115 新たな居候(鞍部十郎編②)

115 新たな居候

1985年 いつかの晩

!!!?このエプロン少女誰だよ!…って魔法少女こと薬師寺さんだー!なんで鞍部家にいて、夕食作ってるんだよ!しかもめっちゃうまそうなヴァニラめし。ま、まさか…鞍部十郎爆発しろ!

こいつは何を言ってるんだ。しかし薬師寺さんもあれだけ森村先生に言われてたのに、接触を避けるどころか同居とか度胸ありすぎでしょ。

そうこうしているうちに誰か訪ねてきました。さすがに同級生の女の子と二人暮らしというのは社会的にを招く可能性があるので、彼女には隠れてもらいます。はいはーい、だれかな?

つーかこの子もお隣さんで普段から出入りしてるだと!?なんでこいつばっかりモテるんだ…

ちょ、おま、出てくるなよ!(なお二人はクラスメートです)あ、そっか。彼女の視点だとなっちゃんは恋のライバルだから牽制する必要があるのか。つーか修羅場発生です。ガンパレならそろそろ死人が出る頃。

あーなっちゃんに誤解された。誤解だよー!yukkun20はなっちゃん一筋だから!(聞いてない

彼女が家に来たのは、三浦慶太郎をしばらく家に泊めてもらうよう十郎に頼み込むためでした。どうもなっちゃんも三浦も、十郎の祖母である玉緒おばあちゃんと面識があるみたいですね。

鞍部はもちろん嫌がるんですが、薬師寺との同棲のことは黙っておいてあげるからと言われて引き受けざるを得なくなりました。いいぞなっちゃん。鞍部のリア充ライフを阻止するのだ!

そんなわけで鞍部の意思を完全に無視した楽しい共同生活が始まりましたとさ。

鞍部十郎編②エンド
「イソウロウ」

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