175 Dへの命令~178 囚われの身(緒方稔二編③)

ネタバレ注意!

ひと味違うツッパリヤンキー・緒方稔二編です。前回までループ地獄に放り込まれた挙げ句幼女がラバースーツ美女に変身する悪夢(なぜ)を見せられたところですね。元々緒方が持っていて、今謎の人物が探している「鍵」とは何なのでしょうか。

1985年 16時50分

再び駅のホームに戻ってきた緒方は、五百里にアクトー団の女性との関係や鍵の在処について尋ねますが、当然要領を得ない回答が返ってくるだけでした。

ところが、五百里が去った後に、東雲先輩が通りかかります。ふらふらとどこかへ向かう彼女を追いかけることにしました。

175 Dへの命令

1985年 17時6分

いやいやどんなシチュエーションだよ。東雲先輩はいつもの頭痛で気絶。関ヶ原はDD426というアンプルを握ったままこちらも気絶。そこへ謎の男(井田)が現れます。東雲も関ヶ原もDを殺す毒に冒されて、ナノマシンが蝕まれているとか。そしてD―怪獣は、十五人の少年少女の命令で、未来で作られ、この世界にやってくるとのこと。

いきなり現れて大事なことをずいぶんペラペラ喋りますね…。彼が「問題なのは… Dを生み出し 世界を滅ぼす… 人間が… …一番の問題だ」と言った途端、怪獣が出現し、緒方は再びループに巻き込まれます。

176 正体見たり

????年

謎の声の話によると、東雲と関ヶ原は関係がないそうです。そしてちらっとノイズの先に見えたのは、五百里と一緒にいた少年―沖野司でした。

緒方稔二編③エンド
「毒の犠牲者」

1985年 16時50分

新しいループではちょっとウサミが可愛かったりしたんですが、今はそれどころじゃないです。

今度は沖野を捕まえて、このループのことを聞き出します。声の主が「殴ってでも探し出せ」って言ってたもんなー。つまりお前を殴るのはお前公認って訳だ。沖野は逃げるように電車に乗り込み、緒方がその後を追うと再びループに入ります。

177 バレバレだぜ

????年

再び謎の空間。そこには沖野と比治山の姿がありました。…が、緒方から二人の姿が見えているのは予想外の様子。そうしているうちに段々意識が…

178 囚われの身

1985年

まさかのVRオチ。沖野によれば、15人の少年少女は、その意思とは関係なく身体が信号を発してDを生み出し呼び寄せ、世界を滅ぼそうとしているそうです。そして15人のうち1人が鍵を持っており、全てを統率している…らしい。そしてその鍵―プログラムコードは、2ヶ月前までは15人の一人である緒方が間違いなく持っていたそうです。15人か…。いわゆる適合者のことだとすると、主人公13人と、機兵に乗っている描写のある沖野で14人。もう一人どこかにいるのでしょうか。

沖野たちは、その鍵が誰に渡ったのかを調べるため、緒方の記憶世界の中で緒方自身に鍵を探させていたみたいです。そんな…あのウサミとのちょっと甘酸っぱい時間が全てVRだっただとっ!(そこかよ

緒方稔二編③エンド
「制御」

ようやく沖野の目的が分かりましたね。同時にクローズドサークルものみたいになってきました。緒方は鍵を持っていた認識も、怪獣を操作していた認識もないようですが、考えられるのは①鍵の持ち主も意思とは関係なく身体が勝手に怪獣への命令を発している(大神隊長説)、②鍵を失うと鍵を使用していた記憶を失う(デスノート説)、③何者かによって記憶を書き換えられている(ヘブンズ・ドアー説)あたりでしょうか。いずれにせよ、適合者15人にDコードを埋め込んだ黒幕がいるはずですよね。

これまで出てきた重要そうな話をまとめると…

  • 未来東雲の台詞によると、黒幕は東雲で、目的は箱舟計画の失敗。これに敵対しているのが千尋と郷登で、彼らは箱舟計画を成功させようとしている。森村先生(1985年)も元はこちらにいたが、最近方針転換している可能性がある。
  • しっぽや薬師寺は15人に埋め込まれたDコード(呪い)を封じるのが目的だが、箱舟計画との関係は不明。沖野はDコードを制御する鍵を探そうとしているが、こちらも箱舟計画との関係は不明。森村はイージス作戦により、井田はループによるやり直しによりDに対抗しようとしている。
  • 関ヶ原と東雲はコードDD426に感染しており、記憶が不安定なのはそのせい。他の適合者も感染しており、機兵に搭乗すると脳に負荷がかかる。

というところでしょうか。

次回は比治山編です。

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