2019-06-24
それでもDLCなら…DLCならきっと何とかしてくれる…

KINGDOM HEARTS Ⅲ
ストーリー
- 間近に迫った闇との決戦。ソラは先の戦いで失った「目ざめの力」を取り戻すために再び旅立つ。一方、リクと王様も、闇の世界に取り残されたアクアを救う旅に出る。マスター・ゼアノートが導くキーブレード戦争と、その先にある世界の滅びを回避するために―
というストーリー。いつもどおりディズニーのワールドを舞台にした冒険物語が展開されます。
- 今回ストーリーは正直ダメダメでした。今から特にだめだと思った点を4つ指摘します。毒を吐いているのでご注意を。
- ストーリー展開のバランスが悪い
ソラの旅の目的は、上記の通り「目ざめの力」を取り戻すことなんですが、その目的が描かれているのはせいぜい最初のワールドまでで、それ以降その目的は失われ、ふらふら立ち寄った世界で困っている人を助けて次の世界へ旅立つということが繰り返されます。王様とリクはその間も命がけの冒険してるんですが…。最終的にソラは力を取り戻しますが、それまでの旅はほとんど役に立ってなかったというひどいオチも。各ワールドには真ⅩⅢ機関の魔手も伸びてるんですけど、ソラたちと対決するためにいるわけではないのでほぼ出会い頭の戦闘みたいになって心情的にも盛り上がれません。ニューセブンハートを機関の襲撃から守る的なテーマとかで転がせば良かったんじゃないかなぁ(それだとKH1の二番煎じですが)。
そして最後のワールドでいきなり敵のボスと味方のキャラが全員そろい怒濤の最終決戦という超展開。確かに7つの光と13の闇の衝突という前提がある以上この展開は仕方ないですけど、もう少しここからの話を丁寧に描くべきだったのではないでしょうか。トロフィー優先でちんたら進めたのに50時間でエンディングとか大概ですよ。
- ストーリーが極めて難解
最終決戦にはこれまで消滅していたキャラが復活しまくるんですけど、正直どういう理由で復活してきたのかよく分からないキャラが多いです(特にロクサス、シオン、テラ、ナミネあたり)。アルティマニア読んでいればようやく理解できるレベルなんですけど、それは設計的にダメだろ。そして神の視点で眺めているプレイヤーですらこの認識ですから、当事者のソラたちはもっと話の筋が分かってないと思うんですけど、全員したり顔で話が進むのも謎。
そして放置される伏線の数々。
- 味方キャラが弱すぎる
今回は最終決戦ですが、頭数だけでも7対13なので、光側の戦力に不安があります。なのに個々の戦闘力描写が雑すぎます。最終決戦で現れたテラ=ゼアノート一人に、不意打ちされたわけでもないのに一瞬で四人戦闘不能にさせられて、どうやって13人倒すんですかねぇ…最終決戦でまともに活躍したの、ドナルドとリクだけだからね。
王様…今回いいところなしです。デビルズタワーにすら苦戦する始末。2までの強キャラぶりはどこへ…
アクア…闇堕ちしたのは仕方ないとしても、復活後が弱すぎます。ヴァニタス戦で「後輩(ソラのこと)にいいところ見せなくちゃね」とタイマンを買って出てまさか負けるとは。最終決戦でもアンセムにいいようにあしらわれてましたし。KH2.8での勇姿どこ行った。
ソラ…最終決戦で心折れるのが早すぎます。これまでの旅で何を学んできたのか。あっという間に味方が全滅してカイリも目の前でさらわれたので気持ちは分からなくはないですが、まだ目の前でリクが奮戦してるんですけど?そしてせっかく時間を超えて敗北前の時間軸に戻ったのに、全くの無策で1周目と同じように突っ込むとか何を考えてるのか。そして全く同じ攻撃をテラ=ゼアノートにくらいかけました。それを全然関係ないキャラに止めてもらいましたけどその全然関係ないキャラもいつの間にか倒されていたという悲劇。そしてカイリはまたもさらわれた。
- 敵の行動原理が不明すぎる
今回マスター・ゼアノートの目的は割とはっきりしましたけど、それ以外の敵の行動原理がよく分かりません。
そもそもマスター・ゼアノートは7つの光と13の闇を衝突させようとしてますけど、別に衝突してません。バラバラにぶつかっただけです。そして相手の目的を知っていた光の守護者たちもなぜその戦いに乗っかったのかよくわかりません。光も補欠が存在しているようなので、7人じゃなくて6人か8人で攻めれば良かったんじゃないですかねぇ…
あと真ⅩⅢ機関のメンバーのうち、ゼアノートの同一存在の皆様はさておき、ほかの人たちは何が楽しくてゼアノートの器になろうとしてるんですかね。特にサイクス、マールーシャ、ルクソードあたりは一度人間に戻って再びノーバディになるという面倒くさいことをやってますが、その目的がゼアノートと一体化することって意味分かりません。それ嫌がってるラクシーヌの方がまだ理解できる。敗北したらしたで意味深な台詞吐いて消滅するし。
