2014-12-29

【ゲーム】年間ゲームレビュー 2014 中編

昨日の続きになっています。評価基準などは昨日のエントリをご覧ください。

プラットフォーム PlayStation Vita
メーカー スパイク・チュンソフト
ジャンル ハイスピード推理アクション
公式 ダンガンロンパ1・2 Reload
プレイ時間 55時間(H25.12~H26.1)
レビュー 【ゲーム】スーパーダンガンロンパ2 レビュー
総評 ★★★★☆
1の感想は昨年の年間ゲームレビューで扱っているのでこちらは2の感想。1のエンディングからどう続編を作るのか気になっていましたが、期待を上回る出来でした。今回も絶望対希望の構図はそのままなんですが、実は…のどんでん返しがなかなかでした。システム的にも完成されていますし、ナンバリングタイトルの続編にも期待がかかります。僕をADV、そしてその後のTPSとあまり得意ではないジャンルに引き込んでくれた偉大なる作品。七海は俺の嫁。
 プラットフォーム  Nintendo 3DS
メーカー アトラス
ジャンル RPG
公式 PQ – ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス – 公式サイト
プレイ時間 108時間(H26.6~9)
レビュー 【ゲーム】ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス レビュー
総評 ★★★★
世界樹の迷宮をベースに、ペルソナ3と4のキャラが活躍するいわゆるキャラゲー。しかしキャラゲーというくくりをするのもはばかられるほどにシステムの完成度が高く、迷宮ファン、ペルソナファンどちらにも勧められる高レベルの作品に仕上がっています。デフォルメしたキャラはかわいいし、キャラクター同士の掛け合いも「分かっている」人がシナリオを書いてくれていることがびんびん伝わります。迷宮探索というともすれば単調になりがちな作業も、ギミックの充実によりモチベーションを維持しやすかったところも○。エンディングはちょっとほろ苦い形で終わったのも、ペルソナらしくていいですね。アイギスは俺の嫁。
プラットフォーム PlayStation Vita
メーカー 角川ゲームス
ジャンル ファンタジー・ダンジョンRPG
公式 デモンゲイズ 公式サイト
プレイ時間 51時間(H26.9~11)
レビュー 【ゲーム】デモンゲイズ Global Edition レビュー
総評 ★★★★
今年の海外旅行中、旅行そっちのけでプレイしていたDRPG。現代のWizとも言うべき作品で、迷宮探索はもちろんのこと、アイテム集めが熱い。システムもアイテム集めに特化していますが、キャラメイクの自由度が高い、古き良きファンタジーな世界観、どの職業でも一戦で戦えるバランスなど、DRPG入門としてもおすすめ出来る作品。最近の作品には珍しく、1周でプラチナトロフィーを取れるところもひそかに高評価。プロメスは俺の嫁。
プラットフォーム PlayStation Vita
メーカー スパイク・チュンソフト
ジャンル コトダマアクション
公式 絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode | スパイク・チュンソフト
プレイ時間 24時間(H26.9~10)
レビュー 【ゲーム】絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode レビュー
総評 ★★★★★
続編がTPSだと知った時は完全にスルーするつもりでしたが、いざプレイして見るとあっという間にはまり、史上最速でプラチナまで獲得してしまった作品。今年のベストゲームはこれでいいでしょう。難易度は低めなので、ストーリーの先が気になるのにマップがクリア出来なくてヽ(`Д´#)ノ ムキー!!ということもないのではないかと思います。こまると腐川のストレートな友情も感動させられました。世界観はこれまで以上に絶望的で、人を選ぶかと思いますが、それでもこの評価は問題ないです。★5つ以上でもいいですが、シリーズものということを考えこのあたりで。こまるは俺の嫁。
プラットフォーム PlayStation3
メーカー ガスト
ジャンル RPG
公式 シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~
プレイ時間 88時間(H26.10~12)
レビュー 【ゲーム】シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術師~ レビュー
総評 ★★★☆
アトリエの黄昏シリーズ最終作。前作はかなり明るめのノリでしたが、今回はメインキャラ同士の仲違いや水不足という人類存亡の危機など、比較的重めのシーンも増えました。とはいえ、キャラクターたちは相変わらずいい人揃いで、みんな楽しく生きている空気が十分伝わってくるので悲壮な感じは全くありません。グラフィックもさすがの一言、ただシステムはそろそろ袋小路にはまってきている感じもするなぁ。何回か言ってますが、機会があればアーランドシリーズもプレイしてみたい。ウィルベルは俺の嫁。

