番外編 A.D.1991・東京/A.D.1991・吉祥寺

ストーリー

  • A.D.1991・東京
     時に西暦1991年。ナディアの玄孫(孫娘の孫娘)にあたる伊藤ナディアは、友人のリツコに電話をかけていた。ナディアの興味は歴史上の出来事になってしまったパリ円盤事件ではなく、もっか恋の話に向けられている。リツコに励まされて、これから気になる男子に電話をかけて思いを伝えようとするナディア。がんばってみる、と伝えて電話を切った。
     その後、リツコはナディアからの留守電を聞いていた。ナディアからのメッセージは告白の失敗を告げ、いつかきっと元気になる、という約束を残していた。
  • A.D.1991・吉祥寺
     その翌日の夜。ナディアはリツコに慰められていた。「恋愛なんて、ただの自己欺瞞なんだから」とにべもないリツコに、ナディアは「リツコってば冷たい」と愚痴る。忘れたいなら新しい男を作った方がいいと励ますリツコに、ナディアは「まだ好きなんだもん。あたし一生この思い出だけで生きていくの!」と言い切るのだった。

コメンタリー

  • A.D.1991・東京
    • 【ナディア『もしもし?リツコ?』】
      電話がギミックとして用いられているのは、190Xシリーズの続きだから。
    • 【ナディア『ホントよ~ハーフじゃないけど』】
      (本編の)ナディアが宇宙人ということは知らないはずなので、ハーフじゃないということは、おそらくジャンの子供かその娘が日本人と結婚したと思われる。
    • 【ナディア『ほら、歴史の教科書に載ってたパリ円盤事件』】
      もちろんレッドノアとN-ノーチラスの戦いのこと。
    • 【ナディア『たった一度の人生ですもの、パーッと行くわよパーッと!』】
      ジャンの叔父さんの名台詞ですね。楽天的で前向きな性格はジャンから脈々と受け継がれている様子。
    • 【電子音『ピピー、ピピー、ピピー…』】
      最近の子は知らないかも知れないので一応補足。公衆電話でテレホンカードを使って電話をかけた時、電話を切った後にカードが返却される時のアラーム音です。
  • A.D.1991・吉祥寺
    • 【リツコ『男にフラレたキズを癒せるのは男だけよ』】
      なんとなく『バリアーに勝てるのはバリアーだけだ!』のセリフを思い出すな。

元ネタ

  • 特になし

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