2013-10-21

【ゲームグッズ】テイルズ オブ シンフォニア 10周年記念公式ビジュアルファンブック シンフォニアノキセキ レビュー(タイトル長い…)

TOS:Uと同時発売されたビジュアルファンブックです。Vジャン編集部はほかにやることがあると思うんですけどねぇ。

テイルズ オブ シンフォニア 10周年記念公式ビジュアルファンブック
シンフォニアノキセキ

編集:Vジャンプ編集部
価格:1238円(税別)

レビュー

  1. 第1章 CHARACTER
    TOS/TOS-Rの主要登場人物についての紹介。
    • メインキャラ…各2~3ページ。名シーン、名セリフ、PS3版の秘奥義カットイン、コス称号、設定画など。名シーン、セリフの選出は納得のいくものが多い。
      中の人インタビューはごく簡単なものだが、小西氏、小野坂氏、下野氏、大塚芳忠氏についてはロングインタビューも掲載。
    • サブキャラ…五星刃、マーテル、ユアン、セレス、アビシオン、コリン、アリス、デクス、ブルート、アクア、ホークなどについては1ページ~1/4ページで名シーンなどを紹介。なぜか五星刃はマグニスさまに1ページ割り当たっている辺り笑える(残り4人は1/4ずつ)。
    • その他のキャラ…その他登場するサブキャラたちにも2~3行の解説あり。
  2. 第2章 STORY
    人物関係図、ストーリーダイジェスト、用語集など。
    ストーリーダイジェストは2作品に4ページずつなので、本当のダイジェスト。しかも肝心な部分を全てぼかしているためほとんど役に立たない感じ。用語集は普通。
  3. 第3章 MEDIA MIX
    アニメ、関連グッズ、関連イベント、主題歌を歌うmisonoのインタビュー。
    本当に紹介するだけ。
  4. 第4章 VISUAL WORKS
    キャラ、乗り物、マップなどの設定画。多分初出のものはない。イベントシーンの絵コンテくらいかな。
  5. その他
    描き下ろしポスター、吉積P×馬場P対談、実弥島・平松両シナリオライターへのインタビューなど。小西氏と下野氏のインタビューが動画で見られるプロダクトコードも付いています。

感想

完成度は低くないが、やはり中途半端な時期に中途半端な商品出しちゃったなぁという感じ。
発売直後というネタバレ厳禁な時期に資料集を出してどうする、という感じ。もう少し満を持して、きっちりしたものを作ってほしかったなぁ。
スタッフインタビューとかは新しい情報もあったりして結構面白かったです。
なお言うまでもなくネタバレ上等なので、未プレイの方はスルー推奨。


2013-10-16

ポケットモンスターX ファーストインプレッション

久しぶりのポケモンはやっぱりポケモンだった、の最新作。3DS同梱版を買いましたが、これは損なし。

というわけでファーストインプレッションです。まだプレイ時間は7時間ほど、ストーリーで言うとジムバッジは1つ、育て屋が解禁された辺りですので、あくまで簡単に。

良い点

  • 映像がキレイ(と言っても比較対象がないのですが)。フィールドも綺麗で見やすいですし、キャラクターもうまく立体化されています。
  • 3D表現が出しゃばりすぎていない。全体が3Dになっていますが、立体は戦闘と一部のイベントくらい。正直目が疲れるのは事実なので、これくらいでちょうどいいと思います。
  • 対戦・交換の敷居が下がりました。マスクデータの解禁、技やキャラのバランス調整、ネットを介した交換・対戦が簡単にできるなど。12月には旧作からもポケモンが連れてこれるようになるので、本格的にはそれからかな。
  • セーブが早い。DSに移ってからセーブにかかる時間がむちゃくちゃ長くなって辟易でしたが、今作は全く問題がないレベル。
  • ポケモンを愛でやすい。なでたり遊んだりとお気に入りのポケモンと戯れることが可能。ピカチュウが大谷ボイスなのもうれしいところ。

微妙な点

  • やれることが多すぎる。RPGやらミニゲームやら育成やら収集やらとにかく出来ることが多い。もちろんこれはメリットでもあるんですけど、正直なところ手が回りませぬ。とはいえどの要素も押しつけがましくないので、スルーすればいいだけなのだが。
  • 追加された新ポケモンのデザインがちょっと微妙な気が…(感じ方には個人差があります)
  • エンカウント率が高い。ただポケモンはエンカウント率が低いことの方の弊害が大きいので、これは仕方がないかな。エンカウントするフィールドは限定されているのでそこをよければいいだけだし。

