2026-09-23
【ゲーム】紅の錬金術士と白の守護者 〜レスレリアーナのアトリエ〜 レビュー
ソシャゲやらないとだめですかね。…え?サ終!?
紅の錬金術士と白の守護者〜レスレリアーナのアトリエ〜
| プラットフォーム | PlayStation®5 / PlayStation®4 / Nintendo Switch™ / Steam® | ![]() |
| ジャンル | 錬金術RPG | |
| 価格 |
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| 公式 | 紅の錬金術士と白の守護者 〜レスレリアーナのアトリエ〜 | |
| プレイ時間 | 1周目:67時間(プラチナ+DLC) |
ストーリー
- 10年前、のどかな町ハルフェンで謎の大災害が発生。住民のほぼ全てが行方不明となり、町は禁足地となった。それから時が経ち、ハルフェンの復興計画が立ち上がる。故郷を失った少女リアスと少年スレイは複雑な思いを胸に町へ戻ってきた。少女は祖父が残したお店を復興させるため、少年は父の遺品について調べるため。二人が偶然出会った森の遺跡には、錬金術士のアトリエが残されていて―
- ソシャゲとしてリリースされた「レスレリアーナのアトリエ」の外伝作品っぽい位置づけの本作です。といってもストーリーとしては独立しています。yukkun20はソシャゲの方はプレイしていないのですが、特に引っかかりもなく進めることができました。
- 本作は、主人公2人がそれぞれの目的を追っている内に、10年前に起きた災害の真相にたどり着き、仲間と協力して解決する―というストーリーなのですが、なんというか全体としてあまり引き込まれませんでした。まずストーリー自体が過去作に比べると短めなのですが、その中でレスレリアーナのアトリエ本編(以下「本編」と言います。)関係のエピソードを無理矢理挟んでいるのでストーリーが薄いです。特に極夜の錬金党関係のエピソード必要でしたかね?ブラッドも出てきたと思ったらすぐいなくなるし。町が全滅した災害の原因究明も成されない状態で復興計画を転がしているのに、国の関心が薄すぎるように見えること、復興責任者のカミラが計画の割と重要な部分を、特に実績もなく能力も未知数の義妹たちに一任していること、ストーリーの進行がエル(博士キャラ)の解説に委ねられていること、リアスの特殊能力は世襲なのに何故兄(カミラの夫)に承継されてないのかなど、全体的に大味なストーリーでした。アトリエはお祭りゲーになるとストーリーが雑になるんだよな…
- 一番気になったのがリアスで、前向きなのはいいのですが、あまり賢そうに描かれておらず、彼女が錬金術を使えるのも先祖から受け継いだ力に寄るところが大きいにもかかわらず、レスナやソフィーやトトリと言った大先輩たちと肩を並べる錬金術士として描かれているのがね…。主人公なので最終的に作中一の能力を手に入れてもいいのですが、それならそれで力を付けていく過程が丁寧に描かれないとダメなんですよね。特に本作ではリアスは基本的に他人のために錬金術を使うことがない(作った物は自分たちで使うか店で商品として売るかで、依頼されて作るのはほんの数回で、納入クエストのようなものもない)上に、システム的にできることが拡張していく過程に彼女自身の成長がリンクされていない(基本的に遺跡探索によりアトリエの機能が拡張される)こともあって、余計そう感じました。
- ということでストーリーの評価は低めです。あ、でもアトリエでは珍しくちゃんとした恋愛を描いていましたね。まさか主人公たちが本編中で同棲する日が来るとは。
システム
- 全体について
- システム自体があまり複雑ではなく、チュートリアルなどは少ないですが分かりにくいところはありませんでした。用語集やヘルプなども充実していましたね。
- 探索について
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- 今作はシリーズおなじみのマップ製です。今作の探索は非常に快適で、①探しているアイテムの生息場所やドロップする魔物の位置を地図上に表示する機能がある、②フィールド上で採取ボタンを押すだけで、周囲にある採取オブジェクト全てから一括して採取できる(採取道具を持ち替えなくても良い)、③レベルが低い敵は採取ボタンで戦闘なく倒せる上に、経験値やドロップ品も普通に入手できるなど、過去一快適にプレイできました。
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- 亜空の道というランダムダンジョンで、次の階へ進む階段の位置を示すアイコンが見づらかったのと、階段を見付けたらフロアのどこからでも次の階に進めるようにして欲しかったこと、妖精との会話が冗長なこと(いずれも大きな問題ではない)くらいしか不満はなかったです。
- 調合について
