2012-07-17

しゅたいんず・げーと!② レビュー


「しゅたいんず・げーと!」の第2巻が出ましたよ。あまりにも事前告知がなかったので僕のシュタゲアンテナにも引っかかりませんでしたよ。まぁ先日の星界のことといいアンテナ感度がもともと良くないんですけど。
※1巻の感想はこちら

で今回もウソあらすじで、「世界の終焉が迫る中、最終決戦(ラグナロク)へ赴く一人の男の姿。『そう、俺だ!』仲間たちの屍を越え、鳳凰院は世界を救うことが出来るのか―」って書いてありますけど、中身はラボメンのゆる~い日常を描いたスピンオフコミックです。ちなみにこれで完結。

綯とミスターブラウンがメイド服でニャン^2したり、るかが怪談話をしたり、紅莉栖がカレーという名の拷問兵器を作ったり、フェイリスがダルのフィギュアで黒ヒゲ危機一髪をプレイしたり、みんなでテスト勉強したりと1巻同様ゆるゆるの話でした。嫌いじゃないぜこういうの。

あと昨年末の「年忘れ大感謝祭」のイベントレポもありました。ロボティクス・ノーツの舞台が種子島になった理由は…
千代丸氏「聖地巡礼ってあるじゃん?種子島って簡単に行けないからザマァ!!って思って」

…それはそうと、付録のドラマCDが秀逸だったのに、1巻が出て以来休載されていたコミックアライブのシュタゲ本編マンガが連載再開されたらしいですね。1巻が出てから2年経ってるけど、次巻もドラマCD期待していいんでしょうか。


2012-07-10

ヤングエース2012年7月号 レビュー


もう8月号が発売されているのにいまさらすいません。買ったまま職場の引き出しに入れて忘れてたんだよ…
そんで今回もナディアアンソロが載っています。

  • アンソロジー「ふしぎの海のとある1日」(壱号)(モノクロ12ページ)
    ナディアとケンカしてしまったジャン。見かねたエレクトラが「そもそもジャンの目的は何だったのかしら?」とアドバイスを与えるが…
    ポイントはナディアのエレクトラコスだが、各キャラの口調がいろいろおかしいのが気になる。マリーは「エレクトラさん」って言わない。エレクトラさんはこんな馴れ馴れしく喋らない。ナディアはこんなにわがままなことを…言いますね。うん、これは言う。
  • 同「ガー・マイ・ラヴ」(榊原宗々)(モノクロ6ページ)
    上のマンガとページが離れているので見落とすところだった。
    ガーゴイル様のカリスマ性を支える健気な部下の努力とは。ガー様萌えと見せかけて実は部下萌えという高度なギャグマンガ。

今回で68ページ分溜まりました。単行本化目指して頑張れ!


2012-06-24

銀の匙 Vol.3 感想


ずいぶん前の話ですが、このサイトでも感想を書いている「銀の匙」の3巻を買いました(既刊感想はこちら)。もちろん限定版を購入。大蝦夷農業高校購買部特製の銀のスプーン付きですが、これがなかなかにいい出来でした。買いそびれた人は4巻にも同じものが付くそうなので、そちらを狙ってみては。

3巻は全編夏の巻で、八軒のバイト、夏祭り、そして大きなターニングポイントになりそうな「豚丼」との別れが描かれています。特に自分が目をかけて子豚の頃から育てた「豚丼」が、他のブタ同様出荷されていく時に、八軒が悩みに悩んで一つの答えを出す姿はなかなか格好良かったです。僕はあんまり動物を可愛がった経験がないんで本当のところはよく分かりませんけど、覚悟していたこととはいえショックだろうなぁ。でもその反動でベジタリアンになるみたいに極端に走らないところは荒川マンガらしいです。

今回は僕のお気に入りキャラの吉野さんの出番が多かったのが個人的には嬉しかったんですが、やっぱりメインヒロインの破壊力はすげーな。吉野と八軒が付き合っている(もちろんデマ)を聞いたときの、御影さんの何とも言えない表情がよかったです。その4コマ後、持っている教科書が上下逆さまになっているところもいいですね。なんかヒロインらしくなってきましたよ!


