*Y.A.S.*

第５話蝕（続き）

ルディこの世界は生きている

レウニス作りにしか興味のないルディに代わって実務を仕切っていた副官ユゼットが過労で倒れてしまいました。本国からの支援がなくなったからやるコトは山積みなのに、軍務長が仕事してないからな…副長だけではさすがに大変でしょう（ボレアレスは一人でちゃんとしてるとか言うな）。

ユゼットは、余っているレウニスをコロニーラムダ（※タイオンが昔所属していたコロニー）に提供する話を進めていたみたいです。代わりに届けてあげましょう。そもそもラムダも戦闘からは解放されているのにレウニスを必要としている事情も謎ですし。

イスルギ軍務長の話によれば、大瀑布の上にどこからともなくやってきたアンセル（鳥形の魔物）が墨付き、そのせいで水脈が枯れてきているとか。

早速現場に乗り込みアンセル達を倒すと、アンセル達がいたところに、このあたりでは見慣れない花が咲いていました。アンセル達の体に付いてインヴィディア山脈からやってきた種が、ここで芽吹いたようです。与えられた条件で咲くことを選んだその花―セリアスアネモネの姿に、ルディは自分の生き方を重ねるのでした。

次の仕事はコロニー4とのトラブルの解決。コロニー4で資材調達班が遭難していて、そのせいで必要な物資をコロニー30に遅れなくなっているみたいです。原因はアンセルに追い出されたモンスターがダナ砂漠に入り込んだことでした。

世界は全体が生きていて、つながっていて、そしてそれぞれに役割がある。レウニスの各部が協働しているように、世界も協働できるはずと、メカニックのルディは無邪気に信じるのでした。

マシロ一致団結

今日も今日とてエルティア海を彷徨っていると砂浜で遭難者を発見しました。

彼女はコロニーミューの軍務長マシロでした。ケヴェス軍の奇襲に遭い、囮を引き受けているうちにやられちゃったみたいです。しかしよくトドメ刺されなかったな。この世界の戦いは基本的に殺すか殺すかなのに。おまけに軍務長ならその首の価値も高いはずですが。

しかしノア達ってこういうトラブルに遠慮なく介入しますよね。アグヌスとケヴェスの戦いはどちらが正しいというものでもないので、ノア達自身が攻撃を受けているわけでもないのに最初に助けを求めた方へ迷わず介入するのは若干違和感があるのですが。

マシロの仲間たちの多くは既に散っていましたが、わずかな生き残りが最後まで戦っていました。美少女戦隊か…こっちの味方でいいかな（おい

彼女たちもノア達の正体には気づいており、命の火時計の破壊も頼まれました。お安いご用…と言いたいですが、今見える火時計は偽物で、本物の火時計の場所は執政官しか知らないとか。なぜウロボロス以外には破壊できない火時計を隠しているんでしょうか。とはいえこのままでは火時計を壊せません。もういっそ偽物を壊せば執政官がやってくるだろうし、そこで執政官を締め上げればいいんじゃないですかね（雑な発想

最初は、執政官が味方の情報を敵に隠すために火時計を隠している（火時計を見ればコロニーランクも分かるため）のかと思っていましたが、コロニーミューの戦績はその策がはまっているようには見えません。むしろ執政官はコロニーミューを生かさず殺さず転がしていることが判明します。そうだとすれば細かいコントロールが必要だろうに、執政官はコロニーにはあまり常駐していません。ということは…

マシロ裏切りのイチカ

マシロの親友の彼女（イチカ）が執政官でした。さすがにそれは予想外だった。あのメビウスの悪趣味アーマーどうしたんだよ！
イチカはコロニーを必死に戦わせ、良質な命の火を手に入れてたのに、マシロの前向きな気持ちがコロニーを安定させていたので、それをへし折ろうとしていたみたいです。そのため副官としてマシロに近づいたものの、彼女に感化されて手が鈍っていた…というところでしょうか。とはいえ今回のケヴェス侵攻も引き起こしてマシロの仲間を多く殺しているし、考えていたことはよく分かりません。

マシロマシロ、泣く

マシロコロニーミュー・解放

マシロは親友を倒すしかありませんでした。彼女は最後に何を言いたかったのか…そして何がしたかったのか。なぜここまで関係を深めながら、メビウスに反逆する道を選べなかったのか（トライデンの例もあるので裏切ったら死ぬとかでもなさそうですが）、なぜ火時計を隠していたのか、いろいろ謎が残りました。

いつか明かされるときが来るのでしょうか。

トライデン魂の味噌

トライデンですが、約100年前に出会った友人から託され、落としてしまった「壺」の在処を探しているそうです。世界各地に自分が立ち寄った印が残っており、それを巡れば壺のことも思い出せるとかなんとかかんとか。そんな彼に付き合わされて各地を巡ったんですけど、トライデンの記憶に出てくるモンスターが現代でも生き残っており、恨みなのか何なのかそいつらに襲われ続けて散々でした。

仲間たちもぶち切れ案件であるw

でもそんなこと言われたら付き合ってあげたくなるじゃないですか…ほんとこの男は時々こっちの心を鋭く突いてくるよな。

最終的には、その友人を飲み込んだモンスターを倒し、その現場にあった壺を回収することが出来ました。その友人はハッコウするという壺の中身をそれは大事にしていたそうです。これはお宝の香り…

そっちの発酵かよ！

まあ正体がはっきりして、しかも保存状態も良好で良かったですね。今では味噌も一般的なものになり、マナナもおいしい料理法を知っていそうです。

ノア「一回だけな」

メインストーリーが島を巡るだけで終わってしまったも。でもこれでようやくヒーロークエストもサブクエストも全部回収したので、心置きなくメインストーリーを進行できそうです。

マシロのエピソードは結構難解でしたね。イチカの心情は複雑すぎて、この程度の説明ではいまいち推し量ることが出来ませんでした（yukkun20の読み込みが浅いのかもしれませんが）。マシロの覚醒イベントに期待しましょう。マシロのコロニーは軍務長も隊員もみんな若く、軍務長の服も学生服っぽいので、なんだかノリも学園ものっぽい印象を受けました。なのでイチカの裏切りはかなり衝撃でした。