テイルズ オブ ベルセリア プレイ日記#33

35生命、噛みしめて

01最終決戦の地へ

全員のレベルが70を超えたあたりでついにダンジョンの最深部に到着しました。そういえばハードモードでラスボス戦にたどり着くのはかなり久しぶりな気がします。やはり経験値2倍の威力は絶大ですね。

そこには予想通り、アルトリウスカノヌシが待ち構えていました。理なき剣では自分は倒せないというアルトリウスに、ベルベットは「鳥はただ、自分が飛びたいから空を飛ぶんだ!!」と返し、災禍の顕主として、導師に最後の戦いを挑みます。

この戦闘前のチャンバラ劇、けっこうよかったですね。というかアイゼンが術で後方支援しててちょっとびっくりした。

アルトリウス&カノヌシ

…と調子に乗って挑んだラスボス戦ですが、カノヌシ強ぇー!特に術の「インサブステンシャル」がギリギリ詠唱阻止が間に合わない絶妙な詠唱速度で、広範囲の味方がまとめて死ぬ、高威力で一回まともに当たると死ぬ、発動時間が長くガードしていると横からアルトリウスに殴られて死ぬ、の三重苦でどうにもなりませんでした。禁断の開幕秘奥義6連発でもどうにもならなかったので、ここだけセカンドでお許しください。

セカンドにしたら弱い…ハードでは狂ったように術を連発してきたのは何だったのでしょうか。術を使う頻度も下がってますし、気絶付与もしやすいしでかなり安定しました。初見で秘奥義見る前にカノヌシを倒してしまったくらいですので。

え?アルトリウス?カノヌシとの強化リンクが切れたらただの前衛です。

アルトリウスの秘奥義「漸毅狼影陣」と、カノヌシの秘奥義「プライマリィ・キリング」を忘れずに。

カノヌシはかさにかかって攻めてきますが、ベルベットがもはや自分をラフィと重ねてみていないことに気づくと、急に手を止め、空腹を訴え始めます。「どうやら、お前から”絶望”を喰らうことはできないようだな」とアルトリウスもあきらめ顔…と思いきや、「私の”絶望”を喰らうがいい」ととんでもないことを言い出しました。その言葉通りカノヌシはアルトリウスの絶望を喰らって覚醒し、アルトリウスはそのカノヌシと完全な神依を果たします。これが神依アルトリウスの力だー!

しかしTOSのラスボスのときにも思いましたけど、成人男性の全身タイツはお目々に厳しいですね(どうでもいい

神依アルトリウス

こっちもセカンドで挑んだので真の強さはわからずじまいですが、術がない分前の戦闘よりはましでした。終盤に使い始める「無極・破心」は発動時間が長くダメージもでかいので、追い込んだらブレイクソウルの連発で早めに倒しきりましょう。気絶したら間髪入れず秘奥義を。

秘奥義「秘剣・覇道絶封」を忘れずに。

てっきり、「絶望した!ベルベットが絶望しないことに絶望した!」という展開かと思っていたのですが、どうやらアルトリウスは最初から絶望しており、ただ業魔化しないようその絶望を意志の力で押さえ込んでいただけだったようです。アルトリウスはその力でベルベットにあきらめるよう求めますが、ベルベットは「戦訓その零…絶対にあきらめるな!」とアーサーから学んだ教えでアルトリウスに肉薄します。そして生まれたわずかな隙を突いてベルベットはカノヌシをアルトリウスから引きはがし、その剣をアルトリウスに突き立てました。

アルトリウスは世界を救えなかったことに嘆息しながらも、解放された様子で息を引き取りました。ベルベットもその様子に涙を浮かべます。

最後に残されたカノヌシはライフィセットの記憶でベルベットに呼びかけます。ベルベットは彼を抱きしめ、「一緒に眠ろう」とその手をカノヌシに突き立てます。これこそが、ベルベットの秘策―自分とカノヌシをお互い無限に喰らわせ続けることで生きたままカノヌシを封印し、カノヌシの一部であるライフィセットが死なないようにする―でした。「あたしがめちゃくちゃにした世界を……あたしみたいな弱い人間を……どうか助けてあげて」…ベルベットの最後のわがままをライフィセットも正面から受け止めます。

ところがここで空気を読まない四聖主が登場。カノヌシが欠けたことで地水火風のバランスが崩れてしまい、世界を再構築せざるを得ないという人類終了のお知らせを持って来ました。ベルベットの犠牲とは一体…。それを防ぐには、力と意志を兼ね備えた代わりの聖主が必要のようです。「僕は、この世界にもたらしたい!心を溢れさせてしまった人が、やり直せる明日を!」というライフィセットの言葉に四聖主は彼を新しい聖主と認めます。そしてライフィセットが世界に放った”白銀の炎”により、すべての業魔は元の姿に戻ったのでした。

もっともライフィセットの力を持っても穢れが全て祓われたわけではなく、業魔化した人たちにやり直しの機会を与えるだけでした。ライフィセットは自らを聖主マオテラス(ライフィセットの真名)と名乗り、大地を器として未来を見守る存在になったのでした。