後編に続く。後編は現在プレイ中の3作品と、総評を書こうと思います。


2014-12-28

【ゲーム】年間ゲームレビュー 2014 前編

今年で7回目になった年間ゲームレビューです。

例によって、プレイ開始が早いものから順に並べています。今年の対象ゲームは13本のはずなので、3日に分けてやろうと思います。場合によっては年を越すかもしれませんがお許しを。

あとこれまできちんと定義づけをしていなかったので。総評は以下の通りです。あと☆は★半分の意味。

  • ★★★★★★以上…人生でベスト10に入るくらいのゲーム。神ゲー。
  • ★★★★★…傑作。ハードを購入してでもプレイする価値のある作品。
  • ★★★★…名作。ハードを持っているならぜひプレイすべき作品。または傑作だが人を選びそうな作品。
  • ★★★…良作。何か波長が合うところがあれば十分プレイする選択肢に入る作品。
  • ★★…凡作。特筆すべき事が無い作品。もしくは全体的にはまあまあだが、致命的な問題点がある作品。
  • ★…駄作。とても人には勧められない作品。
 クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ プラットフォーム Andriod/iOS
メーカー コロプラ
ジャンル クイズ&カードバトルRPG
公式 クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ | 株式会社コロプラ
プレイ時間 プレイ中(H25.10~)
レビュー なし
総評 ★★★★☆

去年からプレイし始めたクイズゲー。相変わらず毎日ログインを続けており、既に400日くらいでレベルも150を越えました。これまで2回だけ課金していますが、その程度でも十分楽しめます。最近はイベントも最後までクリア出来るようになりましたし、魔導杯も9段で戦えるくらいにはなりました。最近ガチャのシステムが変わって強いカードの輩出率が若干上がったのもうれしいところ。インフレは確かに進行していますが、昔のカードもSS化などで救済されており、運営のバランス感覚は悪くないと思います。あと火と水の3ターン遅延があれば…雷はもう3枚もってるのに。アルティミシアは俺の嫁。

※画像はhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.colopl.quizwizより引用

テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック  プラットフォーム  PlayStation3
メーカー バンダイナムコゲームス
ジャンル RPG
公式 テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック | バンダイナムコゲームス公式サイト
プレイ時間 200時間+100時間(H25.10~H26.11)
レビュー 【ゲーム】テイルズ オブ シンフォニア レビュー / 【ゲーム】テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士 レビュー
総評 ★★★☆

シリーズの中でも人気の高いTOSとTOS-RのPS3移植版。ほぼベタ移植なので若干荒削りの部分は否めませんけど、やっぱりシナリオは秀逸です。さすがにオリジナル版を何度もプレイしているので周回のモチベーションを維持するのは難しかったですが、全体としてみれば古くささも感じず、未プレイの方はもちろん、プレイ済みの方でもテイルズファンなら十分楽しめると思います。欲を言えば今の技術でリメイクして欲しかったというのが本当のところですが。マルタは俺の嫁。

プラットフォーム Nintendo 3DS
メーカー SQUARE ENIX
ジャンル RPG
公式 ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル|SQUARE ENIX
プレイ時間 80時間(H26.1~3)
レビュー 【ゲーム】ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル レビュー
総評 ★★★★
スクエニの贈る新タイトルのファンタジー。直球ど真ん中のストーリーが展開されるかと思いきや、中盤以降の怒濤の展開には驚かされました。ストーリーにやや雑なところはあったものの、オリジナル制が高い戦闘システムや使いやすいUIなどスクエニの得意なところも十分出ていました。ジョブチェンジも僕の琴線にびんびんきますわ。キャラグラも上手にデフォルメされていて好印象でしたが、ムービーとの違いが…。続編BRAVELY SECONDの期待も高まります。早く体験版をプレイせねば。イデアは俺の嫁。
プラットフォーム PlayStationPortable
メーカー アトラス
ジャンル RPG
公式 P3P PERSONA3 PORTABLE
プレイ時間 117時間(H26.1~5)
レビュー 【ゲーム】ペルソナ3ポータブル レビュー
総評 ★★★☆
P4Gがあまりに面白すぎたんで、勢いで手を出してみた前作。P4Gとは違い、「死」などを正面から扱った、比較的シリアスなストーリー展開ですが、ペルソナらしいコミュシステムで仲間達との絆を強める学園生活はやはり楽しかったです。やや古いゲームで、ハードの制約もあってグラフィック性能はそこそこですが、システム的には快適でした。ダンジョンがひたすら塔を上るだけで単調なのが問題か。主人公の性別でコミュの内容もかなり違うので、2周目も比較的だれなかったです。PQを楽しんだ方はぜひ。アイギスは俺の嫁。
プラットフォーム ゲームアーカイブス(PlayStation)
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル RPG
公式 ワイルドアームズ 2nd イグニッション | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
プレイ時間 37時間(H26.5~10)
レビュー 【ゲーム】ワイルドアームズ 2nd イグニッション レビュー
総評 ★★☆
シリーズ最高傑作と名高いのに、これまでプレイしていなかった2にゲームアーカイブスで挑戦してみました。ストーリーはもちろん良かったのですが、あまりにシステムやグラフィックが古すぎてそちらのつらさの方が先に立ってしまったのは残念です。特に戦闘のテンポが悪いのは致命的。幸いエンカウントキャンセルという戦闘を避けるシステムがあるのですが、ボスがなかなか手強く、直前にセーブポイントがない仕様なので結局レベル上げは避けられません。謎解きも半端ない難易度、隠しイベント多し、など、攻略サイトの重要性が身にしみる作品です。とはいえ、古さを除けば良作であることはうかがえるので、万が一リメイクされればもう一度プレイする意思はあります。ワイルドアームズはまだ死んでいないこと、見せてくれッ!あとマリアベルは俺の嫁。