というわけで、楽しんでプレイ出来ています。初代御三家が手に入ったり、所々に初代のオマージュ的なものが見られる(最初の森でピカチュウが出るとか、中央に巨大な街があるとか)のもシリーズファンには嬉しいところ。


2013-10-14

【小説】マグダラで眠れⅣ レビュー

支倉先生、ネットで色々言われていますけど気にせず頑張ってくださいね!の最新刊。ちなみに読んだのは旅行中だから…

マグダラで眠れⅣ

著者:支倉凍砂
レーベル:電撃文庫
価格:570円(税別)

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2013-10-07

【小説】星界の断章 野営~ペネージュの場合 レビュー

既に更新作業は終わっていますが、星界の戦旗DVD-BOX付属の小説「星界の断章 野営~ペネージュの場合」のレビューです。

なお前作のレビューはこちらから。

【小説】星界の断章 野営~ドゥサーニュの場合~ レビュー | Y.A.S.

星界の断章 野営~ペネージュの場合

著者:森岡浩之

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2013-10-05

【映画】風立ちぬ レビュー

行こう行こうと思いながら後回しになっていたジブリ映画最新作にして宮崎監督の引退作品(?)ですが、仕事の合間に時間があったのでようやく見ることが出来ました。

風立ちぬ

原作・脚本・監督:宮崎駿
上映時間:126分

レビュー

最初に言っておきますが、僕はジブリのファンです。ナウシカ、魔女の宅急便、紅の豚あたりは本当に傑作だと思っています。…が、最近の作品にはちょっとがっかりさせられることが多く、実は今回の映画も、最初は期待していたのですがだんだん情報が出てくるに従って期待がしぼみ、映画館にもなかなか足を運べませんでした。

ストーリーはあまり複雑なものではなく、若き日の堀越二郎が、素晴らしい仲間と、上司と、家族と、最愛の妻に囲まれて、飛行機の設計に打ち込むというものです。娯楽映画の割に、大きな事件やカタルシスを得られるような展開はあまり多くなく、淡々と物語が進んでいく(と言っても、個々のエピソードの質が高く、単調な感じは与えない)のが印象的でした。

映画にしては比較的長めの尺ですが、扱う内容の量が多く、場面転換が頻繁に入ります。が、その説明をナレーションや台詞などではなく、風景や印象的な1枚絵に説明させてテンポ良く進んでいくのが良かったです。この辺りはさすが宮崎監督といった感じ。

ストーリー自体は、飛行機開発と、二郎と菜穂子の恋物語という2本の柱を軸に進んでいきます。飛行機開発についてはあくまで写実的に(紅の豚ほどデフォルメもされていない)、恋物語についてはややファンタジック(少女漫画的とでも言うのでしょうか)に描かれていますが、その上にさらにカプローニの夢の世界という幻想がかぶせられているので、一つのまとまった作品になっていたように思います。またここは批判もあるところのようですが、個人的には2本の軸のバランスは均衡が取れていたように感じました。後半は恋物語の方が前面に出てますけど、いいんだよ、男の動機はいつだって女に格好つけたいなんだから(あくまで私見です)。

とはいえ残念なところも。
まずこれはさんざん言われていることですが、やはり主人公の声は技量不足と言わざるを得ないでしょう。別に本職の声優を使わないのはいいのですが(今回も黒川課長役の西村雅彦さんや、カプローニ役の野村萬斎さんは良かったです)、あまりに感情が込められてなさすぎました。二郎はあまり感情を表に出すタイプではないので、通常の場面はまぁ我慢出来るのですが、だからこそ感情が表に出るシーンの演技は大切だと思うんですよね…。本当にオーディションの結果、庵野さんが最高だと思ったのであれば何も言うことはありませんが。

あと、全体としてみればやはり大人向けの映画だったように思います。これは一概に悪いというより好みの問題だと思いますけど、僕がアニメ映画に求めているものとは違ったかな…。最後も予想どおりだったとはいえ、やや悲しい結末でしたし(とはいえ悲劇というわけではない)。