- 今作の調合は割と簡略な方だと思いますが、思い通りの物を作ろうとすると色々考えることがあり、なかなかに奥深かったです。素材にはギフトカラーという物が設定されており、調合時に投入する際にそのギフトカラーを隣同士で繋ぐことで、特性を引き継いだりレシピ変化を起こしたりすることができるのですが、これが結構頭を使いました。本作は戦闘がやや難しめなので、適当にやっているだけだと厳しいところ。その割に調合に関するチュートリアルが薄かったので、もう少しヘルプ機能を充実させてくれるとありがたいです。とはいえやっている内になれてきますし、アイテム強化などでフォローすることもできるので、普通にプレイする分には問題無いでしょう。ギフトカラーを自由に変更できるアイテムもあるのですが、入手が難しい…というかきちんと説明がなく、店売されるのも最終盤なので使いにくかったかな。もっと序盤からバンバン出してもよかった気がします。
- その他について
- 本作では、ハルフェンの町を復興するという大きな目標もあり、そのためにはお店を繁盛させてお金を稼ぐことが重要…というわけで、経営シミュ的な面も期待していたのですが、こちらは残念ながら期待外れでした。こちらができることは9つのアイテムを店に並べることだけで、どういうアイテムを並べるか迷っている暇があったら、高額で売却できるアイテムを複製してひたすら売りさばく(複製もお金が掛かりますがそのコストより売値の方が大きい)だけですからね。これが本当の現代の錬金術ですよ(やかましい
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- いつものクリア後要素もありますよ。今回は長尺コメントでおなじみのりえしょん(エスカの中の人)がいないので、ロジーの中の人が気を吐いてますw
キャラクター
- リアスについては既に語ったのでもう一人の主人公スレイの方ですが、彼もアクがなさ過ぎる感じでしたね。登場人物が少ないのにこんなイケメン・いい人・冷静沈着みたいなキャラだと押しが弱い気がします。彼も特別な使命をもつ一族の末裔なのですが、その事が彼の人生観とか行動とかにあまり反映されてない感じがするんですよね。
- 歴代キャラについてはもっとその要素が顕著で、本当に当たり障りのないイベントしかないです。なんというか、過去キャラを出すならもっとキャラ同士の絡みが見たいわけですよ。あるいは過去作を踏まえたネタとかが見たいわけですよ。そうすると新規が入りにくくなるのでさじ加減の難しいところなんですが、今作はパーティ8人の内6人が歴代キャラなんだからもう良くない?また本編に絡まないメンツは本当に存在感がなく、ボイスもないので残念でした(公式サイトのキャラ紹介にはCVも記載されているのに…?)。彼らは元の世界から召喚されたという設定なのですが、誰一人として元の世界に戻ろうとしている気配がなく、その事に悩んでいる気配もないのも結構気になります。
- ただ、パーティに入っている過去作のキャラ(ロゼ、ウィルベル、トトリ、ソフィー)についてはよかったです。出番も多く、それぞれのキャラクターが生きるエピソードも豊富でした。特にエピローグで、ウィルベル、トトリ、ソフィーがそれぞれの過去の経験を踏まえてリアスにアドバイスを贈るシーンはぐっときました。こういうのがもっと見たかったんだよ。
- まあ色々言いましたが、yukkun20はアトリエシリーズの最推しヒロイン・ウィルベルさんの活躍を再び見られただけで満足しているところがあります。彼女のいい意味で大雑把で、それでいて友情を大事にする素敵なところは昔と変わっていなくて安心しました。
戦闘
- PCは6人です(有料DLCで2人追加)。パーティは6人で、そのうち3人を前衛(実際に戦闘を行う)、3人を後衛(戦闘中でも前衛と交代可能)に配置します。配置制限もなく、操作キャラも自由に設定できます。ユミアのアトリエと同じですね。
- 戦闘はシンボルエンカウント制です。前述した通り弱い魔物はフィールドアタックで殲滅できる上に、フィールドアタックの当たり判定も非常に広いので、意図しないザコ戦に巻き込まれることはほとんどありませんでした。
- 今作はライザ以前のタイムライン式のコマンドバトルです。各キャラは通常攻撃、アイテム、4つ+αのスキルを使い分けて戦います。といってもWTがあまり大きく影響しない感じで、ターン制に近いプレイ感格でした。コマンドに割りこむ「インタラプト」や仲間が連続攻撃を仕掛ける「マルチアクション」、攻撃によってたまるユナイトゲージを消費して発動するユナイトバースト(必殺技)などもあり、いつも通り派手な戦闘が楽しめます。
- とはいえいつも通りアイテム>スキルなので、アイテムを強く使える錬金術士が強く、スキルメインのキャラは運用が難しかったです。ただウィルベルさんは錬金術士ではないにもかかわらず、魔法が非常に優遇されていたので独自の立ち位置を確立していましたが。
総評
- 全体としてみると、予算か開発期間の都合でずいぶん小粒になってしまったというかんじです。ストーリー然り、システム然り、キャラクター然り、UI然りもっと作り込めばいいものになっていたでしょうに、とがったところがないのが残念でした。ネルケのアトリエのように、経営シミュに全振りして戦闘はおざなり…みたいな方がまだいい気がします。反面、探索周りは素晴らしく、戦闘や調合はいつも通り楽しかったので、全体としてみれば及第点という感じを受けました。あとウィルベルさんが好きなら迷わず買いです。
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