第12回 グランディスの初恋

これまでのあらすじ

 時に西暦1889年。数々の冒険の後、ジャンとナディアたちは3人組と一緒にノーチラス号での新生活を始める。慣れない潜水艦での生活にとまどいながらも、たくましくその日を生きていくジャンたち。
 そして今日も謎の組織ネオ・アトランティスを追って、ノーチラス号の航海は続く。

ストーリー

 3人組が乗組員になってから数日後、サンソンは毎日魚ばかり食べさせられることについに切れてしまう。そこでネモ船長は、久しぶりに島に上陸して狩りとキャンプを行うことにするのだった。
 次の日、ノーチラス号は無人島に停泊。乗組員たちは一斉に島へ向かう。いろいろな人種の人が協力していることに驚くジャンとナディア。ネモは自分たちがネオ・アトランティス壊滅のために一致していることがその理由だと言う。複雑な表情を見せるナディア。が、それ以上会話が続くことはなく、一同も島へ向かうことになった。
 一方、ネモと一緒にキャンプができると聞いてグランディスは大はしゃぎ。早速悩殺水着でネモを誘惑しようとするが、エレクトラの妨害に合い失敗してしまうのだった。
 その晩、男性陣が狩りに行っている間に夕食の準備をするグランディス、ナディア、マリー。グランディスの料理の腕に驚くナディアに、グランディスは自分の過去を話し始めるのだった―――
 鉄鉱山を経営する名門グラン家。早くに母を亡くしたグランディスは、父親の手によって何不自由なく育てられた。父親も自分を愛してくれた、幸せな少女時代。16歳になったグランディスは、初めての舞踏会で恋をする。父親の制止も聞かず、婚約まで二人の関係は進んでしまう。しかし、その男は詐欺師で、男の保証人にさせられた父親は莫大な借金を負い、グランディスは住む家を失ってしまう。そんな彼女を助けてくれたのは、運転手のサンソンと技師のハンソン、それに母親の形見の宝石だけだった。宝石の輝きは自分を裏切らない。そのことを知ったグランディスは、世界一の宝石を手に入れることを目指して動き出す。ナディアのブルーウォーターを狙ったのもそのためだったのだ。
 その話に思わずブルーウォーターを握り締めるナディア。しかし、グランディスはもうブルーウォーターは狙わないと言う。それは、自分の生きがいが、海の宝石であるネモ船長のもとにあることを知ったからだった。
 話がそこまで進んだところで、男性陣が狩りから帰ってくる。サンソンがしとめた小鹿を見て、どうして殺したのかと詰め寄るナディア。ショックを受けたナディアはキャンプから飛び出していってしまうのだった。

みどころ

  • 【サンソン『朝も魚、昼も魚、夜も魚!』】
    ノーチラス号の食事は1日2回です。第4回参照。
    前回の山盛り白身魚に比べればずいぶん改善されたと思いますが。
  • 【グランディス『あんたもボケーっとしてないで、さっさと着替えな!』】
    下着ではなくコルセットを着けているところにお嬢様らしさを感じますね。
  • 【ナディアのドレス】
    今回のナディアはサーカス衣装、艦内服、ドレス、水着となかなかにバリエーション豊かです。結局サーカス衣装最高。
  • 【マリー『すっとこどっこい』】
    多分水谷優子さんのアドリブ。
  • 【グランディス『あ、あのネモ様。まだデザートが残っておりますが…』】
    潜水艦内の食事でデザートはちょっと…。「あとでスタッフが美味しくいただきました」
  • 【エレクトラ『―い、いえ―なんでもありません』】
    今回エレクトラさんは恋する乙女の瞳だったり、矢も盾もたまらず島に行ったり、ネモとグランディスのいい雰囲気をぶちこわしたりといろいろ可愛いんですけど。
  • 【ネモ『少し、しゃべりすぎたようだな』】
    絵コンテによると、「ジャンに向かって言ったように見せかけ、実はナディアに向けてしゃべった自分を少し恥じている」とのこと。
  • 【島に向かうネモ】
    わざわざ不安定なボートの舳先にたって格好付けているところがらしいですね。
  • 【グランディス『さぁて、ハッスル、ハッスル!』】
    放映当時でも十分死語。「張り切っていこう!」くらいの意味。
  • 【着替えるグランディス】
    こうやってみるとほんとスタイルいいですねこの人。
  • 【着替えるナディア】
    DVD版にくらべて書き込みが減っていたような気が…この件については詳しい話を振らないように。
  • 【エレクトラ『私は四捨五入するとハタチになります』】
    エレクトラさんは公式設定によると24歳。初期設定では26歳で、放映当初も26歳と公式発表されていたが、24歳に修正された。ちなみに自称18歳。ネモ船長は29歳だと思っていたらしい。
  • 【ネモ『セニョリータ・グランディス。君に話しておきたいことがある』】
    結局なにを話そうとしたのかはわからずじまいでしたね。
  • 【子どもの頃のグランディス】
    この人やっぱり素材もいいんですよね。
  • 【グランディス『あたしは初恋の人に裏切られた挙句、住む家まで失ってしまったのさ』】
    これずっと「男に騙された娘を父親が勘当した」っていう意味だと思ってたんですけど、絵コンテによれば「借金のせいで自宅を手放さざるを得なくなった」(出ていくシーンでグランディスの隣にいるのが父親)って意味みたいです。父親はこれ以降出てきませんから、多分死んじゃったんだろうなぁ。そう考えるとグランディスの人生はかなり波瀾万丈ですね。
  • 【グランディス『人間は1人では生きてはいけないからね』】
    この後も度々出てくるセリフ。ナディアのテーマと言っていいと思います。
  • 【ナディア『さびしいの、ほんとはさびしいの…』】
    この時点でナディアが本当に心を許せるのは、キングだけであることが明らかになります。みんなの前では強がってみても、一人にされると涙が出ちゃう。だって、女の子だもん♪
  • 【ナディア『なにかしら…胸がドキドキする…』】
    第6回以来のブルーウォーター発光5回目。もちろん役に立っていませんけど、なんで光ったのかは次回分かります。

元ネタ

  • 機関長『そうさのう…』
    テレビアニメ「赤毛のアン」に登場するアンの里親マシュー・カスバートの口癖から。

次回予告

ジャン
 島のキャンプから、マリーとキングがいなくなっちゃったんだ。
マリー
 つまんなぁい。ナディアとジャンはケンカしてるし…あ!キング!海よ、海が見える!ノーチラス号も!
キング
 ガウゥゥゥ…
マリー
 あれぇ?うわー!
キング
 ガウ、ガゥ!
マリー
 ふしぎの海のナディア第13回『走れ!マリー』見てね~!

トラックバック URL

コメント & トラックバック

コメントはありません。

コメントフィード

コメント

いつもコメントありがとうございます