2012-07-15

STEINS;GATE4 六分儀のイディオム:前編 レビュー

「STEINS;GATE4 六分儀のイディオム:前編」を読了しました。これまでに角川から出ていたReverseシリーズの続刊という位置づけですが、ストーリー的には続編ではなくスピンオフになっています(まぁReverseシリーズ自体が紅莉栖視点のスピンオフだという話はさておき)。既刊の感想はこちらから。

ちょっと内容についての軽いネタバレあるのでたたみます。

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2012-05-22

ガンパレード・マーチ2K 新大陸編② 感想

榊ガンパレの最新刊が2ヶ月ぶりに来たよー。超待った。読みかけだった「リリアとトレイズ」を中断して読み始めた「STEINS;GATE 六分儀のイディオム」を中断して読み始めるくらい待ってた。
※既刊の感想はこちらから。

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2012-05-16

STEINS;GATE 比翼連理のアンダーリン(2)  レビュー

海羽先生の「比翼恋理のだーりん」ノベライズ、「STEINS;GATE 比翼連理のアンダーリン」の2巻を購入してきました。相変わらず表紙イラストが素晴らしい。今回の帯は「まゆしぃ、マジ天使!?」ですが、相変わらず帯詐欺なのでご注意を。1巻とは別の意味でだが。
※1巻のレビューはこちら

今回も完結には至っていません。激しくネタバレがあるので以下折りたたみます。今回から比翼恋理のだーりんともまったく違うストーリーが展開されるので、原作ゲームをプレイした人もご注意を。

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2012-04-11

ここはボツコニアン 感想


宮部みゆき先生の最新作(だっけ)「ここはボツコニアン」を読みました。久々にラノベじゃない小説読んだなぁ。ラノベの定義はよく知りませんので、何をもって「ラノベじゃない」と言っているのかはつっこまないように。

さて宮部先生といえば知る人ぞ知るゲーマーで、ICOの小説とかも書かれている方ですよね。うちのサイト的なネタで言えば、TOAをプレイされていたという話を聞いています。僕は先生の熱烈なファン…というわけではないのですが、以前先生がRPG的な世界を舞台に書かれていた「ブレイブ・ストーリー」が面白かったので、ちょっと気にはしてました。

そんな時本屋で、「わたしもゲーム女のはしくれ。ずうっと書きたかったお話なんです」みたいな帯が付された本を見かけたら、それは買わないわけにはいかないでしょう。

あらすじ

本物の世界の「ボツネタ」が集まってできた出来損ないの世界「ボツコニアン」。そこに住む双子の姉弟ピピとピノ(まとめてピノピ)は、世界をよりよい世界に作り変えるため、何者かによって「長靴の戦士」に選ばれ旅に出る。RPG的でありながらどこか不条理なこの世界で二人は何を見るのだろうか――

感想

普通のファンタジー小説の様相ですが、実際にはRPGのプレイ日記的なものに近いかもしれません。作者が世界設定に突っ込んだり、登場人物が「本物の世界」(いわゆる現実の世界)のネタを電波によって受信したり、普通にファイナルファンタジーだのマリオだのといった名前が伏字にすることなく出てきたり、とメタ的なネタがそこかしこに出てきます。

世界もさすがボツネタを集めただけあって不条理の連続です。「敵が強すぎるチュートリアル」「使用者のSAN値をゴリゴリ削るエフェクトの魔法」「毒状態でもないのに移動するだけでHPが減少する仕様」(ちなみにお弁当は満腹度を回復させてくれるがHPは回復できない)など、クソゲーといわれても仕方ない内容がてんこ盛りです。主人公の二人は単に世界によって選ばれただけで、強力な特殊能力を持っているわけでもなく、そのたびに知恵と勇気とご都合主義で乗り越えて行きます。それがおもしろい。RPG好きならニヤニヤする展開もたくさんありますよ。