中編に続く。

(ダンガンロンパ2も掲載するつもりでしたがうっかり忘れていたので明日に回します)


2014-12-26

【コミック】放課後さいころ倶楽部4 レビュー

やっぱり書店に入荷してない!こんなに面白いのに!の4巻。

放課後さいころ倶楽部4

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第4巻です。全5話でゲームが4つと今回は少なめになっています。それというのも、作者が考えた(作中では登場人物の一人が考案したことになっている)オリジナルのゲームが含まれてないからですね。

今回題材になっているゲームは、どれも名前は聞いたことがあるけど実際にどんなゲームかは知らないものばかりで、純粋にプレイ日記としても楽しめました。また3人の通う高校の生徒会長や、転校生のドイツ人少女(表紙一番左の人物)などの新キャラも登場して、ゲーム仲間がどんどん増えて行ってますね。うらやましい…あと金髪碧眼の女の子と知り合いになれるボードゲームカフェってどこにあるの。

今回題材になっているゲームは、

たった16枚、8種類のカードを使って、いとしの姫君に恋文を届けるというモチーフの「ラブレター」。

日本人のカードデザイナーの作品で、相手のカードを推理しながら駆け引きが楽しめそうです。
1ゲームが2~3分で終わるところも手軽でいいですね。

各面にひらがなが1文字だけ書かれた24個のさいころを使って様々なゲームが楽しめる「もんじろう」。

子供の情操教育にも使えそうです。

沈みゆく島アトランティスからお宝を手に入れ、怪物がうろつく危険な海を渡って宝を持ち帰るという冒険がモチーフの「アイランド」。

島を沈めたり、怪物で襲ったりといったアクションが偶然ではなくプレイヤーに委ねられているというところがいいですね。僕こういうプレイヤー同士で足の引っ張り合いをするゲームが好きなんだよ。

クニツィアの代表作、手札のカードをプレイしてカードの色に合わせた石を動かし、得点を集めていく「ケルト」。超有名どころですがルールは全然知らなかったですし、「ケルト」って「ケルト文字」のケルトだったんですね、今知った。

箱が地味なのはちょっと損してる感じがする。

の4つでした。

お盆休みは結局ゲーム出来なかったからな…年末年始に集まれるか声かけてみよう。


2014-12-23

【ゲーム】シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術師~ レビュー

本日2週目が終わり、プラチナトロフィーを獲得しました。過去作よりやり込みの敷居は下がった気がするけど、それでも88時間でした。

[関連記事・前々作レビュー]アーシャのアトリエ 感想 | Y.A.S.
[関連記事・前作レビュー ]【ゲーム】エスカ&ロジーのアトリエ レビュー | Y.A.S.

シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術師~

開発:ガスト
プラットフォーム:PS3
価格:7344円(通常版・税別)、10584円(限定版)

レビュー

ストーリー

故郷の水涸れを救うため、オアシスとして知られるステラードに助けを求めるためにやってきたシャリステラ。
父親のアトリエを受け継ぎ、いつか大きなことをやってやると思いながらその日暮らしをしているシャルロッテ。
それぞれの目的のために、錬金術の修行をしながら各地を巡り、やがてこの世界に黄昏をもたらす元凶を探ろうとしていく、というストーリー。

シャリステラ(以下ステラ)の目的は割と切実なもので序盤からシリアス気味に話が進むのに対し、シャルロッテ(ロッテ)は比較的お気楽な雰囲気です。最も中盤以降いろいろな事件が起こって、面白く勧めていけました。ストーリーも中盤まではばらばらですし、サブイベントもそれぞれに用意されているので、2周するのもほとんど苦にはなりませんでした。

黄昏シリーズはこれでひとまず終わり。黄昏の原因は完全には取り除かれませんでしたが、その原因の一つは取り除かれ、大きな区切りが付いたように思います(その先が気にならないわけではないのですが)。とはいえ3部作のストーリーそれぞれが密接に絡んでいるというわけではなく、作品の合間に次の展開が気になって悶々…ということはなかったです。っていうか連作ものはこれくらいがちょうどいいわ。

キャラクター

今回はPC8人、DLCで2人追加とパーティも賑やかでしたね。相変わらずいい人だらけですが、続投のキースグリフ氏は相変わらずの傲慢ぶりでちょっと安心しました。この人が完全にデレたら終わりですからね。前作に引き続き登場したカトラも年相応に成長していてちょっと感動。
前作・前々作のヒロイン(僕の中では)のウィルベルさんももちろん登場。今回はロッテの師匠役というおいしいところが用意されています。大口たたいてあとで窮するといういつものパターンかと思いきや、しっかり成長してくれたところを見せてくれました。必殺技もちょっと大人びた感じになりました。その分ロッテの必殺技が完全にギャグでしたけど。

中の人も若い方が多かったですが、みんなキャラクターに合っていましたし、演技も素晴らしかったです。アトリエシリーズはいつも声優のチョイスがすばらしい。

システム

調合は前作までとはちょっと違う感じになってますね。望みの戦力を持ったアイテムや装備品は作りやすくなりましたが、最終的には錬金レベルを上げてチェインを9999まで積むしかなくなり、自由度はちょっと下がったかも。有能な潜力も、各地のボスを倒して手に入れるしかなく、採取レベルなどが設定されている意味が薄いなと感じました。
アイテムの量産システムはなくなりましたけど、今回はひとつのアイテムを大量に求められることはなくなったので特に困ることはなかったです。

戦闘は前作の正統進化という感じ。今回はバーストが超火力なので、とにかく早くバーストに入り、拡張アシストでたこ殴りにするのがベスト。そんなわけで全員にブラザーコールを装備させるのがよいかな。主人公はアイテム係でメイン火力担当ですが、今回は他のキャラも相対的に強化されたので、前作のように主人公無双ではなくなりました。ただ難易度を上げると戦闘時間が極端に長くなるのが難点ですね。難易度を上げると獲得経験値も増えますが、最終的にはDLCの追加ボスをハードコアで狩れば30分でカンストするため、いくらでも取り返しがききますし。

今回から、期限の要素が廃止されたのは大きな特徴ですね。前作は期限内にタスクをこなす形式でしたが、今回は期限はなく、タスクごとに設定された数値を100まで貯めると次の章に移行出来ます。スケジュール管理の中でやっていくのも面白いんですけど、最終的にやりこむとなるとスケジュールは邪魔でしかないので、これはこれでよかったのではないかと思います。アトリエらしさは失われたような気がするので、長期的に見ていいのかはわかりませんが…

それから、テキストスキップが既読未読とを区別出来ず、しかも選択肢を挟んでも解除されないという致命的な問題があるのは本当どうにかしてほしいです。そんなに難しい注文じゃ無いと思うんだけど、テキスト関係は結局アーシャのときから改善されず残念でした。

その他

今回はすっと心に入り込んでくるBGMが多かったですね。メインテーマがいろいろな編曲で登場するという仕掛けにはクリア後のライナーノーツを読むまで気がつかなかったです。

このシリーズのクリア後といえば、設定画が見られたり,キャストインタビューが聞けたりするところがうれしいです。特にメインキャラの中の人たちは気の利いたコメントを考えてくれていてますし、サブキャラの人たちもかなり長めのメッセージを残してくれてたりしてありがたかったです。今後も続けて欲しい。(エスカの中の人はかなり…ですが←ほめてます)

