2026-08-22
【ゲーム】うたわれるもの 白への道標 レビュー
ここ数年のゲームで一番泣かされた。
うたわれるもの 白への道標
| プラットフォーム | Nintendo Switch™2/PlayStation®5/Steam® | ![]() |
| ジャンル | RPG | |
| 価格 | プレミアムエディション 14,080円(税込) 通常版 8,580円(税込) |
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| 公式 | うたわれるもの 白への道標|アクアプラス | |
| プレイ時間 | 1周目:61時間 トロコン:+2時間 |
ストーリー
- アーヴァ=シュランからの侵攻は、オシュトル、ミカヅチ、ムネチカ、シューニャの活躍により退けられ、ヤマトは安寧の日々を取り戻していた。しかしヤマト各地で怪異現象が頻発し、ついにはアーヴァ=シュランからの再侵攻を防ぐため落とされていた星御柱が謎の力で復元を始めてしまう。オシュトルたちは再び、彼の地の動向を探るためアーヴァ=シュランへ向かうのだった―
- アクアプラスの人気シリーズ「うたわれるもの」で、第2作「偽りの仮面」の前日譚を描いた前作「モノクロームメビウス」の続編です。前作でヤマトの右近衛大将となったオシュトルとその仲間たちの新たな旅が描かれます。そしてうたわれるものシリーズ最終作ということで、本編の裏側の物語も存分に描かれています。
- いつもながらストーリー的は大満足です。全体としては全然予想していない展開になっていて、シナリオライターさんの手のひらで面白いように転がされてしまいました。うたわれるものは全体として宿命の物語だと思うのですが、その最終幕にふさわしいものになっていました。正直後付けのはずなのにこの完成度の高さはなんだ。オシュトルたちの旅は最後衝撃的な幕切れを迎えるのですが、これまでの旅が決して無駄でも無意味でもなく、オシュトル、シューニャ、そしてうたわれるものの世界全体を救うひとつの重要な鍵をなしていることがはっきりと、説得力を持って描かれていたのは素晴らしかったです。オシュトルはうたわれ本編の他の主人公たち(※ノスリを除くw)と比べると、世界設定の中心にいる人物ではないのですが、それでもシリーズ最後の主人公を務めるにふさわしい人物だったということができます。
- また幕間で挟まれるエピソードについても全てクオリティが高かったです。オシュトルとシューニャの恋愛譚はもちろん、前作で固い絆を結んだミカヅチやムネチカとの熱い友情、ミカヅチの家族の話、ブライとの因縁、ムネチカの口調に隠された物語、ミカヅチの片耳が失われた経緯など、本編につながる伏線もしっかり描かれていましたし(それが伏線だということは…ということですよね)、ネコネの秀才ぶりやサコンとの交流、トリコリの愛など、小さいエピソードも心に響くものでした。
- 若き日のトウカ・カルラの冒険や、久しぶりの藤原啓治ボイスのハクの登場など、ファンサービスもよかったですね。また本編も振り返りたくなったなぁ。アニメ見直すか。
- というわけでこの物語を後世に語り継がないのは損失だと思いますので、本編含めてせめてノベライズ、可能なら前作共々アニメ化よろしくお願いします!アクアプラス様!
システム
- オーソロックスにフラグを立てながら進めるRPGです。
- フィールドや街は3Dで描かれていて、自由に動き回ることが出来ます。グラフィックも緻密とは言いがたい出来ですが、雰囲気を壊さないクオリティは十分保っており、気にはなりません。ファストトラベルが使いやすくなったり、ザコ戦は最少限度の回数で良い(一定の条件を満たすと敵にフィールドで当たるだけで倒せるので、レベル上げも楽)など、前作で微妙だった点もきちんと改善されていて遊びやすいです。敵が落とすドロップアイテムについても整理されて使いやすくなっていたのもよかったですね。
- オープニングもアニメーションムービーだし…(ただめちゃくちゃネタバレになっていたのはちょっとどうかと思う)やっぱり古のゲーマーとしてオープニングはアニメにしてほしいのよ。
- ゲームクリア後は、おなじみのギャラリー鑑賞や音楽鑑賞、キャストメッセージもあるのが嬉しいところです。役を継いでくださった利根健太郎さん、井上喜久子さん、花桐まきさん、本当にありがとうございました。
キャラクター
- メインキャラクターは、オシュトル、シューニャ、ムネチカ、ミカヅチの4名です。
- 国を背負い、人々の命運を揃っても、それでも戦う理由は友のため、仲間のため。それでも決して優先すべきものを見誤らず、全力で最善を尽くす4人の生き様は本当に熱く心揺さぶられました。ラスボス戦後の最後のシーン…あれ泣かない人いるのかよ。3人それぞれで泣かされたんだが!?アクアプラスのシナリオ作成能力どうなってんの!!!?