ただ、この映画が左翼的右翼的だとか、戦争賛美だとか言われているのは全然当たらないと思います。むしろ、戦争の是非に関する論議が意識的に排除されているように思いました。敗戦についても、零戦のゆくえについても、たった一言のセリフで語られているだけですし、戦闘シーンもほとんど登場しません。世界から10年単位で遅れる日本が、技術という武器で強大な敵に戦いを挑み、そして負ける、というごく当たり前の事実を当たり前に描いています。あくまで前述した2本の軸から離れることなく、また宮崎監督のいつものような説教臭さもなく、このテーマを描ききったことには拍手を送りたいと思いました。

そのようなわけで、個人的には、「小粒の良作」という評価です。期待していたものよりはるかに上質なエンターテインメントでした。ユーミンの歌も心に残りましたね。

余談ですが、劇場CMで流れていた「清洲会議」はちょっと面白そうだった。


2013-10-01

【コミック】いいでん!2 レビュー

毎年1度の楽しみ、みずしな先生の大人気連載「いいでん!」の最新刊です。

いいでん!2

著者:みずしな孝之
レーベル:BEAM COMICS
価格:950円(税別)

感想

みずしな先生が週刊ファミ通に連載している2ページ漫画の単行本です。今年も無事出ましたね。
ゲーム雑誌に載っているのにゲームしないという新たなジャンルを切り開いたこの漫画も、「いい電子」時代から考えると単行本も13冊なわけで、連載初期からの読者としては感慨深いものがあります。ていうか最近は結構ゲームしてますけどね。
最近旧巻を読み直していたんですが、いい電子1巻ではドリキャスやGBAが全盛期で、PS2すらまだ登場していないことに驚愕しました。あと長期連載だけあって、先生の絵の変遷とか気分の浮き沈みがダイレクトに反映されていて面白いです。

前も言ったような気がしますが、僕はみずしな先生とは全くゲームの嗜好が合わず、みずしな先生が漫画にしているゲームはほとんどプレイしたことがなく、逆に僕のプレイしたゲームが先生にネタとして取り上げられることもほとんどないのに、なんでこんなにこの漫画が好きなのかわかりません(みずしな作品の中ではサボキャンの次くらいに好き)。
とはいえ、2巻では先生がダンガンロンパにはまったことがかなりのスペースを割いて描かれており、ついにいいでん!で紹介されたゲームを僕がプレイする日が…多分来るんじゃないのかな…

いつかサイン会に行ってみたい作家さんの一人なのですが、なかなか地元に来て下さらないのが残念です。

この作品とは直接関係ないのですが、最近気になったエントリ。

「誰かが語らないとそろそろ整理がつかなくなる。」みずしな孝之を振り返ろう、1991-2013。 – 素晴らしい日々

ターニングポイントになったのが「けものとチャット」だったというのは、今までは全く感じていませんでしたが、たしかにな…という感じ。僕は先生お得意の自虐ネタも結構好きなんですけど、たしかに時々度が過ぎてるな…と思う時もありますしね(いいでん!も10巻辺りの暴力描写はちょっと…)。でもやっぱり明るいだけの作風では物足りないので、そこら辺のバランスが取れている「いいでん!」が好きです。
このエントリでは取り上げられていませんが、「うわの空チュートリアル」「ミズシネマ」も面白いですよ!


2013-09-30

【小説】ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス レビュー

久々に小説レビュー。旅行中に読んだ、アナザー・プリンセスのノベライズです。

ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス

著者:芝村裕吏
レーベル:電撃ゲーム文庫
価格:650円(税別)

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2013-09-05

【ゲーム】東方の迷宮2 ファーストインプレッション

先日、新しいゲーム始めようかなー的な話をチラッとしていましたが、色々あって同人ゲーム「東方の迷宮2」を始める事にしました。

東方の迷宮2サークル「偽英国紳士団」さんが出している、世界樹の迷宮ライクなダンジョンRPGです(公式サイト)。このクオリティのゲームが同人でプレイ出来るとは時代を感じるなぁ…タイトル画面だけ見てもすごい美しいですもんね。

なおyukkun20は東方についてはほとんど何も知りません。が、ダンジョンRPGがやりたい気分と、キャラがたくさん出てくるゲームをやりたい気分の自分にピッタリすぎるということでこちらをチョイスさせていただきました。なおもちろん「東方の迷宮」も存在していますが、こちらも未プレイです。

