2023-07-01
【ゲーム】世界樹の迷宮I HD REMASTER レビュー
5年ぶりの世界樹堪能しました。新作はよ。
世界樹の迷宮I HD REMASTER
プラットフォーム | Steam / Nintendo Switch | |
ジャンル | 3DダンジョンRPG | |
価格 | 8,980円(税込) ※I/II/IIIのセット |
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公式 | 世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER | |
プレイ時間 | 35時間(本編クリア) +15時間(アナザーエンド) |
ストーリー
- エトリアという小さな街で発見された巨大な地下樹海、通称「世界樹の迷宮」。数多くの冒険者が樹海の探索に赴くが、誰一人として迷宮を踏破した者はいない。君も迷宮を踏破し、富と栄誉を得ようとする冒険者の一人である。さあ、仲間達と共に迷宮の奥へ向かいたまえ!
- DRPGなのでストーリーは軽めですけど、アトラスらしいどんでん返しも仕込んであってそれなりに面白かったです。ただハッピーエンド!という感じでもないのもアトラスらしいかな。
システム
- 2007年に発売されたオリジナル版のリマスターですが、システムは最新作準拠になっています。詳しくは↓の動画をご覧ください。
- 基本的には迷宮に潜って探索し、拠点に戻って回復する、の繰り返しです。
- パーティにユニークキャラはおらず、全員キャラメイクをしていくことになります。キャラは「名前」「ビジュアル」「職業」を自由に設定することが出来ます。ビジュアルは決められたイラストから選択する方式です。オリジナル版では職業ごとに4つのビジュアルが準備されているだけでしたが、今作では5つになり、かつ職業とビジュアルの組み合わせも自由になりましたのでかなり自由に設定することが可能です。どのキャラもかわいいしな。
- 職業ごとに設定されたスキルツリーがあり、レベルアップごとにもらえるスキルポイントを割り振ってキャラにスキルを覚えさせていくことになります。転職は出来ませんが、レベルを下げることでスキルポイントを振り直すことが出来ます。また既存のキャラを引退させることで、パラメータなどにボーナスの乗った新しいキャラを作成することも可能です。オリジナル版はキャラの育成もかなり手間だったのですが、今作は難易度調整が可能になり、難易度を下げることでサクサクレベル上げも出来るようになったので、よりキャラメイクを自由にしやすくなったのではないでしょうか。
- 本シリーズの特徴として、ダンジョンマップを自分でマッピングしていくという楽しみがあります。方眼紙にマップを書き込んだあの日々が思い出されますね(40歳以上の人向けのコメント)。床や壁まで手で書き込んでいけば、迷宮を自力で探索している気持ちになれること請け合いです。またyukkun20のようにものぐさな人向けに、オートマッピングもあり、床と壁を自動で書き込んでもらうことも出来ます(オブジェクトやしかけなどは自分で配置する)。
- オリジナル版では、上画面がダンジョン画面、下画面がマップになっていましたが、今作では一画面に収まっています。最初は窮屈だな…と思って、全体マップは非表示で進めていたのですが、最終的には一画面にマップがある状態に慣れて快適にプレイすることが出来ました。
- マップの書き方ですが、NSWの携帯モードなら、タッチペンを使って直感的に書き込んでいけます。NSWのTVモードではコントローラーで書き込みますが、操作はかなりクセがあるので慣れるまで結構時間がかかりました。オートマッピングで書き込みの頻度が低かったのでどうにかなりましたが、オートマッピングを使わない場合は携帯モードの方が楽しめるかもしれません。あとかなり複雑なワープゾーンがあって、アイコンだけでは対応できずメモを使う必要があるため、キーボードが使えるとさらに快適かも(yukkun20は使ってないのであくまで予測です)。
- ただシリーズ初代作品だけあって、探索の難易度はかなり高めです(特にクリア後ダンジョン)。普通DRPGって、切りのいいとことかボス戦の直前までススムと、入口付近とのショートカットが開くことが多いと思うんですが、このゲームにはそんなものは(一部の例外を除いて)ありません。隠し通路のヒントも割と不親切なので、自力での探索はなかなか苦労しそうです。
- ダンジョン中でも自由にセーブをすることが出来ます。中断セーブという名前ですが、実は再開してもセーブデータは消えないので、こまめに中断セーブをしておけば事故死しても安心ですよ。強敵のドロップ吟味にも使えて助かります。というか中断セーブがないオリジナル版で図鑑埋めとかどうやってたんだ…
キャラクター
- PC以外の登場人物は少なく、固有グラがあるのは10名もいない(そのうち名前があるのは3人だけ)ですけど、迷宮の探索に応じて結構セリフパターンが用意されているので、あまり寂しさは感じませんでした。ゲームクリア後にみんなが祝福してくれるのが結構嬉しい。
戦闘
- 戦闘は基本的にランダムエンカウントです。エンカウント率はそこそこで、エンカウントを軽減するスキルやアイテムもありますし、逃走成功率もそこまで低くはないので、イライラさせられることはありませんでした。ステータスが高い敵、状態異常をばらまく敵、特定の属性に弱い敵、変則的な行動をしてくる敵など種類も豊富です。最高難易度(オリジナルと同じ難易度)だと雑魚的でもかなり歯ごたえがあり、的確な行動を取らないとすぐやられてしまいます。一方難易度を2段階まで下げることが出来、最低難易度ともなればオートバトルでも瞬殺なので、初級者から上級者まで満遍なく楽しめるようになっていました(難易度変更は拠点であれば自由に出来る)。yukkun20は最高難易度でプレイしていましたが、アイテム集めやレベル上げの時だけ難易度を下げてストレスフリーで冒険していました。
- また、迷宮内にはF.O.E.というモンスターシンボルが徘徊していて、接触すると戦闘になります。F.O.E.は出現するフロアの雑魚的と比べて異常に戦闘力が高いことが多く、新しいフロアに入って浮き足立っているプレイヤーを瞬殺してくれます。基本的によけて進むべき相手ではありますので、行動パターンを読み切ってぶつからないように進んでいきましょう。
- 戦闘はいわゆるターン制のコマンドバトルで、敵味方素早さの高い順に1回ずつ行動します。素早さはステータスや装備、使用スキルなどに依存しています。通常攻撃、スキル、防御、アイテム、逃走などからコマンドを選択するオーソドックスなバトルですね。
- モンスターが落としたアイテムをお店に持っていくと、新しい装備やアイテムが購入できるようになります。一度作れるようになるとほとんどのアイテムは無限に購入できるのもありがたい仕様(最強/準最強武器などは例外)。
総評
- 「現代のウィザードリィ」を目指して作られたDRPGの名作。yukkun20はオリジナル版でその難易度に心が折れてアナザーエンドは見られなかったのですが、16年ぶりにリベンジできました。難易度変更が可能になり、レベル上げが容易になったこと、中断セーブが出来るようになったことなどが大きかったですね。ⅡとⅢも購入しているので、また折を見てプレイするつもりです。
- シリーズ第1作なので荒削りな部分もありますが、DRPGは完成されているジャンルですし、グラも美しくなっていて、今プレイしても全く古さを感じませんでした。現在制作中(と言われて全然続報が来ない)の完全新作にも期待したいです。
- 「ぼくのかんがえたさいきょうのぱーてぃ」はこちらへ↓。
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