2012-06-17

Steins;Gate DROPS 感想

今さら感がしますが「Steins;Gate DROPS」の感想でも。

サブタイトルとして「比翼恋理のだーりん」の文字がある通り、だーりんのコミカライズ版です。紅莉栖ルートを描いた「スイーツはにー」、鈴羽ルートの「フューチャーはにー」、まゆりルートの「星屑のデュプレット」に続いて萌郁ルート?フェイリスルート?それともるかルート?…とおもったらまさかの全ルートです。ページ数足りるんだろうな。

…足りませんでした。さすがに全キャラのメインエピソード+綯メインのギャグ4コマは無理がありすぎだろ。ほかのコミックとルートを分担し合えばよかったのに。まゆりルートはロボまゆしぃは出てくるのに引越の話は出て来ないし、るかルートは「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドだし、綯のタイムリープは扱いがぞんざいだし。これなら伏線とかはばっさり排除して各ヒロインとのドキドキイベントだけマンガにすれば良かったんじゃないかと思います。

なんとなくですけど作者の技量というより編集部の意向っぽいなぁ。というわけで正直他の3冊に比べると微妙な出来でした。

岡部「(ダルの様子が)明らかに変だろう」
まゆり「え?ダル君~?確かに最近「デュフフ」って笑わなくなったし抱き枕持って電車に乗ってるの見かけなくなったしDSと旅館のパンフ並べて「どこにしようか乃々さん」とか言わなくなったけど…」
岡部「…そいつはヘヴィだな」
まゆり「え~?ダル君の重さとは関係ないよ」

※「Steins;Gate DROPS」154ページ「宿はふたり分」より引用


2012-06-13

さよなら絶望先生 最終回


週刊少年マガジンの人気(?)マンガ「さよなら絶望先生」が今週号で最終回でした。

ぷりそく! : 『さよなら絶望先生』 今週のマガジンで最終回 7年の連載が終了

「かってに改蔵」の中期から考えると約10年間、このスタイルでギャグマンガを続けてこられたのは正直すごいと思います。さすがに最近は初期ほどの秀逸なネタは減った気がしますが、それは初期のおもしろさが群を抜いていただけ(個人的に好きなのは「非難訓練」とか)で、最近のものも十分面白かったです。最終回もまったくその勢いをゆるめないまま、なんとなくいい話的にまとめて来たのに驚き。

アニメも原作を上手に動かしていて、僕の心の中で第2次声優ブームが来るきっかけにもなりました。4期いつになったらやるのかなぁ。タイトルは「死・さよなら絶望先生」とかで。待ってますよシャフトさん。

残り10回になってから超展開を見せ、まさかの絶望少女達全員○○エンドかと戦々恐々しながら見ていたんですけど、上手いこと風呂敷をたたみつつ過去の伏線もしっかり回収して終わったのも作品の評価を高めました。このオチいつから考えていたのかなぁ。

久米田先生の次回作にも期待しています。「じょしらく」も頑張ってください。あとコミックス最終巻の「大蛇足」にも期待。


2012-05-25

ヤングエース2012年6月号 レビュー


★ヤングエース

遅ればせながらヤングエース6月号を買ってきました。はいはいナディアナディア。

先月号に引き続きナディアアンソロが掲載されています。

  • アンソロジーコミック「アルウォールさんとラルティーグくん」(ゴツボ×リュウジ)(モノクロ6ページ)
    相変わらずのナディアのわがままを巡るジャンの話。ジャンが精神的ドMであることが明らかに。…既に明らかか。
  • 「マリー&キングのノーチラス号大捜査」(玖倉しいち)(モノクロ6ページ)
    タイトル通りの話。先月号でも書いたけど、マリーのキャラってうまく物語に落とし込むのが相当難しいんだろうなぁ…この話も正直キャラを掴みきれてませんでした。初期マリーにしたってこんなに子どもじゃないよ。

7月号にもアンソロが載るようなので、ファンの方は要チェック!

★コンプリート・サウンド・コレクション


それと別件ですけど、発売されるのか、発売されたのか、それともポシャったのか、よく分からなかった「ふしぎの海のナディア コンプリート・サウンド・コレクション」が6月27日発売に決まったらしいですよ。結局去年の12月に1回発売されたの?知ってる人誰か教えて。

今度はGAINAXショップでも予約開始してるし、大丈夫そうですね。収録リストを見たら、僕が持っている旧版のCDには収録されていない曲も入っているようなので、迷っていたけど買おうと思います。ていうか僕はナディア関係のCDはごく初期のものから全て持っていて(自慢です)、唯一持っていないのがバラバラに発売されたCDを全てセットにして新規曲を収録した11枚セットの「コンプリート・サウンド・コレクション」だけでしたからね。今回はその新規曲もきっちり収録されているということですし、これは買うしかないだろ。


