーズ初心者の方でも安心です。
- これまでのシリーズでは、悪魔は善悪の基準が逆転しているという設定が有りました。今回もその設定は生きているようですが、普通に友情!努力!勝利!というジャンプコミックも真っ青なド直球のヒーロー物になっています。その分どんでん返しとかは少ないですが。
- 今回の主要登場人物は6人いますが、それぞれヴォイドダークを倒すという目的を持ちつつ、過去のトラウマや失敗などに囚われており、それぞれのキャラが過去を乗り越えて一回り成長していく、という姿がしっかりと描かれています。これまでメインストーリーは全10話だったのが、今作は16話になり、長くなったおかげですね。プレイしている時は少し冗長に感じましたけど、プレイ後に振り返ると、なかなかの英断だと思えます。おなじみ次回予告も充実。
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特にキリアはかなり重い過去を背負っていますし、割としょっちゅう人が死ぬストーリーですが、全体的にコミカルなシーンが多く、特に1の頃のノリが好きだった方なら楽しめるのではないかと思います。
システム
- ストーリーパートとバトルパートに別れている、SRPGではおなじみのシステムです。
- キャラクターを鍛える「キャラ界」、アイテムを鍛える「アイテム界」、公式チートが使える「チート屋」、これまでのイベントなどを見直せる「回想屋」などシリーズおなじみのシステムは健在。
- そのほか、キャラクターを配置することで様々な支援効果を得られる「部隊屋」、オリジナルカレーを作れる「カレー屋」、アイテムを製作してくれる「錬成屋」など、新しいシステムも取り入れられています。他にも拠点マップに設置されているキャラの場所を変えたり、アイテムの名前を変えたり、魔界戦略会議を開いて自分の要望を通すために、有力議員に賄賂を送ったり、それでも否決されたら力尽くで解決したり、自分でステータス稼ぎに最適なマップを作ってそこで鍛えたり、拠点マップにいるキャラを殴って無視されたり、強力なボスに爆弾ぶつけて爆破したりと、本当に自由度が高い楽しみ方ができます。
キャラクター
- メインキャラは6人、そのほかに名前のあるキャラが10数名程度でしょうか(ほぼちょい役ですが)。前述したとおり、それぞれ過去を乗り越えるシーンがあり、全員に覚醒イベントが用意されていますが、そのどれもキャラ設定をうまく使った物になっていて、素直に感動できました。
- そのほか、メインストーリーの合間にあるサブイベントも充実していますし、各キャラちょっとひねたところがある(悪魔なので)けど憎めない感じでしたね。
- ただ、敵役は賛否両論かもしれません。やってることがひどすぎるわりにカタルシスが得られるような展開でもないので…特に後日談、本当にこれで良かったんですかねぇ?
- キャラデザはおなじみ原田たけひと氏。キャラもキャラデザのテイストが生きていて良かったです。しかしSwitch版も十分すぎる美しさでした。
戦闘
- 最近では珍しくなった、スクエア式×ターン式のSRPGです。各キャラは1回ずつ移動と攻撃をすることができます。攻撃コマンドを選択してもすぐに攻撃をするわけではなく、攻撃開始コマンドを選ぶと、それまでに攻撃コマンドを登録したキャラが一斉に攻撃する、という仕組みになっています。複数のキャラで同じキャラに攻撃するコンボ、周囲のキャラが追撃してくれる支援攻撃などをうまく使いましょう。
- といっても、途中からはパラメーターを上げて圧倒的な火力で敵を制圧していく感じになりますが。その育成がめっちゃ楽しいんですよね。きちんと環境を整えれば、1分でレベルをカンストさせることも可能です。もっともこのゲームはそこからが本番なのですが。ちなみに↓はうちのエースのプレネールさん。左がメインストーリー終了時(ラスダンの敵を一撃で倒すくらいの火力はあります)、右はトロコン時。インフレってレベルじゃねーぞ。
- これまでのシリーズは、アイテム育成が最終的にはメインになりましたが、今回はキャラの育成がメインで、アイテム育成はほぼおまけです。yukkun20もアイテム育成は全くしていませんが、それでもトロコンは余裕でした(その先に行くにはアイテム育成が必須ですが)。