※画像はタイトル画面より引用

東方の迷宮2-3デモンゲイズも迷ったけど、3Dダンジョンがあまり好きではないんですよね…

この作品はクオータービュー方式の2Dダンジョンなので安心です。マップも自動生成だし、エンカウント率もほどほどなので、未知の領域に踏み込んで宝箱を獲得したりイベントを起こしたり強敵と戦ったり、というダンジョン探索の楽しさに集中出来ます。

戦闘は敵味方共に高火力なため、やるかやられるかでなかなか緊張感があります。ボスはブレイブレベルが設定されているものの、馬鹿正直にそのレベルで挑戦すると苦戦する難易度。味方キャラの数がとにかく多く、それぞれ得意な分野が全然違うので、適材適所でキャラを入れ替えながら進むのが正しい姿かも知れません。

※画像はダンジョン3階のフィールドマップより引用

東方の迷宮2-4キャラクターの強化は、

  • レベルアップによるステータス上昇
  • 金をつぎ込んでステータス上昇
  • レベルアップで貰えるスキルポイントを使ってスキルや術を獲得・強化
  • レベルアップで貰えるステータスポイントを使ってステータスを強化

など様々な方法があり、どのキャラでも一軍で活躍させる事が可能です。40人を超えるキャラがいれば一人くらいお気に入りが見つかるはずなので、とにかく愛(というより金)を注ぎましょう。左は3階辺りの一軍。

一軍は12人で、そのうち4人を選んで戦闘する(途中で残りの8人とは自由に入れ替え可能)のですが、8人にも、拠点待機の控えのメンバーにもほぼ100%の経験値が入るので、ピンポイントで入れ替えるのも簡単です。

キャラの強化はいつでもリセット出来るし、リセットしたらつぎ込んだポイントもノーペナルティで帰ってくるのもいいところ。初期は火力優先で育てて、仲間が増えてきたら火力に振ったポイントを全部素早さに振り直してサポート役に、なんてことも余裕です。

※画像はメニュー画面より引用

東方の迷宮2-1現在一番好きなキャラ「水橋パルスィ」。

小傘と一緒に恐怖をばらまいて、強力なスキルで追い討ちをかけるのがお仕事。

なんでこのキャラが好きかというと、某世界樹の迷宮関係のやる夫スレで活躍していたから。見た目も好みですし。紙装甲で攻撃くらって即死する事も少なくないんですけど、攻撃力に極振りして頑張っています。

※画像はパルスィのステータス画面より引用

東方の迷宮2-22番目に好きなキャラ「ルーミア」。

ステータス的にはあまり強くないんですけど、スキルの燃費が良く、長く戦える力があります。魔力極振りなので火力も十分。魔理沙と並ぶ術士のエースです。

バカルテット(特定の4人が最前列にいるとステータス大幅アップ)が強力だから4人揃えて使ってあげたいんですけど、12人枠の内4枠埋まってしまうのはちょっと厳しいんですよね…バカルテットはみんな(と言っても現時点ではまだ3人しか仲間にしてないけど)グッと来るものがあるので、セットで使ってあげたいんですが…

※画像はルーミアのステータス画面より引用

現在4時間半ほどプレイして、5階に突入したところです。仲間になっているのは17人。やっている事は、ダンジョンに潜って探索→拠点に戻ってレベル上げ・スキル取得、の繰り返しですけど、全然だれずに来ています。そんなわけでダンジョンRPG好きにはオススメですよ。もちろん東方ファンならなおさら。

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興味のある方は、製品版にデータを引き継げる体験版もあるので一度試してみてはどうでしょうか。


2013-09-02

【ゲーム】エスカ&ロジーのアトリエ レビュー

本日2週目が終わり、無事全てのエンディングを回収したのでレビュー。なおあと戦闘レベル99のトロフィーを残すのみです。

【ゲーム】エスカ&ロジーのアトリエ ファーストインプレッション | Y.A.S.

