2012-08-26

さよなら絶望先生 堂々完結

「さよなら絶望先生」の30巻(最終巻)を買ってきました。初回版には帯が付いており、「最終回カラーをそのまま掲載」となっています。初回特典らしいので、気になる人は本屋を探しましょう。Amazonでは売り切れです。ちなみにカラーなのは最後の可符香のシーン2ページね。

第1回から読み続け、単行本も全て買い、DVDも買い、さよなら絶望放送のDJCDを買い、僕の中で一時代を築いたこの作品が終わるのはとても残念です。

しかし一話完結のギャグマンガで、学園ものという舞台もキャラも限られた閉鎖空間で、これだけの長期間話を転がし続けられる久米田先生はやっぱりすごい先生ですね。しかもストーリーはほぼワンパターンなのに(異常な導入→絶望した!→ヒロインの誰かが転がす→オチてないオチ)毎回おもしろい話を展開できるし、時事ネタをはさみつつ風刺も忘れないし。前作で下ネタバリバリの下品漫画を書いていた人とは思えません。

アニメも面白かった。シャフト万歳。撲殺兵器になる「さよなら絶望先生全書」も買って、隅から隅まで読みました。2000年代前半あたりで止まっている僕の声優知識も久々に最新版にアップデートされました。4期、いつまでも待っています。

ラジオも最高でした。
DJCDはいろいろ聞いていますが、これほどパーソナリティのレベルが高い作品はないと思います。話の中身ももちろん、トークのテンポが最高なんですよね。神谷さん、新谷さんお疲れさまでした。

さて、原作の最後ですが、ギャグマンガとは思えないほどの終わり方でした。紙ブログに「最終巻にもバス停を4つ用意しました。どこで降りても最終回っぽい作りにしました」と書いてあってなるほどなーと思った。

最終話(301話)のラストで望の前に現れた可符香が、望がこれまで見ていた幻影の可符香で、絶望少女達が卒業すると同時に、安心して去っていったと考えるとハッピーエンドかな。…あぁ、実は久藤エンドだという解釈もありましたっけ。 逆に絶望少女達から切り離された可符香に望が捕らわれるようになったと考えると、30X話エンドということでしょうか。

それはさておき、読み続けて公開のない作品でした。久米田先生の次回作にも期待しています。アルバイトの吹き出し係も頑張ってください。

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