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#12 グランディスの初恋

▼ストーリー
 三人組が乗組員になってから数日後の食事時、サンソンは毎日魚ばかり食べさせられることについに切れてしまう。そこでネモ船長は久しぶりに島に上陸して狩りとキャンプを行うことにするのだった。
 次の日、ノーチラス号は無人島の近くに停泊。乗組員たちは一斉に島へ向かう。いろいろな人種の人が協力していることに驚くジャンとナディア。ネモは自分たちがネオ・アトランティス壊滅のために一致していることがその理由だと言う。複雑な表情を見せるナディア。が、それ以上会話が続くことはなく、一同も島へ向かうことになった。
 一方、ネモと一緒にキャンプができると聞いてグランディスは大はしゃぎ。早速悩殺水着でネモを誘惑しようとするが、エレクトラの妨害に合い失敗してしまうのだった。
 その晩、男性陣が狩りに行っている間に夕食の準備をするグランディス、ナディア、マリー。グランディスの料理の腕に驚くナディアに、グランディスは自分の過去を話し始めるのだった―――
 鉄鉱山を経営する名門グラン家。早くに母をなくしたグランディスは、父親の手によって何不自由なく育てられた。父親も自分を愛してくれた、幸せな少女時代。16歳になったグランディスは、初めての舞踏会で恋をする。父親の制止も聞かず、婚約まで二人の関係は進んでしまう。しかし、その男はペテン師で、保証人にさせられた父親は莫大な借金を負い、グランディスは住む家を失ってしまった。
 そんな彼女を助けてくれたのは、運転手のサンソンと技師のハンソン、それに母親の形見の宝石だった。宝石の輝きは自分を裏切らない。そのことを知ったグランディスは世界一の宝石を手に入れることを目指して動き出す。ナディアのブルーウォーターを狙ったのもそのためだったのだ。
 その話に思わずブルーウォーターを握り締めるナディア。しかし、グランディスはナディアの宝石は狙わないと言う。それは、自分の生きがいは、海の宝石であるネモ船長のもとにあることを知ったからだった。

 話がそこまで進んだところで、男性陣が狩りから帰ってくる。サンソンがしとめた小鹿を見て、どうして殺したのかと詰め寄るナディア。ショックを受けたナディアはキャンプから飛び出していってしまうのだった。
▼みどころ
みどころですか?やっぱりナディアとグランディスの着がえシーンですか。ナディアはNHKのアニメとは思えないほど脱がされるヒロインですけど、ねぇ。
それからグランディス対エレクトラ、熾烈な女の戦いもついに本格化です。大人の色香のグランディスと、若さのエレクトラ。今までもそれらしい描写はあったんですが、この話ではエレクトラがネモに抱いている感情が結構はっきりと(と言っても彼女の思いはこんなもんじゃないですが)描かれてますね。ところでエレクトラさんと言えば自称18歳。ネモにすら29歳だと思われていたみたいですが、様々な状況証拠から24歳だという線が有力なようです。え?24歳もオバサン?そんなあなたはマリーにでも萌えてください。
そして最後のナディア。この時点ではナディアが本当に心を許せるのがキングだけであることが明らかになります。みんなの前では強がってみても、一人にされると涙が出ちゃう。だって、女の子だもん♪でも、これくらいで泣いてちゃ次の話は乗りきれないですよ!ということで次回に続く。