2012-03-16

開放的なのと開放されてるのは違うだろ

<少年院から逃走>15歳、フェンス乗り越え 3時間後確保(毎日新聞社) – エキサイトニュース

なんだか最近脱走に関するニュースが多いですね。

ちなみに日本では刑務所からの脱走は単純逃走罪(刑法97条)により犯罪となりますが、刑は1年以下の懲役とかなり軽い類型の犯罪です。国によっては単純逃走は不可罰としているところもあります。これは拘束されている者が脱走を図るのは心情的に非難しにくいという背景があるようです。

少年院からの脱走の場合はこれとは事情が違うようです。逃走罪の成立要件は「裁判の執行により」「拘禁された」「既決又は未決の者が」「逃走」なのですが、

  • 少年院送致を命じた家裁の審判は「裁判」に当たらない
  • 少年院は刑事収容施設ではないので「拘禁された」に当たらない

という2つの説が見受けられました。どっちが正しいのか弁護士的にはっきりさせたいところですが、手元に資料がないので後日にさせてください。法務省発表によれば前者のようですが…

それはともかく、

松山学園の宇野泰永次長は記者会見で「初等少年院は刑務所と違い開放的だ。適正な人員配置をしたうえで逃走があっても仕方がない」と話した。

っていくら何でもコメントがまずすぎるでしょ。仕方ないて。

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