エピローグ A.D.1902
ストーリー
この物語はこれで終わりますが、皆さんにその後のお話を少ししておきましょう。
あれからもう、12年たちました。
新しいノーチラス号は日本海溝深く沈められ、乗組員のみんなも、今ではそれぞれの暮らしをしています。
エーコーさんと看護婦さんは一緒になったし、エレクトラさんは子供をしっかり育てているそうです。
ジャンとナディアは、5年前にやっと結婚してル・アーブルで暮らしています。ジャンはおじさんと今でも発明に没頭しているらしく、ナディアとおばさんの小言が後を断たないそうです。そのナディアは、お母さんになっても、相変わらず肉や魚を食べません。困ったものです。
グランディスさんは、今でも一人で気ままな人生を楽しんでるみたいです。あの人はずっと自分の恋を探しつづけているのね。
ハンソンは自動車会社をつくって、今では一番のお金持ちになっています。あとはきれいな嫁さんをもらうだけだって、こないだ会った時に言っていました。
エアトンさんはイギリスに帰って、おとなしく家を継いだそうです。あの人は本当に伯爵さまだったのね。
えっ?サンソンはどうしたかって…?うふふ…それはね。
今では私、マリー=エン=レーヴェンブロイの旦那様になっているのです。そして私も、来年はナディアに続いてママになる予定です。やっぱり、親子で日曜日に近所の公園を散歩するのが、私の夢だったんですもの。
それじゃ、またね。
コメンタリー
- 【エーコーさんと看護婦さんは一緒になったし、エレクトラさんは子供をしっかり育てているそうです。】
乗組員たちのその後の画像がないのは、「物語の余韻とは、想像の余地を残すこと。何でも与えて見せるのは良くない」というスタッフの心づかいとのこと。
なお公式小説では、エレクトラの子供は男の子という設定。 - 【ナディアの料理】
ちょうちんあんこうのグランディス風ラブコール(第11回)だよ… - 【マリー『あの人は本当に伯爵さまだったのね』】
後ろに写り込んでいる女性は奥さん。
で、結局この人なんで軍艦に乗っていたわけ? - 【マリー『私、マリー=エン=レーヴェンブロイの旦那様になっているのです』】
CDドラマによると実はできちゃった婚。しかもマリーは16歳。
元ネタ
- マリー=エン=レーヴェンブロイ
レーヴェンブロイはビールの銘柄「レーベンブロイ」から。 - マリーが飛ばす模型飛行機
1871年製の模型飛行機。ライト兄弟が少年時代に遊んでいたもの。
エンディングトーク
ナディア
ついに終わりました『ふしぎの海のナディア』。
ジャン
う~ん、長いようであっという間の1年だったね。
ナディア
ええ…でもほら、この1年間に世界中から送られてきたイラストやお葉書の数は、なんと10万2318通もあったのよ!
ジャン
すっごーい!
ナディア
こんなにたくさんの人たちが、私たちを応援してくれてたのね~
ジャン
うれしくなっちゃうね!
ナディア
ええ!それでは、この1年間私たちといっしょに冒険の旅をして…
ジャン
ぼくたちや、作品を作っているスタッフに熱い声援を送ってくれた皆さん!
ジャン&ナディア
本当に、ありがとうございました!
ナディア
では、いつかまた皆さんとお会いしましょう。
ジャン
じゃ、またね~!
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