252 生存戦略(鞍部十郎編⑤)

ネタバレ注意!

いつの間にか玉緒ドロイドに乗り移られたせいで、見えてはいけないもの(柴Q)が見えるようになってしまった鞍部十郎編です。

今回はネタバレ度がかなり高いので、マージンを広く取っています。

1985年 放課後

放課後、廊下で恵と話している森村先生を見た鞍部は、夢の中で見た女性は、五百里の成長した姿ではなく、森村先生だと気付きます。しかしその事や、自分の中にいる和泉十郎のことを尋ねても、白々しくはぐらかされました。

鞍部は、夢の中に出てきたもう一人の人物である沖野司を探そうと思いつきます。しかしどこにいるのか…そういえば、自販機前で時々見かけたあの少年、沖野くんに似てましたよね?(え?自販機前にいるとこなんて見たことない?仕方ないでしょ、伏線だと思わなかったからプレイ日記でもスルーしてたんだよ!)

見つけたー!そういえば夢だけじゃなく、以前にも会ったことあるよな!?段々思い出してきた…

252 生存戦略

1985年

…という回想を思い巡らしている間に比治山に捕まって廃工場へ連れてこられてしまいました。こいつら何人にVR体験させれば気が済むんだ。

どうやら沖野は、和泉がループ前の記憶を持っていることに疑問を感じて調査をしており、彼の中に426=和泉十郎が潜んでいることに気付いたようです。沖野は426を制御下に置き、目に見える形で出現させます。

426によると、

  • 森村千尋は、鞍部十郎に、2周前の和泉十郎の記憶を移していた
  • 森村千尋は、鞍部十郎に、2周前の和泉十郎の人格を移そうとしたが、それに反対した鞍部玉緒は、鞍部十郎としての人格を形成した
  • その結果記憶と人格にずれが生じて人格が破綻しそうになったため、426が記憶を夢として認識するよう修正して助けていた

ということのようです。どうやら森村先生は、鞍部がセクター3の戦いで記憶を失ったのをいいことに、鞍部の人格を変えようとしてたみたいですね。動機は五百里編で自ら語っていたとおり、恋人同士だった和泉十郎に未練があるからでしょうね。井田と言い森村と言い(あと東雲とかも)、愛のためにやってることが結構エグいな。

さらに426は、円盤とダイモスの関係について説明を始めます。円盤はこの世界を管理するために、現実世界の沖野が作ったシステムです。しかし関ヶ原編で見たとおり、沖野は手抜きのために環境管理システムにシミュレーションゲーム「ダイモス」を流用しました。Dコードはその使い回しシステムの一部にアクセスして、シミュレーションの敵役を自動工場に生成させているそうです。

しかしDコードがシステムの一部にしかアクセスしていないため、いつまで経っても勝利条件を満たせない状態に陥っています。しかし、Dコードがシステムの全部にアクセスするようにすれば、ダイモスとの戦争にゲームのルールが適用されます。怪獣を撃破すればメタ的な得点―メタチップを獲得でき、機兵を強化し、さらに勝利条件を満たせるようになるはず。

あまりに荒唐無稽な話に沖野は半信半疑ですが、比治山は以前見た、未来沖野と未来比治山の会話記録を思い出します。謎が増えた一同に、柴は「衛星軌道上のアイドルを助け出せば分かる」と言ってその場を去ろうとします。沖野くーん?逃走防止措置は万全なんだろうな?

が、突然乱入してきた恵が魔法の銃で沖野と比治山を制圧します。恵は十郎を解放し、柴―が姿を変えたしっぽと一緒に、その場を逃げ出しました。

…なんかいい話風に終わりましたけど、森村は2周前の和泉十郎、和泉は作られたこのループの鞍部十郎の人格にすることが目的だから、このループの和泉十郎の人格に戻したい薬師寺はうまく利用されてるだけなんじゃないかなぁ。

鞍部十郎編エンド
「クラベジュウロウ」

上でも少し書きましたが、

  • 井田…恋人だった如月復活のためにこの世界を終わらせてループしようとする(ちなみにループできずに人類は滅亡する可能性が高い)
  • 森村…恋人だった十郎の人格を鞍部に移植しようとする
  • 未来東雲…井田に使い捨てられた恨みから人類を永遠のループに閉じ込める
  • 東雲…井田が如月を愛していることを知り、井田を射殺
  • 未来沖野…恋人である比治山といちゃつくためにシステムにゲームを流用し、ダイモス侵攻を招く
  • 未来比治山…恋人である未来沖野を殺された復讐のため、未来和泉とその仲間を皆殺しにして死亡

どいつもこいつも…愛が、重い!

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