*Y.A.S.*

ストーリー

• 4/23発売予定の3DSソフト「ブレイブリーセカンド」（前作「ブレイブリーデフォルト」の正統続編）の体験版です。製品版の序盤がプレイできるわけではなく、本編とは違うオリジナルストーリーになっています。
• ストーリーは、アニエスに派遣されたイスタンタールの町（前作のラクリーカのすぐ東に位置する町）で、三銃士と自称その案内役のマグノリアが、町の人たちの頼み事を色々解決していくというストーリー。
• ストーリー自体は短くお使いイベントなので特筆すべき事はありません。序盤でさらわれてしまうはずのアニエスが法王庁にいるようなので、おそらく本編開始前（か本編とは全く関係ない世界）と思われます。
• 「マグノリアの目的」「ガルガンチュワが風の神殿を襲撃した理由」「この世界に迫る脅威」などの重要そうな伏線は張られていますが、とりあえず未回収です。本編を待てということなんでしょう。

システム

• 前作のシステムを概ね踏襲しているので、前作ファンはスムーズに入っていけると思います。
• 前作と大きく異なる点としては、「教えてアニエス！」でしょうか。メニュー画面では下画面にアニエスが映り、現時点での目標やヒントを教えてくれるのですが、さらに話しかけることでアニエスとおしゃべりすることが出来ます。「教えて～」というタイトルですが、中身はアニエスの愚痴だったり失敗談だったり前作ファンならにやりとする話だったりで飽きません。話が切り替わるタイミングも結構多いので、ここは製品版にも同じ仕様を期待です。ボイスがないのはちょっと残念。
• また体験版のため、ジョブは初期から選択できる「すっぴん」「ヴァルキリー」「ウィザード」「占星術師」と、途中で入手できる「赤魔道士」「ソードマスター」「スーパースター」「トマホーク」の合計8つのみ、キャラレベルは15、ジョブレベルも4までしか上げられないようになっています。

キャラクター

• PCキャラは上記の通り全部で4人。残念ながら男女比が偏っています。マグノリアは適当な英語混じりでしゃべる上に（月では英語が使われているという設定らしいです）ノリも軽く、わりとシリアス気味な三銃士たち（といってもボケのユウ、ツッコミのジャン、包み込みのニコライで掛け合いはいい感じです）といい感じのバランスになっています。
• ジャンはいいキャラなんですが、早くもユウがマグノリアとフラグを立ててしまったせいでちょっとかわいそう。いい男なのでよいお相手が見つかりますように。
• 前作からのキャラも数名登場しますが、目的はわからずじまい。エタルニア公国の関係者ばかりなのですが、今あの国がどうなっているのかも気になるところですね。

戦闘

• 前作までとほぼ同じ。ザコ戦ではブレイブして高威力技、ボス戦ではデフォルトでBPを貯めながら隙を突いて攻撃、という感じです。今回もザコ戦ではヴァルキリーが、ボス戦ではスーパースターが活躍しそう。キャラの差も前作同様小さいので、好きなジョブにすればいいと思います（ただ「疾風のファルコン」さんの素早さが高くないのは驚きましたが…）
• 敵を1ターンで倒すと、BPを引き継いだまま連戦をすることが出来ます（同一ターン扱いになるので、連戦している限りデフォルトしてもBPは回復しない）。既に連戦記録を伸ばす方法も確立されているようなので、稼ぎも楽々。製品版で出来るかは知りませんが…（電撃 – 『ブレイブリーセカンド』体験版攻略（データ編）。製品版に引き継げるプレイボーナスを公開）
• その反面、1ターンで倒すと、連戦するかしないかを選ばねばならず、する場合はLボタンという普段使わないボタンをいちいち押さなければいけないのはちょっと面倒。特に稼ぎをしている時には…。ただこうしておかないと、連戦したくないのにうっかり連戦に突入してイラッとなるのは目に見えているので（BPがマイナスの間は逃げることすら出来ないため、全滅の危険もある）仕方ないかな。コンフィグで調節できるようにして欲しい。
• 戦闘はわかりやすいし、演出も短くきびきびしているので好印象。相変わらずの4倍速もあり。

総評

• 製品版への期待を盛り上げてくれる良体験版でした。購入を決めている人、検討中の人、どちらもぜひプレイしてみてください。
• また体験版そのものについても大型アップデートが準備されているとのこと。今の間にレベル上げにいそしんでおけばいいことある…といいなぁ。6～7時間もあれば要素はコンプできると思います。

« 続きを隠す