2017-09-01

【イベント】堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館 レビュー

テイルズ オブ ザ ステージ 大阪公演のついでに、堺市にあるアルフォンス・ミュシャ館に行ってきました。

《公式サイト》

堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館

会館について

会場は、JR堺市駅から徒歩3分の立地にあります。少し引っ込んだところにありますが、駅には大きなポスターがあるので迷わず辿り着けるでしょう。観覧料は大人500円とリーズナブル。

アルフォンス・ミュシャは、19世紀末~20世紀初頭にフランスやチェコで活躍した、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家です。主線のくっきりした、特徴的な絵は一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。現代で言うとイラストレーターというくくりになるかも。

建物の2階がエントランス、3階の半分と4階がギャラリーになっています。正直に言うと、日本のコレクションだしそんなに大したものじゃないだろうと高をくくっていたのですが、本場チェコで見たミュシャ美術館にも負けないくらいの作品が収蔵されていて非常に驚きました。「主の祈り」や「ウミロフ・ミラー」など、初めて見る作品も結構多かったです。

館内は撮影禁止ですが、3カ所撮影スポットがあるのでそこで写真を撮影してきました。この中で一番有名なのは3枚目の「夢想」でしょうか。僕は2枚目が好きなんですが。

ミュシャ自身のことはよく知らなかったんですけど、あまりに仕事が多すぎて、イラストの描き方をまとめたマニュアル本を出版し、他の人が技法を真似られるようにすることで仕事を減らそうとしたら、その本を見た一般の人から注文が殺到して逆効果だったり、また祖国のためにたくさんの仕事を無償で引き受けたりと、興味深いエピソードを知ることも出来ました。チェコのミュシャ美術館では日本語の解説は当然ないので、そのへんの知識が足りなかったんだ…

ミュージアムショップについて

公式サイトを見て頂ければわかりますが、こちらもかなりの充実度。特にA3ポスターがわずか540円で売られているのには驚きました。商売っ気なさ過ぎる…!個人的に好きな一枚「黄道十二宮」を買うかどうかかなり迷ったのですが、ポスターを抱えて移動するのはちょっと辛かったので、泣く泣くあきらめました。でもどうせまた行くと思うので、その時の楽しみに取っておきます。

代わりに「黄道十二宮」のクリアファイルと、「百合」の描かれた金属製ブックマークを購入しました。装飾も美しく、気に入っています。これが300円と1080円は本当にお値打ちだと思いますよ。この倍してもおかしくないですから。

そんなわけで、大満足の美術館でした。今滋賀県の佐川美術館でもミュシャ展やってるんだよな…そっちも行きたくなりましたけど、滋賀はちょっと遠いな。あー何で今年国立美術館でやってたやつ見に行かなかったんだー!バカバカバカ。

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コメント & トラックバック

お久しぶりです。最近は某ゲームの川澄さんの声を聴くのが日課になっています。

今年は本当にミュシャの年でしたね。中部地方にも来てほしかった…。本当にスラヴ叙事詩を見られた人がうらやましいです。

分かってくれる人がいたー!スラヴ叙事詩はチェコに行った時に見ているはずなんですけど、その時はミュシャの絵と気づかなかったのでちゃんと見てないんだ-!いろいろ失敗した。
> 某ゲームの川澄さんの声
スマゲも出てるアレかなぁ。

>スラヴ叙事詩はチェコに行った時に見ているはずなんですけど
油彩ですし、タッチがかなり変わっていますからね。でもよく見るとやはりミュシャの絵とわかります。あと、とてもでかい。今回は遺族の方ともめたので、今後海外に持っていくのは難しいかもしれませんね。嗚呼…。

あと、ミュシャの墓は指揮者のクーベリックと同じ墓石にあります(ttps://www.findagrave.com/cgi-bin/fg.cgi?page=gr&GRid=9426038)。

>スマゲも出てるアレかなぁ
今のところandroid限定のアレです。今イベント攻略中です。

結構前から財団と市がもめてるんでしたっけ。あまり詳しくは知らないのですが…本当なら残念な話です。
> ミュシャの墓は指揮者のクーベリックと同じ墓石にあります
それも驚きましたけど、それよりこの紹介してくださったサイトにびっくりしました。いろんなことをデータベース化してる方がいるんですね…

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