特に今回からレベル・ウェポンマスタリー・特殊技レベル以外のキャラ育成がキャラ界にほぼ統一されたので、育成方針が立てやすいのは○。魔ビリティー(それぞれのキャラごとに設定された固有の能力)も他のキャラに容易に継承できるようになったので、これまで以上に好きなキャラを育てやすくなりました。固有キャラも汎用キャラも同じレベルにまで強くなるし(継承できない魔ビリティーがある固有キャラの方が若干有利ですが、誤差の範囲です)、過去作のキャラもDLC(NS版は最初から追加済み)で追加されているので、シリーズファンも、固有キャラ好きも、汎用キャラ好きも、好きなように愛を注げばいいと思います。個人的には今回メインで育てたプレネールさんは、過去作では微妙な性能で涙を呑んでいたんですけど、今作は普通にエースを張ってくれてよかったです。 - メーカー側としては、1からメインだったアイテム界の重要度を下げるのはかなりの冒険だったと思います。でもキャラかいの方が、お気に入りのキャラを育てている感が強いので、個人的には歓迎。
総評
- 4のトロコンがあまりに大変だったので少し購入を迷っていたんですが、やはりディスガイアシリーズは偉大でしたね。先日PS+のフリープレイに入ったことで一気にプレイ人口が増えたみたいで良かったです。ディスガイアシリーズはいまいちニッチな感じが否めませんが、僕の中では三大SRPG(サモナイ、うたわれ、ディスガイア)の一つなので、これからも続編を期待しています。
- 今回参考にさせてもらった攻略サイトを紹介しておきます。
- 魔界戦記ディスガイア5 攻略Wiki
おなじみ攻略Wiki。今回育成はここだけで十分なくらい。 - 魔界戦記ディスガイア5 | 狩りゲー島
育成が順を追って画像付で説明されているので分かりやすい。 - 西へ東へ : ディスガイア5
「おすすめのDLC」情報が本当に役立つ。PS4版をプレイされている方は吟味のためにぜひ。
- 魔界戦記ディスガイア5 攻略Wiki
ユニット雑感
キャラデザの人の公式サイトのマスコットという、実はシリーズとはあまり関係がない設定にもかかわらず、毎回登場する謎の美少女。yukkun20のお気に入りなので今回愛を注ぎました。火力も出せますが、飛行キャラなので「ヒットアンドアウェイ」「スタートダッシュ」「ゴミ掃除」「猿飛」「フェイント」でアイテム界を一気に駆け下りさせてました。
本作の主人公。魔ビリティー「破壊の力」とヤバイ威力のスキル「心羅万掌」で瞬間的な火力は他の追随を許しません。とりあえずボスはヤツ一人でOK。
メインキャラの一人。語尾に「ぴょん」を付ける痛いキャラですが、不思議とあざとさはないです。広範囲攻撃を序盤で覚えるので、ストーリー中は重宝しました。魔物型で、隣接するユニット分攻撃力を上げる魔ビリティーを持つため、キリアと魔チェンジするとやばいことに…キリアが得意な拳型になるのもヤバイ。
DLCキャラ(「魔女と百騎兵」からのゲスト)。マップ上のキャラ全員を捕獲するという魔奥義を持ち、ステータスのカンスト(9999万9999)を目指すなら必須。一応それを見越して育成したものの、そこまで極めるまでもなくトロコンしてしまったので、2人目の魔チェンジ要員となりました。
DLCキャラ(「ディスガイア4からのゲスト」)。マップ上のキャラ全員からアイテムを盗むというかなりヤバイ特殊技の持ち主。彼女もアイテム育成をする上では必須…なので育成しましたけど、アイテム育成が空気だったのであまり役には立てませんでした。ステータスが4000万超えているのに、敵撃破数が63というある意味希有な存在(ちなみにプレネールさんの撃破数は3384)。
ゼノブレイド2をクリアしたので次のスイッチはゼルダ ブレスオブザワイルド買いました
さまざまな所で好評らしいですが どの程度なのか 見せてもらいましょうか
2018.03.07 17:35 | by sasa
ゼルダ面白かったですよー。sasaさんくらいのゲーマーだと最初からマスターモードかなぁ(超無責任発言
2018.03.08 08:46 | by yukkun20
>sasaさん
>ゼルダブレワイ
あんまり真面目にプレイしてませんが、わずかに遊んだだけでも、ゲーム史に残る作品と感じられました。ご堪能ください。
2018.03.07 18:08 | by Ivan