- そんなわけで今回ストーリー評価はすごく低いです。DLCで不満が解消されることを願います。
システム
- いつものKHですが、こちらは評価すべき部分が多いです。
- まずグラフィックの美しさは特筆すべきものがあります。ディズニーのワールドの再現率も高く、ディズニーファンなら映画で見た場所を自由に動けると言うだけで楽しめるでしょう。今回登場するディズニーキャラは元から3Dのキャラが多いため、親和性も高かったです。しかしなぜヴァネロペ出さなかったし!
- KH2.8の時にはアクション性の悪さが若干気になっていましたが、そこも修正されていました。思ったようにソラを動かせたと思います。カメラワークも○。壁走りは爽快感もあって好きです。
- ミニゲームも豊富でそれぞれの完成度も高く、やり込みがいがある出来になってました。
- ただ…開発リソースの配分バランスおかしくないですかね?確かにキーブレードごとに別個のアクションやシュートロック、フォームチェンジがあるのはすごいですよ?シューティングゲームとして単発でリリースしても金が取れそうなグミシップも相変わらずですよ?小型液晶ゲームを模したミニゲームが23種類も収録されているとか執念を感じますよ?なんでそのリソースをストーリーに割かなかったし。
正直、こういうのはおまけ要素だと思うのですが、そちらに力を入れすぎです。ただでさえストーリーが短く急展開なのに、こういうおまけ要素が詰め込まれすぎていると、力の配分間違ってない?となんだか悲しくなります。
- 過去に出てきたワールドがほとんど登場しなかったのも謎。
キャラクター
- こちらはいつものKHです。久しぶりに3人揃ったソラたちやカイリたちやロクサスたちのやりとりには胸が熱くなりました。最後敵も味方も全員よみがえっての決戦は確かに雑なんですけど、それでも熱く描かれていたと思います。
- またゼアノートの最後のシーンは良かったと思います。これまで戦ってきた宿敵が相手の実力を認め、世界を託すというエンドになっていたのですが、これにはさすがに感慨深いものがありました。
戦闘
- これもいつもと同じくソラを操作して3Dアクションで戦います。
- 操作性はよく、バトルもテンポ良く進んでいきます。過去作は敵が出現する場所が多く、角を曲がる度に敵に襲われてイライラすることも多かったんですが、今回はフィールドが広くなったのに合わせて敵が出現する場所も減っているので、そこら辺は気になりませんでした。
- 逆にボス戦は単調な感じがしました(まあ難易度上げればよかったのかも知れませんが)。敵の行動パターンも少なく、同じことを繰り返すか、大技を当ててぶっ飛ばしているだけで勝てる戦闘が大半でした。最終決戦ですら団体戦だったせいで、敵の強さを全く感じることなくクリアしたし…。リミットカットマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
- リクとアクアで戦闘するシーンもあるんですが、二人とも独自の使い勝手があって面白かったので、もう少し長く使いたかったです。
総評
- そんなわけで、キャラやシステムは手堅くまとめてきたものの、ストーリーが受け入れられないこともあって全体的な評価はあまり高くないです。少なくとも現時点ではシリーズの中で最下位。
- アルティマニアの野村Pのインタビュー読んで思ったんですが、この人の頭の中にしかない情報が多すぎます。対象年齢が高いゲームなので、小学生でも分かるようなシナリオにとまでは言いませんが、もう少し情報をわかりやすく提供すれば良かったんじゃないですかね…思わせぶりなセリフを今の半分くらいにして、解説役を2~3人投入すれば大分ましになると思うのですが。わざとわかりにくく話を転がしているようにしか思えません。ただでさえ同一存在が複数いたりコピー人間だったり、時間を超えたり世界線が移動したりして理解しがたい世界設定なのに、さらに説明を省いてどうするという感じ。
- 特に本作は開発機関が長かったのに、それに見合うだけの完成度ではなかったのが残念です。
- とはいえまだDLCが残ってますから最終的な判断をするのは早計でしょう。こちらで現状の不満を解消してくれることを切に祈っています。じゃないと次回作はもう…
2019-02-18
本編をプレイする前に…ね?
KINGDOM HEARTS:VR Experience
レビュー
- KHシリーズの歴史を、シリーズの曲に乗せて振り返るミュージックビデオです。VR専用ソフトです。現在は2ステージがプレイできますが、いずれも前半部分はキャラクターによる寸劇ムービー、後半はミュージックビデオになっています。

