2016-10-17

【コミック】放課後さいころ倶楽部8 レビュー

前巻で第1部・完!でしたが、キャラも引き続き登場してくれて一安心。

放課後さいころ倶楽部8

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第8巻です。前巻まで主役だった4人も2年生に進級し、新キャラが2人登場しました。1人はちょっとけだるげな雰囲気を漂わせるクラスの問題児・黒崎奈央(表紙の子)、もう一人は委員長的な雰囲気を漂わせる真面目少女・時坂環菜。といっても奈央は全方位に向かってかみつきモードに入っているので、他のキャラと仲良くなるにはもう少し時間がかかりそうですね。

今回も5話構成で、それぞれ1つずつゲームを扱っています。新しいキャラが多いので、比較的軽めのゲームが多いですね。ぼくもあまり知らないゲームばかりでした。個人的には「クアルト」はルールが分かりやすいし、手軽に遊べるしで面白そうでした。まあしかしあれだな、ボードゲームを一緒にプレイしてくれる可愛い彼女なんて幻想だってことだな!(前巻と同じ締め)

今回題材になっているゲームは、

サイコロを8つ振りながら目をチョイスして集めていき、それで獲得した虫タイルの合計点で勝敗を争うダイスゲーム「ヘックメック」。

単なる運ゲーではなく、ダイスをチョイスしたりタイルを取り合ったりという戦略が組み込まれているのがいいですね。

手札にあるマフィア構成員を2人プレイし、さらに強力なマフィアを勧誘して組織を強化していくカードゲーム「ファミリア」。

2人ゲームですが、第2版から1人でも遊べるようになりました。キャラのイラストが全員違うという無駄な凝りようがドイツゲームらしいですね。…イタリアゲーじゃないのか。

白か黒、高いか低いか、穴があるかないか、丸いか四角いか、ばらばらの要素を持った16個のコマをお互いに渡して盤上にプレイしていき、共通の要素を持つ駒を4つ並べる(たとえば、黒い駒を4つ並べる、穴の空いた駒を4つ並べる凍)という変則4目並べ「クアルト」。

見た目も可愛いし、ルールも単純だし、うっかりしている方が負けるというゲームの特性も僕好みです。

筒の中で振ったサイコロので目を自分だけが確認しながら申告して駒を進め、実際の出目とは違う目を申告して駒を進めたり、他のプレイヤーの嘘を見抜いて駒を排除したりするブラフゲーム「チャオチャオ」。

箱=プレイボードというデザインがいいですね。好きなキャラのフィギュアを代わりに使ってもいいかも。

自分の駒を勧めてボード上に存在するトークンを集めるボードゲーム「魔法のラビリンス」。駒の底面には磁石が付いていて、床面を隔てて金属球をぶら下げています。床下にはプレイヤーには見えないように壁が配置されており、そこを駒が通ろうとすると金属球が引っかかって外れてしまうというギミックがあります。球が落ちるとやり直し。

子供でも分かりやすいルールですし、ギミックも面白いですね。記憶力も鍛えられるし、ファミリーゲームとしていいかも。

の5つでした。今回東京出張前にこのマンガを読み、ボードゲーム熱が盛り上がったのでゲームカフェなどをいくつか探してみたのですが、時間が合わなくてダメでした。

公式サイトに試し読みもありますので、興味をお持ちの方はぜひ。

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