2017-10-28

【コミック】放課後さいころ倶楽部10 レビュー

カバー裏の作者コメントに深く同意。

放課後さいころ倶楽部10

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第10巻です。1年生組がメインを張るようになって2年生組の出番が少なくなってしまったのは残念ですけど、今回は1年生のカンナ(表紙左のお下げ少女)と奈央(右の金髪ガール)の恋物語の進展もあったりして面白かったです。しかしなぜヒゲでマッチョでグラサンの元軍人店長はあんなにモテモテなんだ…!

今回も5話構成で、取り上げられているゲームは5つです。「アグリコラ」は有名なので知ってましたけど、それ以外のゲームは知らなかったので新鮮でしたね。結局前巻の感想を書いてから一度もボードゲームプレイしてないし、ボードゲームカフェにでも行こうかしら。

今回題材になっているゲームは、

5巻に登場した「パンデミック」と同じ作者が作った協力型ゲーム「禁断の砂漠」。5×5のタイルの上を駒を動かし、アイテムを発掘しながら脱出を目指すという男心をくすぐる内容です。

結構ルール複雑なんですけど、1話の中でそれを説明した上に2回プレイ模様を描いているところはさすがの構成の妙。


天空の町を飛び回る船に乗り、次々に起こる問題に船長が対処してくれることを信頼して次の町に向かうか、船長を見限って下船するか選択するダイスゲーム「セレスティア」。

さいころによる運とブラフによる心理要素がうまくかみ合ってる感じがしますね。しかし女子4人に紛れてゲームするとかリア充爆発しろ。


正方形を組み合わされた「パッチ」をプレイボードに隙間無くはめ、お金代わりのボタンを増やしていく2人専用ゲーム「パッチワーク」。

ルールが比較的単純で、見た目もファンシーなので女の子向けっぽい感じがします。もっとパッチワーク柄は派手でもいいと思うけど原作通りということで。


全員がおなじ道の描かれたタイルを自分のフィールド上に設置していき、探険家と遺跡を道で繋げてお宝を集めるというボードゲーム「カルバ」。

全員がほぼ同じ条件でプレイするため、戦略が勝負を分けるという比較的年齢層が高い人向けのゲームになっています(といっても8歳以上推奨ですけど)。


牧場経営をモチーフにした大人気ボードゲーム「アグリコラ」を、要素を削ってシンプルにし、2人専用ゲームにした「アグリコラ 牧場の動物たち」。

物資を集める、建物を建てる、動物を集めると言ったアクションを実際のミニチュアごまを使ってやるので見た目も華やかで面白そうなゲームです。アグリコラはいつかやってみたいゲームの一つですけど、入門用によさそうですね。重いゲームはインストも大変だからなぁ。


の5つでした。公式サイトに試し読みもありますので、興味をお持ちの方はぜひ。

カバー袖に書かれていた「綺麗好き」と「掃除好き」は違うという話が興味深い。僕は掃除が嫌いじゃないのになんで部屋が汚いのか疑問に思ってたんですが、ようやく謎が解けました。部屋をよごすの自体がプレイの一環ということですね(え

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宮崎監督の新作話題かと思ってましたが。

タイトル以外の情報があまりないし…というか、今回も難解な映画が出てきそうで戦々恐々してます。

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