エスカ&ロジーのアトリエ

開発:ガスト
プラットフォーム:PS3
価格:6800円(通常版・税別)、9800円(限定版)

レビュー

ストーリー

コルセイトという辺境都市の役人となったエスカとロジーが、役人として様々な任務をこなしながら、誰も行ったことのない空中に浮かぶ「未踏遺跡」を目指す、というストーリー。
前作は妹が行方不明という割とシリアスなストーリーでしたが、今回はお仕事のノルマも守らなきゃ!という思いはあるものの、ややゆるめな雰囲気です。ただ前作のように大きな目標が一つ提示されるのではなく、4ヶ月で達成すべき小さな目標が次々提示されていく形なので、これは好き嫌いがあるかも。僕は前作の方が好きでしたが。
あと前作で残した伏線が今作でほとんど回収されなかったのはちょっと気になる。
それからW主人公ということで、エスカ編とロジー編が用意されています。僕はエスカ編→ロジー編でプレイしましたが、ストーリーも微妙に違うし、イベントもそれぞれに用意されているので、ロジー編もだれる事はありませんでした。

キャラクター

PCは前作同様少ないですけど、イベントは豊富に用意されています。相変わらずいい人だらけなんですけど、今回は毒舌キャラがいたりちゃっかり者がいたり厳しい上司がいたりと、これまでにないタイプのNPCもいました。ロジー編には珍しくちょっと恋愛を匂わせるような描写もありましたね(特にエスカとルシル)。
前作のヒロイン(僕の中では)のウィルベルさんも登場。イベントがあまり多くなくて戦闘キャラでもないし…と拗ねていましたが、DLCで報われました。ありがとうガスト。ただ同じく続投のニオの影が薄かったのが気になる…
中の人については存じ上げない方が多かったですけど、みんな演技が素晴らしかったです。特にエスカ、ロジー、ルシル。

システム

調合についてはほぼ前作の仕様を引き継いでいますが、やや単純化されており、望みの潜力を持ったアイテムや装備品を作りやすくなりました。ホムンクルスシステムで貴重なアイテムの量産も可能になり、良かったのではないかと思います。
戦闘もほぼ前作と同じですね。前作ではアイテム係としてサポートするのが主人公の仕事でしたが、今回はアイテム係なのは変わりませんけど完全にメイン火力担当な上に、アイテムが無限に補充されるので、他のキャラたちの戦略的な必要性が下がってしまったのは残念でした。大体のボスはダブルドローⅡでなんとかなる。
前作はかなり広いフィールドが準備されていて、あちこちの街を回る楽しみがありました。移動に時間がかかるのでどうやって節約していくかが楽しかったんですけど、今回は街が一つになってしまいました。楽は楽なんだけど、なんか物足りない。
あとこれは前作からある問題点なんですが、既読スキップがイベントシーンごとに管理されている関係で、実際には未読が一部あるイベントなのに普通にスキップされる事が多くてイラッときた。次回はどうにかして欲しいです。

その他

音楽は今回は普通でした。でもエンディングはかなりいい曲で、何度でも聞きたくなる感じでした。
あと全体的な難易度が気になる。上述のように4ヶ月ごとに目標が提示されるんですけど、メイン目標は1ヶ月くらいで達成可能で、その他に24のサブ目標があるんだけどそれも1ヶ月半くらいで達成可能で、あと新しくレシピが手に入ったアイテムの調合とかやっても1ヶ月くらい余るんですよね…毎期そんな感じなのでちょっとダレた。開発者インタビューでは、慣れた人がやるとそうなる的なことを書いてましたけど、僕前作で久々にシリーズをプレイしただけだしそんなに慣れているわけではないんだけどなぁ。

総評

前作は文句なしの傑作でした。今作はそこまでではないものの、やはり良作です。
システムなどは改良され、目的がわかりやすくなった事でさらに間口が広がったと言えます。(とはいえ、ストーリー的な観点からも興味がある方にはまず前作プレイをオススメしますが)ラスボスも最大まで強化すればかなり歯ごたえのある敵ですし、DLCでも強敵が登場するようですので。やりこみ派のあなたも安心です。
次回作もプレミアムボックスを予約して買おうと思います。人の心が荒んだこの時代、あなたも黄昏の世界で、仲間たちとほっこりライフを送りませんか?


2013-09-01

【コミック】ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス 4 レビュー

アナザー・プリンセスもいよいよ最終巻です。長田先生お疲れさまでした。

既刊感想はこちらから。

コミック | Y.A.S.

ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス 4

原作:芝村裕吏 作画:長田馨
レーベル:電撃コミックス
価格:570円(税別)

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