そしてエンディング。

ロクロウは世界の業魔を斬って回り、アイゼンは仲間達の目に映らない姿になっても、海賊団と大海原を旅します。エレノアやモアナ、ダイル、メディサ、タバサは街の復興に尽力し、マギルゥはその様子を見ていずこかに姿を消しました。そしてライフィセットは世界を見守り続けます。

マギルゥはおそらく初代メーヴィンとなったんでしょうね。TOZでは彼女は大罪を犯したことになってましたが、それは災禍の顕主に協力して導師を殺害したことが歪んで伝わったのかもしれません。

ということでゲームクリア。1周目は75時間で、取得グレードは3202でした。トロフィー「ベルベット・クラウ」取得。

  • ねこにんボックス…34個/58個
    •  未開封ボックス(22個)
      • ローグレス
      • カドニクス港
      • レニード
      • イズルト
      • マクリル浜
      • ハリア村
      • ストーンベリィ
      • タリエシン
      • アバル
      • リオネル島桟橋
      • メイルシオ
      • ノルミン島
      • カースランド島
      • 第四管区・不定種域
      • 第四管区・獣類種域
      • 第四管区・甲殻種域
      • 第四管区・有翼種域
      • 第四管区・無足種域
      • 第四管区・獣人種域
      • 第四管区・不死種域
      • 第四管区・妖魔種域
      • 第四管区・装甲種域
  • レシピ…25個/30個
  • 魔水晶…66個/81個
  • 甲種業魔…29体/31体
  • 新規宝箱入手数…300個
  • ロングチャット再生数…425個

というわけで無事クリアしました。ラスボスをハードで倒せなかったのだけが心残りですが、おそらくこの先再度戦う機会があるはずなので、そこでの楽しみに取っておこうと思います。

レビューはプラチナとってからきちんと書こうと思いますが、エンディングの展開は僕好みで非常に満足いくものでした。前回の感想で触れましたけど、ベルベットはこれくらいツンツンしていて、ライフィセットにだけちょい優しい、くらいでいいんじゃないかと思います。
あと彼女は色々やらかしましたけど、最後はきちんと責任取ったというのも好感度高いですね。アルトリウスについてはもう少し語られても良かったんじゃ…と思いましたが、未消化のサブイベントで扱われるみたいなのでそちらに期待したいと思います。

結局のところ最後はベルベットがカノヌシを封印して終わったわけですが、これはTOZのオマージュでしょうね。TOZでは導師が聖主を浄化し続け、TOBでは災禍の顕主が聖主を封印し続けることを選びました。今回の設定がTOZでも生きているのであれば、マオテラス浄化後は新たな聖主がいてもおかしくないわけですよね。とすると第3の聖主を巡って、全てを解決するさらなる続編もありうるんじゃないかな…と思っています。つーかご都合主義でもいいから、そろそろ主人公がハッピーになれる話をよろしく。

さて、次回感想からはプラチナ獲得のため、ゲームクリア後の世界を楽しむつもりです(2周目をプレイするかどうかは未定)。まずはサブイベントを消化して、それから隠しダンジョンかな。100時間になる前にプラチナまで行けますように。

トラックバック URL

コメント & トラックバック

 ※ネタバレ注意※ え!てことは、ベルベットは、「あの」ライフィセットを選ばず、「あっちの」ライフィセットを最後に選ぶの!?それは意外だった…。プレイしてない人間が言うのは余計なお世話ですが、そりゃあんまりなのでは?

僕の感想がまずかったのだと思いますが、sasaさんのおっしゃるとおり、ベルベットがどちらかのライフィセットを選んだというような描写はありません。ベルベットは、弟は既に死んでいて、カノヌシは弟の姿と記憶だけを持った偽物であるという事実に最後到達できたのだと思います。彼女はカノヌシを殺すこともできましたが、カノヌシを殺すとカノヌシの一部であるライフィセットも消滅する可能性があったため、封印することにして、弟とライフィセットが救いたかったこの世界を救いました。

lvanさん それは違いますカノヌシを殺したら一部であるフィーも消滅する可能性があるのです
ベルベットはフィーに死んでほしくなくて封印という手段をとりました

クリアおめでとうございます
前作の大炎上から跳ね返し素晴らしい作品だった思います
基本ベルベットの物語を綺麗にまとめていながら
ゼスティリアとの繋がりを見つけるのも
この作品の魅力ですね

前作と主人公と敵キャラの立場を入れ替えた構成もよかったです
ゼスティリアとベルセリアはコインの表と裏のような物語でした

そして次回作も素直に期待がもてると思いました
来年は恐らくマザーシップは出ないと思われますが

> 前作の大炎上から跳ね返し素晴らしい作品だった思います
そうですね。前作が嘘のような良作だったと思います。終わってみるとうまくTOZとTOBの繋がりが消化されていて、後付け設定(ですよね)とは思えないほどにかなり美しくまとめてくださったことに感謝したいです。公式設定資料集の深い考察に期待。
次回作もまた限定版を購入してプレイ日記をつけようと思わせる作品でした。

ああー誤解でしたか。やっぱプレイせずに言うもんじゃないな。またトンチンカンを言ってると思いますが、フィーは親父の跡を継いで救世主になったとの理解でいいのでしょうか?

救世主というか、大地母神みたいなポジションだと思います。

コメントフィード

コメント

皆さまのコメントが励みになっています。ありがとうございます。