2014-02-14

【コミック】放課後さいころ倶楽部2 レビュー

1巻も入手に苦労したので、今回はAmazonで予約して手に入れました。

放課後さいころ倶楽部2

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円(税別)

レビュー

みんな大好き(かどうかは知らない)ボードゲームを題材にしたコミックスの2巻です。待ってました。今回は全8話でゲームが5つ取り上げられています。3人娘の過去話も出てきたり、新たなゲーム仲間が登場したりと、意外とボードゲームと関係ないところの展開もおもしろいんだよなぁ…。ぼくも学生時代はカードゲームにずいぶんはまったものでしたが、さすがにボードゲームは学校に持ち込めなかったしなぁ。近所にボードゲーム好きの子が住んでいたので、その子とゲームするのが楽しみでした。今どうしてるんだろ。

今回題材になっているゲームは、

正体を隠したオバケのコマをチェス盤のようなボード上で交互に動かし、味方の「良いオバケ」をゴールマスまで到達させるか、敵の「良いオバケ」をぜんぶ取るか、味方の「悪いオバケ」を全部敵に取らせるかすると勝ち、という、単純なルールと深い読み合いが楽しめる二人用ボードゲーム「ガイスター」。

山札から1枚ずつカードをめくり、お宝が出たら参加者全員で山分け、ゲームから降りるとそれまで獲得したお宝がポイントになるが、山札から同じ障害カードを2枚引いてしまうとそれまで手に入れたお宝を全部失ってしまう、というチキンレースが楽しめる「インカの黄金」。

ドイツゲームに革命を与え、今なお多数のファンを持つ超有名なボードゲーム。サイコロを振って資源を集め、集めた資源を他のプレイヤーと交渉で交換しながら島を開発していく「カタンの開拓者たち」。

イラストを使った伝言ゲームでお題を伝えるパーティゲーム。絵心と勘の良さが問われる「テレストレーション」。

世界の珍獣たちの生息地、体重、体長、しっぽの長さを考えるクイズゲーム「ファウナ」。

の5つでした。今回は有名どころが多かったですね。カタンもボードゲーム好きとしては一度プレイしてみたいんですけど、結局プレイ友達がいないという最大にして解決困難な袋小路に…あーまたどうにかしてメンツを集めるしかないか。


2014-02-12

【コミック】天元突破グレンラガン 男一匹編 レビュー

しょこたんも激薦(帯より)のグレンラガン最新コミックです。このサブタイトルにピンと来た方、通ですねぇ。

天元突破グレンラガン 男一匹編

著者:ののやまさき(脚本:中島かずき)
レーベル:ヒーローズコミックス
価格:580円

レビュー

これはTVアニメ「天元突破グレンラガン」のDVD5巻(限定版)に付属した(BD-BOXにも付属しているので興味のある方はどうぞ)ドラマCD「男一匹グレンラガン」のコミカライズ作品です。大筋は同じですが、尺が短めだったドラマを少し膨らませた作品になってます。脚本はアニメ本編同様中島かずきさんなので、そういう意味でも安心。

あらすじ書こうと思ったんですけど、ストーリーがハチャメチャでうまく文章に起こせそうになかったのであきらめました。とりあえずグレンラガンのキャラクターを使った学園もの…という認識でいいかと。大紅蓮学園に通う、「男らしさ」を求める神野神名(かみのカミナ)、その弟分で神野が勢いで破壊した校舎の修理を担当している堀田志門(ほったシモン)、カミナの幼なじみでエアライフル部部長(話の都合で毎回所属部が変わる)の宇津和庸子(うつわヨーコ)の3人を中心に、カミナとシモンそれぞれの父親が残したロボットを巡るテッペリン財団との熱い戦いが描かれてます。
というかこのストーリーですらおまけにしてしまうほどの暑苦しい勢い優先の展開がポイント。ロシウとヴィラル、カミナとニアなど、アニメ本編では見られなかったコンビの活躍が見られるのもうれしいところ。こういうのキライじゃないぜ。

ドラマCDを楽しめた方にはおすすめできます。アニメ本編を見たことがない人にはこの漫画は薦められませんが、とにかくアニメ本編はマジで一度見てみるべきです。どういう魅力があるかはこちらで。
 →【アニメ】yukkun20が心で選ぶ名作アニメ | Y.A.S.
  ※この記事今見直したら「ニニンがシノブ伝」が抜けてるな…2位と3位の間にこれを入れないとダメですね。そのうち修正します。

