2021-04-22

【Webコミック】星界の紋章 第40話 レビュー

いよいよ次回は最終回ですよ!

星界の紋章 第40話

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

ジントは軍令本部で、現状についての説明を受けます。敵軍は帝国のイリーシュ王国を分断し、ジントの故郷であるハイド伯国も、第二の故郷であるヴォーラーシュ伯国も、分断の向こう側へ隔てられてしまいました。しかしその事にあまりショックを受けていない自分自身に、ジントはショックを受けます。

一方、翔士修技生(※士官候補生のこと)だったラフィールは、これで訓練期間を終えたことになり、アブリアルの長老である上皇たちにより、正式な翔士(※士官のこと)をして任命されるかどうかの審査を受けます。いくつか問題点は指摘されたものの、ラフィールは無事列翼翔士への叙任を受けました。

上皇会議来ましたね。個人的にはここは登場人物が誰なのかテロップがあった方が良かったと思うのですが…。40回は全体的に展開が早いので、若干説明不足な感じがあります。というわけで僭越ながら代わりに。

左からウェスコー王家のラムローニュ(女性)、バルグゼーデ王家のドゥスーム(男性)、ラスィース王家のドゥガス、スキール王家のラミューニュ(女性)

スュルグゼーデ王家のドゥラーズ(男性)、バルケー王家のドゥセーフ(男性)、イリーシュ王家のラモーズ(女性)、クリューヴ王家のラメーム(女性)の8人ですね。ドゥスームとラミューニュは性別が逆っぽいビジュアルですけど、アーヴだから全然ありです。

このシーンもyukkun20は結構好きなんですけど、アニメ版では省略されてしまいましたからね。作画コストが高い(この8人は基本的に今回以外には出てこない)のに、きちんと描いてくださった米村先生には大感謝です。小説だと、口調に引きずられて脳内ビジュアルがお年寄りに寄りがちなので、こうやってはっきりビジュアル化してくださったのはありがたいですね。

さて、慌ただしい日々が終わり、ラフィールとジントはこれからの生活に思いを馳せます。ジントが正式な軍人になるのは3年後。ラフィールは突撃艦長として、ジントはその部下の書記として、3年後に会うことを約束します。このシーンいいよなぁ。ラクファカールに着いた時は素っ気なく見えた殿下がこの誘いだもんなー。これもう愛の告白ですよね。

今回は原作で言えば紋章Ⅲのpp.225~244でした。次回はいよいよエピローグ。二人の約束はどうなったのでしょうか。

今回の殿下

大事なことを知らなかったことを指摘されて落ち込む殿下。

世にも珍しい冷や汗殿下。殿下が上皇会議で自分たちのことを冷や汗流しながらかばってくれたと聞いたら、一番いい椅子を奪われた葬儀屋の溜飲も下がるんじゃないですかねぇ(笑)

ジントに対する告白の返事を待つ殿下。恋する乙女の瞳だー!

そしてこのうれしそうな顔よ。この直前のカットも爽やかな感じでいいんですけど、こぼれる笑みを我慢出来ない感じのこのカットを推したいです。

※画像は第40話より引用

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コメント & トラックバック

>(この8人は基本的に今回以外には出てこない)
 ドゥガスとラムローニュ以外は、みんな帝都陥落戦で戦死しますからねー。
>小説だと、口調に引きずられて脳内ビジュアルがお年寄りに寄りがちなので、
 そう、文章だと「おじいちゃんとおばあちゃんがしゃべっている」絵が浮かびますし、実際おじいちゃんとおばあちゃんなんですけど、見た目は違うんですよね。
>これもう愛の告白ですよね
>恋する乙女の瞳だー!
>こぼれる笑みを我慢出来ない感じのこのカットを推したいです
 殿下はもちろんジントも、恋愛面でピュアだからなあw。でもここは、ラフィールの想いの見せどころ、ですよね。
>一番いい椅子を奪われた葬儀屋の溜飲も下がるんじゃないですかねぇ(笑)
 いいツッコミw。その発想はなかったw。

> ドゥガスとラムローニュ以外は、みんな帝都陥落戦で戦死しますからねー。
帝都陥落戦では、上皇会議のメンバーが6名死亡したことと、ドゥセーフ、ラメーム、ドゥスームが戦死し、ドゥガスとラムローニュが生き残ったことが描かれているだけなので、残りの3人にはワンチャンあるw(帝都陥落戦までに上皇会議のメンバーから外れていたとか)
> ラフィールの想いの見せどころ、ですよね。
二人のラブラブっぷりを見るには、やはり戦旗のコミカライズを頑張ってもらわないといけませんね…。

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