*Y.A.S.*

あらすじ

養成所でのトレーニングで、音痴という問題点が発覚した為人は、なりの助けもあってどうにかそれを克服。次のオーディションはミュージカル映画。同じ養成所で仲良くなった声優志望の少女・翔とオーディション会場で偶然会うが、為人の養成所に割り当てられた合格枠は１つだけ。一次審査に合格し、二次審査に駒を進めた２人だが、審査当日、翔が乗っていた電車が事故で止まってしまう。翔のピンチを知った為人は、自分の審査を犠牲にして翔が来るまでの時間を稼ぐが、結局自分はオーディションには落ちてしまった。

為人が落選したことを知りがっかりするなりだったが、自分も彼の力になろうと、為人の所属する養成所を運営する七星プロに正式に所属することを決める。そしてなりの口利きもあり、塾生達を対象とする合宿が始まった。最初の課題は班全員での童話の朗読。班のチームワークが問われるこの課題に、為人はどう立ち向かうのか。

レビュー

今回はひさしぶりに、なりちゃんの活躍ががっつり描かれましたね。

こんな事言われたのに、

このポジティブさはすごいです。しかも為人を助けてあげたいというだけの理由で…。前巻で中学を中退して退路をなくした上の子の決断ですからね。

それなのに、為人のことが好きという翔の気持ちを偶然知ってしまうんですよね。

でも「そうか…私も為人のことが…」的な展開にならないのが中学生っぽくていいです。

それなのになりから翔への気持ちを聞かれた為人の反応は

これだもんな…。ていうかこのシチュエーションで色恋につなげないというその発想にびっくりだよ！

あと今回感心したセリフ。

そうそう。学校での基礎教育を馬鹿にするやつはだめだよ。基礎教育の価値を認識した上でそれを犠牲にするならともかく。
結局どの仕事をするにしても、基礎能力はないとダメですからね。…しかし中学をやめたなりちゃんの目前でこの台詞を言うとはさすが為人。

※画像はコミックス中より引用

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あらすじ

オーディションには落ちたものの、音響監督の推薦を得て声優養成所の門を叩いた為人。養成所でもその特徴あるキャラが受けて、無事試験には合格した。それに反対する父親からは勘当されてしまうが、なりの紹介で託児所でのバイトも決まり、いよいよ養成所でのトレーニングが幕を開ける。

そして最初の授業。養成所の塾長である大黒は生徒たちに作文の朗読をさせるが、これまで読んだことのない文章を読まされた生徒たちに、「勉強不足な上、想像する力が欠けている」と厳しいコメントを述べる。どうにかして朗読の技術を向上させようと、仲間達は一丸となって対応策を考えるのだが―

レビュー

相変わらずの傍若無人振りは凄い。

でもあらすじにも書きましたが、養成所の入学のために父親の許可をもらわないといけなくなったときに、

すぐに父親に話をして（勘当されたものの）同意を取り付け、

自分が仕事に向いていないことは理解しつつ、生活するためにきちんとバイトを探し、

なんだかんだでバイトもまじめにこなすところとかも、結構カッコイイと思うのですよ。

それと、「時計」をパントマイムで表現しろと言われて、照れながら演技している受験生に、

といったシーンは結構グッときました。
自分もそういう恥とかテレを捨てた演技が極端に苦手なので…

あれ、今回野郎の話ばっかりだ。なりちゃん？為人の影に隠れちゃってますが、彼女も仕事のために中学中退とかすごすぎ。

※画像はコミックス中より引用

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