2015-07-21

【アニメグッズ】銀河鉄道999 大解剖 レビュー

銀河鉄道999のデータをまとめたムック本。

以前からこういう本が欲しいとおもっていたので衝動買いしました。

銀河鉄道999 大解剖

レーベル:日本の名作漫画アーカイブシリーズ
価格:907円

レビュー

  1. 999 誕生の時代
    作品の全体像についての解説。
    連載に至った時代背景や、作品の世界観、メインキャラクター(鉄郎、メーテル、車掌)やサブキャラクターの簡単な紹介、999や他のスペースシップ、メカニックの紹介、松本先生やアシスタントでメカデザイナーの板橋氏のインタビュー、担当編集者たちの対談など。
    情報的にはさほど目新しいものではなく、コミックス上で分かる情報をまとめただけですが、構成はわかりやすく、概観をなぞるには十分な内容。
  2. 銀河鉄道ツアーガイド
    999が停車した星(アンドロメダ編で91、エターナル編で38、銀河鉄道物語で4)ごとに関連するエピソードや登場人物、ホテル、グルメ情報などをまとめたガイド風のストーリー解説、珠玉のエピソード集、コミックス(少年画報社版)のカバー&カバー下ギャラリーなど。
    ストーリー解説は1つの星につき1/6ページ程度とあっさり風味だが、原作読者にとっては問題の無いレベル。エターナル編以降はコミックスの引用がない(文字のみでの解説)になってるのが残念。
  3. アンドロメダ編 [最終回 終着駅]
    アンドロメダ編最後の5エピソードのうち、4つについては文字でのストーリー紹介、最終話はコミックスの全ページを掲載。その他人物相関図、メーテルの名言集、メーテル名場面集など。
    最終話は本自体のサイズが大きいこともあり読み応えがある。名言集も面白かったが、999で名言を言うのはメーテルだけではないので、もう少しページを割いて欲しかった。
  4. 映像化の時代
    アニメ版・劇場版の解説。特に原作との違いやオリジナルエピソードの紹介に紙幅を割いている。関連作品や関連グッズの紹介、主題歌を歌ったゴダイゴのタケカワ氏、漫画家の島本和彦先生、麻宮騎亜先生、早瀬マコト先生のインタビューなど。
    アニメ版は見たことがなかったが、内容的にはわかりやすかった。ただ知っている人からするとものたりないかも。
  5. その他
    イラストギャラリーや、直筆サイン色紙プレゼント企画など。
    特に付録の「銀河鉄道大時刻表」は本当の時刻表のようなデザインになっている上に、大銀河本線(アンドロメダ編で999が走る路線)だけでなく、大オリオン線や謎の外銀河線など他路線についても網羅してあるので面白い。

というわけで、僕のようなライトなファンには十分楽しめる内容でした。これで900円は安い。
ただディープな考察や世界観に繋がる情報が多く掲載されているわけではないので、濃いファンの方には物足りない内容かも知れません。

以前コミックスやアニメを見た方が、昔を懐かしむにはいいと思います。僕もエターナル編が完結したら全部通して読み直したいと思ってるんですけど、いつ完結するのかなぁ…。編集者インタビューによると、

あと100年あっても終わらないかも知れないけどなあ(笑)。先生には最終回って言う言葉が、思考回路の中にないから、先があるようでない(笑)。(中略)でも最後がないっていう…ずっと未完成、現在進行形っていうのが先生の人生じゃないかな。

※39ページより引用

って、編集者が諦めてるんならだめだ…

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コメント & トラックバック

 ナツカシス。第一次アニメブームの立役者となった名作(yukkun20さん、アニメ観てないすか…)。
 ワンピースのモデルが999だとの説がある…って以前言いましたっけ。

懐かしのアニメでしか見たことないですねぇ。そもそも僕がこの作品を知っているのは、母が昔コミックスを集めていたからで、僕自身が好きだったからではないので…
> ワンピース
確かに、島ごとに世界観がばらばらって言うのはそれっぽいですね。メーテルポジションのキャラはいないですが。

ハーロックポジションはシャンクスですね。

!そういえばシャンクスの部下にトチローっぽいキャラいた!

名前忘れましたが、太ったガンマンですね?

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