総評

今作もエスロジ同様、良作です。88時間プレイしたわけですけど、普通のRPGにありがちなだるさも少なく(ただし錬金レベルを99まで上げるのだけは単純作業なので面倒くさい)、プラチナまでさくさく進められた感じです。難易度は1~5まであるので、極める人は強力な装備やアイテムを作って大暴れすればいいんじゃないかな。レベル上げが面倒くさいとお嘆きの方、無料DLCを入れると幸せになれますよ。

ただ、今回は前作までを知っていないと興をそがれるところも多々あるので、是非前作、可能なら前々作も楽しんでからプレイしてみてください。アーシャはPlusが出ているしエスロジもPlusがもうすぐ出るし、その二つをプレイすることにはシャリーも出るはずですので…

というわけで、2年にわたってプレイしてきた黄昏シリーズもこれで一区切りです。このシリーズはアニメ化など新しい動きもありました。次回作にも期待したいと思いますし、次回こそはきちんと早めに限定版を予約しようと思います。


2014-12-20

【小説】ガンパレード・マーチ 2K 未来へ② レビュー

ついに榊ガンパレシリーズが電子書籍化されましたね。これを機に読んでくれる人が増えますように。それからうちのサイトのアクセスが増えますように!

ガンパレード・マーチ 2K 未来へ②

著者:榊涼介
レーベル:電撃ゲーム文庫
価格:600円

続きを読む(ネタバレ注意) »


2014-12-14

【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #Another End Episode : Thank you Mr. Accomplice レビュー

P4GAのBD/DVD第4巻に収録された、映像特典のレビューです。テレビ未放送でネタバレ度が高いので、今回は折りたたみます。

なおaccompliceとは「共犯者」のこと。

続きを読む(ネタバレ注意) »


2014-12-13

【BD】ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.3 レビュー

もう3巻どころか4巻が出てるけど気にしない!(前回も同じ事言った

ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.3

収録時間:約49分
価格:4000円

レビュー

    1. アニメ本編
      #04と05を収録。
       【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #4 THE MAYONAKA OHDAN MIRACLE QUIZ! レビュー | Y.A.S.
       【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #5 Let’s go get it! Get pumped! レビュー | Y.A.S.

      副音声でオーディオコメンタリーが収録されており、完二役の関さん、りせ役の釘宮さん、直斗役の朴さん、飯田音響監督、アニプレックスの足立Pが参加しています。関さんによれば「全員全裸でお送りしている」そう。朴さんは女性なんだから乗っかるな!

      面白かったネタとしては、
      「P4Gの次の作品はP4P(プラチナ)」(※もちろんネタ)「関さんは、P4をリアルプレイ中に真殿さんに真犯人をバラされたが、結局2周プレイした」「男はみんな千枝ちゃん大好き」「関さんは完二のキャラをやって欲しいと頼まれた時、とりあえず「ペルソナァ!」といえばごまかせると思っている」「オープニングは田口監督のセンス」「#05冒頭の釣りのシーンでは、川の流れが放送時より遅くなっている」「真下かなみはP4AとP4GAでは全く顔が違う」「マリーの下手ギターは田口監督が弾いた」「水樹奈々さんはここぞという時にはカツカレーを食べる」

    2. 特典映像
      今回は特にないようです。
    3. 特製ブックレット
      #04と#05のあらすじ、「クマ」「巽完二」の設定画、だいだら・音楽室・クイズ特設ステージ・ライブ特設ステージ・フードコートの設定資料、挿入歌「True Story」の歌詞、森久保さん、山口さんのショートコメントを収録。
    4. 特典ディスク オリジナルサウンドトラック VOL.1
      作中のBGM、りせとマリー(とクマ)による「True Story」(作中のものとは異なり、最初からりせも参加)、エンディングテーマを歌う平田さんの「Ying Yang」の全11曲が収録されたサントラ。
    5. その他
      今回もアイキャッチ画像を描いた大き目(ほぼBOXと同じ大きさ)のカードが封入されています。

2014-12-11

【コミック】軍師 黒田官兵衛伝② レビュー

このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊がでました!1か月以上前に。

軍師 黒田官兵衛伝②

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円

レビュー

2巻は、官兵衛が有岡城に幽閉されてから、秀吉の軍師になるまでが描かれています。

官兵衛と言えば有岡城に幽閉されていた時に、官兵衛が裏切ったと勘違いした信長が官兵衛の長男の処刑を命じたというエピソードはかなり有名です。このエピソードをどう描くのか楽しみにしていたんですが、期待以上のものでした。まさかギャグマンガで泣く日が来ようとは。鼻の奥がいたいわ。