グミシップ編。プレイヤーはソラですが、自分の姿は見えないため、状況をわかりやすくするために前方に俯瞰画面が表示されます。
- 1ステージ目はグミシップが舞台です。プレイヤーはソラ役で、ドナルドやグーフィーと会話しながら話が進んでいきます(といってもムービーなので、ソラの台詞含め、会話は自動的に進みます)。

狭い範囲ですが、グミシップ内を歩き回ることも可能。
- しかしこれを見て、「まるでグミシップに乗っているみたい!」じゃなくて、「まるでグミシップをモチーフにしたTDRのアトラクションに乗ってるみたい!」と思ってしまった自分は少し心が汚れているのでしょうか。とはいえ、これまで一緒に冒険してきたドナルド達が目の前で動いているのは結構来るものがありますね。

寸劇が終わると、ワープゾーンに舞台が移り、MVが始まります。
- シリーズの名場面がトンネルの内側に次々と映し出されます。結構懐かしいシーンもあって見ていて楽しいですね。

残りのステージは今春にアプデで追加予定

前半部分はカイリやリクとの会話で進みます
- KH1の最初に登場した島が舞台です。プレイヤーはソラで、カイリやリクと会話をしながら話が進みます。キャラモデリングはKH1をベースにしているのですが、このときのキャラはデフォルメが結構効いています。特に足のでかさは気になるところ。
- グミシップ編も含めキャラの動きは少ないですが、その分モデルをじっくり眺められます。特にカイリはすぐそばにいるのでがっつり観察が可能。

後半はMV。ロスのディズニーで見たショーを思い出します
- こっちも後半はミュージックビデオ。噴水で作られたスクリーンに映像を投影している風です。本物のショーを見ているような体験ができます。
- こんな感じで、キャラクターのモデリングを眺めたり、音楽と映像美を楽しんだりするKHファン向けの作品になっています。もちろん出来は決して悪くありませんでしたが、MV部分は現実世界でも体験することが可能なレベルの演出になっていて、そこはちょっと残念でした。VRならではの演出があればよかったかも。キャラのモデリングについてはやはりよくできていたと思うので、今後アプデでキャラが増えていくのが楽しみですね。
2018-05-17
何度も言うけどセクシー要素皆無だからね!?あとトロコン狙いなら、手に入れたトランプの札が何かメモっておいた方がいいよ。

