い意志と信念を持ち
自らの手で可能性を
切り開いていくのだ…

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#26 ひとりぼっちのキング

これまでのあらすじ

 今から約100年ほど前の昔。腹痛で寝こんだナディアを心配したジャンは薬を探しに行き、とある洞窟の中で怪しげなキノコを食べてのびてしまいました。その夜ナディアは、いつも自分のために尽くしてくれることに心から感謝し、ジャンとはじめての接吻をするのでした。
 一体ナディアは何を考えて生きているのでしょうか。

ストーリー

 キノコ事件から一夜明けた。自分に素直になれたナディアは朝から上機嫌。ジャンがシャワーをのぞいても、そのシャワーが壊れても怒らない。が、ジャンは昨日の記憶がないためその理由が良くわからない。ジャンの鈍さにあきれるマリー。なぜだか不機嫌なキング。
 その夜、ジャンとナディアは砂浜で星を見ていた。星の話をするジャンに、ナディアは素直に感心する。「ここまで生きてこれたのはジャンのおかげよ…」と礼を言うナディア。互いの気持ちが通じ合った2人は、満天の星空の下で2度目のキスをする。ところが、その直後ジャンが昨日のことをまったく覚えてないことが発覚。ナディアはジャンをなじって走り去ってしまう。ようやく昨日のキノコ事件に気付いたジャンは、砂浜で一人自分の愚かさを責めるのだった。
 次の朝、キングは書き置きを残して家出してしまう。あわてて探しに行くジャンたち。そんな中、山の上を探していたジャンはふとしたはずみに崖から落ちてしまう。ところが、落ちた先はなんと石油の鉱脈だった。ジャンはその資源を元に一大科学基地を建設。テレビ、コンピューター、掘削用人造人間、人工太陽などを次々に発明し、ついにはアフリカまで飛ぶことのできる航空機を完成させる。ナディアをのせてアフリカに向かって飛び出すジャン。しかし、飛行機は墜落してしまう。海中を漂うジャン。その前にネモが現われ、「あきらめず、ナディアの夢をかなえてやってくれ」とジャンを励ます。
 …と思っていたのは、崖から落ちて気絶したジャンの見た夢だった。気がついたジャンの目前で修行していたのはキング。2人は急いでキャンプに戻る。そこではナディアとマリーが温かく迎えてくれたのだった。

みどころ

 ちょっと作画が怪しくなってしまいました。要所要所(ジャンの夢の中でぶりっ子するナディアとか←要所か?)いいところがあるんですけど、全体的に…動きがカクカクしてるとか、口パクが合ってないとか。…まぁ次回を見ればそんな文句も出なくなりますがね。
 今回はちょっと古典的なギャグが多かったですね。太陽に突っ込むキングとか、足元がないのに気付かず空中を歩くとか、メガネメガネ〜とか。最近ではギャグアニメでも見ないくらいべたべたなんでかえって新鮮?(フォロー?)そしてとどめはサンダーバード。僕の母親は見て笑ってましたけど。ちょっと世代の違う僕にはわかんなくて残念。
 そういえばジャンが発明した人工太陽。絵コンテ集でもフィルムブックでも『反応爆弾』となっていたんですけど(絵コンテ集のほうではキノコ雲も上がっていた)、本放送時どうでしたっけ?分かる人フォローたのみます。

次回予告

ナディア「リンカーン島に台風が襲ってきたの」
マリー「あたしたちのお家も、そしてキングも吹き飛ばされて、なーんにもなくなっちゃったの」
ナディア「わたし、お空の流れ星にお願いしたの」
マリー「なんて?」
ナディア「キングが見つかりますように。早くこの島から出られますようにって」
ナディア&マリー「不思議の海のナディア第27回『魔女のいる島』見てね〜」