しかしこの時代に一年土牢につながれながらも生き延びたとか、その時の牢番が親切にしてくれて、のちに家臣に取り立てられたとか、その間に死んでしまった官兵衛の尊敬する竹中半兵衛最後の策が官兵衛を救ったとか、本当ドラマチックな人生です。あと秀吉の器のでかさも知った。

そんなわけで今回はギャグ成分薄目ですが、その中でも奥さんの光がツンデレ(というより今回はデレデレ)キャラとして場を和ませてくれました。そして最後には明智光秀登場です。「信長の忍び」では完全な天然ボケ要員と化してしまった彼ですが(もともとツッコミ役として織田家に登用されたのに…)、その彼がいかにして本能寺の変を起こすに至ったのか、重野先生の解釈を楽しみにしたいと思います。

データキャラの定番

石田三成「(鳥取城へ)攻め込む時期はいつ頃でしょう」

官兵衛「敵の米が最も減る…来年六月かと」

三成「敵兵力…村の人口…米の流通量から導くと…(パチパチ←そろばん)来年十月には九割の確率で鳥取城を落とせます!!私の算術に狂いはありません!!」

官兵衛(こいつ いつか「ヤツらの強さは算術では計りきれないのか」とか言って負けそうだな…)

※92ページより引用

現在、第1話、最新話4話分がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。

y-kurodak_bans


2014-12-09

【コミック】空想科学X LessonⅤ レビュー

saxyun先生の最新刊「空想科学X」の最新巻にして最終巻が約2年ぶりに出ました。電撃マオウは読んでないから連載が終わったことは知らなかったよ…ひそかにかなり好きな漫画だっただけに残念です。個人的にはみずしな先生、古賀先生に次ぐギャグマンガの星として期待しています。

話自体は相変わらずのシュール…というかナンセンスギャグで、主にツッコミ、時々ボケ、博士の発明品の被害に遭いつつバイオレンスな復讐に走ることもあるコトちゃん(画像一番上のメガネっ娘)と、ボケ一辺倒、トラブルメーカーにしてトラブルシューターの博士(画像中央)のコントで話が進んでいきます。

「改造」

ハカセ「(何かの発明品をいじりながら)ふーむ…むむむ…むふー…」

コト「ハカセ 空気が抜ける音してますよ 穴が空いてるんじゃないですか」

ハカセ「ワシは風船か」

コト「それ風邪のときにネギをスムーズに挿入するネギスルリですよね」

ハカセ「なつかしいじゃろ 改造してパワーアップしようかと思ってな」

ハカセ「…よしできた タマネギスルリ

※97ページより引用

とまあ一事が万事こんな感じです。しかし最終話も最後までこんな感じで話を転がしつつ、最後の最後はちょっと余韻を残すような終わり方だったのがまた憎い。

4コマなのに次のコマが全く読めない超展開が続いたり、オチが全人類滅亡だったり、深夜に読むと笑いが止まらなくなること請け合いです。全巻揃えても5冊なので、ギャグマンガが好きな方は是非。

いくつか中身を立ち読みできるサイトへのリンクを張っていきますので、ちょっと興味を持った方はチェックしてみてください。


2014-11-29

【コミック】たばたちゃん派 2 レビュー

3冊同時発売関係のレビューも最後です。

たばたちゃん派 2

著者:みずしな孝之
レーベル:バンブーコミックス
価格:562円

レビュー

いろいろなものにきょうみしんしん、ちょっと変わったセンスを持つ「たばたちゃん」を主人公にしたほのぼのシュール4コマです。

たばたちゃんがいろんなものに興味を示しつつも、子供であるがゆえに周囲に振り回されたり、逆に周囲を振り回したりする様子を楽しむ漫画です。みずしな漫画にしては文字が少なく、むしろ間を重視している感じ。これまでのみずしな作品にはない作風が魅力です。最初はちょっとどうかな…と思いながら読み始めましたが、最近は結構好きになりました。やっぱりみずしな先生の真骨頂は4コマだと思うのですよ!

どちらかというと

ママ 「これはすすき」

たばた「す すき」

ママ 「じゃあこれ(いが栗)はなーんだ!」

たばた「なんかピシピシしてていたそうでこわい……」

たばた「き きらい!」

※102ページより引用

今回からたばたちゃんも幼稚園に通うようになり、新しいお友達や幼稚園の先生などの新キャラも登場して少しずつにぎやかになってきました。しかしみずしな先生たしか独身だよな…こういうネタはどうやって思いついているのだろうか、すごく気になります。