コミックスの続きは2014夏頃発売の「男ドあほう!編」で見られますのでそちらもお楽しみに。


2014-02-10

【コミック】となりの関くん 5 レビュー

明日はいよいよPCが届きますよー。大雪の影響も心配しましたが、どうやら大丈夫のようです。プリンターも新しく買い換えましたし、部屋の模様替えもしましたし、あとはパソコン様をお迎えするだけです。

となりの関くん 5

著者:森繁拓真
レーベル:MFコミックス フラッパーシリーズ
価格:590円

レビュー

これまでどおり、隣の席で独自の遊びを繰り広げる関くんと、それに翻弄される横井さんの掛け合いを眺める漫画です。今回は修学旅行編も含まれていて、学校の外でのおふざけも楽しめます。あと横井さんの意外な弱点も…
しかし今回横井さんの表情が怖いよ…最初の頃の横井さんは、関くんの不真面目な態度に怒っていたのに、最近は遊びに混ぜてくれないことにキレ気味です。まぁ関くんの寝癖を直してもらうためにヘアブラシを貸した時、関くんが自分のつばで整えようとしたシーンはキレていい。

今回の関くんの一人遊びはこちら。

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2014-02-03

【コミック】軍師 黒田官兵衛伝① レビュー

このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊です。
今はやりの「黒田官兵衛」を主役に据えた歴史物です。基本的に「信長の忍び」のスピンオフと考えればいいのではないかと(歴史物にスピンオフもへったくれもありませんが)

軍師 黒田官兵衛伝①

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円

レビュー

1巻は官兵衛が仕える小寺家が、東から迫る織田家か、西に陣取る毛利家のどちらに身を寄せるかを決める場面から始まります。織田信長が武田勝頼を長篠の戦いで破ったのと同時期なので、「信長の忍び」よりは4年くらい先の話です。信長はもちろん、秀吉や半兵衛など「信長の忍び」でおなじみの面々ももちろん登場します。

ストーリー展開も相変わらずうまいですね。やっぱり歴史を動かす人にはドラマがあるなぁ…ということを思い知らされます。もちろん全体としてはギャグ展開多めなので、気軽に歴史の勉強をしたいあなたにもオススメです。「官兵衛?ああ、あの秀吉の部下で病弱な…え?それは竹中半兵衛?」くらいの歴史ぼんくらな自分も少し賢くなれました。

あと奥さんの光(てる。表紙の一番左の人物)がツンデレでいい感じです。

気にしてませんよー

光「そうですか 織田家の支援をとりつけましたか…」

官兵衛「うむ これで肩の荷がおりたぞ!!」

光「それだけですか?隠し事はおやめ下さい」

官兵衛「…すまん!!旅先で秀吉殿の奥方に見とれてしまった!!」

光「そんなことでは…見とれたんですかへえーふうーん

※50ページより引用

1巻は官兵衛が有岡城に幽閉されてしまうところまでですね。今後のドラマティックな救出劇と、官兵衛の長男をめぐる半兵衛の策がどう描かれるのかが楽しみです。

現在、第1話、最新話と特別編がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。

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今後の関連作品の発売予定は以下の通り。

        • 信長の忍び8巻…2014年夏頃
        • 軍師黒田官兵衛伝2巻…2014年秋頃
        • 信長の忍び外伝尾張統一記…2014年初夏 

2014-01-28

【コミック】テイルズ オブ エクシリア2 レビュー

TOX2のコミカライズです。2巻で完結するとは思わなかった。

テイルズ オブ エクシリア2

著者:内藤隆
レーベル:電撃コミックスNEXT
価格:620円

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2014-01-23

【コミック】Steins;Gate 哀心迷図のバベル 03 レビュー

フェノグラムともリンクしているシュタゲのスピンオフコミックのレビューです。

既刊のレビューはこちらから。
Steins;Gate 哀心迷図のバベル 01 レビュー | Y.A.S.
【コミック】Steins;Gate 哀心迷図のバベル 02 レビュー | Y.A.S.