ちなみにヒロインのピピはなかなかにかわいらしく描かれているのですが、主人公たちは姉弟なのでラブロマンス的な要素は皆無です。あしからず。

タイトルを見て1冊完結かと思っていたのですが、どうやら現在でも好評連載中の模様。続きが気になるので、次巻も買ってみようと思います。しかしこの先生も速筆ですね。別に誰と比較しているわけではありませんが。


2012-03-17

ガンパレード・マーチ2K 新大陸編① レビュー

「ガンパレード・マーチ2K 新大陸編①」を購入してきました。

今回の表紙は速水と萌、それに士魂号複座型です。あっちゃんの顔が無表情でちょっと怖いです。初版の帯には「5121小隊海を渡る。招待客としてアメリカを訪れた5121小隊。しかしそこは、悪夢のような場所だった―」のアオリが。それから裏表紙のイラストはなくなってます。なにゆえ。
あと作者あとがきやきむら先生のラフイラストも今回はありません。なにゆえ。

以下ネタバレあり。

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2012-03-09

学園キノ⑤ レビュー

「学園キノ」5巻のレビューです。他の巻のレビューはこちらからどうぞ。

初版の帯には、「もし高校野球の女子マネージャーが茶子先生の「すぐやる部」を呼んだら」というアオリ文句が書かれています。某ベストセラー本とは関係ありません。ただある意味その通りのストーリーなのですが。

今回で現在までの既刊の感想はひとまず終わりですね。

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2012-03-02

マージナル・オペレーション01 レビュー

「ガンパレード・マーチ」でおなじみの芝村裕吏氏初の描き下ろし長編小説「マージナル・オペレーション」の1巻が発売されたので買ってきました。…芝村裕子名義で書いていた「頂点のレムーリア」はどうした。

さて、芝村氏と言えば、ガンパレ、精霊機導弾、絢爛舞踏祭などの舞台となっている世界観の発案者として知られています。いろいろ問題発言も多く話題には事欠かない人ですが、やはりガンパレにはまった身としては小説を出すと言えばそりゃ買わせてもらいますよ。レムーリアも面白かったですし、アナザー・プリンセス(芝村氏が原案)もチェックしてますしね。

んで芝村氏と言えばもちろん戦争物です。今回はガンパレのようなややファンタジーではなく、完全に現代戦を描いた物語です。無名世界観とは関係ないかな…とも思えますけど、第7世界(無名世界観では世界は大雑把に7つの並行世界からなっている。数字が若いほどファンタジー性が強くなり、第7世界は現実世界とほぼ変わらない世界)だと言えばそれまでだしな…。著者もあとがきでそれをにおわすようなことを行っていますし。

興味のある方はこちらのサイトをどうぞ。

4Gamer.net ― “ガンパレ”芝村裕吏氏,初の書き下ろし長編小説「マージナル・オペレーション 01」が刊行。芝村的世界観の原点に迫るロングインタビュー

以下あらすじと感想。ネタバレあり。

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2012-02-23

学園キノ④ レビュー

「学園キノ」4巻のレビューです。他の巻のレビューはこちらからどうぞ。

今回の新キャラはエリアスと沙羅という「すぐやる部」の新入部員です。これも元ネタは忘れていたんですけど、最後まで読んだらさすがに思い出しました。何巻に出て来たキャラだったっけ…

あと今回の感想から少しネタバレ成分減らしてます。

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2012-02-15

学園キノ③ レビュー

「学園キノ」3巻のレビューです。今回から1巻まるまるを使った長編スタイルにシフトしています。新キャラも出て来ますけど今作はゲストキャラクターですね。

新キャラ「イーニッド」はキノの旅3巻「終わってしまった話」に出て来た海賊の少女ですね。正直忘れていました。こんなキャラだったかなぁ。3巻とか読んだの何年前なんだよ。

ちなみに1巻/2巻のレビューもしています。

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2012-02-08

STEINS;GATE3 境界線上のシュタインズ・ゲート:Rebirth レビュー


紅莉栖主観のシュタゲ小説がついに完結です。今回も軽いネタバレあります。サブタイがReverseからRebirthになっているのは気づきましたか?

1巻/2巻の感想はこちらへ。

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