- オシュトルがこれまで理知的で、毅然としているキャラだったからこそ、最後の叫びと慟哭が響くんだよな。エンディング後の世界、そしてエピローグで彼もきちんと救われたのが本当よかったです。うたわれるものはきちんと満足できるハッピーエンドを用意してくれるからうれしい。
- もちろんシリアス一辺倒ではなく、コメディや熱いシーンも存分に盛り込まれていて、本当に見応えがあるストーリーでした。ハルの明るさと有能さにも何度も救われましたね。
- yukkun20は前作でムネチカが好きになったのですが、今作でも新たな面を知ることができてよかったです。こっちが素だったのか…。オシュトル・ミカヅチに先を行かれても腐ることなく、自分の生き方を貫き通した彼女はかっこよかったです。そう思っていたからこそ、最後のシーンがまた泣けるし、うたわれ本編での彼女の格好良さもまた違って見えるんですよね。
- そしてシューニャですよね。唯一続編に登場しないキャラなので、今作で別れが…と戦々恐々プレイしていたのですが、そう来たか…という感じでした。本当に心が強く、そしてまっすぐな女性でしたね。ラストシーンで「オシュトルがわたしの立場だったらどうした?」と問いかけるシーンは心に残りました。
- 敵キャラも皆キャラが立っていましたし、規格外の戦闘力を誇る仮面の者であるオシュトルたちに対峙するラスボスもふさわしい格の持ち主でした(やられ方も、○○の格を落とさなかったのが良い)。
戦闘
- 戦闘はシンボルエンカウントです。フィールドアタックを当てることで、有利に戦闘を始めることが出来ますし、また極端にレベルの低い相手はそのまま戦闘に入らず倒すことも可能です。
- 戦闘は、三重の円環の上をキャラクターが時計回りに移動し、指定の場所に到達したキャラクターから行動が可能になる、アクティブタイムバトルです(軌跡シリーズやアトリエシリーズと似たような感じ)。ただし内側の円ほど周回時間が短い=行動回数が増えます。敵味方とも「戦意」というステータスを持ち、攻撃を受けたりしてこれが0になると、今いる環から外の環に弾き出され、戦意を0にしたキャラが内側の環に移動します。うまく味方を内側の環に入れて、行動頻度を上げていくのがポイントになります。
- 戦闘難易度はかなり高いです。本作の難易度は「普通」と「難しい」があり、yukkun20は「普通」でプレイしました。yukkun20はザコは殲滅するし、サブイベントは全部こなすタイプなのでレベルは高くなりがちなのですが、それでもボス戦はかなり苦戦しました。戦闘のコツを掴まないと同レベルの相手にも苦戦しますね…バフやデバフ、防御などもうまく使っていく必要があります。
- ただ、戦闘画面に表示されている円環がスタイリッシュすぎて、どのキャラがどの環にいるのか最初の頃はわかりにくかったです。キャラグラの下端が触れている環に所属していることはそのうち分かったのですが…また敵(特にボス)も特殊能力を持っていることが多いので、きちんと詳細ステータスを確認する癖を付けた方がいいですね。
- また行動によって気力が溜まると、強力な奥義を使うことが出来ます。相変わらずカットインも格好いいんだよな…2次元カットイン文化、これからも残していってほしいです。
- しかしストーリー開始時点では、前作の続きということでLv99から始まったので、これは楽できそうだと安心していたのですが、まさか1からやり直しになるとかw
総評
- 本当に素晴らしいゲームでした。JRPGの良さというものをまざまざと感じさせられましたし、うたわれるものシリーズがもっともっと好きになりました。これで終わりっていう言葉引っ込めても責めないので、またどこかでこの世界に触れさせてもらえるのを楽しみにしています。とりあえず特装版のドラマCD聞こう…
- 本作に唯一難があるとすれば、前作から間が空きすぎたということくらいでしょうか。うたわれは世界設定が複雑なのであんまり間が空くとストーリーに付いていけなくなっちゃうよ!前作のあらすじをもう少し詳しくやってくれてもよかったのかなと思いました。あとこのゲームはどう考えてもうたわれ本編をプレイしていないと面白さ半減だと思うので、そういう意味でもちょっとハードルが高いかも。
おまけ
yukkun20のBP割り振りです。全員最優先パラメーターを設定し、次に優先すべきパラメーターはその3レベル下、さらに伸ばしておくべきパラメータがある場合は、最優先パラメーターの10レベル下になるようにBPを割り振りました。
オシュトル
攻撃>体力・防御
中盤まではなんでもこなせる万能型という感じですが、奥義を覚えてからはその超火力でボスをなぎ倒してくれます。装備は気力自動回復とHP自動回復を優先してあげましょう。中盤までは知力にもそこそこ振っていましたが、振り直しができるようになったタイミングで上記の通り振り直しています。
シューニャ
体力>防御・知力>精神
敵の攻撃を受けるとすぐやられてしまうので防御しないといけないのに、回復・デバフ・環上昇とやることが多い!ので体力と防御に振りましょう。装備も回避率重視にしてきました。
ミカヅチ
体力・攻撃>理力>防御
中盤まではパーティ随一の火力として活躍するのにいつの間にかオシュトルに抜かれている悲しき男。とはいえ速度デバフからの幻影烈断閃連発で十分強い。装備は割と適当だが、命中率は補ってあげたいところ。
ムネチカ
体力>防御・知力>理力
パーティの要となる回復役。ほぼ常時回復で、回復しなくていい時は防御をしているので生存率が極めて高い。というかムネチカが戦闘不能になるとあっという間にピンチになるので一番気を使ってあげたい。理力が不足しがちないので理力自動回復装備が欲しい。精神は振らなくても回復上限に引っかかる程度の回復力を出せます。
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