2011-08-23

HPで宣伝には使わせてもらいますけど

明日は商工会議所で、経営指導員向けの研修があります。講師役です。僕はこういう仕事が好きなのでマメに応募しているのです。もちろん講師料は出るのですが、準備にかかる時間を考えると元が取れるかは非常に微妙なところなので、完全に趣味の世界と言っても問題ないかと。

ちなみにテーマは「債権回収」。そんなわけで、事業主の人が、法的な回収方法はもちろん、法的でない回収方法までさっくりわかってもらえる話を考えてもう完成していたのですが、先日改めて講師要項を見直したら、対象は事業主じゃなくて経営指導員(事業主にアドバイスをする商工会議所側の職員)ということが判明。話の半分を書き直さざるを得ないという悲しい結果になってしまいました。自業自得とも言う。

話自体は完成し、今日はリハーサルをしたのですがなかなかいい出来です。たった1時間半ほどの短い話ですが、明日が楽しみです。


2011-08-12

お盆ですからね

お盆なのですが、そもそもお盆に休むという習慣がないので事務所は平常運転しています。
とはいえ、事務員はそういうわけにもいかず、今日は有休を取っていました。

うちの事務員は非常によく働いてくれて、これまで有休を丸一日取ったことはなかったので、丸一日事務所に僕しかいないというのは初めてです。と言っても、今日はお客さんもあまり多くないし、急いで提出する書面も別にないし、僕一人でも大丈夫でしょ、と高をくくっていたのですが…

いなくなって初めてわかるありがたみというヤツでした。お茶を入れたり、掃除をしたり、カーテンを開けたり、お客様が来る前に空調を整えたり、3時のオヤツを出したり、コピーを取ったり、契約書に押印したり、郵便物を回収したり、セールスの電話を断ったり、そんな事を自分一人でやっていると、到底本来の仕事に集中できないんですよね…。うちの事務員はそれをひとりでこなしながら、仕事もしてスキルアップの勉強も欠かさないとか、偉すぎるだろ。

そろそろ勤めだして丸1年なので、お給金のこともちょっと考えてあげないといけませんね。経営者的に考えて。


2011-07-28

証明写真ってけっこう高いですよね

弁護士会から、ウェブサイトの弁護士紹介のページに載せる写真を持ってこい!というお達しがあったので、事務所のはす向かいにある写真屋さんで写真を撮ってきました。ついでにうちの事務所のウェブサイトにも自分の写真を載せないといけないと思ってたので、一石二鳥ですし。

通勤時にかぶるヘルメットで髪が乱れていたので、わざわざ近くのコンビニで整髪剤を購入するほどの念の入れようです。カッコイイ写真かどうかが売り上げに影響するかもしれないし。写真屋に行って、広報用なので少し斜めからの角度で、爽やかな笑顔でよろしくお願いしますと頼んで撮影してもらいました。サクサク撮影してものの1分で終了。

写真屋さんから、「男性で1発で笑顔が決まる人は珍しい。こういうのに慣れてるんですか?」と聞かれて、そういう仕事しているように見られる自分ってカッコイイ?(・∀・)ニヤニヤしていると、別の店員さんから「ところでもしかしてはす向かいの事務所の弁護士の先生ですか」と指摘されてしまい、ちょっと恥ずかしかったです。

ちなみに撮った写真はなかなかに奇跡の一枚でした。こりゃあと10年は使い回さないとな。


2011-06-28

最近暑いですからね…

今週に入って2回も裁判所のミスに巻き込まれてしまいました。

1回目は、先日裁判上で和解した件の和解調書が、期日当日に読み上げた内容と違っていたというもの。これはこっちに有利な間違いだったのでスルーしても良かったのですが、まぁそれもいかがなものかと思ったので裁判所に伝えました。でも和解調書は判決と同じようなものなので、その修正には更正というちょっと面倒な手続きが必要になるんですよね…もちろんこちらが更正を申し立てるのもおかしな話なので、裁判所を通じて相手方に更正の申し立てをしてもらいました。

2回目は、先日成立した離婚調停の調停調書に書かれている当事者の本籍地に誤記があったというもの。そこに誤記があると役所が離婚届を受け付けてくれないんだよ―!案の定うちの依頼者が届出に行ったら門前払いされてしまいました。一応速攻で裁判所に苦情の電話を入れたのですが、担当者が不在で対応は明日以降になるとのこと…ヒドス。

まぁ人間ですからミスもありますし、同じ裁判所というわけでもないのですが、滅多にない(これまでの弁護士経験でもほんの1~2回)裁判所のミスが2回立て続けに起こったというのは、なかなかに珍しい気がします。


2011-06-19

わかりやすさ第一でしょ

結局週末はレポートやらなんやらの作成に追われてだーりん♪はプレイできませんでした。ちくしょー!

