2014-06-21

【映画】劇場版「ペルソナ3」 #1 Spring of Birth レビュー

既に第2弾が劇場公開中です。第1弾は劇場に行けなかったので(当時まだP3Pをプレイしていなかったため)、BDを買いました。

劇場版「ペルソナ3」 #1 Spring of Birth

監督:秋田谷典昭
公式:劇場版「ペルソナ3」 公式サイト

あらすじ

私立月光館学園に転校してきた少年・結城理は、引っ越し早々謎の怪物・シャドウに襲われる。何かに引き寄せられるようにペルソナの力を覚醒した結城は、シャドウを撃退するも、そのまま気絶してしまう。
一週間後、目覚めた結城は、同じ寮に住む同級生の岳羽、上級生の桐条と真田から、事情の説明を受ける。彼らS.E.E.S.―特別課外活動部は、毎晩深夜12時に訪れる一般人には知覚出来ない「影時間」に対する適性と、そこで跋扈するシャドウに対抗する力を持ち、人を襲うシャドウと日夜戦っているのだという。同じ力を持つ結城も、誘われて戦いに身を投じることになった。

戦闘では圧倒的な力を持ちながらも超然とした態度を崩さず、自らの生死にも無頓着な結城は、岳羽や新たに仲間になった同級生の伊織からも好意的には見られず、当初は衝突を繰り返す。しかし結城も次第に心を開くようになり、戦いを経てお互いを認め合っていった。そんな中、影時間に取り込まれてしまった少女・山岸を助けに行った時に現れたシャドウは非常に手強く、全員の力を合わせても苦戦は免れない敵だった。しかし、友情の力が結城のペルソナを後押しし、山岸の覚醒もあって辛くも勝利を収めることが出来た。

後日、無事に救出された山岸を見た結城は、初めて笑顔を浮かべるのだった。

感想

P3Pのプロローグ~風花加入までを映像化した劇場版です。なので荒垣はちょい役で、コロマルとアイギスはほとんど登場しません。

P3Pの主人公は無口キャラだったのでどう描かれるか気になっていたんですけど、そのまま無口主人公でした。でも戦闘では独壇場で、主人公らしくおいしいところを持って行ってくれましたので、存在感は十分だったと思います。

まだ第一作なので仲間たちはお互いに心を開ききっていないものの、それもPQとのギャップがあっていいです。P4Gみたいにパーティみんながすごく仲良しっていうのもいいけど、こうやってぶつかりながらお互いの絆を強めていくっていうストーリーもいいですよね。特に初めてみんなが力を合わせて敵と戦う最後のシャドウ戦はめっちゃ熱かったです。

OPで他のPCキャラの紹介の日常(やおそらく本編では出番がないであろうコミュキャラ)が描かれたり、ゲーム本編と同じ曲が使われたりと、原作ゲームファンにもうれしい仕掛けもたくさんあります。

劇場版だけあって作画のレベルも高く、画面もペルソナらしい独特な雰囲気がよく出ています。音楽のことも含め、ペルソナ3を楽しめた人なら十分おすすめの作品です。

なお、BDにはオーディオコメンタリーが収録されていますが、キャストではなくスタッフコメンタリーなので、声優ファンの方は要注意。個人的には製作裏話が充実していておもしろかったですけど。

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