2015-07-22

【イベント】ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 レビュー

仕事で千葉に来ています。明日からこの近くで研修なので…

今日は事務所での仕事を早めに切り上げ、国立新美術館に行ってきました。

国立新美術館

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お目当ては、現在開催中の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」です。詳しくはこちらをどうぞ。

「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」、国立新美術館主催で今夏に 89年から25年間を俯瞰

感想書きづらいのですが思ったことを簡単に。(中は撮影禁止なので文章のみでお許しを)

レビュー

国立新美術館の1階が特別展示室になっています。入場料(当日券)は1000円。ミュージアムショップもあり、関連作品のグッズが多少売られています(あまり量は期待しないように)。こちらはチケット不要。

中では、1989年から現在までに制作されたマンガ・アニメ・ゲーム作品を、8つの切り口で紹介しています。

  1. プロローグ:現代のヒーロー・ヒロイン
    超有名なアニメ・漫画作品を紹介。作品数は17で、それぞれについて中程度の紹介ブースがおいてある。アニメならアニメ映像、マンガなら原画やイラストなどを展示。
    「NARUTO」「鋼の錬金術師」「天元突破グレンラガン」「少女革命ウテナ」など誰もが知っている作品ばかり。
  2. テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現
    現代や近未来のテクノロジーを作中に取り込んだ作品の紹介。作品数18。かつての作品で描かれた近未来技術が、すでに現実のものになっていたりしておもしろい。
    「サマーウォーズ」「電脳コイル」「PlayStation」「攻殻機動隊」など。ロボノがなくてちょっと残念。3Dゲームをプレイしてみましたが最近の技術すごいね。
  3. ネット社会が生み出したもの
    ネット上のコミュニティーをうまく利用して広まった作品の紹介。作品数9。
    「ひぐらしの鳴く頃に」「東方シリーズ」など同人出身の作品が多い。
  4. 出会う、集まる―「場」としてのゲーム
    みんなでプレイしたり楽しんだりできるゲームの紹介。作品数20。
    「FF14」などのMMO、「モンハン」「ポケモン」などの協力プレイゲーム、「スト2」などの対戦ゲームはもちろん、「太鼓の達人」などのアーケードゲームも同じくくりになっていたのはおもしろい。試遊台もいくつかありました。
  5. キャラクターが生きる=「世界」
    個性溢れるキャラクターを中心に据えた作品の紹介。作品数12。
    「初音ミク」「アイマス」「艦これ」など。「パワプロ」などのスポーツゲームもこちらに分類されてました。
  6. 交差する「日常」と「非日常」
    日常に近い世界観をベースにした作品群。作品数6。
    一番スペースを占めていたのは「エヴァ」。その他いわゆる日常系と言われる「あずまんが大王」「らき☆すた」など。
  7. 現実とのリンク
    現実社会での流行や事件をモチーフにした作品の紹介。作品数42。原画や複製原画の展示も豊富。「花より男子」「俺物語!!」「MAJOR」「モンキーターン」「3月のライオン」など。
    なぜか「MAJOR」のコーナーになんの説明もなく「BUYUDEN」の原画が紛れていた件について。野球マンガっている紹介なのに誤解されるじゃないですかー
  8. 作り手の「作業」
    作り手のこだわりや執念が感じられる作品の紹介。作品数6。
    「日本アニメ(-ター)見本市」「グランツーリスモ6」など。特にマクロスプラスの通称「板野サーカス」に関する展示は一見の価値あり。

というわけで、懐かしの作品あり、最近の有名作品あり、知らない作品もありとなかなか楽しめました。ただアクセスは不便だし入場料もやや高めなので(1周するのに大体40分程度)、総合的な満足度は「普通」としておきます。
こういう展示で「あの作品がないじゃないか!」というのはナンセンスだとは思いますが、有名な作品でも全く触れられていないものも数多くあるので、そこら辺はスルーするのが吉です。

お近くにお住まいで、こういった分野に興味のある30代以上の方はしっかり楽しめると思いますよ。