Steins;Gate 哀心迷図のバベル 03

著者:成家慎一郎
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
価格:562円

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2014-01-21

【Webコミック】星界の紋章 第8話 レビュー

COMICメテオさんのWebコミック「星界の紋章」が更新されましたよ。前回と前々回は3ヶ月、その前とは5ヶ月空いていましたが、今回はなんとわずか2ヶ月での更新です。

星界の紋章

紋章8-1しかも初っぱなからカラーイラストです。一応原作未読の方のためにフォローしておきますが、ラフィールの左胸のところは肌じゃないですから。階級章ですから。

それにしてもカラーイラストかなり久々ですねぇ。こんな手の込んだイラストがあるのにこの更新スピードとは。ありがたい話です。

紋章8-3第8話はようやくゴースロスと敵艦隊との戦闘が終了しました。相変わらず書き込みが緻密すぎて何が起こっているか把握出来ていないのですが…

左のシーンは、電磁投射砲の反動を使って無理矢理姿勢を変え、敵を射界に捕らえようとしているという解釈でよいのでしょうか。仮にそうだとしても重力制御を切る必要はないと思うのですが…

そしてラフィールの遺伝子提供者の話を経て、次なる舞台「フェブダーシュ男爵領」に到着です。フェブダーシュ男爵館がかなり変わったデザインになっていたので、これはご自身の目で確かめてみてください。

紋章8-2今回の王女殿下ベストショット。ラフィール殿下は逆ギレカワイイ。

※画像は上からそれぞれ第8話1,5,26ページから引用


2014-01-17

【コミック】銀の匙 Vol.10 レビュー

今回は通常版を購入しました。荒川先生、10巻突破おめでとうございます!
近頃サンデーの漫画は全体的に面白いのが多いなぁ。

銀の匙 Vol.10

著者:荒川弘
レーベル:少年サンデーコミックス
価格:429円(通常版)、1142円(限定版)

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2014-01-06

【コミック】劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 1&2 レビュー

BDも見ました。感想は映画の時に書いているので省略。エンディングテーマは何度聞いても泣ける。
付録のドラマCD2枚はそのうち別に感想書きます。…そのうちな。
 →【映画】劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ レビュー | Y.A.S.

劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 1&2

著者:久我山レキ
レーベル:角川コミックス・エース
価格:560円(税別・上下巻とも)

レビュー

負荷領域のデジャヴのかなり映画に忠実なコミカライズ版です。2巻で完結です。2巻の裏表紙に、

コミック版だけの”もうひとつの”エピローグを収録

と書いてあったので思わず購入してしまった訳なのですが、正直エピローグと呼ぶのもはばかられるほどのごく短いシーンが挿入されていただけだったのでかなりしょんぼりでした。せめてもうちょっとおまけ要素とかが充実していればよかったのに。

コミックス自体もまぁあまり語ることはないですね…キャラの顔が全体的にのっぺりした造型でしかもほぼ全員タレ目なので、緊迫したシーンに流れる緊張感みたいなものがちょっと不足しているように感じました。シナリオも本当に映画をなぞっているだけですので、映画のあらすじを軽く見返すにはいいかも知れません。

というわけで、結論としてはファンアイテムかと思います。シュタゲのコミカライズはいろいろ作者の方も突き抜けている作品が多いので、僕としてはもうちょっと尖った作品にしてもらっても良かったんじゃないかと思います。無い物ねだりかも知れませんが。

ところで漫画やらBDやらを見ている内にだんだん疑問を感じてきたんですけど、こんなに紅莉栖が派手なことやっているのに、なんで世界線ずれなかったんですかねぇ。ていうかタイムマシンやタイムリープマシンって、使うだけで世界線が微妙に変動する代物という設定があったような…


2013-12-26

【コミック】Steins;Gate 2/3 レビュー

皆さんは覚えているだろうか―2009年に月刊コミックアライブで連載開始した、シュタゲ本編のコミカライズ作品があったことを―

皆さんは覚えているだろうか―第1巻の限定版に付いていたドラマCD「ラボメン円卓会議」が秀逸な出来だったことを―

というわけで、3年越しに続刊が出て一気に完結した、シュタゲメインルートのコミカライズ作品のレビューです。

Steins;Gate 2/Steins;Gate 3

著者:さらちよみ
レーベル:MFコミックス アライブシリーズ
価格:543円(税別)

レビュー

2巻と3巻が同時発売となりました。物語が動き出す中盤以降が比較的本編(メインルート)に沿った形でコミカライズされています。ただ所々で話を端折りすぎてつじつまが合わなくなっているのが気になります。シュタゲは伏線が緻密なところも魅力なのでこれはちょっと…

あとキャラクターがやや全体的にハイテンションなので、勢いになれないと辛いかも知れません。

総じてゲームのコミカライズとしては普通の出来ですのでファンアイテムでしょう。
所々に挟んであるオリジナルの台詞などは秀逸なものがあり、この作者の方は原作のない作品の方が輝くのではなかろうかと勝手ながら思ってしまいました。

ダル「なんか単純すぎね?」

岡部「鳳凰院凶真は単純なことほど大げさに言う男だ」

※3巻151ページより引用