The Sexy Brutale
ストーリー
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タイトル画面。実は主人公はこの中にはいない。
年老いた宣教師ラフカディオ・ブーンは、邸宅のとある部屋で目覚める。邸宅では仮面舞踏会が開催されていたが、ラフカディオはそのゲスト達が次々と殺害されていくのを目にする。謎の女性の導きで時間を戻す時計を手に入れたラフカディオは、その力を使って、この惨劇を食い止めようとするのだっだ―
- というわけで、時間遡行を使って殺人事件を解決するアドベンチャーゲームです。といっても推理ものではなく、ギミックを解いて進めていくタイプの謎解きゲームです。
- 後述するとおり、かなり特徴的なシステムが搭載されていて、最初は戸惑い、そのうちにこれはそういう世界観なんだと自分を納得させて進めていくことになります。しかし終盤には、それすらも巻き込んだ衝撃の事実が…ということで、短いながらもなかなか面白い物語になってました。人がジャンジャン変死しますが、キャラクターがSDキャラで描かれているのであまりグロさとかはありません。
システム
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最初は時間遡行にも制限があるが、物語を進めると解除される。
物語は、同じ一日を繰り返している屋敷を舞台にしています。基本的に正午から真夜中までの12時間が流れ、1日が終わるとまた正午に戻ります。また主人公は時計を使って、いつでも正午に戻ることが出来ます。時間を戻すと、戻す前に手に入れたアイテムは失ってしまいます(わずかに例外あり)が、その間に得た知識(パスワードとか、隠し通路とか)は失われません。
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仮面に襲われるとHPが減るが、ダメージは小さく力尽きることはまずない。
主人公は、なぜか他の登場人物からは見えませんが、彼らがかぶっている仮面には見つかってしまいます。仮面を付けている人物(被害者となるゲストと、それを殺す使用人達)と同じ部屋にいると、飛んで来た仮面に襲われてしまいます。なんだその設定。
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登場人物全員が加害者か被害者という斬新な設定。味方はこの赤い人だけ。
よって、普通の推理ものやタイムトラベルものにあるように、キャラクターから事件の聞き込みをしたり、被害者に事前に警告をしたりすることはできません。じゃあどうやって惨劇を回避するかというと、まずは関係者の行動パターンを把握します。キャラは全員決まった時間に決まった場所にいますから、まずは歩き回って誰かを見つけ、その後をつけ回していつどこにいるのかを把握していきます。見つけた人は自動的にマップに書き込まれるのでメモ不要。気分はストーカーです。
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凶器の弾丸を空砲に入れ替えることで殺人の阻止に成功!
そしてドアの鍵穴からのぞいたり、聞き耳を立てたり、あらかじめタンスの中で待ち伏せたりして、情報を集めます。その情報をもとに,いつ、どこで、どういう手段で殺害されるのか、それを止めるにはどうすればいいのかを考えます。といっても直接は阻止できないので、例えば凶器を無害なものに入れ替えたり、人を殺す仕掛けが作動しないようにしたりします。まあかなりヘンテコな死に方をするキャラも多く、どうやって止めればいいのか結構悩むことも。
- 無事殺害の阻止に成功すると、そのステージはクリアになります。新しい能力などが手に入り、行動半径が広くなるので、次の犠牲者を捜します。ちなみに一度救ったキャラも次のループではまた死ぬので、全員を救うことは出来ません。この惨劇が生じている大元を断つしかない、というわけです。
キャラクター
- 個性的な被害者たちが用意されています。…が、全員仮面を付けている上にSDキャラですし、そもそも主人公との会話シーンがほとんどないので、あまり語ることはないです。
- ただ、個人的には呼称は統一してほしいんですよ。例えば主人公の名前は「ラフカディオ・ブーン」ですが、「ラフカディオ」「ブーン」「ラフィ」などいろいろな名前で呼ばれます。日本人にはなじみがない響きの名前も多く、登場人物が名乗らない(主人公とは会話できないので)関係でいつまで経ってもキャラ名が覚えられませんでした。まあこれは僕の能力の問題かもしれませんけど。特に「エリィ」が、キーパーソンである「エレノア」の愛称だっていうのは知らないとこんがらがると思う。
バトル
総評
- 9時間ほどでクリアしましたが、もっとボリュームがあるような感じがしました。ループを繰り返すのでだれやすいかと思いきや、一人の人をストーキングしているだけでもいろんな話が聞けて面白いので、そんなに退屈ではなかったです。
-

これ何語なんだよ。
あちこちで言われてますが、翻訳の精度が本当ひどいです。僕はこの世でどうしても許せないものの一つが下手くそな翻訳(不正確という意味ではなく、日本語としてこなれていないという意味)なのですが、今作はかなりひどかったですよ。誤字脱字もそこそこあったし。
- それでも、音楽も良かったし、謎解きも面白く、最後の解決編は引き込まれる出来でしたので、ループもの、謎解き、ギミックなどが好きな方にはおすすめできると思います。衝撃の最後をぜひ見届けてください。
2018-02-11
唐突にゲームレビュー。なんで急にプレイして急にレビュー記事を書いているのか、1つ目の理由は最後までこの記事読んでくれたらわかります。2つ目の理由はこのゲームをプレイすればわかる…と思う。

星の欠片の物語、ひとかけら版
| プラットフォーム |
PlayStation VR |
 |
| ジャンル |
VR専用コミュニケーション謎解きアドベンチャーゲーム |
| 価格 |
2,800円(税込) |
| 公式 |
『星の欠片の物語、ひとかけら版』 |
| プレイ時間 |
1周目:5時間 |
ストーリー
- 砕けた星の核に一人取り残されてしまった少女は、「他の世界を覗き見る事が出来る装置」を使うプレイヤーと運命の出逢いを果たす。二人は協力して、少女がこの星から脱出するための方法を模索し始める。―という感じです。

