2011-05-20

テレビCMはさすがにないな

最近よく広告業者の方が営業に来ます。

曰く、時刻表に広告載せませんか。

曰く、市役所の封筒に広告載せませんか。

曰く、道路脇の立て看板に広告載せませんか。

曰く、市の広報誌に広告載せませんか。

曰く、市のウェブサイトにバナー広告載せませんか。

そんなお金はないと思いつつも、何らかの広告はしないとジリ貧なので、心がすごく揺れ動きます。弁護士業はあまり積極的に広告を打つ業種ではないので、やり過ぎると同業者からの目も気になりますしねぇ。

価格も1件数万円程度で「これなら1件仕事になれば元が取れるなぁ…」とか思っちゃったりするわけです。1件も来ないこともざらだけどな!そんなわけで受けたり断ったりしながら頑張ってます。


2011-05-17

たまにはマジメな話を

原告が裁判所に最初に出す書面を訴状と言います。

これは勝手な僕の憶測なのですが、訴状の作り方は弁護士によって大きく2パターンあると思います。

1つは、法律上最低限のことだけ記載したあっさり風味の書面。これは被告の反論を見ながら、徐々に議論を深いところに持っていくパターンでしょう。

もう1つは、書けることを全部書いてしまうパターン。場合によっては相手の反論を予想してあらかじめ潰しておくなどすることも。これは最初から全力を傾注して、あとは相手の反応を見ながら押し切る、と言うパターンでしょうか。

どっちも長所短所がありますし事案によっても異なるのですが、僕はどちらかというと後者をとることが多いです。こっちは訴訟の争点が最初から割とハッキリするので、素早く訴訟を展開できると、研修所の教官が言ってたからです。

もちろんデメリットもあります。訴状を完成させるのに時間がかかるのはまぁややしかたない面があるんですけど、書き始めるのにすごくエネルギーを使うというのもあります。ほら、大きい車の方が加速するのにエネルギーが必要になるじゃないですか。

しかも訴状は普通の書面のように締切がないので、他に優先すべき仕事があるとどんどん優先順位が下がっていきがちです。ただこれは依頼者からすると、「あの弁護士は着手金だけ取って動いてくれない」と思うしかなくなり、うまく信頼関係が築けなくなってしまいます。

いつ頃までに訴状を作ります、と宣言してしまうのも一つの手なのですが(僕はよくそうしてます)、ここら辺は悩みどころですね…


2011-05-16

まきびしでも撒くか

最近うちの事務所の駐車場に勝手に車を止めている人がいて困ってます。

そりゃ弁護士的には張り紙とかしてさっさと立ち退かせればいいような気がしますが(よく考えたらわざわざ弁護士事務所の駐車場に停めるなんていい度胸だな…)、客商売という観点で考えるとそれもちょっと過敏かという気もしますし。

そんなこんなで大家さんに相談したら、早速無断駐車お断りの看板を設置してくれました。うちのビルのオーナーはとても素敵なマダムなんですが、住民の必要にすごく敏感で、修繕とか改修とかいとわずやってくださるので本当に助かっています。

そのご親切に応えるためにも、この事務所を長く、大事に使って行けたらと思っています。


2011-05-13

いわゆるリダイレクト

今週ほとんどかかりっきりだった控訴理由書をようやく書き上げました。しかも書証を原審の倍くらい追加したので、その整理だけでも一苦労でした。でも苦労しただけあってなかなか良い文章が書けたのではないかと思います。

でも今週はそのせいでその他の事件が停滞状態になってしまっています。来週は比較的時間が空いていそうなので、あれやこれや一気に片付けたいなぁ。あとようやく事務所のウェブサイトが完成に近づいたので、来週中に完全公開できるようがんばります。

あと、もしかするとこのブログのアドレスが若干変わるかもしれません。

現在このブログはhttp://yukkun20.com/か、https://www.yukkun20.com/wp/でアクセスできるんですが、ちょっと不格好なので、https://www.yukkun20.com/でアクセスできるようにしたいと思っています。WordPress Codexを見ると、.htaccessを使えばいいそうなんですけど、うちのレンタルサーバーはWindows系なので.htaccessには対応してないんだよね…。迷った末にサポセンに連絡したら、ばっちり解決策を教えてくれたので、週末はそれを試してみるつもりです。


2011-04-19

こういう時は独身で良かったと思う

今月から6月までまたもや尋問ラッシュです。
どうしてこの尋問とやらは狙いすましたように同時期にやってくるのか。
まぁ尋問がある=訴訟の終わりが近い=報酬がもらえる日が近い、という事なので頑張るしかないです。特に成功報酬のウェイトが大きい事件ならなおのこと。
今月も結構売り上げピンチだからな…


2011-04-15

費用対効果って難しい

1ヶ月ぶりの同期会でした。
同期会のメンバーで、独立しているのは僕ともう1人だけなんですが、その他の人は仕事が忙しすぎることを嘆き、僕らは仕事がないことを嘆いてました。
そういえばうちの事務員さんが「地元の市民広報誌みたいなのに継続的に宣伝を乗せた方がいいんじゃないですか?」って言ってたっけ。広告宣伝費に回す余裕がないとかで先送りにしてたけど、まだ貯蓄が残っている今のうちにやっておくべきか?


2011-04-13

ただ思いっきり定価なのが気になるが

ちょっと仕事で調べ物していたんですけど、読みたい論文が載っている雑誌が古すぎて絶版になっているんですよね…
元ボスは持っていそうなので借りに行こうかと思ったんですけど、そう安易に人を頼るのは良くないよね…とネットで情報を探していたら、fujisan.co.jpで電子データを販売していました。
昨日も書いたけど、本当いい時代になりましたよね。おかげで必要な情報もゲットできてホクホクです。


2011-04-12

いい時代になりました

先日事故現場で撮影した動画ですけど、裁判所に提出する時はどこで撮影したのか、地図を添付する必要があります。一昔前だとそれだけのために、分厚い・デカい・高価の三拍子そろった…じゃなくて三重苦の住宅地図を買わないといけなかったんですけど、最近はグーグルマップでお手軽に地図を作成することができるので(簡単な情報ならそもそも現地へ行かなくてもストリートビューで収集できる)本当重宝しています。


2011-04-08

自慢の事務員です

今受けている交通事故事件の事故現場に行ってきました。
事件の争点は過失割合なんですけど、こう言うのってやっぱり現場を見ているのといないのでは全然違いますからね。ちょっと遠かったんですけど、車で行きました。
でもこういう時個人事務所だと、撮影してくれる人がいなくて困るんですよね…自分で運転しながら撮影するわけにもいかないし。
そんなわけで色々ウルトラCを駆使し(詳細は企業秘密です)、なんとか撮影を終えて帰りました。
帰ったら事務員さんが、「先生がきっと一緒にいてくれって言うと思ってかかとのない靴を履いてきたんですけど…」って言ってくれました。本当にこの事務員さんは気が利くから困る。


2011-04-07

訴訟にはないダイナミックさはあります

今交渉事件を1件受けています。
交渉事件はあくまで相手方があるので、成功を保証することができません。
それは受任時に口が酸っぱくなるほど説明するんですが、時折それを忘れてしまわれる方がおられるので、最近は契約書に注意書きをするようにしています。
費用も、着手金を少なめに、報酬を多めにすることでバランスを取っているつもりです。
あと終わりどころがむずかしいのも悩みの種なんですが…