2017-09-02

【コミック】信長の忍び11 レビュー

GOD WARSはあとラスボス戦を残すのみとなりました。明日にはクリアできそう。でも全員レベルカンストのトロフィーがあるので…

さて、アニメもいよいよ終盤(あまりそういう感じありませんが)の「信長の忍び」です。早速12巻のレビューしようと思ったら、11巻のレビューしてなかったので。

信長の忍び11

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)

あらすじ

朝倉・浅井を滅ぼしついに包囲網を崩した織田軍ですが、次の敵は本願寺、そして武田軍です。信玄が死んで楽勝かと思いきや、息子の勝頼の大活躍で徳川領へガンガン侵攻してきます。本願寺の動きがうっとうしく武田戦に集中できない織田軍は、遂にその凄惨さで知られる「長島一向一揆戦」に突入していくわけです。

また「尾張統一記」でダメ兄貴ぶりを存分に発揮した信長の兄・信広が久々に登場しましたね。相変わらずのダメダメぶりでしたけど、最後は男を見せた…かな?信長は割と兄弟には甘いですよね。弟やお市の方にもそうでしたし。

あとは朝倉義景の娘が顕如の息子の婚約者だったっていうのも歴史の綾を感じます。実際にはあんな腹黒娘ではなかったと思いますけど、でもそりゃ親があんな死に方したらダークサイドに落ちても仕方ないかも。

感想

長島一向一揆はさすがに血なまぐさい内容でした。ただ、信長がそのような戦略を採った理由について説得力を持って描かれていたので良かったと思います。また最近見直されつつある勝頼の活躍もかっこよく描かれていましたね。部下にも恵まれてるなぁ。それだけに13巻で描かれるであろう長篠の戦いでの判断ミスが痛いです。歴史にifはないですけど、あそこで勝頼が撤退を選んでいたらどうなったのか気になります。

しかし新たなツッコミ役が加入したせいですっかりボケ役になった光秀ですけど…

 

留守番希望

信長「長島は川の要塞…軍船の手配は進んでるな? どうした光秀」

光秀「個人的には…船で攻める事には賛同できません」

信長「なぜだ…申してみよ」

光秀「私 船酔いするんです」

信長「本当に個人的だな!!

※65ページより引用

この巻あたりからツッコミの仕事にも戻り始めてますよ。

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コメント & トラックバック

>最近見直されつつある勝頼の活躍もかっこよく描かれていましたね
 yukkun20さん自身「信玄の偉業を潰したダメ息子」と思ってましたが、重野先生は勝頼再評価を考えて描いてました。
>13巻で描かれるであろう長篠の戦いでの判断ミスが痛いです。歴史にifはないですけど、あそこで勝頼が撤退を選んでいたらどうなったのか
 もちろんifは禁物ですが、あそこで戦闘継続を選んでなければ、彼の評価は全く変わっていたかもしれない、と考えるとね。

それどころか普通に日本統一もありえたかもしれませんね。でもあの将軍とつきあう苦労は背負わないといけませんけどw

 二番目に天下に近かった男の息子なら、その資格はあったんですよね。しかし義昭の扱いには苦心するはずだなw。

本拠地がもっと京都に近かったらね…

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