本作のヒロイン。(勝手な)通称「のじゃロリ娘」
- みなさんは「脱出ゲーム」というジャンルをご存じでしょうか。主にウェブブラウザでプレイする、昔からあるゲームの一つです。部屋の中にあるアイテムを手に入れたり組み合わせたり、暗号を解いたりしながら、密室からの脱出を目指す(それ以外の目標が設定されていることもありますけど)というゲームですね。yukkun20はこれが大好きです。
- 本作はPSVRを使った脱出ゲームになっています。「ひとかけら版」というサブタイトルの通り、ストーリーの序盤?を切り出したものとなっていますが、ストーリー的にはきちんと完結していますし、「ひとかけら版」であることを逆手に取ったエンディングも用意されているので、ぜひプレイしてください。
- プロローグはこちら。
システム
- PSVRの特性を上手にゲームに転化されたシステムが用意されています。
- ヒロインである少女は、星が砕けた際に知識や経験をすべて持って行かれてしまったので、基本的に謎解きの戦力にはなりません。プレイヤー頼みです。一方プレイヤーは、VRでこの世界をのぞき見ているだけで、実際に存在しているわけではないので、あちらに干渉することは出来ません(設定上、歩き回るのも無理)。よって、プレイヤーの仕事は、状況から次に取るべき行動を考え、それを少女に指示することです。

いかにもなんかありそうな星が頭上を旋回している
- 指示すると言っても、干渉力がない以上声も届きません。幸い少女は、プレイヤーがどこを見ているのかはわかるので、プレイヤーは干渉したいものを見て、それから少女を見ることで、少女に動いてもらうことが出来ます。と言っても少女は思考力がないので、動くと言っても、「持ち運べるものであればプレイヤーのもとに持ってくる」「スイッチがあれば押す」「動きそうなところを動かす」くらいのことしか出来ません。

レバーがあれば引く、ボタンがあれば押す、の精神
- そのためプレイヤーは時々もどかしく思うのですが、「このシステム××だな」ではなく、「少女のちょっとおつむが足りないところカワ(・∀・)イイ!!」の方向へうまく誘導されています。試行錯誤が多くなるゲームなのでもどかしさを感じないわけではありませんが、最近のアプデなどの対応もあり、イライラするようなレベルではありませんでした。
- そのほか、「ものを触れない」「会話できない」「動き回れない」というVRの弱点を演出に昇華しているところはすばらしいと思いました。勇なまVRでも思いましたが、VRゲーはやはり第四の壁を破ってなんぼですね。
- 謎解きも理不尽なものはなく、脱出ゲームとしても楽しめました(リリース時はかなり理不尽な謎もあったようですが、アプデで一部難易度緩和がされたみたいです)。
- ただし作中でいくつか文章を読むことがあるのですが、解像度の都合で極めて読みづらいです(相当努力してなんとか…というレベル)。これはオブジェクトの大きさを大きくすれば解決する問題だと思いますので、どうにかしてほしいですね。
- あと視点の問題でかなり難解な謎がありました(具体的に言うと、箱の裏の件)。ここは攻略サイトに頼ってしまった…。
キャラクター
- 登場するキャラは、スクショに登場している少女だけです(一応)。ツインテ、のじゃロリ(と言っても厳密に言うとのじゃ口調ではない。わしっ娘)、巨乳、チラリズム、エルフ耳と要素てんこ盛りですけど、あまりあざとくなりすぎているわけではなく、好感が持てました。

なんかラフィール殿下っぽさもある
- なにより、一緒に謎を解くことで、不思議と愛着や連帯感が生まれてくるようになっています。プレイヤーとのプライベートな会話があるわけでもないのに、この演出は素直にうまいなーと思いましたね。それだけにエンディングも結構インパクトありました。
- でも、向こうからこちらは見えていないという設定上、こっちがぶつかるくらい近づいても、何のリアクションもないんですよね。演出上仕方ないんですけど、それはちょっと寂しい気がしました。製品版ではキャッキャウフフできるんでしょうか。
戦闘
総評
- 勇なまVR以来PSVRをほとんど使っていなかったんですが、僕が好きなゲームサイト(で取り上げられていたのがきっかけで、プレイしてみることにしました。
- メーカーの「自転車創業」さんは、自分は存じ上げなかったのですが、その筋では結構有名なメーカーさんみたいですね。しかしこれほどのクオリティのVRゲームをいきなり繰り出してくるとは…末恐ろしい。
- とにかく、一度プレイすると、他の人にお勧めせざるを得ない出来になっていましたので(いろんな意味で)、うちのブログでも取り上げさせて頂きました。ゲームの値段はちょっとお高めですけど、VRの可能性を堪能できるいいゲームだと思いますので、脱出ゲーム好き、のじゃロリ好き、VR好きの方はプロローグだけでも見て、雰囲気を感じてみてください。
- トロフィーは4つあり(プラチナなし)、エンディングに到達すれば全部取得できます。
- ちなみに、2/12までに購入すると、アバター、テーマ、サントラ、台本、設定資料集などが特典としてついてきますので、急いで本日取り上げさせてもらいました。
ありがとうございます。素人ながらそれなりに満足のいくものが出来ました。 > 今年…