2016-07-30

【コミック】軍師 黒田官兵衛伝③ レビュー

このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊がでました!ついにあの大事件が描かれてます。

軍師 黒田官兵衛伝③

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円

レビュー

3巻は、官兵衛が秀吉の軍師になってから、本能寺の変までが描かれています。

今回のハイライトはもちろん本能寺の変なのですが、個人的にはやはり備中高松城の城主、清水宗治公の活躍がかなりの尺で描かれていたのが嬉しかったですね。なぜなら僕のご先祖様(一節によれば)だから。彼の切腹はあまりの見事さに、その後武士の作法の礎となったという大変有り難いものでした。つーかもうちょっとだけ頑張ってれば秀吉の天下統一はなかったんだよ!あれ?そうなってたら僕もっと楽に生きられたんじゃね?

それはさておき、その後の本能寺の変や秀吉の大返しも面白い。しかし明智光秀が本能寺の変を起こしたきっかけは何だったのか。そこらへん重野解釈を楽しみにしているのですが、今のところはっきりはしてませんよね。公式サイトの次回更新あたりで描かれることを期待しています。

まあ作中で、信長に追放された将軍足利義昭が、「余は引き続き各地の大名に打倒信長を呼びかけるのだ!!誰に手紙書こっかなー島津…伊達…ダメもとで明智とか?」って言ってたり、光秀も「あいつだ…あいつが背中を押したから…」って愚痴ってたりするところをみると、そういう事なのかもしれませんが。

親の押しつけ

官兵衛「初陣にあたって武具をいくつか用意したぞ!!」

長政(官兵衛の長男)「父上自ら?ありがとうございます」

官兵衛「(サッ『軍配』(サッ『采配』(サッ諸葛孔明も使ったという『羽扇』もあるぞ!!」

長政「あの…刀とか槍とか弓とかは…?」

官兵衛「ダメだダメだ!!お前も軍師になるんだろう!!」

※17ページより引用

現在、第1話、最新話4話分がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。

y-kurodak_bans

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コメント & トラックバック

足利そそのかし説っすか!?ありえますが…。仮にも将軍を甘く見てはいかんかった言うことか。

将軍黒幕説は割とメジャーな説だと思いますが、重野マンガでは将軍があまりにもおポンチに描かれているので、全く現実味が湧かないw

将軍は信長を殺したい動機かなりあるはずなので、その説は有力なんでしょうが、官兵衛伝の足利は…(笑)。信長の忍びではもっとひどいってマジかw。

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