2020-05-23
【コミック】七つの大罪 ウラ話大放談〈全公開〉 レビュー
先日完結した「七つの大罪」について、作者自らが製作秘話や裏設定、さりげない伏線などについて192ページ丸々語るという非常に特殊な本。こういうの待ってた。
七つの大罪 ウラ話大放談〈全公開〉
著者:鈴木 央
レーベル:KCデラックス
価格:980円(税別)
あらすじ・感想
コミックス全41巻の全てについて、担当編集者との対談形式で語りまくるというファン必携の書です。それも簡単な裏話ではなく、コミックス1巻あたり5~7ページ程度を割いて、製作の裏話や裏設定、こっそり張りめぐらせたせいで誰にも気付かれなかった伏線、うっかりやらかした作画ミスやコミックス収録時の修正ポイント、伏線なのか後付け設定なのか、読者の年齢層によるキャラやエピソードの人気などがみっちり語られています。
この手の本だと、作者のコメントはほんの一部っていうパターンが多いと思いますが、この本は全ページがこれで、それ以外の企画は、作者のマガジン巻末コメント(Q&A方式)が収録されているくらいです。ガランの甲冑の中身とか、マーリンの真の名の発音とか、バンが中盤戦力外になっちゃった理由とか、アーサーの腕は最後どうなったのかとか、次回作の構想とか本当に気になる話がてんこ盛りなので、このマンガが好きだった人、特にコミックスを購入している人は絶対買った方がいいです。正直ここ数年購入したこの手の本の中では一番いい出来でした。こういう本、他の作品でも出してほしいですね。
内容が少しでも気になった方は、こちらで試し読みが出来るので是非一度ご覧ください。とりあえずyukkun20は1巻から読み直すことにします。