2012-07-27

銀の匙 Vol.4 感想


「銀の匙」の第4巻を買ってきました。今回も銀スプーン付き特装版が発売されていますが、僕はスプーンを3巻の時に手に入れていたので、通常版をサンクスで購入しました。サンクスかサークルKで購入すると、かわいいしおりが付いてきますよ。

今回も相変わらず食べものが旨そうすぎる。できたての豚肉でスカイツリー豚丼!(肉が山盛りになっているため)、八軒の作ったベーコンでソテー!チャーハン!読んでるだけで腹が減る破壊力は相変わらずです。夜寝る前に読むもんじゃねーな。

それと4巻は、暑苦しい男たちも見どころです。強面の上級生が八軒のベーコンを狙ってやってきたと思ったら…とか、エリア51に現れる○○を見に行くために先生の目を盗んで…とか、野菜泥棒を発見した瞬間に…とか。こういう小気味よいギャグがテンポ良く挟まるのもこのマンガのいいところですね。

もちろんおまけ4コマ、カバー裏も充実。夏なのに水着回がなかったのはそういうワケだったのか…これは冬のスキー回に期待してもいいんですね!荒川先生!

駒場「おいしく頂くのが供養になる!…というわけで早く食わせろ」
八軒「おいしく頂くのが供養になるとか、そういうのは人間のエゴだろ!」

※23ページより引用

※サモンナイト関係
プレイ日記第0話を追加しました。あいにくSS機能が使えないので今作も画像なしですけど…


2012-06-24

銀の匙 Vol.3 感想


ずいぶん前の話ですが、このサイトでも感想を書いている「銀の匙」の3巻を買いました(既刊感想はこちら)。もちろん限定版を購入。大蝦夷農業高校購買部特製の銀のスプーン付きですが、これがなかなかにいい出来でした。買いそびれた人は4巻にも同じものが付くそうなので、そちらを狙ってみては。

3巻は全編夏の巻で、八軒のバイト、夏祭り、そして大きなターニングポイントになりそうな「豚丼」との別れが描かれています。特に自分が目をかけて子豚の頃から育てた「豚丼」が、他のブタ同様出荷されていく時に、八軒が悩みに悩んで一つの答えを出す姿はなかなか格好良かったです。僕はあんまり動物を可愛がった経験がないんで本当のところはよく分かりませんけど、覚悟していたこととはいえショックだろうなぁ。でもその反動でベジタリアンになるみたいに極端に走らないところは荒川マンガらしいです。

今回は僕のお気に入りキャラの吉野さんの出番が多かったのが個人的には嬉しかったんですが、やっぱりメインヒロインの破壊力はすげーな。吉野と八軒が付き合っている(もちろんデマ)を聞いたときの、御影さんの何とも言えない表情がよかったです。その4コマ後、持っている教科書が上下逆さまになっているところもいいですね。なんかヒロインらしくなってきましたよ!


2011-12-21

銀の匙 Vol.2 感想

以前紹介した「銀の匙」の2巻が出ました。来年2月には同じ荒川先生の農業マンガ「百姓貴族」の2巻も出るし、楽しみですね。今回も簡易な感想を。

最新刊には春の巻の最終エピソードと、夏の巻の前半部分が収録されています。

春の巻の方は、僕がこれまでのエピソードの中でいちばん好きな「ピザ編」です。主人公が偶然ゴミの中から見つけてきた石窯を使って、友人たちの協力のもとピザを焼く、というエピソードなんですけど、このピザがまた旨そうなんだ。農業高校だけあって生地の小麦も上に載せるベーコンもトマトソースもアスパラガスもチーズも自作、それも採れたて作りたてでうまくないわけがないよな~。

夏の巻の方は、となりの工業高校との交流で行われる体育祭のエピソードを軽く挟みつつ、主人公の夏休みのバイトが描かれます。バイトって言ってももちろん農家のお手伝いなんですけどね。隣の家に行こうとしたらそれが8キロ先だったとか、北海道のスケールのでかさを感じる話が満載です。ヒロインのキャラも少しずつ掘り下げられてきてます。今のところこの子立ち位置がよく分からないからなぁ。ヒロインなのに。

ちなみに個人的には吉野(ピザ用チーズを調達してきたそばかす少女)のキャラが好きです。ちゃっかりしすぎてて。


2011-08-11

銀の匙 Vol.1 感想

しばらく前に購入していたんですけど、なかなか感想が書けなかったので今日思い切って紹介します。

『鋼の錬金術師』の荒川弘先生の最新作、『銀の匙』です。北海道にある大蝦夷農業高等学校、通称エゾノーに進学したごく普通の少年、八軒勇吾を主人公に、農業高校を舞台に描かれる青春コメディです。正直ハガレンが面白かっただけに、月刊誌から週刊誌に移ってクオリティが下がらないか心配だったんですけど、要らぬ心配だったようです。さすが妊娠中も仕事をする漫画家、荒川先生(名前と自画像のせいで勘違いされやすいですけど、荒川先生は女性です)。そんなわけで個人的には、いまサンデーで最も続きが気になる漫画です。

荒川先生自身農家の出身で、その生活をおもしろおかしく描いた『百姓貴族 (WINGS COMICS)』も面白かったんですが、そのテイストが存分に生かされています。

見どころとしては、

  • 青春漫画としても熱い!基本的に同級生のメンツは、北海道という世界がそうさせるのか、農業という生業がそうさせるのか、とにかく真っ直ぐで気持ちいいです。そんななか確たる目標を持たない主人公が思い悩むんですけど、その悩みすら農業というスケールのでかさに呑み込まれていく感じ。その八軒がみんなを引っ張っていく、石窯編(2巻収録予定)は最も好きなエピソードです。
  • 食べ物が旨そう。良い漫画家は食べものをうまく描けるのです。読んだ瞬間卵かけご飯が食べたくなること請け合いです。
  • ハガレンでも培ったテンポのいいギャグも面白いです。
    八軒「3年間仲良くしような、豚丼(八軒がかわいい子豚に付けた名前)!」
    学生「ちわーっス。この前生まれた子豚、いつ頃ベーコンにしていいですか・?」
    教師「3ヶ月後だ」
    八軒 さよならぶたどん…
  • ハガレン同様おまけページも圧倒的充実ぶりなので、週刊誌派の人にもぜひ読んでもらいたいなぁ。

そんなわけで、健全な青春マンガが読みたい人、百姓貴族が大好きな人には間違いなくお勧めできます。