2012-05-15

戦国雀王のぶながさん 感想

当サイトでは「信長の忍び」でおなじみの重野なおき先生の「戦国雀王のぶながさん」を買いました。

信長の忍びに出てくるキャラを使った麻雀マンガです。といっても麻雀のルールは知らなくて大丈夫です(実際ボクも全然知らない)。全国の大名が麻雀で天下統一を目指すというただのギャグマンガなので。伊達政宗や武田信玄など、「信長の忍び」には出てこないキャラも登場してますよ。あっちは一応歴史マンガだけど、こっちはギャグ100%ですからね。

戦国武将たちはそれぞれのキャラに応じた特殊能力を持っているのですが、

  • マムシを使って敵の牌をスパイ
  • 脱衣麻雀になると強い
  • 甘いものを食べると雀力が上がる

など、信長の忍びネタも存分に含まれているので、あちらのファンなら読むべきでしょう。ちなみに「忍び」の主役千鳥はほとんど出ないのであしからず。

(伊達政宗の「牌が透けて見える」という能力について)
光秀「きたないぞ!!こんなの麻雀ではない!!」
信長「落ち着け光秀 まだ策はある」
光秀「おお!!どんな?」
信長「お前も右目つぶせ そしたら能力が…」
光秀「そんなん?」

※第5局「策なの?」より引用


2012-05-05

Steins;Gate 星屑のデュプレット 感想

比翼恋理のだーりんのコミカライズ第3弾「星屑のデュプレット」買ってきました。以前紹介した2冊よりちょっと厚めです。

タイトルと表紙からおわかりのとおり、まゆりルートのコミックス版です。絵はややこなれていないところもあったりしますが、まゆしぃとオカリンのストレートな恋愛ストーリーを十分楽しむことが出来ました。序盤は共通ルートなので、紅莉栖がヒロインかと見まがうばかりの活躍ぶりでしたが、本気を出したまゆしぃの前では脇役に甘んじざるを得ないのだぜ。

まぁともかく、まゆりの純真なヒロインぶりにニヤニヤしたい人にはお勧めです。ちょっと泣けるし。

オカリン「おのれフェイリス!喰らえっ!!」
フェイリス「ダルニャンシールド!」
ダル「え?シールドってな……ぐはー!!」
フェイリス「はうう…自分の意思とは裏腹に守護星獣の力で生き延びてしまうこの身が憎いニャ!」
オカリン「今ダルニャンシールドって叫んだだろ…」
紅莉栖「叫んだわよね…」
まゆり「叫んだよねぇ」

※「星屑のデュプレット」pp.58-59より引用


2012-05-04

いとしのムーコ1 感想

みずしな孝之先生の最新作「いとしのムーコ」の1巻を購入してきました。みずしな先生の作品には珍しく、4コマ形式ではありません。

個人的にみずしな先生の動物ものは他作品にくらべていまいち…なものが多いような気がするのですが(チクチワワとかけものとチャットとか)、この作品はけっこう楽しめました。

ガラス職人のこまつさんとその愛犬・ムーコの楽しい毎日が描かれてます。とにかくムーコがかわいい。動物嫌いの僕にすらこのムーコは愛しいと感じさせる先生の技量はさすがですね。犬の賢い一面とおバカな一面がうまくデフォルメされて、自然に笑いがこぼれる作品でした。

こまつさん以外の人が写真を撮るとムーコはただの犬にしか写らないのに、こまつさんが撮るとものすごい生き生きした姿で写るっていうエピソードがよかったです。

みずしな先生のちょっとシュールな作風が好きな人にはお勧め。今月は「にゃがまさ通信」、来月は「うわの空チュートリアル③」も出るので先生のファンは要チェックですよ。


2012-04-28

信長の忍び5 レビュー

4巻のレビューはこちら。


重野なおき先生の「信長の忍び 5」を購入しました。

5巻は主として姉川の戦い~本願寺との前哨戦までが描かれています。ギャグマンガということもあってこれまであまり戦死が前面に描かれることはなかったんですが、姉川の戦いはいろいろな武将たちの壮絶な死が描かれていて、4巻よりもさらにシリアスムードです。

真柄直隆「こんな時に古傷が…」
本多忠勝「終わりだな真柄!!なぜなら内ももの傷は動けなくなる上に出血が止まらなくなるのだ」
雑兵「…本多様 無傷が売りなのにやけに詳しくないか…?」
本多忠勝「――と医者が言っていたのだ!!

※37ページ「疑惑」より引用

あとこの漫画で、森可成と、戦国一二を争うDQN武将森長可が親子だって事を知りました。しかも森蘭丸と長可が兄弟とか…