それはそうと、先日軽い気持ちで応募した、中小事業者向けの講演会の講師役に当選してしまいました。僕は割とこういう仕事が好きで、機会があれば応募するようにはしていたのですが、当選したのはこれが初めてです。

テーマは「債権回収」。不良債権化しないように初期対応をどうすればいいか、あるいは不良化してしまったあとにどう対処すれば被害を最小限に抑えられるのか…という事を弁護士の視点から解決することが望まれている、んだと思います。

講演会は2ヶ月ほど先の話なので、じっくり原稿を練りましょう。持ち時間1時間半ほどだからあまり複雑な内容は話せないだろうし、わかりやすくかつ飽きさせない話を目指します。


2011-06-09

総会=株主総会、執行部会=取締役会だから…

僕は今年、弁護士会で「常議員」という役職に就いて、月に1回「常議員会」という会議に出席しています。いまいち説明が難しいんですが、まぁ会社でいえば部長会議のようなものです。といってもこれは弁護士の持ち回り制なので、別に出世したとかそういうことではないです。たまたま今年当番が回ってきただけです。

正直月に1度とはいえほぼ半日がつぶされてしまうのは結構痛いんですけど、会議自体は結構面白いです。普通に仕事していると分からないような弁護士業界の裏話とか聞けますし…。弁護士もみな個性が強いので、シャンシャンと会議が進むことはほとんど無く、毎回なんだかんだで紛糾しています。今回も弁護士会規の解釈の是非を巡って熱い議論がなされました。最終的に満場一致の結論に達したのはまさに奇跡。やっぱり弁護士がこれだけの数集まると、思いも寄らない案が出てくるんですよね。

ただ例年だと紛糾しすぎて夜中まで会議が続いたなんて事もあったようですけど、今年は司会役の先生が上手なので、概ね時間通りに進行しているのもありがたいところです。


2011-05-20

テレビCMはさすがにないな

最近よく広告業者の方が営業に来ます。

曰く、時刻表に広告載せませんか。

曰く、市役所の封筒に広告載せませんか。

曰く、道路脇の立て看板に広告載せませんか。

曰く、市の広報誌に広告載せませんか。

曰く、市のウェブサイトにバナー広告載せませんか。

そんなお金はないと思いつつも、何らかの広告はしないとジリ貧なので、心がすごく揺れ動きます。弁護士業はあまり積極的に広告を打つ業種ではないので、やり過ぎると同業者からの目も気になりますしねぇ。

価格も1件数万円程度で「これなら1件仕事になれば元が取れるなぁ…」とか思っちゃったりするわけです。1件も来ないこともざらだけどな!そんなわけで受けたり断ったりしながら頑張ってます。


2011-05-17

たまにはマジメな話を

原告が裁判所に最初に出す書面を訴状と言います。

これは勝手な僕の憶測なのですが、訴状の作り方は弁護士によって大きく2パターンあると思います。

1つは、法律上最低限のことだけ記載したあっさり風味の書面。これは被告の反論を見ながら、徐々に議論を深いところに持っていくパターンでしょう。

もう1つは、書けることを全部書いてしまうパターン。場合によっては相手の反論を予想してあらかじめ潰しておくなどすることも。これは最初から全力を傾注して、あとは相手の反応を見ながら押し切る、と言うパターンでしょうか。

どっちも長所短所がありますし事案によっても異なるのですが、僕はどちらかというと後者をとることが多いです。こっちは訴訟の争点が最初から割とハッキリするので、素早く訴訟を展開できると、研修所の教官が言ってたからです。

もちろんデメリットもあります。訴状を完成させるのに時間がかかるのはまぁややしかたない面があるんですけど、書き始めるのにすごくエネルギーを使うというのもあります。ほら、大きい車の方が加速するのにエネルギーが必要になるじゃないですか。

しかも訴状は普通の書面のように締切がないので、他に優先すべき仕事があるとどんどん優先順位が下がっていきがちです。ただこれは依頼者からすると、「あの弁護士は着手金だけ取って動いてくれない」と思うしかなくなり、うまく信頼関係が築けなくなってしまいます。

いつ頃までに訴状を作ります、と宣言してしまうのも一つの手なのですが(僕はよくそうしてます)、ここら辺は悩みどころですね…


2011-05-16

まきびしでも撒くか

最近うちの事務所の駐車場に勝手に車を止めている人がいて困ってます。

そりゃ弁護士的には張り紙とかしてさっさと立ち退かせればいいような気がしますが(よく考えたらわざわざ弁護士事務所の駐車場に停めるなんていい度胸だな…)、客商売という観点で考えるとそれもちょっと過敏かという気もしますし。

そんなこんなで大家さんに相談したら、早速無断駐車お断りの看板を設置してくれました。うちのビルのオーナーはとても素敵なマダムなんですが、住民の必要にすごく敏感で、修繕とか改修とかいとわずやってくださるので本当に助かっています。

そのご親切に応えるためにも、この事務所を長く、大事に使って行けたらと思っています。


2011-05-06

マジで自慢の事務員です

久々の仕事でした。
2日に出した書類が不備があるとかで裁判所から朝一で連絡が来た時には肝が冷えましたが、こちらもそんな事もあろうかと理論武装だけはしていたため、即座に裁判所に上申書と判例を送りつけ、事なきを得ました。

それと今日お客様から、事務員さんが非常に感じのいい方ですね、電話対応が素晴らしいです、とお褒めの言葉を頂きました。
本当うちの事務員には頭が上がりませんよ。